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遺跡の探索⑥
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そいつが持ってきた茶菓子は饅頭と言うお菓子だった。
「それで、何の用だ?」
『そんなに焦らないで少しぐらい世間話でもしませんか?』
「俺は、さっさとあいつらの元に帰りたいんだがな」
『まぁまぁ、いいじゃないですか。それで、一つお聞きしたいんですけど、いいですか?』
「どうせ、俺に拒否権は無いだろ?」
お茶をすすりながらそいつの質問を聞いてみると俺でも知らないことを聞かれた。
『なんで、魔王と勇者が貴方の作った孤児院に捨てられているんですか? こんなこと、前代未聞ですよ』
「なんでって言われてもな……俺も知りたいぐらいだ。他の神には聞いたのか?」
『聞きましたよ。もちろんみんな驚いていましたよ。この世界を作った創造神ですら驚いていたのは僕も驚きましたよ』
「まじかよ。もしかしたら……あるかもな」
『……そうですね。あるかもしれません』
そいつは、悲しいような嬉しいような、感情が入り混じった顔をしていた。
「にしても、この茶菓子美味いな」
『でしょ? これ、僕の大好きな味なんですよ。貴方に美味しいって言ってもらえてよかったです』
それからも世間話をして少しの時間がたった時、そいつは本題を振ってきた。
『そうそう、これが一番聞きたかったんですけど。あいつ、何者ですか?』
「? あいつって?」
『孤児院で魔王と勇者と一緒に捨てられていた子供ですよ。あいつ、なんだ? 神に近い力を持っている強さ。あいつは危険だ。こっちに近づきすぎてる』
「あいつって、フォレスか。フォレスは、うん、確かに強いよな。子供の頃だとしても魔王と勇者の殴り合いに交じって喧嘩を止めてたからな」
『……確かにそこまでの力を持っている。だが、あいつに感づかれてします。貴方、少し注意してくれませんか? あいつを止められるのはもう、その子だけかもしれない』
「やってみるが、フォレスの優先順位はリュクスとカリーナだから、そっちに気が回るか知らないぞ」
『大丈夫ですよ。あいつはやるときはやりますから』
「? まぁ、お前が言うなら……やってみるか」
『そろそろ、時間のようですね。それじゃ、また会いましょう。初代勇者と初代魔王を兼任したイレギュラー』
最後に、何か言っていたが俺は元居た道に戻ってきていた。
「神界とこっちは流れる時間が違うんだよな。もう、みんな集まってるかな?」
そして、今に至る。
「それじゃ、次はフォレスの話を聞かせてよ」
「僕? まぁ、いいけど」
フォレス視点
「みんな大丈夫かな」
僕が心配しているのはみんなとまた会えるか、ではない。みんなこの遺跡を破壊せずにちゃんと会えるかだ。一番心配なのはリュクスとカリーナだ。
「あの二人、一人だと何するか分からないからな。戻って、一緒に行こうかな」
そう思って、戻ってみたけど入口が塞がって帰れないようになっていた。
「これじゃ、戻れないや。二人が遺跡を破壊せずに出てくること祈ることしかできないか」
少し先には、何だか怪しげな道が一本。周りには何もなくそれだけがポツンと一つだけあった。
「怪しい、けど、これしか道が無いんだもんな」
その道に入っていくと入口がゴゴゴッと音を立てて下から隆起した土によって塞がれた。
「帰れない。ってか、迷路だよな」
迷路。誰しもが迷うように作られたそれは、絶対的な攻略法がある。それは、壁に手を付けて進むことだ。そうすることで、遠回りはするけど絶対に迷わずにゴールに付くことが出来る。
「時間は掛かるけどこれが一番だよな」
壁伝いに進んでいくと、少し広い道に出た。
「この広さ、知ってる。気を付けて進んでいくか」
足元に注意しながら進んでいくと手元にスイッチがあったらしくガコッと音が鳴った。
「? この音は、もしかして……」
錆びたロボットのようにギギギっと後ろを振り返った。それと同時に巨大で丸い岩が落ちてきた。
「!? に、逃げろー!!!」
地面を転がって迫ってくる巨大な岩、それを殴る。粉々に壊れるぐらいの力で殴ったが岩は壊れず少し遠くに吹き飛んだだけだった。
「硬すぎでしょ!!」
壊れないなら、ゴールまで走って逃げるしかない!
この岩は厄介なことに追尾性能が常備されているみたいでどんなに逃げても追いかけてくる。行き止まりまで来たときは、岩を殴って吹き飛ばしながら戻っていく。
それを繰り返し、やっとのことでゴール付近までたどり着いた。最初の攻略法なんて全く意味をなさなかった。
「や、やっとゴールだ!!」
ゴールは岩が通れないぐらいの狭さになっていた。
「あそこまで行けば!!」
あと少しでというところで岩に変化が訪れた。なんと、脚が生えて今までの倍の速さで迫ってきたのだ!!
「なんで岩に脚が生えてんだよ!!!!」
悪態をつきながら更に速く走しる、そして出口の上から土の壁が降りてきて、岩に腕が生えて手を伸ばしてきた。
「おいおいおい!!! そんなの聞いてないぞ!!! 全く、手間かけさせやがって!!」
その場でジャンプをして後ろを振り返った。その一瞬で、重力魔法を発動させ岩を地中まで埋め込んだ。直地で少しミスをしてごろごろ転がりながらギリギリでゴールにたどり着いた。
「……はぁ、危なかった」
「で、ここにたどり着いた」
「何だか、この中だと一番遺跡っていう遺跡を探索してたな」
「あはは、まぁね」
「よし、これで大丈夫かな?」
「臭いもだいぶなくなったね。それじゃ、先に進もうか」
カリーナとノルメを呼んでこの先に進んだ。
「それで、何の用だ?」
『そんなに焦らないで少しぐらい世間話でもしませんか?』
「俺は、さっさとあいつらの元に帰りたいんだがな」
『まぁまぁ、いいじゃないですか。それで、一つお聞きしたいんですけど、いいですか?』
「どうせ、俺に拒否権は無いだろ?」
お茶をすすりながらそいつの質問を聞いてみると俺でも知らないことを聞かれた。
『なんで、魔王と勇者が貴方の作った孤児院に捨てられているんですか? こんなこと、前代未聞ですよ』
「なんでって言われてもな……俺も知りたいぐらいだ。他の神には聞いたのか?」
『聞きましたよ。もちろんみんな驚いていましたよ。この世界を作った創造神ですら驚いていたのは僕も驚きましたよ』
「まじかよ。もしかしたら……あるかもな」
『……そうですね。あるかもしれません』
そいつは、悲しいような嬉しいような、感情が入り混じった顔をしていた。
「にしても、この茶菓子美味いな」
『でしょ? これ、僕の大好きな味なんですよ。貴方に美味しいって言ってもらえてよかったです』
それからも世間話をして少しの時間がたった時、そいつは本題を振ってきた。
『そうそう、これが一番聞きたかったんですけど。あいつ、何者ですか?』
「? あいつって?」
『孤児院で魔王と勇者と一緒に捨てられていた子供ですよ。あいつ、なんだ? 神に近い力を持っている強さ。あいつは危険だ。こっちに近づきすぎてる』
「あいつって、フォレスか。フォレスは、うん、確かに強いよな。子供の頃だとしても魔王と勇者の殴り合いに交じって喧嘩を止めてたからな」
『……確かにそこまでの力を持っている。だが、あいつに感づかれてします。貴方、少し注意してくれませんか? あいつを止められるのはもう、その子だけかもしれない』
「やってみるが、フォレスの優先順位はリュクスとカリーナだから、そっちに気が回るか知らないぞ」
『大丈夫ですよ。あいつはやるときはやりますから』
「? まぁ、お前が言うなら……やってみるか」
『そろそろ、時間のようですね。それじゃ、また会いましょう。初代勇者と初代魔王を兼任したイレギュラー』
最後に、何か言っていたが俺は元居た道に戻ってきていた。
「神界とこっちは流れる時間が違うんだよな。もう、みんな集まってるかな?」
そして、今に至る。
「それじゃ、次はフォレスの話を聞かせてよ」
「僕? まぁ、いいけど」
フォレス視点
「みんな大丈夫かな」
僕が心配しているのはみんなとまた会えるか、ではない。みんなこの遺跡を破壊せずにちゃんと会えるかだ。一番心配なのはリュクスとカリーナだ。
「あの二人、一人だと何するか分からないからな。戻って、一緒に行こうかな」
そう思って、戻ってみたけど入口が塞がって帰れないようになっていた。
「これじゃ、戻れないや。二人が遺跡を破壊せずに出てくること祈ることしかできないか」
少し先には、何だか怪しげな道が一本。周りには何もなくそれだけがポツンと一つだけあった。
「怪しい、けど、これしか道が無いんだもんな」
その道に入っていくと入口がゴゴゴッと音を立てて下から隆起した土によって塞がれた。
「帰れない。ってか、迷路だよな」
迷路。誰しもが迷うように作られたそれは、絶対的な攻略法がある。それは、壁に手を付けて進むことだ。そうすることで、遠回りはするけど絶対に迷わずにゴールに付くことが出来る。
「時間は掛かるけどこれが一番だよな」
壁伝いに進んでいくと、少し広い道に出た。
「この広さ、知ってる。気を付けて進んでいくか」
足元に注意しながら進んでいくと手元にスイッチがあったらしくガコッと音が鳴った。
「? この音は、もしかして……」
錆びたロボットのようにギギギっと後ろを振り返った。それと同時に巨大で丸い岩が落ちてきた。
「!? に、逃げろー!!!」
地面を転がって迫ってくる巨大な岩、それを殴る。粉々に壊れるぐらいの力で殴ったが岩は壊れず少し遠くに吹き飛んだだけだった。
「硬すぎでしょ!!」
壊れないなら、ゴールまで走って逃げるしかない!
この岩は厄介なことに追尾性能が常備されているみたいでどんなに逃げても追いかけてくる。行き止まりまで来たときは、岩を殴って吹き飛ばしながら戻っていく。
それを繰り返し、やっとのことでゴール付近までたどり着いた。最初の攻略法なんて全く意味をなさなかった。
「や、やっとゴールだ!!」
ゴールは岩が通れないぐらいの狭さになっていた。
「あそこまで行けば!!」
あと少しでというところで岩に変化が訪れた。なんと、脚が生えて今までの倍の速さで迫ってきたのだ!!
「なんで岩に脚が生えてんだよ!!!!」
悪態をつきながら更に速く走しる、そして出口の上から土の壁が降りてきて、岩に腕が生えて手を伸ばしてきた。
「おいおいおい!!! そんなの聞いてないぞ!!! 全く、手間かけさせやがって!!」
その場でジャンプをして後ろを振り返った。その一瞬で、重力魔法を発動させ岩を地中まで埋め込んだ。直地で少しミスをしてごろごろ転がりながらギリギリでゴールにたどり着いた。
「……はぁ、危なかった」
「で、ここにたどり着いた」
「何だか、この中だと一番遺跡っていう遺跡を探索してたな」
「あはは、まぁね」
「よし、これで大丈夫かな?」
「臭いもだいぶなくなったね。それじゃ、先に進もうか」
カリーナとノルメを呼んでこの先に進んだ。
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追記:2025/09/20
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