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長い長い朝。そして登校
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ピピピピピピピーピピピピピ…………バン!!
やかましい目覚まし時計を力強くよし、俺は目を覚めた。が、またすぐに二度寝する。
時刻は午前7時。学校から家までは約十分とかなり近いため、まだ寝ていても大丈夫だと判断した結果だ。
布団をかぶり、また深い眠りにつこうとしたときにそれはやって来た。
ガタガタ、ガタガタ………ガン!
うるさく窓が開いた。
「凛ちゃーん。おーきーて」
布団と俺を同時に揺すり、優しい声で起こしてくる幼馴染、桜可鈴はさらに激しく、そして豪快に揺すってくる。
いや、もはや揺すってなどいない。振っている。
「もう~仕方ないな~」
そう言うと可鈴は俺を振るのをやめて、
「んあっ!……気持ちいいっ…!イクっ!イっちゃう………!」
「お前は人の寝ている横で何をやっているんだ!!!」
「えー。何もヤってないよ」
「おい。「ヤ」がおかしいぞ。正しくは「や」だぞ。ひょっとして変換を間違えたのか?やっぱりそうだよな?」
「何言ってるの?凛ちゃん。私何も間違えていないよ?」
「嘘はいいんだぞ。つかなくて」
「ウソなんてついてないよー」
てへっと言って頭にグーにした手を当てる仕草を見せてきた。殴りたい。
すっかり眠気がなくなってしまい仕方なく準備をする。クローゼットを開け、シャツと制服のズボンとブレザーを取り出し、ベットに放り投げる。
そして着ていた半袖の服を脱ぎ終えたところであることに気づいた。
「おい。いつまでそこにいるんですか可鈴さん」
「いやだなぁ凛ちゃんの着替えを見守るんだよっ!」
「そんなのはいらん!とっとと出ていけ!」
「シュン」
「口に出すなっ!」
ふと時計を見る。まだ七時十分だった。
長い十分間を送り、俺は可鈴と共に一階へと降りていく。
「おはよ」
「おっはよーございまーす!」
「あれおはよ。……可鈴ちゃん今日も窓から入ってきたのね」
言い忘れていたが俺らが挨拶したのは俺の母。そして可鈴はよく俺の部屋の窓から勝手に侵入してくる。家がすぐ隣で俺の部屋と可鈴の部屋がほぼくっついている状態だからだ。すごく迷惑だ。
「ほら、朝ごはん用意したよ。」
「悪い。俺今日は要らないや。」
「なんだい。人がせっかく作ったのに。食べてくれないと、お母さん……うぅ……(涙)」
「分かったよ!食べるよ!」
母はすごく嬉しそうに微笑んだ。
「可鈴ちゃんも食べてく?」
「はい!さっき凛ちゃんのソーセージを食べましたけどいただきます!」
「意味深なことを言うな!それにあげてない!
」
母が変な目で見てくるが見てみぬ振りだ。
今日の朝食のメニュー目玉焼きに白米、味噌汁といったメニューだ。
そこで俺は質問する。皆は目玉焼きに醤油をかける人間か?それとも塩コショウをかける人間か?隣に座っている可鈴を見る。どうやら可鈴はマヨネーズ派の人間らしい。………マヨネーズ!?
「おい可鈴、何をかけているんだ?」
俺は恐る恐る聞いてみた。
「何ってマヨネーズだよ~凛ちゃん」
絶叫したが、ものすごく美味しそうに食べているので放って………おけるわけないだろっ!!!
「おい!お前何なんだ!目玉焼きにマヨネーズ!?そんなの人間ではないな!普通は醤油か塩コショウだろうが!お前はマヨラーなのか!?そうなのか!?せめてケッチャップだろうが!マヨネーズなんて邪道だ!そんな美味しくないもの食べて何になる!俺は絶対にそんなのは認めないぞ!」
なんかすごくバカなことを叫んでしまった。
可鈴の方を見ると笑っている。
ひょっとしてこいつは怒鳴られて嬉しいやつなのか?そんな変態なのか?
「そんなに叫ばなくても大丈夫だよ!
私はマヨネーズを愛してるよ!」
そういうことを聞いているのではない。
だが、胸に手を当て自信満々に言っている可鈴を見たら言い返す気も失せてしまった。
そして母よ!ニヤニヤしながらこっちを見るな!
「いってきます」
「いってきまーす」
俺と可鈴は仲良く玄関を出て学校へと向かった。
朝の風はやはり気持ちいい。
小鳥のさえずりが響いて実にいい気分だ。
「ねぇねぇ、今日の時間割分かる?」
「知らん。」
そんなくだらない会話をしながら学校へと向かう。
すると前方にあるものを俺が発見する。
「先輩っ!おはようございます」
こいつは俺の後輩、井上光だ。
一応言っておく。女だ。
こいつとの出会いはまた今度説明するとして、俺の隣で必要以上に殺意を送ってくるこいつはなんなのだろうか?
「光ちゃんおはよう」
言葉がギクシャクしているぞ
「おっはよーございまーす可鈴さん」
「目上の人なのだから先輩くらいはつけた方がいいんじゃない?光ちゃん」
語尾の光ちゃんをやや強めに言い二人はそのまま睨みあう形になった。
何か逃げる理由が欲しい。そう思ったときに学校のチャイムがなった。
そして俺は、
「遅刻するからいくぞー」
全力ダッシュで逃げた。
浴びる風は本当に気持ちいい。
やかましい目覚まし時計を力強くよし、俺は目を覚めた。が、またすぐに二度寝する。
時刻は午前7時。学校から家までは約十分とかなり近いため、まだ寝ていても大丈夫だと判断した結果だ。
布団をかぶり、また深い眠りにつこうとしたときにそれはやって来た。
ガタガタ、ガタガタ………ガン!
うるさく窓が開いた。
「凛ちゃーん。おーきーて」
布団と俺を同時に揺すり、優しい声で起こしてくる幼馴染、桜可鈴はさらに激しく、そして豪快に揺すってくる。
いや、もはや揺すってなどいない。振っている。
「もう~仕方ないな~」
そう言うと可鈴は俺を振るのをやめて、
「んあっ!……気持ちいいっ…!イクっ!イっちゃう………!」
「お前は人の寝ている横で何をやっているんだ!!!」
「えー。何もヤってないよ」
「おい。「ヤ」がおかしいぞ。正しくは「や」だぞ。ひょっとして変換を間違えたのか?やっぱりそうだよな?」
「何言ってるの?凛ちゃん。私何も間違えていないよ?」
「嘘はいいんだぞ。つかなくて」
「ウソなんてついてないよー」
てへっと言って頭にグーにした手を当てる仕草を見せてきた。殴りたい。
すっかり眠気がなくなってしまい仕方なく準備をする。クローゼットを開け、シャツと制服のズボンとブレザーを取り出し、ベットに放り投げる。
そして着ていた半袖の服を脱ぎ終えたところであることに気づいた。
「おい。いつまでそこにいるんですか可鈴さん」
「いやだなぁ凛ちゃんの着替えを見守るんだよっ!」
「そんなのはいらん!とっとと出ていけ!」
「シュン」
「口に出すなっ!」
ふと時計を見る。まだ七時十分だった。
長い十分間を送り、俺は可鈴と共に一階へと降りていく。
「おはよ」
「おっはよーございまーす!」
「あれおはよ。……可鈴ちゃん今日も窓から入ってきたのね」
言い忘れていたが俺らが挨拶したのは俺の母。そして可鈴はよく俺の部屋の窓から勝手に侵入してくる。家がすぐ隣で俺の部屋と可鈴の部屋がほぼくっついている状態だからだ。すごく迷惑だ。
「ほら、朝ごはん用意したよ。」
「悪い。俺今日は要らないや。」
「なんだい。人がせっかく作ったのに。食べてくれないと、お母さん……うぅ……(涙)」
「分かったよ!食べるよ!」
母はすごく嬉しそうに微笑んだ。
「可鈴ちゃんも食べてく?」
「はい!さっき凛ちゃんのソーセージを食べましたけどいただきます!」
「意味深なことを言うな!それにあげてない!
」
母が変な目で見てくるが見てみぬ振りだ。
今日の朝食のメニュー目玉焼きに白米、味噌汁といったメニューだ。
そこで俺は質問する。皆は目玉焼きに醤油をかける人間か?それとも塩コショウをかける人間か?隣に座っている可鈴を見る。どうやら可鈴はマヨネーズ派の人間らしい。………マヨネーズ!?
「おい可鈴、何をかけているんだ?」
俺は恐る恐る聞いてみた。
「何ってマヨネーズだよ~凛ちゃん」
絶叫したが、ものすごく美味しそうに食べているので放って………おけるわけないだろっ!!!
「おい!お前何なんだ!目玉焼きにマヨネーズ!?そんなの人間ではないな!普通は醤油か塩コショウだろうが!お前はマヨラーなのか!?そうなのか!?せめてケッチャップだろうが!マヨネーズなんて邪道だ!そんな美味しくないもの食べて何になる!俺は絶対にそんなのは認めないぞ!」
なんかすごくバカなことを叫んでしまった。
可鈴の方を見ると笑っている。
ひょっとしてこいつは怒鳴られて嬉しいやつなのか?そんな変態なのか?
「そんなに叫ばなくても大丈夫だよ!
私はマヨネーズを愛してるよ!」
そういうことを聞いているのではない。
だが、胸に手を当て自信満々に言っている可鈴を見たら言い返す気も失せてしまった。
そして母よ!ニヤニヤしながらこっちを見るな!
「いってきます」
「いってきまーす」
俺と可鈴は仲良く玄関を出て学校へと向かった。
朝の風はやはり気持ちいい。
小鳥のさえずりが響いて実にいい気分だ。
「ねぇねぇ、今日の時間割分かる?」
「知らん。」
そんなくだらない会話をしながら学校へと向かう。
すると前方にあるものを俺が発見する。
「先輩っ!おはようございます」
こいつは俺の後輩、井上光だ。
一応言っておく。女だ。
こいつとの出会いはまた今度説明するとして、俺の隣で必要以上に殺意を送ってくるこいつはなんなのだろうか?
「光ちゃんおはよう」
言葉がギクシャクしているぞ
「おっはよーございまーす可鈴さん」
「目上の人なのだから先輩くらいはつけた方がいいんじゃない?光ちゃん」
語尾の光ちゃんをやや強めに言い二人はそのまま睨みあう形になった。
何か逃げる理由が欲しい。そう思ったときに学校のチャイムがなった。
そして俺は、
「遅刻するからいくぞー」
全力ダッシュで逃げた。
浴びる風は本当に気持ちいい。
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