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2部 2章
幻術
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空が闇色に飲まれ、辺りは暗くなる。
砦の中は松明の明かりで照らされ、完全な闇には飲まれていない。
しかし、今日は月が出ていない……松明の明かりがあるとは言えどもあまり見えやすいとはいなかった。
だが、都合がいい……砦の後ろ……本来であれば壁しかないその方向で轟音が響き渡る。
アイルバースのいる砦の入り口から出るのは危険と判断して、ディータが砦の壁を魔法で壊して抜け出したのだろう……そして、砦の先は森だ……この暗闇であればあの大人数と言えども逃げ切れるはずである。
……そう、僕がこの男を足止めできれば……の話であるが。
「ほう……向こうにもなかなか楽しめそうな奴がいるようだな……」
その轟音を聞いて、アイルバースが口角を上げる。
どうやら、この男……戦いに飢えている様子だ。
「残念ですけど、貴方の相手は僕ですよ」
「ふっ……そうだったな、いや、すまない……貴様との戦いの方が面白そうだ……浮気は良くないな」
「…………」
人間と対峙して怖いと思うのは初めてかもしれない。
まるで、魔族と対峙したときのようなそんな感覚に襲われる。
ふざけた人だけど、油断はしちゃ駄目だ。
僕は剣を構える……一瞬も気を抜かないように敵を見据えながら……そう、僕は気を抜いたりしていなかった……だが、敵の姿を一瞬見失う……そして、気づいたときには目の前にまで敵が近づいていた。
(相棒!!)
クレイジュが叫ぶ……解っている!
僕は咄嗟に反応し、アイルバースの刀にクレイジュを合わせた。
一撃を受け止めた僕を見て、アイルバースは笑う……強敵に出会えたことを心底喜んでいるように……。
「いい……実にいいぞ!」
そして、次々と繰り出されるアイルバースの刀を僕はなんとか防ぎきった。
「はははは!俺の攻撃をここまで受け止めたのはお前が初めてだ!いいな……実に良い……っ!」
「くそっ!」
今度は僕から仕掛ける。
風の魔法で空中に足場を作り、宙を駆け回る。
そして、アイルバースの後ろを捕ったところで、空中に作った風の足場を爆発させ、加速する。
以前、体の堅い魔族を貫いた一撃だ……このスピードなら!
「甘いぞ、少年」
僕の攻撃を体を少しずらすだけで躱すアイルバース。
見切られた!?
そのままでは僕は地面に衝突してしまうため、左手に風の魔法を発生させ、それをクッションにしてロンダートをする。そして、突進の威力を完全に殺すため、バク宙をし、地面に着地した。
「おお、素晴らしい動きだ」
「クレイジュ……」
(あいよ、相棒)
クレイジュが光の魔法で僕の身体を強化する。
「はあっ!」
「ぐぬっ!」
どうやら、スピードでは相手の方が一枚上手の様だ……だが、あの刀と言う武器は力比べには向かない武器である……それなら、力で勝負だ!
「くっ!」
僕の狙いを理解したのか、アイルバースが僕から距離をとる。
どうやら、力勝負であれば分があるようだ……なら、距離は取らせない。
僕から距離をとろうとするアイルバースに、再び詰め寄り、クレイジュを振るう。
「逃げれんか……ならっ!」
距離をとっていたアイルバースが突如こちらに突進してきた。
不意を突いたつもりか?……だけど、十分反応できる。
僕は、突進してくるアイルバースに剣を合わせ斬り下ろす。
………が、先ほどまでそこにあったアイルバースの姿が、一瞬にして消える。
まるで滑るように、その体を横へ移動させたのだ。
「なっ!?」
「貰った!!」
アイルバースが刀を振るう。
僕は完全に横をとられてしまった。
剣を切り返しても間に合わない……それなら……。
「風よ!」
咄嗟に風の魔法を発動させる。
風の障壁がアイルバースの刀の行く手を阻む……筈だった。
アイルバースの刀は僕の風の障壁をまるで紙でも斬るかのようにあっさりと打ち破ると、そのまま、僕の肩口を斬り裂いた。
「ぐあっ!?」
「ほう……」
僕の肩口から赤い液体が落ちる……障壁だけではなく咄嗟に体も動かしていて正解だった……、あのままであったならば恐らく僕はやられていただろう……。
「今のは決まったと思ったが……やるじゃないか少年」
「それはどうも……」
どうする……完全に相手の方が上手だ……。
今のままでは勝てる気がしない………だが、クレイジュの力を使っても届かない以上……僕に打つ手は……。
いや、諦めるわけにはいかない……僕はカモメの剣だ……こんなところで負けるわけにはいかない……ヴィクトールさんとも約束したじゃないか………カモメを護ると……。
絶対にあきらめない……そう、思った瞬間……空から、一滴の水滴が落ちてきた。
そして、それは、一気に数を増す……雨だ。
その雨が、周りの松明の明かりを消してしまった。
そして……松明の明かりでなんとか見えていた周りが一気に暗闇へと変わる。
松明の明かりになれていた眼はいきなりの暗闇に慣れず、周りの風景を映さなくなった。
………チャンスだ。
地面を翔ければ、雨水が弾け場所が分かる。
どうやら、アイルバースはこの暗闇に乗じて、こちらへ向かってきているようだ……そして、相手も音を頼りにこちらの位置を把握しようとするはずだ……音があれば。
僕は足元に風の魔法で足場をつくる、そして、その上を翔ける。
こうすれば、音はほとんど出ない……そして、目が慣れるまでの少しの間……この暗闇が僕の勝利のチャンスだ……っ!
狙い通り、どうやらアイルバースは僕の位置を見失ったようだ。
僕は空中を翔け、アイルバースの背後からクレイジュを振るう。
だが、近づいた瞬間、アイルバースもこちらに気づいた。
目が慣れてきた?いや、クレイジュを振るうときの空気の振動でこちらに気づいたのだ……なんて奴。
「そこか!」
だが、少し遅い……僕の剣の方が一瞬早く、アイルバースを捉えた。
そして……。
「があっ!」
アイルバースの胸部を斬り裂いた………しかし……。
「浅いかっ!」
「ぐ……」
アイルバースは胸部を押さえ、よろめく……だが、深手とまではいかなかった。
「ふ……俺に傷を負わせるか……最高だ、気に入ったぞ少年!!」
「くそっ……」
暗闇に目が慣れ始める……きっとそれはアイルバースも同じだ……。
だが、ダメージを与えることは出来た……少なからず動きに影響が出るはずだ……。
「いいぞ……俺も本気を出そう」
勝機が見えてきた……そう思った瞬間……アイルバースはそう言った。
そうだ……忘れていた……この大陸の人間全てにあるものを……。
「貴様もまだ全力ではあるまい?……貴様の天啓スキル……楽しませてもらおう」
そう……『天啓スキル』……それの存在を忘れていた……アイルバースがまだ、天啓スキルを使っていないのだとしたら……そして、そのスキルが戦闘向きのものだとしたら……マズい!
「……陽炎」
突如、僕の周りに無数の刀が現れる。
「何っ!?」
僕は慌てて、クレイジュを振るうが……手ごたえがない……。
「どうした?」
今度は目の前にアイルバースが現れる……だがその姿はどこか幽霊のようにふわふわとしていた……。
「クレイジュ!」
クレイジュに頼んで光の魔法をその幽霊のようなアイルバースに放つ……が、それはまた幻のように消える……。
「幻術か……」
「正解だ」
「ぐあああっ!」
何の気配もなく……いや、僕の探知能力が幻術に惑わされているのか……後ろに現れたアイルバースに、まったく気づけず僕は背中を斬り裂かれた。
砦の中は松明の明かりで照らされ、完全な闇には飲まれていない。
しかし、今日は月が出ていない……松明の明かりがあるとは言えどもあまり見えやすいとはいなかった。
だが、都合がいい……砦の後ろ……本来であれば壁しかないその方向で轟音が響き渡る。
アイルバースのいる砦の入り口から出るのは危険と判断して、ディータが砦の壁を魔法で壊して抜け出したのだろう……そして、砦の先は森だ……この暗闇であればあの大人数と言えども逃げ切れるはずである。
……そう、僕がこの男を足止めできれば……の話であるが。
「ほう……向こうにもなかなか楽しめそうな奴がいるようだな……」
その轟音を聞いて、アイルバースが口角を上げる。
どうやら、この男……戦いに飢えている様子だ。
「残念ですけど、貴方の相手は僕ですよ」
「ふっ……そうだったな、いや、すまない……貴様との戦いの方が面白そうだ……浮気は良くないな」
「…………」
人間と対峙して怖いと思うのは初めてかもしれない。
まるで、魔族と対峙したときのようなそんな感覚に襲われる。
ふざけた人だけど、油断はしちゃ駄目だ。
僕は剣を構える……一瞬も気を抜かないように敵を見据えながら……そう、僕は気を抜いたりしていなかった……だが、敵の姿を一瞬見失う……そして、気づいたときには目の前にまで敵が近づいていた。
(相棒!!)
クレイジュが叫ぶ……解っている!
僕は咄嗟に反応し、アイルバースの刀にクレイジュを合わせた。
一撃を受け止めた僕を見て、アイルバースは笑う……強敵に出会えたことを心底喜んでいるように……。
「いい……実にいいぞ!」
そして、次々と繰り出されるアイルバースの刀を僕はなんとか防ぎきった。
「はははは!俺の攻撃をここまで受け止めたのはお前が初めてだ!いいな……実に良い……っ!」
「くそっ!」
今度は僕から仕掛ける。
風の魔法で空中に足場を作り、宙を駆け回る。
そして、アイルバースの後ろを捕ったところで、空中に作った風の足場を爆発させ、加速する。
以前、体の堅い魔族を貫いた一撃だ……このスピードなら!
「甘いぞ、少年」
僕の攻撃を体を少しずらすだけで躱すアイルバース。
見切られた!?
そのままでは僕は地面に衝突してしまうため、左手に風の魔法を発生させ、それをクッションにしてロンダートをする。そして、突進の威力を完全に殺すため、バク宙をし、地面に着地した。
「おお、素晴らしい動きだ」
「クレイジュ……」
(あいよ、相棒)
クレイジュが光の魔法で僕の身体を強化する。
「はあっ!」
「ぐぬっ!」
どうやら、スピードでは相手の方が一枚上手の様だ……だが、あの刀と言う武器は力比べには向かない武器である……それなら、力で勝負だ!
「くっ!」
僕の狙いを理解したのか、アイルバースが僕から距離をとる。
どうやら、力勝負であれば分があるようだ……なら、距離は取らせない。
僕から距離をとろうとするアイルバースに、再び詰め寄り、クレイジュを振るう。
「逃げれんか……ならっ!」
距離をとっていたアイルバースが突如こちらに突進してきた。
不意を突いたつもりか?……だけど、十分反応できる。
僕は、突進してくるアイルバースに剣を合わせ斬り下ろす。
………が、先ほどまでそこにあったアイルバースの姿が、一瞬にして消える。
まるで滑るように、その体を横へ移動させたのだ。
「なっ!?」
「貰った!!」
アイルバースが刀を振るう。
僕は完全に横をとられてしまった。
剣を切り返しても間に合わない……それなら……。
「風よ!」
咄嗟に風の魔法を発動させる。
風の障壁がアイルバースの刀の行く手を阻む……筈だった。
アイルバースの刀は僕の風の障壁をまるで紙でも斬るかのようにあっさりと打ち破ると、そのまま、僕の肩口を斬り裂いた。
「ぐあっ!?」
「ほう……」
僕の肩口から赤い液体が落ちる……障壁だけではなく咄嗟に体も動かしていて正解だった……、あのままであったならば恐らく僕はやられていただろう……。
「今のは決まったと思ったが……やるじゃないか少年」
「それはどうも……」
どうする……完全に相手の方が上手だ……。
今のままでは勝てる気がしない………だが、クレイジュの力を使っても届かない以上……僕に打つ手は……。
いや、諦めるわけにはいかない……僕はカモメの剣だ……こんなところで負けるわけにはいかない……ヴィクトールさんとも約束したじゃないか………カモメを護ると……。
絶対にあきらめない……そう、思った瞬間……空から、一滴の水滴が落ちてきた。
そして、それは、一気に数を増す……雨だ。
その雨が、周りの松明の明かりを消してしまった。
そして……松明の明かりでなんとか見えていた周りが一気に暗闇へと変わる。
松明の明かりになれていた眼はいきなりの暗闇に慣れず、周りの風景を映さなくなった。
………チャンスだ。
地面を翔ければ、雨水が弾け場所が分かる。
どうやら、アイルバースはこの暗闇に乗じて、こちらへ向かってきているようだ……そして、相手も音を頼りにこちらの位置を把握しようとするはずだ……音があれば。
僕は足元に風の魔法で足場をつくる、そして、その上を翔ける。
こうすれば、音はほとんど出ない……そして、目が慣れるまでの少しの間……この暗闇が僕の勝利のチャンスだ……っ!
狙い通り、どうやらアイルバースは僕の位置を見失ったようだ。
僕は空中を翔け、アイルバースの背後からクレイジュを振るう。
だが、近づいた瞬間、アイルバースもこちらに気づいた。
目が慣れてきた?いや、クレイジュを振るうときの空気の振動でこちらに気づいたのだ……なんて奴。
「そこか!」
だが、少し遅い……僕の剣の方が一瞬早く、アイルバースを捉えた。
そして……。
「があっ!」
アイルバースの胸部を斬り裂いた………しかし……。
「浅いかっ!」
「ぐ……」
アイルバースは胸部を押さえ、よろめく……だが、深手とまではいかなかった。
「ふ……俺に傷を負わせるか……最高だ、気に入ったぞ少年!!」
「くそっ……」
暗闇に目が慣れ始める……きっとそれはアイルバースも同じだ……。
だが、ダメージを与えることは出来た……少なからず動きに影響が出るはずだ……。
「いいぞ……俺も本気を出そう」
勝機が見えてきた……そう思った瞬間……アイルバースはそう言った。
そうだ……忘れていた……この大陸の人間全てにあるものを……。
「貴様もまだ全力ではあるまい?……貴様の天啓スキル……楽しませてもらおう」
そう……『天啓スキル』……それの存在を忘れていた……アイルバースがまだ、天啓スキルを使っていないのだとしたら……そして、そのスキルが戦闘向きのものだとしたら……マズい!
「……陽炎」
突如、僕の周りに無数の刀が現れる。
「何っ!?」
僕は慌てて、クレイジュを振るうが……手ごたえがない……。
「どうした?」
今度は目の前にアイルバースが現れる……だがその姿はどこか幽霊のようにふわふわとしていた……。
「クレイジュ!」
クレイジュに頼んで光の魔法をその幽霊のようなアイルバースに放つ……が、それはまた幻のように消える……。
「幻術か……」
「正解だ」
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