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第2章 人狼さん、冒険者になる
35話 人狼さん、やっぱり騙されていた
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影から這い出る無数の黒い腕……。
そんなのが足に絡みついてきたら、私なら腰を抜かす。
何、その呪われた感満載な能力。それなら鎖の方が普通に見えるよね。
「確かにそれよりはいいな、うん」
どこのホラーだと思いつつ、鎖の方がマシかと眺める。
黒い鎖かぁ。色のせいか不吉な感じがするけど、これって人前で使って大丈夫なのかな。更に怖がられるとかだったら嫌なんだけど。
「聞いた話によると、視界の範囲内で自分の影を自由に動かせるらしいニャ。ユーシスが戦う時は重宝してたニャー」
「へぇ……」
懐かしそうに語るニケの説明を聞きながら、離れた地面に意識を集中させる。
数歩離れたその地面から一本の黒い鎖が勢いよく現れ、傍の木にそのまま巻き付く。
ほえ~、よくわからないけど、なんかスゴイ。
これ、相手の足に絡めたら動きを阻害出来そうだよね。大多数との乱闘にも使えるんじゃないのかな。
なんというか、別に動かせる手が増えたようなおかしな感覚だ。
このまま影の中に物が仕舞えるのかと、右手に持ったままだった山鳥に意識をを移す。
私の意志に答えるように腕に絡んでいた鎖が山鳥に絡みつき、そのままするすると足元の地面に消えていく。
ああ、地面に沈んでいく生気の無い山鳥の目が、何かを訴えかけてくるような錯覚が……。
全てが影の中に納まり、確認するように足元の地面を見るが、鎖も山鳥も跡形もなく綺麗に消えていた。
自分でやっておいて何だけど、ちょっとキモイ。どこのホラー映画だ。
けど、便利っちゃ便利だよね。
収納の代わりに使うだけなら人目にも付きづらいし、いいかも。
エイダから収納アイテムを買った出費は地味に痛いが、これは気にしたら負けだ。むしろ、沢山収納が出来ると前向きに考えよう。
他にもどんな使い方を黒狼達がしていたのかを聞きながら、小道を歩いていく。
ニケの話から判断すると、どうも戦闘ができるほどの殺傷能力は影には無いようで、補助的な使い方がメインだったらしい。
まあ、それでもかなり有能なんじゃないかな。
「さて、この小道の先がクロウの住む現世だニャ」
そう言って、森を抜けて開けた道の先を指さす。
確かにその先は昼の明かりが漏れており、そこだけ切り取られたかのようだ。
「そして、あれがイヴァリースだニャ」
「は?」
指さした先を九十度右へとそらし、遠くに見える巨大な樹木を指さした。
大きすぎて周囲から孤立しているようにも見えるが、堂々とした姿をしている。
勿論、その木も淡く光り輝いており、幻想的で美しい。
「俺の知っているイヴァリースは、一応人間の姿だったんだが……」
これと言って特徴のない、地味な顔の神様を思い浮かべる。
私が覚えているのは、コンビニでバイトしてるようなモブキャラだったんだけど。
「それは擬態だニャ。イヴァリースはこの世界を支えている世界樹で、この世界の生みの親であり最初の神だニャー。聞いてなかったのかニャ?」
なんだってー! そんな偉い神様だなんて聞いていない……いや、ノアと初めて出会った時にそんなことを言っていたような気がする。
この世界を創った最初の神とかなんとか。あまりにさらっと説明されて、事の重大さに気づいてなかったね。
そうだよね、神様だって自分でも言ってたもんね。
でも、世界樹とは聞いてなかったなー、うん。
「今の現世は強い亜人が減って、弱い人間が増えたせいで魔物が一杯ニャ」
「そうなのか?」突然変わった話に首を傾げつつ相槌を打つ。
「なのニャ。魔物は魔力を吸収してエネルギ―に変えて活動してるんだニャ。そのせいでこの世界を維持する魔力が減ってイヴァリースが大変なんだニャー」
え、なにその初耳な内容。
「魔力? 魔法を使う時に必要なアレか?」
「魔法だけじゃないニャ。恩恵を使う時にはみんな、意識せずに使ってるニャ。けど、幻獣や人族は、自分の体の中にある魔力だけを使うからそれは問題無いニャ」
「それは知らなかったな」
魔法は使えないけど、私の体の中にも魔力があるってことか。
で、その魔力を消費して恩恵を使っているというか、発動させているんだね。あまりに自然に使っているせいか、実感が無いなぁ。
「問題は魔物達に吸収されてる分ニャー。あいつら自分の体で作れないから、そこら辺にある魔力を片っ端から吸収して活動してるんだニャ。だから増えるとその分を更に使われてしまうんだニャ」
うーんと、そこら辺にあるってことは空気みたいなものかな?
それが無いと生きてけない所も似てるかなー。
流石ファンタジーな世界は違うよね。そんなものがあるんだ。
そういや地球も生き物が増えると、二酸化炭素が多くなって環境が悪くなるんだっけ? それに近いような近くないような……。
いや、この場合、必要な物が減っちゃうっぽいから、ちょっと違うのか。
うんうんと頷きながら、必死に話しについていこうと頭の中で考えを巡らせる。
日本にいた頃には無い概念だから、理解するのが難しいなぁ。
「奴らが増え過ぎると、魔力が減って、世界樹に必要な魔力が届かなくなるニャ。今はまだ葉っぱが元気ないだけで済んでるけど、これで枯れてきたら世界も大変なことになるニャー」
え?
「どういうことだ」
難しい顔のニケに思わず聞き返す。
世界樹が枯れると世界も大変? それって、もしかして。
「世界樹が枯れるという事は、世界も枯れると同じ事ニャ。枯れ落ちて世界樹が死ねば、この世界も終わりだニャ」
やっぱりー!
「今はまだ影響は少ないけど、何百何前年と考えていくと早めに手を打つに限るわけだニャ。そこでまずは減った亜人を増やして、魔物の数を減らそうと思い立ったわけだニャ」
「それで黒狼の復元になったわけか……」
「そうだニャ。イヴァリースからこの件は聞いてなかったかニャ?」
私の返した言葉に、ニケが首を傾げて聞き返してくる。
ええ。そんな事、全っ然聞いていませんでしたよ!
「一言も聞いてないな。……多分、イヴァリースがユーシスの体を選んだのも、この体に魔物を狩らせるつもりだったんじゃないのか?」
「僕もそうなんじゃないかと思うニャー。ユーシスは黒狼の中でもかなり強い個体だニャ。戦闘に関しては一番適役ニャ。イメージ改善より、そっちを取ったみたいだニャ」
成程ね。通りでこの体、戦闘系の恩恵しかないはずだ。
最初から戦わせる為に復元してたんだね。
そして中身の魂が無いから、わざわざ別の世界まで行って、扱いやすそうな魂を見繕ってきたわけだ。
モブ顔のイヴァリースを思い出し、軽く殺意が芽生える。
なーにが君を信じてる、だ。
今度会ったら、顔が変形するぐらい殴ってやろう。この体なら余裕でいける。
けど、それで私の気がすむかなぁ。
「ニケの話を聞いていたら、確実に俺はこの世界には来なかったな。性別以外にもまだ色々隠しているとは思っていたが、ここまでとは」
そういえばあの邪神、私が人族と魔物が対立してると聞いて引いた時、強引に何でもない風に持っていったんだよね。
で、それ以降はその話は一切なくなって、私も気にしてなかった。
今思えば、その時の私の反応を見て、わざと話さなかったんじゃないのかな。
ということは、人狼がここまで怖がられていることもわかってて言わなかった可能性もあるよね。いや。この流れだと、絶対知ってて隠してたんじゃないかな。
流石邪神、やることが汚い。騙された私も馬鹿だけど!
「やっぱりクロウはこの世界は嫌いになったかニャー」
「っ……いや、そんなことはないぞ」
そんな悲しそうな顔して言われたら、嫌いなんて嘘でも言えないじゃん!
イヴァリースはあれだけど、他は好きだよ?
ヒナもいるし、投げ出す気は無いから安心して欲しい。
「それに乗り掛かった舟だ。最後までイヴァリースには付き合うさ」
なんたって、今の私にはこの世界で生きていくしかないからね。
それなら、悔いの無いようにやるしか無いよね!
そんなのが足に絡みついてきたら、私なら腰を抜かす。
何、その呪われた感満載な能力。それなら鎖の方が普通に見えるよね。
「確かにそれよりはいいな、うん」
どこのホラーだと思いつつ、鎖の方がマシかと眺める。
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「聞いた話によると、視界の範囲内で自分の影を自由に動かせるらしいニャ。ユーシスが戦う時は重宝してたニャー」
「へぇ……」
懐かしそうに語るニケの説明を聞きながら、離れた地面に意識を集中させる。
数歩離れたその地面から一本の黒い鎖が勢いよく現れ、傍の木にそのまま巻き付く。
ほえ~、よくわからないけど、なんかスゴイ。
これ、相手の足に絡めたら動きを阻害出来そうだよね。大多数との乱闘にも使えるんじゃないのかな。
なんというか、別に動かせる手が増えたようなおかしな感覚だ。
このまま影の中に物が仕舞えるのかと、右手に持ったままだった山鳥に意識をを移す。
私の意志に答えるように腕に絡んでいた鎖が山鳥に絡みつき、そのままするすると足元の地面に消えていく。
ああ、地面に沈んでいく生気の無い山鳥の目が、何かを訴えかけてくるような錯覚が……。
全てが影の中に納まり、確認するように足元の地面を見るが、鎖も山鳥も跡形もなく綺麗に消えていた。
自分でやっておいて何だけど、ちょっとキモイ。どこのホラー映画だ。
けど、便利っちゃ便利だよね。
収納の代わりに使うだけなら人目にも付きづらいし、いいかも。
エイダから収納アイテムを買った出費は地味に痛いが、これは気にしたら負けだ。むしろ、沢山収納が出来ると前向きに考えよう。
他にもどんな使い方を黒狼達がしていたのかを聞きながら、小道を歩いていく。
ニケの話から判断すると、どうも戦闘ができるほどの殺傷能力は影には無いようで、補助的な使い方がメインだったらしい。
まあ、それでもかなり有能なんじゃないかな。
「さて、この小道の先がクロウの住む現世だニャ」
そう言って、森を抜けて開けた道の先を指さす。
確かにその先は昼の明かりが漏れており、そこだけ切り取られたかのようだ。
「そして、あれがイヴァリースだニャ」
「は?」
指さした先を九十度右へとそらし、遠くに見える巨大な樹木を指さした。
大きすぎて周囲から孤立しているようにも見えるが、堂々とした姿をしている。
勿論、その木も淡く光り輝いており、幻想的で美しい。
「俺の知っているイヴァリースは、一応人間の姿だったんだが……」
これと言って特徴のない、地味な顔の神様を思い浮かべる。
私が覚えているのは、コンビニでバイトしてるようなモブキャラだったんだけど。
「それは擬態だニャ。イヴァリースはこの世界を支えている世界樹で、この世界の生みの親であり最初の神だニャー。聞いてなかったのかニャ?」
なんだってー! そんな偉い神様だなんて聞いていない……いや、ノアと初めて出会った時にそんなことを言っていたような気がする。
この世界を創った最初の神とかなんとか。あまりにさらっと説明されて、事の重大さに気づいてなかったね。
そうだよね、神様だって自分でも言ってたもんね。
でも、世界樹とは聞いてなかったなー、うん。
「今の現世は強い亜人が減って、弱い人間が増えたせいで魔物が一杯ニャ」
「そうなのか?」突然変わった話に首を傾げつつ相槌を打つ。
「なのニャ。魔物は魔力を吸収してエネルギ―に変えて活動してるんだニャ。そのせいでこの世界を維持する魔力が減ってイヴァリースが大変なんだニャー」
え、なにその初耳な内容。
「魔力? 魔法を使う時に必要なアレか?」
「魔法だけじゃないニャ。恩恵を使う時にはみんな、意識せずに使ってるニャ。けど、幻獣や人族は、自分の体の中にある魔力だけを使うからそれは問題無いニャ」
「それは知らなかったな」
魔法は使えないけど、私の体の中にも魔力があるってことか。
で、その魔力を消費して恩恵を使っているというか、発動させているんだね。あまりに自然に使っているせいか、実感が無いなぁ。
「問題は魔物達に吸収されてる分ニャー。あいつら自分の体で作れないから、そこら辺にある魔力を片っ端から吸収して活動してるんだニャ。だから増えるとその分を更に使われてしまうんだニャ」
うーんと、そこら辺にあるってことは空気みたいなものかな?
それが無いと生きてけない所も似てるかなー。
流石ファンタジーな世界は違うよね。そんなものがあるんだ。
そういや地球も生き物が増えると、二酸化炭素が多くなって環境が悪くなるんだっけ? それに近いような近くないような……。
いや、この場合、必要な物が減っちゃうっぽいから、ちょっと違うのか。
うんうんと頷きながら、必死に話しについていこうと頭の中で考えを巡らせる。
日本にいた頃には無い概念だから、理解するのが難しいなぁ。
「奴らが増え過ぎると、魔力が減って、世界樹に必要な魔力が届かなくなるニャ。今はまだ葉っぱが元気ないだけで済んでるけど、これで枯れてきたら世界も大変なことになるニャー」
え?
「どういうことだ」
難しい顔のニケに思わず聞き返す。
世界樹が枯れると世界も大変? それって、もしかして。
「世界樹が枯れるという事は、世界も枯れると同じ事ニャ。枯れ落ちて世界樹が死ねば、この世界も終わりだニャ」
やっぱりー!
「今はまだ影響は少ないけど、何百何前年と考えていくと早めに手を打つに限るわけだニャ。そこでまずは減った亜人を増やして、魔物の数を減らそうと思い立ったわけだニャ」
「それで黒狼の復元になったわけか……」
「そうだニャ。イヴァリースからこの件は聞いてなかったかニャ?」
私の返した言葉に、ニケが首を傾げて聞き返してくる。
ええ。そんな事、全っ然聞いていませんでしたよ!
「一言も聞いてないな。……多分、イヴァリースがユーシスの体を選んだのも、この体に魔物を狩らせるつもりだったんじゃないのか?」
「僕もそうなんじゃないかと思うニャー。ユーシスは黒狼の中でもかなり強い個体だニャ。戦闘に関しては一番適役ニャ。イメージ改善より、そっちを取ったみたいだニャ」
成程ね。通りでこの体、戦闘系の恩恵しかないはずだ。
最初から戦わせる為に復元してたんだね。
そして中身の魂が無いから、わざわざ別の世界まで行って、扱いやすそうな魂を見繕ってきたわけだ。
モブ顔のイヴァリースを思い出し、軽く殺意が芽生える。
なーにが君を信じてる、だ。
今度会ったら、顔が変形するぐらい殴ってやろう。この体なら余裕でいける。
けど、それで私の気がすむかなぁ。
「ニケの話を聞いていたら、確実に俺はこの世界には来なかったな。性別以外にもまだ色々隠しているとは思っていたが、ここまでとは」
そういえばあの邪神、私が人族と魔物が対立してると聞いて引いた時、強引に何でもない風に持っていったんだよね。
で、それ以降はその話は一切なくなって、私も気にしてなかった。
今思えば、その時の私の反応を見て、わざと話さなかったんじゃないのかな。
ということは、人狼がここまで怖がられていることもわかってて言わなかった可能性もあるよね。いや。この流れだと、絶対知ってて隠してたんじゃないかな。
流石邪神、やることが汚い。騙された私も馬鹿だけど!
「やっぱりクロウはこの世界は嫌いになったかニャー」
「っ……いや、そんなことはないぞ」
そんな悲しそうな顔して言われたら、嫌いなんて嘘でも言えないじゃん!
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