幼馴染みの2人は魔王と勇者〜2人に挟まれて寝た俺は2人の守護者となる〜

海月 結城

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鉱石ジュース

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  ギルドで良い宿屋を教えてもらい。まずはそこに向かうことにした。
 影で人気があるようで、人はそこまで入っていないがそこがまたいいらしい。

「さてっと、行くか」

 受付嬢に書いてもらった地図を手元に散策でもしながら歩くことにした。
 ギルドからその宿屋やまで少し裏路地も使って行く。なんで宿屋がそんなところにあるのか、疑問で仕方ないがそこにあって今もあり続けるには何か理由がある筈だ。
 その所も気になる。

 宿屋に行く途中に気になるものがあったので寄ってみた。
 そのお店の看板には鉱石のマークとコップのマークが描かれていた。
 中に入ると、薄暗い部屋の壁際にある棚に瓶に入っている鉱石が並んでいた。
 それを横目に、どんどん奥に入っていく。
 受付のようなものを見つけたが、そこには誰もいなかった。

「すみませーん! 誰かいませんか?」

 声を掛けてみるが返事は帰ってこない。
 鉱石を見ながら少し待っていると、上からドタドタと足音が聞こえてきた。

「ごめんなさーい! いつも人なんて来ないから寝てたよ……はぁ……」

 焦ったように出てきたと思ったら、凹みだした。
 忙しい人だな。

 その人は咳払いをして、髪と身だしを整た。

「いらっしゃいませ、お客様。今日はどのような御用でしょうか?」

 さっきとは打って変わって一流の店員のような声と雰囲気み切り替わった。

「えっと、このお店はどんなお店なんですか?」
「ここでは、鉱石のジュースが飲めますよ」
「鉱石のジュース!?」
「はい。鉱石のジュースですよ。お試ししてみますか?」
「良いんですか?」
「もちろんです。幾つかご用意しますので少し待っててくださいね」

 店員さんは棚から三つの鉱石を持ってきた。

「鉱石から採れるジュースは何百回も使えるので凄く良いんですよ。味も落ちないし、儲かる……筈なんですけどね」
「そ、そうなんですか」

 どうやって鉱石からジュースを採るのか、ものすごい気になってる。

 店員さんも僕の視線に気付いたのか、裏に行こうとしていた足を止めてこっちに戻ってきた。

「どうやって鉱石からジュースを採るか気になる?」
「……はい。気になります」
「それじゃ、特別だよ」

 店員さんはコーヒーサイフォンのようなものを取りだした。
 ロートにフィルターとの鉱石を入れ、フラスコに一杯分の水を入れた。
 フラスコに入っている水を火で温めて沸騰させた。
 沸騰したお湯が上のロートに移動すると、見たことのない光景を見た。

 ロートに入っていた鉱石がそのお湯に包まれたとき鉱石が淡く光りだして水の色をに変えた。

 火を止めて、それが落ちるのを待つ。
 それを三つ同時に終わらせた。

「お待たせ。待った?」
「いえ、待ってないです」
「そう。それじゃ、どれから飲む?」

 三つのコップに茶色、黒色、緑色のジュースが出てきた。

「どれから飲む?」
「おススメはどれですか?」

 色がどれも凄くて、ちょっと気が引ける。

「おススメは……どれもおススメですけど、強いて言うなら茶色のジュースですね」

 茶色のジュースを手に取って口に運んだ。
 そのジュースはまるでお茶のような味だった。それと同時に体に力が溢れてきた。

「え、なにこれ?」
「どう? 鉱石ジュース」
「凄い、美味しいです。ってか、なんか体から力が湧いてくるんですけど……これなんですか?」
「実は、この鉱石には体を強化する力があるんだよ。けど、特殊な条件下でしかそれは外に出てこない」
「それは?」
「もちろん、企業秘密だよ」
「ですよね」

 ほかの二つを飲んでみると、黒色のジュースがコーヒーの味。緑色のジュースがメロンの味がした。

「どう? なにか欲しいものある?」
「そうですね。魔物倒しに行くときにまた飲みに来ますよ」
「そっか、今必要じゃなかったか。でも、必要な時飲みに来てくださいね」
「分かりました」

 鉱石のジュースを飲むといういい体験をした後、僕は宿屋に向かった。
 宿屋に着いた僕は、早速二部屋を取って荷物を置いた。
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