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4章
反撃の狼煙
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「さあ、暴れちゃうよ!」
私は掌でバトーネを2、3度回すと構える。
敵は明らかに異形な姿をしている、来ている鎧は帝国の物だが、まるでトカゲのように細長い顔をしていて舌が異様に長い。そして、その長い舌をウネウネと動かしながらこちらを見ていた。
「闇の魔女ってのはてめぇのことかい?」
「さあ、何の事かな?」
まあ、黒髪黒目の美少女なんて私以外いないだろうからこの姿を見られたら一発でバレてしまうのだけど、だからと言ってわざわざそれを認めてあげる必要はない。
「すっとぼけんてんじゃねぇ、ツァインでグラネルザ様を撃退したからっていい気になりやがって」
実際、その魔族を撃退したのはアネルさんなんだけどな、まあ、いっか。
「死にやがれぇ!」
いきなり会話の流れをぶった切って、魔族は私に襲い掛かってきた。
右腕は確かに、吹っ飛ばして上げたはずなんだけど、すでにもう治っている。魔族に怪我ってないのかなぁ?
「おっと」
私は魔族の攻撃を軽々躱す、その余裕の態度が気に入らなかったのか、魔族は怒りの声を上げる。
「余裕かましてんじゃねぇ!・・・げふぉお!!」
あ、ごめん、なんか隙だらけだったからついバトーネで殴っちゃった。
私のバトーネには魔力を込めてはあるのだが、光の魔法を付与している訳でもなく、聖武具というわけでもないのでダメージは与えられない。
だけど、単純に威力が高いので相手の頭を吹っ飛ばすことは出来た。
「こ、こにょやろう・・・」
頭を再生しながらしゃべる魔族はちゃんと喋れ無い状態に関わらず、悪態をつく。
そして、ダメージは与えられないが、この再生している状態はとんでもない隙である。
「よっと、闇雷纏」
「ぎゃああああ!!」
私は自分の体とバトーネに闇の魔法を纏い、強化する。
そして、この状態で攻撃すると、魔族にもダメージを与えることが出来るのだ。
私のバトーネを喰らった魔族は悲鳴を上げながら再び隣の部屋へと吹き飛んでいった。
「す、すごい・・・」
その光景を見ていたクーネル国の姫、シェリーは感嘆の声を上げる。
「くそがああああ!!」
再び、飛び出してきた魔族にカモメはバトーネを振るう。
「そう何度も喰らうかよぉ!」
カモメの攻撃を間一髪、躱した魔族は左手に持っていた剣を投げつけてくる。
だが、闇雷纏で強化したカモメはその剣を足で天井へと蹴り返した。
「なっ!?」
「甘いよ!」
再び、振るったカモメのバトーネは見事、魔族の胴へと的中した。
バトーネをもろに喰らってしまった魔族は悶絶し、床を転げまわった。
「観念した方がいいんじゃない?」
「ぐ・・・くそっ、なんで人間がこんなに強いんだよぉ!」
床を叩きながら悔しがる魔族にカモメはバトーネを向けた。
「あなたが弱いだけじゃない?」
「なんだとぉ・・・へへへ、だが魔女さんよぉ、強がっていられるのも今のうちだぜ?」
「どういうこと?」
いきなり嫌な笑い方をする魔族、この期に及んで何を企んでいるのだろう?
「どうやってここまで来たか知らねぇが、今この砦はうちの兵隊が包囲してんだ、その数200はくだらないぜ?」
「・・・・・・・だから?」
「あん?だから、おめぇーはもうお終いだっていてんだ!その兵たちを全部ひとりで倒せると思ってんかよ!」
なんだ、そんな事か・・・うーん、一人でも行けそうな気がするけどな、外にいた兵隊たちは普通の人間だったから行けると思う・・・うん、いけるね。でも――――。
「外の兵隊たちなら私の仲間が倒してると思うよ?三人に任せて私とコロだけ先に来たけど」
そう、この砦を見つけたのはミャアである、私たちがクーネル国に向けて歩いていると、急にミャアが耳をピクピクとさせて言い出したのだ。この砦で戦闘が起こっていると。
そして、その中に姫様と叫ぶ声が聞こえたと・・・クーネル国の王族がどこかに逃げ伸びて再起を図っているという事は聞いていたので、もしかしたらと思う駆け付けたのだが、ビンゴであった。
砦の周りには帝国の兵が囲んでいて、全部倒してから入ると時間が掛かってしまう為、エリンシアとミャア、そしてディータに砦の周りの兵士たちを任せて、私とコロが侵入したのだ。
「多分、もう片付けてるころじゃないかな?」
「な・・・はっ、ハッタリだろ!」
「ううん、ホントだよ?」
あっけらかんという私に嘘は無いと思ったのか魔族が顔を青ざめる。
そして、後退りをし私から距離を取ると一度ニヤリと笑いながら言葉を発した。
「こうなったら最後の手段だ!」
魔族がそう言うと、魔族の背中が隆起した始めた。
一体、何が起こるの!?
「この姿を見せるのはてめぇが初めてだぜ―――――。」
不敵な笑いを浮かべる魔族。
カモメは警戒をする、もし、大規模な破壊を行う攻撃だったとすれば、後ろにいるコロやクーネルのお姫様も危ないかもしれない。
そう思ったカモメは、急いでコロ達のいるところに移動し、闇雷纏《シュベルクレシェント》を解き、風の結界を展開する。
「があああああ!!」
魔族が咆哮を上げると、魔族の背中の隆起が一段と大きくなり、そして――――。
「羽が生えた?」
そう、大爆発が起こるわけでもなく、無数の攻撃がこちらに襲ってくるわけでもなく唯、敵の背中に羽が生えただけだった。
「な、何をするつもりなの・・・?」
私は訳が分からなくなり、そう零す。
あの羽を生やすと何が変わるというのだろうか・・・もしかして、戦闘力が大幅に強化されたとか?
もしくはあの羽を使って、広範囲の攻撃が出来たりするのだろうか?いや、スピードが上がる可能性もある?
普段から頭を使わない私だが、余りに訳が分からず頭をフル回転させてみる・・・が、結局わからない。
「とにかく、何か来たらそれを見て対処しよう!」
考えた結果、いつも通りの結論に行き当たるのであった。
「かあ!」
私が警戒をしていると、魔族は天井を向き、口から魔弾のようなものを吐きだし、天井に穴をあけた。
――――――――ちょっとまって、まさか。
「ヒヒヒヒヒ!今日の所は見逃してやる!覚えてろよ!」
そう言い放つと、魔族は羽を羽ばたかせ天井にあけた穴から飛び去って行った。
「逃げるの!?!?!?」
まさか、こんなにも情けない方法で魔族が逃げ出すとは思わなかったので一瞬あっけにとられる。
「待ちなさい!」
私は風の魔法で宙を飛び、天井に空いた穴から飛び出す、そして、外に出ると空を逃げる魔族の姿を捕らえた。
空は青が広がる快晴で、見晴らしが良い。
「ここなら・・・」
何もない空なら、あの呪文が使える。
飛行の魔法であの魔族を追いかけてもいいのだが、空中戦となると魔族にダメージを与えられる方法が少ないのだ・・・それなら、ここから大魔法で焼き払ってしまおうと思ったのだ。
私は、空を飛ぶ魔族を見定め・・・合成魔法を発動する。
発動した魔法は闇の魔法と炎の魔法―――――そう、以前魔人を消滅させた魔法である。
「これは、私からの反撃の狼煙だよ――――見てなさいよ帝国軍、闇の魔女の力!―――――――黒炎滅撃」
私は空高く向け、私の中で最高、最大の魔法を放った。
黒い炎が青い空を焼き払う、そして、当然のごとく―――――。
「うそだろおおおおおおおおおお!?」
空を逃げていた魔族は一瞬で消滅した。
「いっちょあがり~♪」
私は上機嫌にVサインを決めるのであった。
私は掌でバトーネを2、3度回すと構える。
敵は明らかに異形な姿をしている、来ている鎧は帝国の物だが、まるでトカゲのように細長い顔をしていて舌が異様に長い。そして、その長い舌をウネウネと動かしながらこちらを見ていた。
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まあ、黒髪黒目の美少女なんて私以外いないだろうからこの姿を見られたら一発でバレてしまうのだけど、だからと言ってわざわざそれを認めてあげる必要はない。
「すっとぼけんてんじゃねぇ、ツァインでグラネルザ様を撃退したからっていい気になりやがって」
実際、その魔族を撃退したのはアネルさんなんだけどな、まあ、いっか。
「死にやがれぇ!」
いきなり会話の流れをぶった切って、魔族は私に襲い掛かってきた。
右腕は確かに、吹っ飛ばして上げたはずなんだけど、すでにもう治っている。魔族に怪我ってないのかなぁ?
「おっと」
私は魔族の攻撃を軽々躱す、その余裕の態度が気に入らなかったのか、魔族は怒りの声を上げる。
「余裕かましてんじゃねぇ!・・・げふぉお!!」
あ、ごめん、なんか隙だらけだったからついバトーネで殴っちゃった。
私のバトーネには魔力を込めてはあるのだが、光の魔法を付与している訳でもなく、聖武具というわけでもないのでダメージは与えられない。
だけど、単純に威力が高いので相手の頭を吹っ飛ばすことは出来た。
「こ、こにょやろう・・・」
頭を再生しながらしゃべる魔族はちゃんと喋れ無い状態に関わらず、悪態をつく。
そして、ダメージは与えられないが、この再生している状態はとんでもない隙である。
「よっと、闇雷纏」
「ぎゃああああ!!」
私は自分の体とバトーネに闇の魔法を纏い、強化する。
そして、この状態で攻撃すると、魔族にもダメージを与えることが出来るのだ。
私のバトーネを喰らった魔族は悲鳴を上げながら再び隣の部屋へと吹き飛んでいった。
「す、すごい・・・」
その光景を見ていたクーネル国の姫、シェリーは感嘆の声を上げる。
「くそがああああ!!」
再び、飛び出してきた魔族にカモメはバトーネを振るう。
「そう何度も喰らうかよぉ!」
カモメの攻撃を間一髪、躱した魔族は左手に持っていた剣を投げつけてくる。
だが、闇雷纏で強化したカモメはその剣を足で天井へと蹴り返した。
「なっ!?」
「甘いよ!」
再び、振るったカモメのバトーネは見事、魔族の胴へと的中した。
バトーネをもろに喰らってしまった魔族は悶絶し、床を転げまわった。
「観念した方がいいんじゃない?」
「ぐ・・・くそっ、なんで人間がこんなに強いんだよぉ!」
床を叩きながら悔しがる魔族にカモメはバトーネを向けた。
「あなたが弱いだけじゃない?」
「なんだとぉ・・・へへへ、だが魔女さんよぉ、強がっていられるのも今のうちだぜ?」
「どういうこと?」
いきなり嫌な笑い方をする魔族、この期に及んで何を企んでいるのだろう?
「どうやってここまで来たか知らねぇが、今この砦はうちの兵隊が包囲してんだ、その数200はくだらないぜ?」
「・・・・・・・だから?」
「あん?だから、おめぇーはもうお終いだっていてんだ!その兵たちを全部ひとりで倒せると思ってんかよ!」
なんだ、そんな事か・・・うーん、一人でも行けそうな気がするけどな、外にいた兵隊たちは普通の人間だったから行けると思う・・・うん、いけるね。でも――――。
「外の兵隊たちなら私の仲間が倒してると思うよ?三人に任せて私とコロだけ先に来たけど」
そう、この砦を見つけたのはミャアである、私たちがクーネル国に向けて歩いていると、急にミャアが耳をピクピクとさせて言い出したのだ。この砦で戦闘が起こっていると。
そして、その中に姫様と叫ぶ声が聞こえたと・・・クーネル国の王族がどこかに逃げ伸びて再起を図っているという事は聞いていたので、もしかしたらと思う駆け付けたのだが、ビンゴであった。
砦の周りには帝国の兵が囲んでいて、全部倒してから入ると時間が掛かってしまう為、エリンシアとミャア、そしてディータに砦の周りの兵士たちを任せて、私とコロが侵入したのだ。
「多分、もう片付けてるころじゃないかな?」
「な・・・はっ、ハッタリだろ!」
「ううん、ホントだよ?」
あっけらかんという私に嘘は無いと思ったのか魔族が顔を青ざめる。
そして、後退りをし私から距離を取ると一度ニヤリと笑いながら言葉を発した。
「こうなったら最後の手段だ!」
魔族がそう言うと、魔族の背中が隆起した始めた。
一体、何が起こるの!?
「この姿を見せるのはてめぇが初めてだぜ―――――。」
不敵な笑いを浮かべる魔族。
カモメは警戒をする、もし、大規模な破壊を行う攻撃だったとすれば、後ろにいるコロやクーネルのお姫様も危ないかもしれない。
そう思ったカモメは、急いでコロ達のいるところに移動し、闇雷纏《シュベルクレシェント》を解き、風の結界を展開する。
「があああああ!!」
魔族が咆哮を上げると、魔族の背中の隆起が一段と大きくなり、そして――――。
「羽が生えた?」
そう、大爆発が起こるわけでもなく、無数の攻撃がこちらに襲ってくるわけでもなく唯、敵の背中に羽が生えただけだった。
「な、何をするつもりなの・・・?」
私は訳が分からなくなり、そう零す。
あの羽を生やすと何が変わるというのだろうか・・・もしかして、戦闘力が大幅に強化されたとか?
もしくはあの羽を使って、広範囲の攻撃が出来たりするのだろうか?いや、スピードが上がる可能性もある?
普段から頭を使わない私だが、余りに訳が分からず頭をフル回転させてみる・・・が、結局わからない。
「とにかく、何か来たらそれを見て対処しよう!」
考えた結果、いつも通りの結論に行き当たるのであった。
「かあ!」
私が警戒をしていると、魔族は天井を向き、口から魔弾のようなものを吐きだし、天井に穴をあけた。
――――――――ちょっとまって、まさか。
「ヒヒヒヒヒ!今日の所は見逃してやる!覚えてろよ!」
そう言い放つと、魔族は羽を羽ばたかせ天井にあけた穴から飛び去って行った。
「逃げるの!?!?!?」
まさか、こんなにも情けない方法で魔族が逃げ出すとは思わなかったので一瞬あっけにとられる。
「待ちなさい!」
私は風の魔法で宙を飛び、天井に空いた穴から飛び出す、そして、外に出ると空を逃げる魔族の姿を捕らえた。
空は青が広がる快晴で、見晴らしが良い。
「ここなら・・・」
何もない空なら、あの呪文が使える。
飛行の魔法であの魔族を追いかけてもいいのだが、空中戦となると魔族にダメージを与えられる方法が少ないのだ・・・それなら、ここから大魔法で焼き払ってしまおうと思ったのだ。
私は、空を飛ぶ魔族を見定め・・・合成魔法を発動する。
発動した魔法は闇の魔法と炎の魔法―――――そう、以前魔人を消滅させた魔法である。
「これは、私からの反撃の狼煙だよ――――見てなさいよ帝国軍、闇の魔女の力!―――――――黒炎滅撃」
私は空高く向け、私の中で最高、最大の魔法を放った。
黒い炎が青い空を焼き払う、そして、当然のごとく―――――。
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