133 / 447
大滝の守り人1
しおりを挟む
「フェリクス様、お呼びでしょうか?」
「うん、久しぶりだね、アイザック」
アイザックがユグドラ図書館の応接室に入ると、フェリクスとウィルフレッドは既に席に着いていた。
フェリクスは、白と青を基調とした聖鳳教会の大司教の服装をきちりと着こなし、出された花茶を優雅に飲んでいた。
荘厳な造りのユグドラ図書館の高い窓からは昼の光が差し込み、フェリクスの綺麗な銀髪をキラキラと輝かせていた。
とろりと濃い蜂蜜のような黄金眼は、聖職者らしく穏やかな微笑みを浮かべていた。
ウィルフレッドは、カールの入った金髪をラフに一つにまとめ、いつも通りの着慣らしすぎたシャツとリラックスパンツ、傷のついたミドルブーツ姿だ。フェリクスの隣で、ムスッとした、納得がいかないといった表情で座っていた。
出された花茶にも口をつけていないようだ。
アイザックが艶やかな飴色の椅子に腰掛けると、フェリクスがにこりと聖職者の笑みを湛えて話しだした。
「君にちょっとおつかいに行ってもらいたいんだ」
「それでしたら、うちの図書館に手の空いてる者が……」
「レイに届け物があるんだ」
「僕が行きましょう」
レイへのおつかいと聞いて、アイザックは一瞬で態度をキリリと改めた。
「これなんだ。もう随分と寒いからね。レイが凍えてしまわないように、渡して欲しいんだ」
フェリクスが空間収納から、スッと包みを取り出した。
青い布の包みからは強い魔力が漏れ出ていて、アイザックはサファイアブルー色の目を細めた。
「それなら、僕がレイにくっついて暖めてあげるのに……」
アイザックは冗談のように軽い口調で本音を言いながら、青い包みを空間収納にしまった。
「その包みは必ずレイに渡すこと。これは命令だよ、いいね?」
「……はい、かしこまりました」
フェリクスはピクリと片眉を動かすと、ピンッと人差し指を立てて、強く念押しをした。目元は一切笑っていない。
滅多にない先代魔王の命令だ。アイザックも渋々と了承した。
「それから、アニータに手土産を作ってもらってるから」
「そんなもの待たなくても、直ぐにでもレイの所に向かいますよ」
「手土産を持っていけば、レイが喜ぶよ」
「なら待ちましょう」
レイ第一主義であるアイザックの判断基準は明確だった。もちろん、身変わりも素早い。
「あと、直ぐに食堂に向かった方がいいよ。向こうに着く頃には、できたてが受け取れるから」
「えっ……できたてでないとダメなんですか?」
「うん。レイがとっても喜ぶよ。すごく感謝される」
「失礼します!」
アイザックはフェリクスの言葉を聞くや否や、学者風のローブの裾をはためかせて、すぐさま部屋を飛び出して行った。
***
「…………なぁ、フェリクス。アイザックで良かったのか?」
同席していたウィルフレッドが、釈然としない表情で、フェリクスの方をちらりと振り向いた。
「彼が行くのが、一番嫌がらせになるみたいなんだよ」
「はぁ……」
「随分とうちのレイを困らせてくれるみたいだし、お礼参り、かな?」
「なんで疑問形なんだよ……」
「まだ迷惑はかけられてないから、かな?」
「これからレイに迷惑がかかるんだな……」
「そうだね。だからね、アイザックが行った方が一番牽制になるんだ。それに、彼なら一番にレイを優先して守ってくれるしね」
「……それなら仕方ない……のか?」
やっぱりウィルフレッドには、今回アイザックが行くのが本当に良いことなのか、判断がつかなかった。アイザックが適任とは言われても、弟子に変な虫が付くのは嫌なのだ。
ただ、先見のスキルもあり、こういう時にフェリクスは間違えないので、それだけは信頼していた。
ウィルフレッドはふうっと深い溜め息を吐くと、アイザックが出て行った扉を見つめた。
***
「わぁ! これが、グランド・フォールズ! 絶景ですね!!」
聳り立つ断崖絶壁から流れ出る大滝は、遠目から見ても壮観だ。
本日は快晴。光の加減で、いくつもの小さな虹が滝のあちらこちらに見えた。
グランド・フォールズは、大小様々な滝が合わさった滝群だ。小さな滝も含めれば、滝の数は百を超え、全長で十数キロメートルにも及んでいるという。
レイはこの眺めを以前も見たことがあった。リリスの小筐で見た映像の一つにあったのだ。
だが、実物は映像の比ではなく、言葉にならないほど雄大で、レイの感覚をぶるぶると揺さぶり、腹の底から感動が溢れ出た。
「ここはまだまだ遠いよ。もっと近くで大滝を観光できるんだ!」
「もっと近付けるんですか!?」
「ああ、水飛沫が当たるぐらいの距離まで近寄れるよ!」
ドドドドドッと腹の底から揺るがすような大滝の音に負けじと、レイとカタリーナは声を張り上げておしゃべりをしていた。
ここはグランド・フォールズから少し離れた、大滝全体を眺められる人気のスポットだ——とは言え、グランド・フォールズが広すぎて、ここからでも大滝の端っこは小さく霞んで見えはしない。
「サハリアから西の国々へ行くには、必ずここを通るんだ。何度見ても『すげぇ』としか思えねぇよ」
ダズがグランド・フォールズの遠くまで見通すように、赤色の目を細めて言った。
グランド・フォールズを右手前に眺めながら歩ける森の小道は、まだまだ未整備だ。ゴツゴツと大きな岩が出っ張っていたり、湿気でつるりと地面の土が滑りやすくなっている。
レイはレヴィに手を取ってもらいながら、大滝への道を歩いた。
「レヴィはグランド・フォールズに来たことあった?」
「もちろんです! 過去のご主人様たちに連れられて、何度も通りました。でも、今回は格別ですね。こうやって、水の匂いや風を感じたりしたのは初めてです。滝の音はこうやって体の中を響くんですね」
レヴィはしっかりと味わうように、静かに言った。剣の姿のままでは味わえなかった感覚に浸っているようだ。
大滝に近づいて行く度に、ぐんぐんと気温が下がり、空気が水気をはらんでいった。滝の音もどんどん大きくなり、そろそろ隣の人との会話も聞こえづらくなってきていた。
大滝に最も近寄れる広場には、さすが観光名所といえるほど、たくさんの観光客で溢れていた。ここは大滝の水飛沫がダイレクトに当たる、定番の観光スポットだ。
『もう少し前に行って見てみよう!』
『いいですよ!』
レイとレヴィは人波を掻き分けて、前の方の列へと進んで行った。もはや声での会話はほぼ不可能なので、念話でコミュニケーションを取っている。
人波に押されて、繋いでいた手はいつの間にか離れていた。
レイたちが最前列に着くと、そこには落下防止の木製の柵があり、注意を呼びかける看板も立てかけられていた。
(あれ? 「魔物に注意」?)
レイがふと違和感を感じていると、ドンッと後ろから強く押された。
「あっ……」
レイは一瞬の浮遊感の後、ゆったりとしたスローモーションで、後ろにいたはずの観光客の人々が、目を大きく見開いて、あるいは、恐怖と驚愕の表情でこちらを見ているのが逆さまに見えた。中にはニヤリと笑っている者もいた。
(ヤバい)
レイは反射的に自分の周りに結界を展開すると、そのまま大滝の水飛沫の中へと消えていった。
「うん、久しぶりだね、アイザック」
アイザックがユグドラ図書館の応接室に入ると、フェリクスとウィルフレッドは既に席に着いていた。
フェリクスは、白と青を基調とした聖鳳教会の大司教の服装をきちりと着こなし、出された花茶を優雅に飲んでいた。
荘厳な造りのユグドラ図書館の高い窓からは昼の光が差し込み、フェリクスの綺麗な銀髪をキラキラと輝かせていた。
とろりと濃い蜂蜜のような黄金眼は、聖職者らしく穏やかな微笑みを浮かべていた。
ウィルフレッドは、カールの入った金髪をラフに一つにまとめ、いつも通りの着慣らしすぎたシャツとリラックスパンツ、傷のついたミドルブーツ姿だ。フェリクスの隣で、ムスッとした、納得がいかないといった表情で座っていた。
出された花茶にも口をつけていないようだ。
アイザックが艶やかな飴色の椅子に腰掛けると、フェリクスがにこりと聖職者の笑みを湛えて話しだした。
「君にちょっとおつかいに行ってもらいたいんだ」
「それでしたら、うちの図書館に手の空いてる者が……」
「レイに届け物があるんだ」
「僕が行きましょう」
レイへのおつかいと聞いて、アイザックは一瞬で態度をキリリと改めた。
「これなんだ。もう随分と寒いからね。レイが凍えてしまわないように、渡して欲しいんだ」
フェリクスが空間収納から、スッと包みを取り出した。
青い布の包みからは強い魔力が漏れ出ていて、アイザックはサファイアブルー色の目を細めた。
「それなら、僕がレイにくっついて暖めてあげるのに……」
アイザックは冗談のように軽い口調で本音を言いながら、青い包みを空間収納にしまった。
「その包みは必ずレイに渡すこと。これは命令だよ、いいね?」
「……はい、かしこまりました」
フェリクスはピクリと片眉を動かすと、ピンッと人差し指を立てて、強く念押しをした。目元は一切笑っていない。
滅多にない先代魔王の命令だ。アイザックも渋々と了承した。
「それから、アニータに手土産を作ってもらってるから」
「そんなもの待たなくても、直ぐにでもレイの所に向かいますよ」
「手土産を持っていけば、レイが喜ぶよ」
「なら待ちましょう」
レイ第一主義であるアイザックの判断基準は明確だった。もちろん、身変わりも素早い。
「あと、直ぐに食堂に向かった方がいいよ。向こうに着く頃には、できたてが受け取れるから」
「えっ……できたてでないとダメなんですか?」
「うん。レイがとっても喜ぶよ。すごく感謝される」
「失礼します!」
アイザックはフェリクスの言葉を聞くや否や、学者風のローブの裾をはためかせて、すぐさま部屋を飛び出して行った。
***
「…………なぁ、フェリクス。アイザックで良かったのか?」
同席していたウィルフレッドが、釈然としない表情で、フェリクスの方をちらりと振り向いた。
「彼が行くのが、一番嫌がらせになるみたいなんだよ」
「はぁ……」
「随分とうちのレイを困らせてくれるみたいだし、お礼参り、かな?」
「なんで疑問形なんだよ……」
「まだ迷惑はかけられてないから、かな?」
「これからレイに迷惑がかかるんだな……」
「そうだね。だからね、アイザックが行った方が一番牽制になるんだ。それに、彼なら一番にレイを優先して守ってくれるしね」
「……それなら仕方ない……のか?」
やっぱりウィルフレッドには、今回アイザックが行くのが本当に良いことなのか、判断がつかなかった。アイザックが適任とは言われても、弟子に変な虫が付くのは嫌なのだ。
ただ、先見のスキルもあり、こういう時にフェリクスは間違えないので、それだけは信頼していた。
ウィルフレッドはふうっと深い溜め息を吐くと、アイザックが出て行った扉を見つめた。
***
「わぁ! これが、グランド・フォールズ! 絶景ですね!!」
聳り立つ断崖絶壁から流れ出る大滝は、遠目から見ても壮観だ。
本日は快晴。光の加減で、いくつもの小さな虹が滝のあちらこちらに見えた。
グランド・フォールズは、大小様々な滝が合わさった滝群だ。小さな滝も含めれば、滝の数は百を超え、全長で十数キロメートルにも及んでいるという。
レイはこの眺めを以前も見たことがあった。リリスの小筐で見た映像の一つにあったのだ。
だが、実物は映像の比ではなく、言葉にならないほど雄大で、レイの感覚をぶるぶると揺さぶり、腹の底から感動が溢れ出た。
「ここはまだまだ遠いよ。もっと近くで大滝を観光できるんだ!」
「もっと近付けるんですか!?」
「ああ、水飛沫が当たるぐらいの距離まで近寄れるよ!」
ドドドドドッと腹の底から揺るがすような大滝の音に負けじと、レイとカタリーナは声を張り上げておしゃべりをしていた。
ここはグランド・フォールズから少し離れた、大滝全体を眺められる人気のスポットだ——とは言え、グランド・フォールズが広すぎて、ここからでも大滝の端っこは小さく霞んで見えはしない。
「サハリアから西の国々へ行くには、必ずここを通るんだ。何度見ても『すげぇ』としか思えねぇよ」
ダズがグランド・フォールズの遠くまで見通すように、赤色の目を細めて言った。
グランド・フォールズを右手前に眺めながら歩ける森の小道は、まだまだ未整備だ。ゴツゴツと大きな岩が出っ張っていたり、湿気でつるりと地面の土が滑りやすくなっている。
レイはレヴィに手を取ってもらいながら、大滝への道を歩いた。
「レヴィはグランド・フォールズに来たことあった?」
「もちろんです! 過去のご主人様たちに連れられて、何度も通りました。でも、今回は格別ですね。こうやって、水の匂いや風を感じたりしたのは初めてです。滝の音はこうやって体の中を響くんですね」
レヴィはしっかりと味わうように、静かに言った。剣の姿のままでは味わえなかった感覚に浸っているようだ。
大滝に近づいて行く度に、ぐんぐんと気温が下がり、空気が水気をはらんでいった。滝の音もどんどん大きくなり、そろそろ隣の人との会話も聞こえづらくなってきていた。
大滝に最も近寄れる広場には、さすが観光名所といえるほど、たくさんの観光客で溢れていた。ここは大滝の水飛沫がダイレクトに当たる、定番の観光スポットだ。
『もう少し前に行って見てみよう!』
『いいですよ!』
レイとレヴィは人波を掻き分けて、前の方の列へと進んで行った。もはや声での会話はほぼ不可能なので、念話でコミュニケーションを取っている。
人波に押されて、繋いでいた手はいつの間にか離れていた。
レイたちが最前列に着くと、そこには落下防止の木製の柵があり、注意を呼びかける看板も立てかけられていた。
(あれ? 「魔物に注意」?)
レイがふと違和感を感じていると、ドンッと後ろから強く押された。
「あっ……」
レイは一瞬の浮遊感の後、ゆったりとしたスローモーションで、後ろにいたはずの観光客の人々が、目を大きく見開いて、あるいは、恐怖と驚愕の表情でこちらを見ているのが逆さまに見えた。中にはニヤリと笑っている者もいた。
(ヤバい)
レイは反射的に自分の周りに結界を展開すると、そのまま大滝の水飛沫の中へと消えていった。
24
あなたにおすすめの小説
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました
mabu
ファンタジー
聖女召喚に巻き込まれた普通のオバさんが無能なスキルと判断され追放されるが国から貰ったお金と隠されたスキルでお店を開き気ままにのんびりお気楽生活をしていくお話。
なるべく1日1話進めていたのですが仕事で不規則な時間になったり投稿も不規則になり週1や月1になるかもしれません。
不定期投稿になりますが宜しくお願いします🙇
感想、ご指摘もありがとうございます。
なるべく修正など対応していきたいと思っていますが皆様の広い心でスルーして頂きたくお願い致します。
読み進めて不快になる場合は履歴削除をして頂けると有り難いです。
お返事は何方様に対しても控えさせて頂きますのでご了承下さいます様、お願い致します。
僕だけ入れちゃうステータス欄 ~追放された凄腕バッファーは、たまたま出会った新人冒険者たちと真の最強パーティーを作り上げる~
めでめで汰
ファンタジー
バッファーの少年カイトのバフスキルは「ステータス欄の中に入って直接数字を動かす」というもの。
しかし、その能力を信じなかった仲間からカイトは追放され迷宮に置き去りにされる。
そこで出会ったLUK(幸運)値の高い少女ハルと共にカイトは無事迷宮から生還。
その後、カイトはハルの両親を探すため地下迷宮の奥へと挑むことを決意する。
(スライム、もふもふ出てきます。女の子に囲まれるけどメインヒロインは一人です。「ざまぁ」もしっかりあります)
魔法師団長の家政婦辞めたら溺愛されました
iru
恋愛
小説家になろうですでに完結済みの作品です。よければお気に入りブックマークなどお願いします。
両親と旅をしている途中、魔物に襲われているところを、魔法師団に助けられたティナ。
両親は亡くなってしまったが、両親が命をかけて守ってくれた自分の命を無駄にせず強く生きていこうと決めた。
しかし、肉親も家もないティナが途方に暮れていると、魔物から助けてくれ、怪我の入院まで面倒を見てくれた魔法師団の団長レオニスから彼の家政婦として住み込みで働かないと誘われた。
魔物から助けられた時から、ひどく憧れていたレオニスの誘いを、ティナはありがたく受ける事にした。
自分はただの家政婦だと強く言い聞かせて、日に日に膨らむ恋心を抑え込むティナだった。
一方、レオニスもティナにどんどん惹かれていっていた。
初めはなくなった妹のようで放っては置けないと家政婦として雇ったが、その健気な様子に強く惹かれていった。
恋人になりたいが、年上で雇い主。
もしティナも同じ気持ちでないなら仕事まで奪ってしまうのではないか。
そんな思いで一歩踏み出せないレオニスだった。
そんな中ある噂から、ティナはレオニスの家政婦を辞めて家を出る決意をする。
レオニスは思いを伝えてティナを引き止めることができるのか?
両片思いのすれ違いのお話です。
異世界で目覚めたら、もふもふ騎士団に保護されてました ~ちびっ子だけど、獣人たちの平穏のためお世話係がんばります!!~
ありぽん
ファンタジー
神のミスで命を落とした芽依は、お詫びとして大好きな異世界へ転生させてもらえることに。だが転生の際、またしても神のミスで、森の奥地に幼女の姿で送られてしまい。転生の反動で眠っていた瞳は、気づかないうちに魔獣たちに囲まれてしまう。
しかしそんな危機的状況の中、森を巡回していた、獣人だけで構成された獣騎士団が駆け付けてくれ、芽依はどうにかこの窮地を切り抜けることができたのだった。
やがて目を覚ました芽依は、初めは混乱したものの、すぐに現状を受け入れ。またその後、同じ種族の人間側で保護する案も出たが、ある事情により、芽依はそのまま獣騎士団の宿舎で暮らすことに。
そこで芽依は、助けてくれた獣騎士たちに恩を返すため、そして日々厳しい任務に向かう獣人たちが少しでも平穏に過ごせるようにと、お世話係を買って出る。
そんな芽依に、当初は不安だった獣人たちだったが、元気で明るい瞳の存在は、次第に獣人たちの力となっていくのだった。
これはちびっ子転生者の芽依が、獣人や魔獣たちのために奮闘し、癒しとなっていく。そんな、ほっこりまったり? な物語。
神々の愛し子って何したらいいの?とりあえずのんびり過ごします
夜明シスカ
ファンタジー
アリュールという世界の中にある一国。
アール国で国の端っこの海に面した田舎領地に神々の寵愛を受けし者として生を受けた子。
いわゆる"神々の愛し子"というもの。
神々の寵愛を受けているというからには、大事にしましょうね。
そういうことだ。
そう、大事にしていれば国も繁栄するだけ。
簡単でしょう?
えぇ、なんなら周りも巻き込んでみーんな幸せになりませんか??
−−−−−−
新連載始まりました。
私としては初の挑戦になる内容のため、至らぬところもあると思いますが、温めで見守って下さいませ。
会話の「」前に人物の名称入れてみることにしました。
余計読みにくいかなぁ?と思いつつ。
会話がわからない!となるよりは・・
試みですね。
誤字・脱字・文章修正 随時行います。
短編タグが長編に変更になることがございます。
*タイトルの「神々の寵愛者」→「神々の愛し子」に変更しました。
ネグレクトされていた四歳の末娘は、前世の経理知識で実家の横領を見抜き追放されました。これからはもふもふ聖獣と美食巡りの旅に出ます。
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
アークライト子爵家の四歳の末娘リリアは、家族から存在しないものとして扱われていた。食事は厨房の残飯、衣服は兄姉のお下がりを更に継ぎ接ぎしたもの。冷たい床で眠る日々の中、彼女は高熱を出したことをきっかけに前世の記憶を取り戻す。
前世の彼女は、ブラック企業で過労死した経理担当のOLだった。
ある日、父の書斎に忍び込んだリリアは、ずさんな管理の家計簿を発見する。前世の知識でそれを読み解くと、父による悪質な横領と、家の財産がすでに破綻寸前であることが判明した。
「この家は、もうすぐ潰れます」
家族会議の場で、リリアはたった四歳とは思えぬ明瞭な口調で破産の事実を突きつける。激昂した父に「疫病神め!」と罵られ家を追い出されたリリアだったが、それは彼女の望むところだった。
手切れ金代わりの銅貨数枚を握りしめ、自由を手に入れたリリア。これからは誰にも縛られず、前世で夢見た美味しいものをたくさん食べる生活を目指す。
捨てられ侯爵令嬢ですが、逃亡先で息子と幸せに過ごしていますので、邪魔しないでください。
蒼月柚希
恋愛
公爵様の呪いは解かれました。
これで、貴方も私も自由です。
……だから、もういいですよね?
私も、自由にして……。
5年後。
私は、ある事情から生まれ育った祖国を離れ、
親切な冒険者パーティーと、その地を治める辺境伯様のご家族に守られながら、
今日も幸せに子育てをしています。
だから貴方も勝手に、お幸せになってくださいね。
私のことは忘れて……。
これは、お互いの思いがこじれ、離れ離れになってしまった一組の夫婦の物語。
はたして、夫婦は無事に、離婚を回避することができるのか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる