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3章
帽子の魔族
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私は目覚めて、ディータがいないことに気付いた後、リーナ達に教えてもらった南の森の魔族の館まで来ていた。
「ここが、あの魔族の館・・・中にみんないるの?」
まるで戦闘なんて起こっていないのではないだろうかと思うくらい館の中は静かであった。
戦っているなら何か聞こえそうなものだけど・・・うーむ、意外ともうクオン達が魔族を倒してしまっている可能性もある?
いや、さすがにクオン達でもそんな簡単に倒せる相手じゃないと思うんだけど。
私は中の様子がわからない為、空から窓を覗いたりして中を伺ってみる。
安易に中に入ったら危険かもしれないもんね。
周りを飛んでみるものの窓から見える範囲には何も見当たらなかった。
魔族はもとより、クオンもエリンシアもいない、それどころか中では戦闘があった形跡も見当たらないのだ。
むぅ・・・場所間違えたかな?
出来る限りディータを早く救出したいが、焦って敵の罠にかかる可能性もある。
きっとクオンなら私をそう窘める筈だ。
とはいえ、そのクオン達もここに来ている筈なのだが、どうして戦闘の形跡すらないのだろう・・・。
私の中に不安がよぎる。
まさか、何かの罠にかかってしまっているんじゃないだろうか?
どうしよう、玄関から入ってみる?それとも適当なところに穴を開けて入ってみようか・・・。
そう考えていると、勇ましい聞きなれた声が屋敷の中から聞こえてきた。
「だっしゃああああああああああ!!」
「え・・・今の声って・・・」
今の声、ディータの声に聞こえた気がしたけど・・・気のせいだよね?
だって、ディータは私にしか声を届けることが出来ないはず・・・ううん、今は私の中にいないからそれすらも・・・あれ?
「ソウルイーターちゃん、どうしたのー?」
「だああああ、足短いから走るの遅いいいいい!!」
やっぱり、ディータの声だ!
あのあたりから・・・。
「爆発炎弾!!」
私は、ディータの声が聞こえたほうに炎の魔法を放ち壁を破壊する。
そして、その穴から館の中へと飛び込んだ。
「ディータ!無事!?」
館の中に飛び込んだ私は辺りを見回す。
「・・・・・・どういうことー?なんで魔女のおねーちゃんが動いてるのー?」
「魔族!!」
私が破壊したところのすぐ近くにはディータの魂を奪った魔族がいた。
「おかしいなー、魂奪ったよね?なんで動けるのー?」
「さあ、なんでだと思う?」
「・・・・・・ソウルイーターちゃん?」
確かぬいぐるみがそう言われていたとコハクが言っていた。
魔族は私の足元に目をやり、じっと眺めている。
何を見てるの?・・・何か企んでる?
そう思いながらも私は足元に目をやると、あのぬいぐるみが私の足のしたにあった。
どうやら、壁を破壊したときに一緒に吹っ飛ばしたらしい。
ラッキー、このぬいぐるみの中にディータの魂が入っているはずだ。
私は、足元のぬいぐるみを乱暴に持ち上げると、頭を片手で持ちあいた方の掌をそのぬいぐるみに向ける。
「どうやったら、この中に捕らわれた人を解放できるのか教えてくれない?」
「えー、どうしてー?」
「教えてくれないとこの人形壊しちゃうよ?」
「むー」
魔族は頬を膨らます。
傍から見ると小さな子をいじめてる意地悪な女にしか見えないんじゃないだろうか・・・。
「早く教えて!」
「しーらないっ、魂を出す方法なんて考えたこともないもーん」
「なっ!」
確かにそうだ、その名の通り魂を食べる魔法生物だというのならわざわざ魂を解放する方法を考える必要がない。
食べるのが目的なのだから。
困った・・・どうしよう・・・このぬいぐるみ破壊したら解放されたりしないかな・・・。
いや、ちょっと待って、そうだよ、さっき聞こえたディータの声は何だったの?
「さっき、叫んでいたのは誰?」
「んー、おねーちゃん質問ばっかりー、次は私の番だよー。どうやって、ソウルイーターちゃんの中から出たの?」
「別に、元々食べられてなかっただけだよ」
「うそだー、あの時ちゃんとソウルイーターちゃんは食べたっていってたもん」
このぬいぐるみ喋るの?・・・いや、念話とか作った本人は言いたいことがわかるとかそう言う事なのだろうか。
「本当だよ、じゃないと私がここにいる理由がないでしょ?」
「むー、じゃあ、どうやって食べられずに済んだの?」
「今度は私の番だよ、さっき叫んでたのは誰?」
「むぅ?多分、ソウルイーターちゃんだよー?」
え・・・でも、さっきの声はディータだったはずだ、今、私の手の中で白目をむいて気絶しているこのぬいぐるみの訳が無い。
「嘘をつかないで」
「嘘じゃないよー、むぅ・・・もういいや、おねーちゃんきらーい」
「いいから、本当のことを教えて!」
「嘘じゃないって言ってるのに・・・もういいよ・・・死んじゃエ」
そう言うと、少女の顔がまるで鬼のような顔になる。
こわっ!?
魔族の左腕が伸びて私に襲い掛かってきた。
予想外の攻撃に私は手に持っていたぬいぐるみを落としてしまう。
「くっ」
「ふべっ」
落ちたぬいぐるみは間抜けな声をあげた。
「ソウルイーターちゃん怖かったねー」
魔族は鬼のような形相のままぬいぐるみを拾い上げる。
あ、いや・・・そっか、魔族の本体はあの帽子なんだっけ、視線を少し上に上げると帽子は笑っているように見えた。
きっと微笑ましく笑っているのだろうが・・・やっぱり怖い。
「う・・・」
ぬいぐるみから声が上がる。
どうやら、気が付いたようだ・・・。
しまった、こうなると二対一になってしまう。
「ぎゃああああああああああ!!」
ぬいぐるみは奇声を上げると、小さな拳を振り上げ、魔族にアッパーをかました。
なになに!?暴走でもしたの???
余りの大きな声といきなりのぬいぐるみの挙動に何が何やらわからなくなる。
「あ、カモメ!」
そして、ぬいぐるみは私の方を向いた。
くっ、今の大声で耳がキーンとしてるよ。
そう言う攻撃なのだろうか・・・しかし、魔族を殴り飛ばしたのはなぜ?
「かもめええええええ!」
ぬいぐるみが何か言っているようだが耳鳴りが止まず、よく聞き取れない。
しかし、このままだと魂を奪われてしまうかもしれない、そう思った私はバトーネを抜き放ちぬいぐるみを叩き落とした。
「ひゅっばぁ!」
ぬいぐるみを破壊してしまうと中のディータや被害者の人たちの魂まで殺してしまう可能性がある為、バトーネの威力は抑えてある。
「あぶなかった」
「ああ・・・ソウルイーターちゃん、私を攻撃して魔女のおねーちゃんが油断したところを倒そうしたんだねー」
なるほど、そう言う手か・・・あぶないあぶない。
私は再び、バトーネを構えて魔族と対峙する。
魔族相手だと闇の魔法を使うしかないけど・・・クオン達はどこにいったのだろう?
まだここに着いていないのかな?
「キャハハ!おねーちゃん私に勝つつもりなのー?」
「とーぜん!」
「無理だよー、いくら闇の子のおねーちゃんでも私には勝てないよー」
「なんでそう言い切れるのさ?」
「だって、人質がいるもーん」
「人質?」
魔族はそう言うと、掌に映像のようなものを浮かべる。
そこには・・・。
「クオン、エリンシア!」
そう、クオンとエリンシアが変なおっちゃんの顔をもった獅子のような化け物と戦っていた。
「このおにーちゃんたちは私が作った異空間に閉じ込められてるんだー」
「なんですって!?」
そんな、クオン達が囚われてたなんて・・・そうか異空間で戦っていたからこの館に戦闘の形跡が無かったんだ。
「私を殺しちゃうと、おにーちゃんたち出てこれなくなるよー?」
「今すぐ二人を出して!」
「やーだー、きゃはははは!」
くっ・・・どうしたらいいの・・・。
「よけちゃだめだよー?」
魔族がゆっくりと右腕が私に向かって鞭のように襲い掛かってくる。
「きゃっ!」
私は魔族の言う通り、その攻撃を避けずにくらった。
その鞭の勢いで私は壁に叩き付けれる。
どうしたらいいの・・・なにか、何か方法は・・・。
そうだ、人質には人質だ!
あのぬいぐるみを使って二人を救出できないかな!
そう思って私は先ほど叩き落したぬいぐるみの方に視線をやると、そこには白目を向いて倒れていたはずのぬいぐるみの姿がなかった。
そんな・・・やばい、万事休すか。
私は奥歯を噛んだ・・・ディータ・・・助けて。
「ここが、あの魔族の館・・・中にみんないるの?」
まるで戦闘なんて起こっていないのではないだろうかと思うくらい館の中は静かであった。
戦っているなら何か聞こえそうなものだけど・・・うーむ、意外ともうクオン達が魔族を倒してしまっている可能性もある?
いや、さすがにクオン達でもそんな簡単に倒せる相手じゃないと思うんだけど。
私は中の様子がわからない為、空から窓を覗いたりして中を伺ってみる。
安易に中に入ったら危険かもしれないもんね。
周りを飛んでみるものの窓から見える範囲には何も見当たらなかった。
魔族はもとより、クオンもエリンシアもいない、それどころか中では戦闘があった形跡も見当たらないのだ。
むぅ・・・場所間違えたかな?
出来る限りディータを早く救出したいが、焦って敵の罠にかかる可能性もある。
きっとクオンなら私をそう窘める筈だ。
とはいえ、そのクオン達もここに来ている筈なのだが、どうして戦闘の形跡すらないのだろう・・・。
私の中に不安がよぎる。
まさか、何かの罠にかかってしまっているんじゃないだろうか?
どうしよう、玄関から入ってみる?それとも適当なところに穴を開けて入ってみようか・・・。
そう考えていると、勇ましい聞きなれた声が屋敷の中から聞こえてきた。
「だっしゃああああああああああ!!」
「え・・・今の声って・・・」
今の声、ディータの声に聞こえた気がしたけど・・・気のせいだよね?
だって、ディータは私にしか声を届けることが出来ないはず・・・ううん、今は私の中にいないからそれすらも・・・あれ?
「ソウルイーターちゃん、どうしたのー?」
「だああああ、足短いから走るの遅いいいいい!!」
やっぱり、ディータの声だ!
あのあたりから・・・。
「爆発炎弾!!」
私は、ディータの声が聞こえたほうに炎の魔法を放ち壁を破壊する。
そして、その穴から館の中へと飛び込んだ。
「ディータ!無事!?」
館の中に飛び込んだ私は辺りを見回す。
「・・・・・・どういうことー?なんで魔女のおねーちゃんが動いてるのー?」
「魔族!!」
私が破壊したところのすぐ近くにはディータの魂を奪った魔族がいた。
「おかしいなー、魂奪ったよね?なんで動けるのー?」
「さあ、なんでだと思う?」
「・・・・・・ソウルイーターちゃん?」
確かぬいぐるみがそう言われていたとコハクが言っていた。
魔族は私の足元に目をやり、じっと眺めている。
何を見てるの?・・・何か企んでる?
そう思いながらも私は足元に目をやると、あのぬいぐるみが私の足のしたにあった。
どうやら、壁を破壊したときに一緒に吹っ飛ばしたらしい。
ラッキー、このぬいぐるみの中にディータの魂が入っているはずだ。
私は、足元のぬいぐるみを乱暴に持ち上げると、頭を片手で持ちあいた方の掌をそのぬいぐるみに向ける。
「どうやったら、この中に捕らわれた人を解放できるのか教えてくれない?」
「えー、どうしてー?」
「教えてくれないとこの人形壊しちゃうよ?」
「むー」
魔族は頬を膨らます。
傍から見ると小さな子をいじめてる意地悪な女にしか見えないんじゃないだろうか・・・。
「早く教えて!」
「しーらないっ、魂を出す方法なんて考えたこともないもーん」
「なっ!」
確かにそうだ、その名の通り魂を食べる魔法生物だというのならわざわざ魂を解放する方法を考える必要がない。
食べるのが目的なのだから。
困った・・・どうしよう・・・このぬいぐるみ破壊したら解放されたりしないかな・・・。
いや、ちょっと待って、そうだよ、さっき聞こえたディータの声は何だったの?
「さっき、叫んでいたのは誰?」
「んー、おねーちゃん質問ばっかりー、次は私の番だよー。どうやって、ソウルイーターちゃんの中から出たの?」
「別に、元々食べられてなかっただけだよ」
「うそだー、あの時ちゃんとソウルイーターちゃんは食べたっていってたもん」
このぬいぐるみ喋るの?・・・いや、念話とか作った本人は言いたいことがわかるとかそう言う事なのだろうか。
「本当だよ、じゃないと私がここにいる理由がないでしょ?」
「むー、じゃあ、どうやって食べられずに済んだの?」
「今度は私の番だよ、さっき叫んでたのは誰?」
「むぅ?多分、ソウルイーターちゃんだよー?」
え・・・でも、さっきの声はディータだったはずだ、今、私の手の中で白目をむいて気絶しているこのぬいぐるみの訳が無い。
「嘘をつかないで」
「嘘じゃないよー、むぅ・・・もういいや、おねーちゃんきらーい」
「いいから、本当のことを教えて!」
「嘘じゃないって言ってるのに・・・もういいよ・・・死んじゃエ」
そう言うと、少女の顔がまるで鬼のような顔になる。
こわっ!?
魔族の左腕が伸びて私に襲い掛かってきた。
予想外の攻撃に私は手に持っていたぬいぐるみを落としてしまう。
「くっ」
「ふべっ」
落ちたぬいぐるみは間抜けな声をあげた。
「ソウルイーターちゃん怖かったねー」
魔族は鬼のような形相のままぬいぐるみを拾い上げる。
あ、いや・・・そっか、魔族の本体はあの帽子なんだっけ、視線を少し上に上げると帽子は笑っているように見えた。
きっと微笑ましく笑っているのだろうが・・・やっぱり怖い。
「う・・・」
ぬいぐるみから声が上がる。
どうやら、気が付いたようだ・・・。
しまった、こうなると二対一になってしまう。
「ぎゃああああああああああ!!」
ぬいぐるみは奇声を上げると、小さな拳を振り上げ、魔族にアッパーをかました。
なになに!?暴走でもしたの???
余りの大きな声といきなりのぬいぐるみの挙動に何が何やらわからなくなる。
「あ、カモメ!」
そして、ぬいぐるみは私の方を向いた。
くっ、今の大声で耳がキーンとしてるよ。
そう言う攻撃なのだろうか・・・しかし、魔族を殴り飛ばしたのはなぜ?
「かもめええええええ!」
ぬいぐるみが何か言っているようだが耳鳴りが止まず、よく聞き取れない。
しかし、このままだと魂を奪われてしまうかもしれない、そう思った私はバトーネを抜き放ちぬいぐるみを叩き落とした。
「ひゅっばぁ!」
ぬいぐるみを破壊してしまうと中のディータや被害者の人たちの魂まで殺してしまう可能性がある為、バトーネの威力は抑えてある。
「あぶなかった」
「ああ・・・ソウルイーターちゃん、私を攻撃して魔女のおねーちゃんが油断したところを倒そうしたんだねー」
なるほど、そう言う手か・・・あぶないあぶない。
私は再び、バトーネを構えて魔族と対峙する。
魔族相手だと闇の魔法を使うしかないけど・・・クオン達はどこにいったのだろう?
まだここに着いていないのかな?
「キャハハ!おねーちゃん私に勝つつもりなのー?」
「とーぜん!」
「無理だよー、いくら闇の子のおねーちゃんでも私には勝てないよー」
「なんでそう言い切れるのさ?」
「だって、人質がいるもーん」
「人質?」
魔族はそう言うと、掌に映像のようなものを浮かべる。
そこには・・・。
「クオン、エリンシア!」
そう、クオンとエリンシアが変なおっちゃんの顔をもった獅子のような化け物と戦っていた。
「このおにーちゃんたちは私が作った異空間に閉じ込められてるんだー」
「なんですって!?」
そんな、クオン達が囚われてたなんて・・・そうか異空間で戦っていたからこの館に戦闘の形跡が無かったんだ。
「私を殺しちゃうと、おにーちゃんたち出てこれなくなるよー?」
「今すぐ二人を出して!」
「やーだー、きゃはははは!」
くっ・・・どうしたらいいの・・・。
「よけちゃだめだよー?」
魔族がゆっくりと右腕が私に向かって鞭のように襲い掛かってくる。
「きゃっ!」
私は魔族の言う通り、その攻撃を避けずにくらった。
その鞭の勢いで私は壁に叩き付けれる。
どうしたらいいの・・・なにか、何か方法は・・・。
そうだ、人質には人質だ!
あのぬいぐるみを使って二人を救出できないかな!
そう思って私は先ほど叩き落したぬいぐるみの方に視線をやると、そこには白目を向いて倒れていたはずのぬいぐるみの姿がなかった。
そんな・・・やばい、万事休すか。
私は奥歯を噛んだ・・・ディータ・・・助けて。
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