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誘惑の魔物観光ツアー1
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誘惑の魔物は、ふかふかのぬいぐるみ型の魔物だ。
魔物の中でも最弱で、唯一のFランク魔物だ。その愛くるしさから魔物たちのマスコットとして活躍しており、愛護団体までできている。
誘惑の魔物は、住む地域によっていくつか種類に分かれている。
一番多いのはくまさん型だ。くまさん型は世界中に生息していて、白、クリーム、ブラウン、グレー、ブラックなど、ベーシックな色味ながら、古来より多くのファンを魅了している。
次に多いのはうさぎさん型だ。大陸の西側に多く生息している。
うさぎさん型は一番色味が豊富で、白、ブラウン、グレー、ブラックのほか、ピンクや水色のうさぎさんや、ぶち柄のうさぎさんもいる。
わんこ型は、大陸東の海に浮かぶ島国特有の種類だ。くるりと巻いた尻尾と、丸い麿眉毛が特徴だ。色は白、茶、黒の三色のみだ。
大陸東の奥地には、熊猫さん型が生息している。滅多に見られない幻の誘惑の魔物で、白と黒の特徴的な模様をしている。
そして、砂漠の国サハリアには、スナネコさん型が生息している。普通の猫とは少し違って、やや横長で扁平な顔をしていて愛嬌がある。ブラウン系の毛色にグレー系の縞模様のみだ。
おっとりと純粋な性格のものが多い誘惑の魔物の中では珍しく、頭が良いものが多い。
レイはセルバの森で誘惑の魔物に出会ってからは、彼らのファンだ。
だって、カワイイは正義なのである。
***
「ダズ、サハリアには、スナネコさん型の誘惑の魔物がいると聞いたんですが……」
レイが珍しく、やけに神妙な顔でダズに尋ねた。
「ああ、いるよ。砂漠の岩場に暮らしてて、通りがかった旅人や冒険者に水や食べ物を貢がせてるんだ。研究者が言うには、ツンデレな性格らしいぞ」
「ツンデレ……」
「ツンデレだ。気に食わないことがあると、引っ掻くらしいんだが、自分で引っ掻いときながら、相手が怪我すると、舐めて心配そうにするらしい……そんな誘惑の魔物だから、どうも軍は討伐したがらなくてな……さらに世界中から愛好家が一目見ようと観光によく来るから、地元に保護団体までできちまってな。最近では観光ツアーまでできてるよ」
ダズは困ったように眉を下げて、ポリポリと頬を掻いた。
「スナネコさん観光ツアー……」
「いいですね」
瞳をキラキラさせて期待しているレイに対し、レヴィは満面の笑顔で頷いた。
人生というものを謳歌したいレヴィにとって、新しい体験は大歓迎なのだ。もちろん、スナネコさん型の誘惑の魔物観光ツアーも例外ではない。
ダズは「スナネコじゃないからな、あくまでも魔物だからな」と苦笑した。
「せっかくだから、王都に行く前にツアーに連れてってやるよ」
「「やった!!」」
レイとレヴィは声を合わせて喜んだ。
***
「わぁ! 結構、人が集まってますね!」
レイは、朝早くから照りつける太陽に、目を細めた。
本日のレイは、胸元に大きな刺繍が入った水色のロングワンピースを着込み、グレージュ色のマントを羽織っている。動きやすいように、長い黒髪はゆるりと三つ編みにして、カタリーナに綺麗なストールを巻いてもらった。
足元はもちろん、アイザックの鱗のブーツだ。
スナネコさん型の誘惑の魔物観光ツアーの参加者は、レイたちを含めて二十名だった。
ツアーガイドは、メインガイドのお姉さんが一名と、サポートガイドの若者が二名だ。サポートガイドは荷物持ちのほか、砂漠には魔物も出没するため、護衛役も担っているようだ。
出発前に誘惑の魔物用のおやつも買えるようで、レイとレヴィはワクワクと、それぞれ一袋ずつ購入していた。
(……たとえ観光客向けに割高だとしても、これだけは外せない!!)
レイは心の中で、グッと拳を握った。
おもいっきり観光ツアーを堪能する所存である。
ダズはお忍びなので、薄いスカーフを頭に巻いて、目元以外は隠している。目立たない色味のマントも羽織った。
砂漠の民は似たような格好の者が多いため、完璧に一般人に紛れ込んでいた。
サハリア王国ではSランクパーティーのメンバーとして有名な、カタリーナとクリフも同様だ。
いつもミスリルの部分鎧をまとっているカタリーナには珍しく、くるぶしまであるふんわりとしたロングワンピースだ。大胆な民族模様が入ったウールのマントをその上から羽織り、大判ストールを巻いて、目元以外を隠している。
少しだけ見える日に焼けた健康的な肌と、目力の強いエキゾチックな黄金眼がチラリと覗いていて、スラリと背が高くスタイルも良いためか、観光客の中には彼女に見惚れる者も多かった。
クリフも、幾何学模様のスカーフをターバン巻きにし、そこに、小さな魔石入りのアクセサリーを付けている。今日は、銀縁眼鏡はサングラスに代わっていた。
おしゃれなのだが、ちょっと羽ぶりの良い遊び人か商人のような風貌に仕上がっている。
「改めて考えたら、スナネコさんツアーに出たことなかったな」
「近場にあって、却って行かないからね」
観光客に紛れながら、ダズとカタリーナがおしゃべりをしていた。
「みなさん! ここから一時間ほど歩いた岩場に、スナネコさん型の誘惑の魔物の営巣地があります! 途中、魔物に出くわす可能性もありますので、みんなから離れないようにしてくださいね! それでは、出発します!!」
ガイドのお姉さんが声を張り上げて、出発の合図をした。
「一時間!? 結構歩きますね」
「誘惑の魔物は、森の奥深くに住んでいるのが普通だからね。ここまで人の近くに住んでいるのは稀なことだよ」
ルーファスは、逸れないように、レイの手をとって歩き出した。
ルーファスは、細やかな砂漠の砂が髪に入り込まないように、淡い金髪をまとめて、薄手のスカーフを巻いている。青いウールのマントも見慣れないが、とても様になっている。
ダズよりもずっと異国の王子様のような優しげな風貌なので、他の女性観光客たちが、ちらちらとルーファスを盗み見ては、溜め息を漏らしていた。
「私でもスナネコさん型の誘惑の魔物は見たことがないです。今日は楽しみです」
レヴィはいつも以上に上機嫌だ。
いつもながらに周囲から浮かず目立たず、既に現地の住民並みに馴染んでいる。さっきは、別の観光客にサポートガイドだと思われて、声をかけられていたほどだ。
「レヴィでも見たことが無いのか。まぁ、遠くから見てる分には、かわいい魔物だ」
クリフがレイたち三人の後について歩き出した。
淡いローズ色に染まった広大な砂漠を、レイたちはガイドについて歩き出した。
魔物の中でも最弱で、唯一のFランク魔物だ。その愛くるしさから魔物たちのマスコットとして活躍しており、愛護団体までできている。
誘惑の魔物は、住む地域によっていくつか種類に分かれている。
一番多いのはくまさん型だ。くまさん型は世界中に生息していて、白、クリーム、ブラウン、グレー、ブラックなど、ベーシックな色味ながら、古来より多くのファンを魅了している。
次に多いのはうさぎさん型だ。大陸の西側に多く生息している。
うさぎさん型は一番色味が豊富で、白、ブラウン、グレー、ブラックのほか、ピンクや水色のうさぎさんや、ぶち柄のうさぎさんもいる。
わんこ型は、大陸東の海に浮かぶ島国特有の種類だ。くるりと巻いた尻尾と、丸い麿眉毛が特徴だ。色は白、茶、黒の三色のみだ。
大陸東の奥地には、熊猫さん型が生息している。滅多に見られない幻の誘惑の魔物で、白と黒の特徴的な模様をしている。
そして、砂漠の国サハリアには、スナネコさん型が生息している。普通の猫とは少し違って、やや横長で扁平な顔をしていて愛嬌がある。ブラウン系の毛色にグレー系の縞模様のみだ。
おっとりと純粋な性格のものが多い誘惑の魔物の中では珍しく、頭が良いものが多い。
レイはセルバの森で誘惑の魔物に出会ってからは、彼らのファンだ。
だって、カワイイは正義なのである。
***
「ダズ、サハリアには、スナネコさん型の誘惑の魔物がいると聞いたんですが……」
レイが珍しく、やけに神妙な顔でダズに尋ねた。
「ああ、いるよ。砂漠の岩場に暮らしてて、通りがかった旅人や冒険者に水や食べ物を貢がせてるんだ。研究者が言うには、ツンデレな性格らしいぞ」
「ツンデレ……」
「ツンデレだ。気に食わないことがあると、引っ掻くらしいんだが、自分で引っ掻いときながら、相手が怪我すると、舐めて心配そうにするらしい……そんな誘惑の魔物だから、どうも軍は討伐したがらなくてな……さらに世界中から愛好家が一目見ようと観光によく来るから、地元に保護団体までできちまってな。最近では観光ツアーまでできてるよ」
ダズは困ったように眉を下げて、ポリポリと頬を掻いた。
「スナネコさん観光ツアー……」
「いいですね」
瞳をキラキラさせて期待しているレイに対し、レヴィは満面の笑顔で頷いた。
人生というものを謳歌したいレヴィにとって、新しい体験は大歓迎なのだ。もちろん、スナネコさん型の誘惑の魔物観光ツアーも例外ではない。
ダズは「スナネコじゃないからな、あくまでも魔物だからな」と苦笑した。
「せっかくだから、王都に行く前にツアーに連れてってやるよ」
「「やった!!」」
レイとレヴィは声を合わせて喜んだ。
***
「わぁ! 結構、人が集まってますね!」
レイは、朝早くから照りつける太陽に、目を細めた。
本日のレイは、胸元に大きな刺繍が入った水色のロングワンピースを着込み、グレージュ色のマントを羽織っている。動きやすいように、長い黒髪はゆるりと三つ編みにして、カタリーナに綺麗なストールを巻いてもらった。
足元はもちろん、アイザックの鱗のブーツだ。
スナネコさん型の誘惑の魔物観光ツアーの参加者は、レイたちを含めて二十名だった。
ツアーガイドは、メインガイドのお姉さんが一名と、サポートガイドの若者が二名だ。サポートガイドは荷物持ちのほか、砂漠には魔物も出没するため、護衛役も担っているようだ。
出発前に誘惑の魔物用のおやつも買えるようで、レイとレヴィはワクワクと、それぞれ一袋ずつ購入していた。
(……たとえ観光客向けに割高だとしても、これだけは外せない!!)
レイは心の中で、グッと拳を握った。
おもいっきり観光ツアーを堪能する所存である。
ダズはお忍びなので、薄いスカーフを頭に巻いて、目元以外は隠している。目立たない色味のマントも羽織った。
砂漠の民は似たような格好の者が多いため、完璧に一般人に紛れ込んでいた。
サハリア王国ではSランクパーティーのメンバーとして有名な、カタリーナとクリフも同様だ。
いつもミスリルの部分鎧をまとっているカタリーナには珍しく、くるぶしまであるふんわりとしたロングワンピースだ。大胆な民族模様が入ったウールのマントをその上から羽織り、大判ストールを巻いて、目元以外を隠している。
少しだけ見える日に焼けた健康的な肌と、目力の強いエキゾチックな黄金眼がチラリと覗いていて、スラリと背が高くスタイルも良いためか、観光客の中には彼女に見惚れる者も多かった。
クリフも、幾何学模様のスカーフをターバン巻きにし、そこに、小さな魔石入りのアクセサリーを付けている。今日は、銀縁眼鏡はサングラスに代わっていた。
おしゃれなのだが、ちょっと羽ぶりの良い遊び人か商人のような風貌に仕上がっている。
「改めて考えたら、スナネコさんツアーに出たことなかったな」
「近場にあって、却って行かないからね」
観光客に紛れながら、ダズとカタリーナがおしゃべりをしていた。
「みなさん! ここから一時間ほど歩いた岩場に、スナネコさん型の誘惑の魔物の営巣地があります! 途中、魔物に出くわす可能性もありますので、みんなから離れないようにしてくださいね! それでは、出発します!!」
ガイドのお姉さんが声を張り上げて、出発の合図をした。
「一時間!? 結構歩きますね」
「誘惑の魔物は、森の奥深くに住んでいるのが普通だからね。ここまで人の近くに住んでいるのは稀なことだよ」
ルーファスは、逸れないように、レイの手をとって歩き出した。
ルーファスは、細やかな砂漠の砂が髪に入り込まないように、淡い金髪をまとめて、薄手のスカーフを巻いている。青いウールのマントも見慣れないが、とても様になっている。
ダズよりもずっと異国の王子様のような優しげな風貌なので、他の女性観光客たちが、ちらちらとルーファスを盗み見ては、溜め息を漏らしていた。
「私でもスナネコさん型の誘惑の魔物は見たことがないです。今日は楽しみです」
レヴィはいつも以上に上機嫌だ。
いつもながらに周囲から浮かず目立たず、既に現地の住民並みに馴染んでいる。さっきは、別の観光客にサポートガイドだと思われて、声をかけられていたほどだ。
「レヴィでも見たことが無いのか。まぁ、遠くから見てる分には、かわいい魔物だ」
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