151 / 412
5章
光と闇
しおりを挟む
「何をこそこそ話しておるのじゃ!」
白魔鬼の手から青い炎がカモメとディータに向かって放たれる。
カモメ達はその炎を左右に躱すと、それぞれ闇の刃で敵を牽制した。
「学習能力が無いのう、いくら攻撃をしようとワシの体はすぐに再生してしまうというのに」
カモメとディータの闇の刃で両腕を切り落とされるもすぐにその腕を再生してしまう白魔鬼。
だが、白魔鬼が攻撃に移ろうとする前に、左右からエリンシアとクオンが追撃を放った。
「無駄じゃ!」
弱点である頭部への一撃であるが、傷はつけれど深くダメージを与えることが出来ない。
クオンの剣は深く刺さらず止まり、エリンシアの銃はやけどを負わせる程度で終わってしまった。
攻撃に失敗した二人はカモメ達の元へとさがる。
「埒が飽きませんわね」
「あの頭部の防御力を上回らないと……」
「二人とも、カモメが強力な魔法を使うわ、二人は一旦グランルーンから逃げなさい」
ディータのその言葉に二人は目を丸くする。
強力な魔法を使うなら、その攻撃が当たるよう相手の動きを止める手伝いをするのが普通だ。
それなのに、ディータは二人にこの場を離れろと言ったのだ、驚かないわけがない。
「どういうことですの?」
「それだけ、危険な魔法ということなのかい?」
「そうよ、下手をすればこの城丸ごと……いえ、このグランルーンそのものが消えるわ」
その言葉に再度二人は目を丸くする、グランルーンが消える、つまりそれだけの威力と言うのも驚くがそうではない……威力でいうのならばカモメの合成魔法である黒炎滅撃もこのグランルーンを吹き飛ばすくらいの威力はある。
だが、その魔法を使ったとしても、グランルーンが無くなるという事はないだろう、カモメがそうならないように撃つのだから。
つまり、その魔法の下手をすればというのはカモメがその魔法の制御に失敗する可能性があるということだ。そして、そうなれば暴発だけでグランルーンが消えると……。
「そんな隠し玉を持っていましたのね」
「頼もしい限りだよ」
「二人とも、ごめん、まだ制御できる自身の無い魔法なんだ……だから」
だから、逃げて欲しい、カモメがそう言う前にエリンシアとクオンはお互いに笑いありカモメの頭の上に手を乗せた。
「任せて、奴の動きは僕らが止めるよ」
「ですから、カモメさんはその魔法の制御に集中してくださいまし」
「……はあ、そう言うと思ったわよ」
「皆……でも、本当に制御に失敗したら……」
またしてもカモメが最後まで言う前にクオンとエリンシアは白魔鬼に向かって奔り出す。
もちろん、相手の怪光線は最大限に警戒している為、左右に分かれながらである。
「君なら大丈夫さ!君は魔法の天才だからね!」
「お~っほっほっほ、闇の魔女の力見せてさし上げなさいですわ!」
一片の不安の顔を見せずに、二人は白魔鬼へと攻撃を繰り返す。
「……分かったよ、任せて二人とも!そして、任せた二人とも!」
「任された!」
「お任せくださいですわ!」
そう言うと、クオンとエリンシアには先ほどまでの白魔鬼へ対する不安の表情が無くなっていた。
その様子に白魔鬼は警戒をする。彼らが何かをやろうとしていることは理解できた、そして、それの中心がカモメであることも。
「あの小娘何をするつもりじゃ」
「おっと、貴方の相手は僕たちですよ!」
(よそ見していると死んじまうぜ!)
カモメに向き直ろうとする白魔鬼をクオンの斬撃が襲う。
その攻撃はもちろん頭部へと行われる、そして、先ほどまでと同じように頭部の防御力を上回ることが出来ず、傷を付けるだけで終わってしまうがその攻撃は敵の注意をカモメからこちらに向けるには十分であった。なぜなら、今回傷つけたのは目の部分だったから、すぐに再生してしまうとはいえ、一瞬、視界を奪うことが出来る為、白魔鬼と言えど、その攻撃を無視は出来ない。続けてやられてしまえば、カモメを見失う可能性もあるのだから。
「鬱陶しい!!」
「あら、足元がお留守ですわよ!」
クオンの方を向き直った白魔鬼に後ろからエリンシアの魔弾が左足を貫く。
そして、左足を失ったことによりバランスを崩し、片膝を付いてしまう白魔鬼。
その足もすぐに再生してしまうのだが、片膝を付いたことで己のプライドが傷つけられたのか、ここに来て初めてイラつかせた声を上げた。
「羽虫どもが……ワシの邪魔をするな!!」
「断る」
(カッカッカ、怒ってる怒ってる)
「お~っほっほっほ、いい声ですわ!!」
まるで揶揄うように白魔鬼の注意を引く二人と一本、白魔鬼の怒りは確実に彼らに向きつつあった。
「カモメ、今のうちに……」
「うん……」
カモメは頷くと自分の周囲から黒い魔力を迸らせる。
そして、両手を前にし、その手の中から先ず、黒い闇の魔法を出現させる。
「ふう……ここから……」
真剣な面持ちで自分の手の中にある闇の魔法を皆がら、新たな魔法を混ぜ合わせる。
そう、カモメが使おうとしているのは合成魔法だ、しかし、その表情はいつもよりも険しい。
そして、徐々に、カモメの手の中にある闇の魔法に白い輝く魔法が混ぜ合わされていく。
―――――――――光の魔法だ。
カモメの行おうとしている魔法は光と闇の合成魔法。
今まで、闇の魔法の火力を上げる為に火の魔法等と合成したことがある。それは純粋にお互いの魔法が混ざり合い、威力を相乗させたのだが。
光と闇の魔法の場合、そうではないのだ。
光と闇、お互いが対極にあるこの魔法は混ざり合うことが自然界では決してない。
光のある所には闇が無く、闇のある所には光がない。
だが、もし、その二つが合わされば、何が起こるのか?
カモメはそう考え、この魔法を試したことがあった。その結果、魔法の制御に失敗し大けがを負ったことがあったのだ。
あの時は、今ほど威力を出そうとはしておらず、ほんのちょっとの魔力で試してみようとしていたため、大怪我で済んだ……そして、それをカモメの中で見ていたディータはその魔法の使用を禁じたのだ。
―――――――カモメの身が危険であるが故。
徐々に混ざり合う、闇と光……そして。
「くうっ!!」
「カモメ、魔力で抑え込みなさい!」
カモメの両手の中にある光と闇が暴れ出した。
白魔鬼の手から青い炎がカモメとディータに向かって放たれる。
カモメ達はその炎を左右に躱すと、それぞれ闇の刃で敵を牽制した。
「学習能力が無いのう、いくら攻撃をしようとワシの体はすぐに再生してしまうというのに」
カモメとディータの闇の刃で両腕を切り落とされるもすぐにその腕を再生してしまう白魔鬼。
だが、白魔鬼が攻撃に移ろうとする前に、左右からエリンシアとクオンが追撃を放った。
「無駄じゃ!」
弱点である頭部への一撃であるが、傷はつけれど深くダメージを与えることが出来ない。
クオンの剣は深く刺さらず止まり、エリンシアの銃はやけどを負わせる程度で終わってしまった。
攻撃に失敗した二人はカモメ達の元へとさがる。
「埒が飽きませんわね」
「あの頭部の防御力を上回らないと……」
「二人とも、カモメが強力な魔法を使うわ、二人は一旦グランルーンから逃げなさい」
ディータのその言葉に二人は目を丸くする。
強力な魔法を使うなら、その攻撃が当たるよう相手の動きを止める手伝いをするのが普通だ。
それなのに、ディータは二人にこの場を離れろと言ったのだ、驚かないわけがない。
「どういうことですの?」
「それだけ、危険な魔法ということなのかい?」
「そうよ、下手をすればこの城丸ごと……いえ、このグランルーンそのものが消えるわ」
その言葉に再度二人は目を丸くする、グランルーンが消える、つまりそれだけの威力と言うのも驚くがそうではない……威力でいうのならばカモメの合成魔法である黒炎滅撃もこのグランルーンを吹き飛ばすくらいの威力はある。
だが、その魔法を使ったとしても、グランルーンが無くなるという事はないだろう、カモメがそうならないように撃つのだから。
つまり、その魔法の下手をすればというのはカモメがその魔法の制御に失敗する可能性があるということだ。そして、そうなれば暴発だけでグランルーンが消えると……。
「そんな隠し玉を持っていましたのね」
「頼もしい限りだよ」
「二人とも、ごめん、まだ制御できる自身の無い魔法なんだ……だから」
だから、逃げて欲しい、カモメがそう言う前にエリンシアとクオンはお互いに笑いありカモメの頭の上に手を乗せた。
「任せて、奴の動きは僕らが止めるよ」
「ですから、カモメさんはその魔法の制御に集中してくださいまし」
「……はあ、そう言うと思ったわよ」
「皆……でも、本当に制御に失敗したら……」
またしてもカモメが最後まで言う前にクオンとエリンシアは白魔鬼に向かって奔り出す。
もちろん、相手の怪光線は最大限に警戒している為、左右に分かれながらである。
「君なら大丈夫さ!君は魔法の天才だからね!」
「お~っほっほっほ、闇の魔女の力見せてさし上げなさいですわ!」
一片の不安の顔を見せずに、二人は白魔鬼へと攻撃を繰り返す。
「……分かったよ、任せて二人とも!そして、任せた二人とも!」
「任された!」
「お任せくださいですわ!」
そう言うと、クオンとエリンシアには先ほどまでの白魔鬼へ対する不安の表情が無くなっていた。
その様子に白魔鬼は警戒をする。彼らが何かをやろうとしていることは理解できた、そして、それの中心がカモメであることも。
「あの小娘何をするつもりじゃ」
「おっと、貴方の相手は僕たちですよ!」
(よそ見していると死んじまうぜ!)
カモメに向き直ろうとする白魔鬼をクオンの斬撃が襲う。
その攻撃はもちろん頭部へと行われる、そして、先ほどまでと同じように頭部の防御力を上回ることが出来ず、傷を付けるだけで終わってしまうがその攻撃は敵の注意をカモメからこちらに向けるには十分であった。なぜなら、今回傷つけたのは目の部分だったから、すぐに再生してしまうとはいえ、一瞬、視界を奪うことが出来る為、白魔鬼と言えど、その攻撃を無視は出来ない。続けてやられてしまえば、カモメを見失う可能性もあるのだから。
「鬱陶しい!!」
「あら、足元がお留守ですわよ!」
クオンの方を向き直った白魔鬼に後ろからエリンシアの魔弾が左足を貫く。
そして、左足を失ったことによりバランスを崩し、片膝を付いてしまう白魔鬼。
その足もすぐに再生してしまうのだが、片膝を付いたことで己のプライドが傷つけられたのか、ここに来て初めてイラつかせた声を上げた。
「羽虫どもが……ワシの邪魔をするな!!」
「断る」
(カッカッカ、怒ってる怒ってる)
「お~っほっほっほ、いい声ですわ!!」
まるで揶揄うように白魔鬼の注意を引く二人と一本、白魔鬼の怒りは確実に彼らに向きつつあった。
「カモメ、今のうちに……」
「うん……」
カモメは頷くと自分の周囲から黒い魔力を迸らせる。
そして、両手を前にし、その手の中から先ず、黒い闇の魔法を出現させる。
「ふう……ここから……」
真剣な面持ちで自分の手の中にある闇の魔法を皆がら、新たな魔法を混ぜ合わせる。
そう、カモメが使おうとしているのは合成魔法だ、しかし、その表情はいつもよりも険しい。
そして、徐々に、カモメの手の中にある闇の魔法に白い輝く魔法が混ぜ合わされていく。
―――――――――光の魔法だ。
カモメの行おうとしている魔法は光と闇の合成魔法。
今まで、闇の魔法の火力を上げる為に火の魔法等と合成したことがある。それは純粋にお互いの魔法が混ざり合い、威力を相乗させたのだが。
光と闇の魔法の場合、そうではないのだ。
光と闇、お互いが対極にあるこの魔法は混ざり合うことが自然界では決してない。
光のある所には闇が無く、闇のある所には光がない。
だが、もし、その二つが合わされば、何が起こるのか?
カモメはそう考え、この魔法を試したことがあった。その結果、魔法の制御に失敗し大けがを負ったことがあったのだ。
あの時は、今ほど威力を出そうとはしておらず、ほんのちょっとの魔力で試してみようとしていたため、大怪我で済んだ……そして、それをカモメの中で見ていたディータはその魔法の使用を禁じたのだ。
―――――――カモメの身が危険であるが故。
徐々に混ざり合う、闇と光……そして。
「くうっ!!」
「カモメ、魔力で抑え込みなさい!」
カモメの両手の中にある光と闇が暴れ出した。
0
あなたにおすすめの小説
俺だけ永久リジェネな件 〜パーティーを追放されたポーション生成師の俺、ポーションがぶ飲みで得た無限回復スキルを何故かみんなに狙われてます!〜
早見羽流
ファンタジー
ポーション生成師のリックは、回復魔法使いのアリシアがパーティーに加入したことで、役たたずだと追放されてしまう。
食い物に困って余ったポーションを飲みまくっていたら、気づくとHPが自動で回復する「リジェネレーション」というユニークスキルを発現した!
しかし、そんな便利なスキルが放っておかれるわけもなく、はぐれ者の魔女、孤高の天才幼女、マッドサイエンティスト、魔女狩り集団、最強の仮面騎士、深窓の令嬢、王族、謎の巨乳魔術師、エルフetc、ヤバい奴らに狙われることに……。挙句の果てには人助けのために、危険な組織と対決することになって……?
「俺はただ平和に暮らしたいだけなんだぁぁぁぁぁ!!!」
そんなリックの叫びも虚しく、王国中を巻き込んだ動乱に巻き込まれていく。
無双あり、ざまぁあり、ハーレムあり、戦闘あり、友情も恋愛もありのドタバタファンタジー!
チート無しっ!?黒髪の少女の異世界冒険記
ノン・タロー
ファンタジー
ごく普通の女子高生である「武久 佳奈」は、通学途中に突然異世界へと飛ばされてしまう。
これは何の特殊な能力もチートなスキルも持たない、ただごく普通の女子高生が、自力で会得した魔法やスキルを駆使し、元の世界へと帰る方法を探すべく見ず知らずの異世界で様々な人々や、様々な仲間たちとの出会いと別れを繰り返し、成長していく記録である……。
設定
この世界は人間、エルフ、妖怪、獣人、ドワーフ、魔物等が共存する世界となっています。
その為か男性だけでなく、女性も性に対する抵抗がわりと低くなっております。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
追放貴族少年リュウキの成り上がり~魔力を全部奪われたけど、代わりに『闘気』を手に入れました~
さとう
ファンタジー
とある王国貴族に生まれた少年リュウキ。彼は生まれながらにして『大賢者』に匹敵する魔力を持って生まれた……が、義弟を溺愛する継母によって全ての魔力を奪われ、次期当主の座も奪われ追放されてしまう。
全てを失ったリュウキ。家も、婚約者も、母の形見すら奪われ涙する。もう生きる力もなくなり、全てを終わらせようと『龍の森』へ踏み込むと、そこにいたのは死にかけたドラゴンだった。
ドラゴンは、リュウキの境遇を憐れみ、ドラゴンしか使うことのできない『闘気』を命をかけて与えた。
これは、ドラゴンの力を得た少年リュウキが、新しい人生を歩む物語。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
俺たちYOEEEEEEE?のに異世界転移したっぽい?
くまの香
ファンタジー
いつもの朝、だったはずが突然地球を襲う謎の現象。27歳引きニートと27歳サラリーマンが貰ったスキル。これ、チートじゃないよね?頑張りたくないニートとどうでもいいサラリーマンが流されながら生きていく話。現実って厳しいね。
充実した人生の送り方 ~妹よ、俺は今異世界に居ます~
中畑 道
ファンタジー
「充実した人生を送ってください。私が創造した剣と魔法の世界で」
唯一の肉親だった妹の葬儀を終えた帰り道、不慮の事故で命を落とした世良登希雄は異世界の創造神に召喚される。弟子である第一女神の願いを叶えるために。
人類未開の地、魔獣の大森林最奥地で異世界の常識や習慣、魔法やスキル、身の守り方や戦い方を学んだトキオ セラは、女神から遣わされた御供のコタローと街へ向かう。
目的は一つ。充実した人生を送ること。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる