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第8話:市民の木
第33章:季布一諾(きふのいちだく)
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♡ーーーーー♡
【季布一諾】一度した約束や承諾は必ず守ることのたとえ。
昔の人や妖怪や神様は約束絶対守るんだぞ、みたいな。
♡ーーーーー♡
あいつ、どこいきよってん?
俺は周囲を見渡した。あの木霊め、俺の瀬良の肉体に憑いたまま、うろちょろと・・・。きつく言ってやらにゃあならん。
「どうしたの?お兄ちゃん?」
綾音のところの清香がとことことと寄ってくる。さっきバトっていた時は、芝三郎狸に言って、離れておいてもらったのだが、どうやら終わったと判断したのだろう、二人でこっちにやってきた。
「嬢ちゃんな?瀬良の姉ちゃんが桔梗につれてかれてもーてん。探すの手伝ってくれるか?」
気持ち的には、ここで待っとれと言って、さっさとひとりで探しに行きたいが、まさか、この子達を置いていくわけには行かない。納得させて、ついてきてもらわなければいけない。それでも、この幼子を連れて歩くだけで結構なタイムロスだ。
「なあ、芝三郎・・・お前、匂いとかで瀬良の場所わからんの?」
「失礼な!拙者は犬ではござらん。狸にござる」
俺の認識ではそのへんほぼ同じなんだけどなあ。しゃあない。疲れっけどやるか。
俺は背負っていた小さいデイバックから和紙を数枚取り出す。和紙の中央には土御門の家紋である五芒星が墨で描かれている。五芒星は五行を象徴し、陰陽術の発動の媒介になる重要なシンボルだった。
和紙を二つ折りにして口に咥え、右手で刀印を左手で掌印を結ぶ。
口に和紙を咥えているので言いにくいことこの上ないが、このまま呪言を奏上した。
「前五 青竜 木神 家在 寅主銭財 慶賀吉将」
ぼうと和紙が青く輝き、薄青い煙のようになって中空に消える。それなりの力のある術者が見れば、青い龍が天に立ち上る姿が視えるだろう。土御門家の当主に引き継がれる十二天将のひとつ『青龍』だ。これは木気を宿し、幅広い行動範囲を持つ。木の精霊である木霊を見つけるのにはうってつけだろう。
「行けや・・・」
目を閉じると青龍の視覚を共有できる。上空から町を見つめる。今は通常の人間の視覚にチューニングしているが、これを少し霊的なものを検出しやすいものに変える。赤外線スコープのようなイメージ。灰色に景色が沈み、その代わり霊的なものが光り輝いて視える。
町とは言え、そこここに霊的なものは潜んでいる。地縛霊、とるに足らない雑霊や動物霊、古い物に宿る付喪神、そして、あの桔梗のごとく古い命に宿る霊も浮き上がって視える。
なんや・・・?
俺の視覚がひとつのモノを捕らえた。うずくまり、震え、くすんでいる。
普段なら雑霊として、見過ごすほどのものだったが、妙に気になった。
いや、今はそれどころやない。
視覚をより広範囲に広げる。あの桔梗はかなり高位の木霊だ、いかに瀬良に憑依しようとも、その気配を消そうとしても・・・完全に隠れきる、ことは不可能だ。
それを見つけて、俺はにやりと笑う。
「おった」
青龍に、それを見張るように告げ、目を開く。
「嬢ちゃん、瀬良の姉ちゃんおったで。一緒に来てくれるか?」
優しく言うと、コクリと頷く。ええ子やな。そして、今見つけた瀬良・・・いや、桔梗のいる場所へと俺達は急いだ。
☆☆☆
ざわりと空気が震えた。
木霊は風と親しい。風の震えは木の葉を揺らし、『私』達に世界の変化を伝えてくれる。今もそうだ。空気が揺れて、何かがきたことを教えた。
そして、その何かは『私』を見つけて、悦んだ。
あの、術者?
お腹の中がまたびくんとする。今、あの術者に邪魔されたくはない。
「玉置さん・・・早く行かねばなりません。お願いします。」
手を伸ばす。その手におずおずと玉置が自分の手を伸ばしてきた。
「あんた・・・一体・・・?」
そうか、理解、できないか。一番、彼女が納得するのはどういう言い方だろうか?
「同族・・・?いや、同じもの?・・・と言えばいいでしょうか?来てほしいです。『彼』はあなたを待っています。」
さあ、と手を伸ばすと、玉置はその手を取った。やや震えている気がするのは気のせいだろうか?
私はその手を引いて家を出る。中空を見ると、そこには体長1メートルほどの見慣れぬ龍が舞っていた。
あれか・・・。
周囲を見回す。今は冬が近い。眷属の力は望めない。
では・・・。
『はやちかぜ吹越して舞えもみじ葉よ』
ふうっと種になる空気の渦を唇から吐き出すと、その渦はたちまち風龍となって垂直に立ち上がる。いわゆる竜巻というやつだ。小さく作ったので、人の子の家には当たらぬはずだ。
「な!?」
手を繋いだ先の玉置が声を上げる。ああ・・・龍は見えずとも、風は感じるか?
すまない。びっくりさせたか?
風の龍が青い龍を取り巻き、絡め取り、中空で弄ぶ。
もう一度、ふうと息を吐き、さらにもう一体。
二匹の風の龍にもみくちゃにされ、青龍はあらぬ方向へと流されていった。
今の内だ・・・。
「あんた?もしかして・・・本当に、『神様』かい?」
そうかも知れない。人の子は私に祈りを捧げる。宮を作る。その先にいるものを等しく『神』と呼ぶなら、『私』は神だろう。
私は玉置の手を引いて奔った。足にも風をまとっているので、通常以上の速さが出る。多分、術者は青龍のいる場所にくるはず。その青龍を翻弄している隙に・・・。
疾風の如き速度で、『私』達は広場についた。そこには、あの木があった。
はあ、と玉置がため息をつく。無理をさせてしまったかもしれない。
「なんでここに?」
彼女はキョロキョロとあたりを見回した。
玉置には、こいつの姿が視えないのか?
なんだ、お前、姿を見せようとしていないのか?
『私』には『彼』が視えていた。
玉置が『市民の木』と呼んでいる、彼女とともに来た木の根本にいる木霊。ボロボロの姿。髪の毛はごっそり抜け、左の頬はこけ、右の目と頬は腐り落ちている。それに続く、右の腕は黒く変色し、ジュクジュクと腐敗臭を放っていた。
「姿を見せてやれ」
お前を守るために、この女は果敢に戦った。
そして、お前は、この女との約束を守るため、ギリギリまで生きようとしたのだろう?
「姿を見せてやれ」
もう一度言った。だが、『彼』はゆっくり首を振った。
「見られたく・・・ない」
ぎゅっと、膝を抱える。唇を噛み締めて、全身を蝕む病の痛みに耐えていた。
そう・・・この樹は病んでいるのだ。
玉置のところに来ていた男は医師だ。樹の医師。そして、この樹の寿命を知った。
枝が折れたのは偶然ではない。もう、子供を支える力がないのだ。
それでも、『彼』は生を手放さない。生きようとする。
それは・・・
『じゃあ、約束ね。私とここでずっと遊ぼうね!』
幼い玉置と交わした約束。『彼』はずっと、彼女を見ていた。
小学生のとき、いじめられて悲しそうにしていたときも、
中学生のとき、初めて失恋したときも、
高校生のとき、成績が振るわず、親に怒られていたときも、
社会人になって、さっそうと通勤する姿は微笑ましく嬉しかった。
子を宿し、大きなお腹を抱えて広場で優しく微笑んでいた。
幼子に歌を聞かせて、本を読んで、遊んでいるところを目を細めて眺めていた。
年老いても、美しかった。
凛として、何者にも負けない強い意思を持っていた。
母親としての強さ、人としての強さ。
そんな風に成長していったのを、嬉しく思った。
でも、『彼』の中にいつもいたのは、あの日、『ずっと遊ぼう』と言った、幼い玉置だった。
「もしかして・・・そこにいるのかい?」
玉置が言った。彼女の目に『彼』は映らない。私達は、見せようとした人間にしかその姿を見せることはない。『彼』は今、誰の目にも映らないようにしている。
そのはずなのに、不思議なことに、彼女の目はまっすぐ『彼』に向いていた。
「ずっと・・・いたのかい?」
彼女の目から涙が溢れる。
「会いたいよ」
手を伸ばす。その手が、『彼』の頭に触れようとする。
玉置の目は、優しい少女のそれだった。愛おしむように、まるで、恋人に向けるように。
でも・・・。
「あなたは選ばなければならない」
『私』は言った。言うべきだと思ったからだ。
「この者は、もうすぐ『死ぬ』。死ねば、二度と会えない。
だから、お前が望み続ける限り、この者は苦しみながら最期まで生きようとする。
どうする?
契を結び続け、この者を苦しみのまま限界まで生かすか?
契を解き放ち、この者の苦しみを終わらせるか?」
そう、約束に縛られて、この者は枯れることも出来ず、内部から朽ちている。
その痛みは想像を絶する。それでも、この者はそれを選んでいるのだ。
お前は、どうする?
玉置
「私が・・・苦しめているのか?」
『私』はうなずいた。
お前が鍵だ。お前が契の主だからだ。
死ねば会えなくなる。だから、ひと目なりとも、と思って連れてきたが、この者はそれを拒んだ。
「あなたが苦しむのは嫌だよ・・・嫌だよ」
玉置は泣いた。膝を落として、空を仰いで、泣いた。
その姿は、まるで子どものようだと、『私』は思った。
「結婚しても、子供が出来ても、忘れたことなんかなかったよ。
いつも、支えてくれた、いてくれた・・・。嬉しかったよぉ。
ちゃんと、言わなきゃってずっと思っていたんだ」
だから・・・
「もう・・・苦しまないで・・・・」
ゆっくりと玉置が頭を下げた。
「本当に・・・ありがとう・・・。」
ざああああっと風が吹き抜けた。市民の木の枝を揺らす。
根本にうずくまる木霊が、『彼』が、ふわっと笑った。
そして、その姿は徐々に中空に溶けていった。
「いって・・・しまったよ」
泣き崩れる玉置に、『私』は目の前のありのまま、そう言った。
☆☆☆
「ままー!!ぱぱー!!!」
東京駅の新幹線改札を抜けると、元気のいい、そして、やたら懐かしく聞こえる声がした。清香ちゃんが、ぴょこんぴょこんと手を振りながら跳ねている。その横には芝三郎、そして、瀬良と土御門もいる。
ああしていると、まるで親子のようだな。
一緒に降りてきた宝生前が瀬良と土御門に軽く手を振るような挨拶をした。
清香ちゃんがパタパタ走ってきて、ぴょんと飛びついてきたので、私はよろけてしまわないようしっかりとキャッチした。
ああ・・・あったかいなあ。
ぎゅぎゅっと抱きしめると、いい匂いがした。帰ってきた、という実感がじわっと湧いてくる。
「綾音殿!ダリ殿!お・・・お土産は?」
芝三郎はすでによだれを垂らしかねないような顔をしている。もちろん、あるよ。お土産。
「家に帰ってからね」
適当に芝三郎をいなし、私は土御門たちの方に向かった。
「清香ちゃん達、連れてきてくれて、ありがとう。」
はい、とお土産を渡す。岡山といえば、きびだんご。きびだんご20個入りだった。
「ありがとうございます」
瀬良が受取り、丁寧に頭を下げてくる。この人はやっぱり美人さんで、仕事できる風で、いいなあ。
「まあ、めっちゃ苦労してんねんけどな」
苦労?ああ、小さい子を連れて来るの大変だったのかも。
「清香ちゃん、大変でした?」
「いや、そっちやない・・・桔梗や」
クイッと親指で瀬良を指差した。そして、土御門が簡単に経緯を説明してくれる。
「じゃあ・・・桔梗は、そのおばあちゃんを『木霊』にあわせようとして?」
「それならそうと、それならそうと言うてくれればええのに。町中でいらんバトルしてもーた。なあ、瀬良ちゃん」
言われて、瀬良が頷くが、なにやら顔が赤い・・・気がする。なんで?
「最終的には、わいらはずっとあの広場におってんな」
そう、土御門は青龍のいるところには向かわなかったのだ。それは、土御門自身も青龍の視覚で例の『木霊』の姿を見ていたから、だった。
「なんとなく、ここに来るんやないかな、って思ってん。それに・・・瀬良ちゃんの匂いしたし」
「匂いって!!私そんなに臭くないです!」
瀬良が顔を真っ赤にして怒る。
「臭いなんて言うてへん。ええ匂いやで」
「そういう問題じゃないです!!」
なんか、この二人、すっごく仲良さそうでいいなあと毎回思ってしまう。
まあ、とにかく、土御門は桔梗が玉置を『木霊』に会わせている所、病んだ『木霊』を天に返すところを見ていたと言う。
「ほんまはそのまま襲いかかって、瀬良ちゃんの身体取り戻さな、思ったんやけどな。こいつらが・・・」
そこで、清香ちゃんと芝三郎が止めたのだという。
『桔梗さんは、悪いことしないから!』
その言葉で踏みとどまった、ということらしい。
「結果として、玉置は納得し、病んだ『木霊』は回向されたっちゅーことで、大団円だ。と、言うわけで、この子の中にいる、桔梗、受け取ってくれへん?」
瀬良がお腹をさすっている。そうか・・・まだ彼女の中に桔梗がいるのか。
瀬良が手を差し伸べてくるので、その手を取る。触れ合ったところから、何かが流れ込んでくるような不思議な感じがした。
しゅるん、とお腹の下辺りにそれが収まるのを感じる。
以前、憑依を経験したときと同じだ。私の中に桔梗がいる。
『ただいま、桔梗』
私は心の中で言ってみた。じわりとお腹の中で何かが動いた感じがした。
☆☆☆
数日後の地方紙にこんなニュースが載っていた。
●ーーーーーーーーー●
〇〇線△△駅前の広場にある『市民の木』が病気による内部の空洞化及び腐敗等が進んだため伐採が決まったが、これに反対する一部地域住民と市役所職員との交渉が難航していた。話し合いの末、住民側が譲歩する形で、伐採が行われ、無事に終了した。▼今後、伐採跡地には地域の有志及び市役所側が資金を持ち寄り、記念碑を建てる計画がある他、伐採反対派の代表だった玉置由美子さん(75歳)には、『市民の木』を最後まで見守ったとして、樹木医からこの樹から挿し木で増やした苗木が贈られました。
●ーーーーーーーーー●
「玉置さん、良かったね」
リビングで新聞を広げ、記事を見つけた私はダリに言った。清香ちゃんはソファでうたた寝、芝三郎はテレビを見ていた。
「桔梗も喜ぶかもな」
ダリが言う。そうだ、桔梗さんにも知らせてあげよう。新聞を持って、桔梗のいる和室に行く。相変わらず、桔梗は和室の中央で目を閉じてふわりふわりと浮いていた。一瞬、新聞をそのままお供えしておこうかとも思ったが、桔梗がちゃんと読めるかどうか分からない。
やっぱり直接言ったほうがいいかな?と思って声をかけた。
ぱちっと桔梗の目が開く。
「綾音・・・」
「桔梗、この間の玉置さんのこと・・・」
私は桔梗に新聞記事のことを話した。挿し木がプレゼントされた、ということは、あの樹の命はつながったということだろうと思ったのだが、桔梗は別の反応をした。
「もう、あの『木霊』はおりませぬ。死んだ、わけではないのですが、会えないのです。」
そのとき、桔梗が見せた表情から私が感じたのは、『悲しみ』と『後悔』だった。
「私は、うまく出来ませんでした。
死んだら、会えなくなるのに、抱きしめることも出来ないのに。」
ああ、そうか・・・桔梗は、自分と重ねたのだなと、このとき初めて理解した。
好きあった人間と木霊に、自分と誠一を重ねたのだ。だから、最後に姿を見せることが出来なかったこと、抱きしめることが出来なかったことを、『失敗』と考えたのだ。
「桔梗・・・大丈夫だよ。抱きしめなくても、姿を見なくても、玉置さんはちゃんと、彼に会えたし、お礼も言えた・・・土御門が言ってたよ。
玉置さん、すごくいい笑顔だったって。だから・・・」
あなたは、全力で、彼らに良いことをしたんだよ、と伝えたかった。
☆☆☆
少し時を遡り、綾音たちが東京駅についた日の夜。
ここは、東京にある土御門家の別邸。別邸にも当然、交歓の間が用意されている。
「んんあ!瀬良ちゃん・・・今日は・・・一段と情熱・・・的やな・・・」
ジュボジュボとわざと音を立てて私は土御門様のものを口で扱き上げる。たっぷりと口に唾液を含ませて、舌を絡める。そうすると、口の端からよだれがダラダラと流れてしまうのだが、その方がエロティックであなたは好きでしょ?
フェラの技術も例に漏れず、幼い頃から仕込まれている。ぐいっと喉奥まで屹立を飲み込み、舌と喉の筋肉でそれを締め上げる。最初はこれも苦しくて、えづいてしまってしょうがなかったが、今ではスムーズに行うことができる。むしろ、口の中ですら快感を得ているくらいだ。
きっと、綾音はこんなことはないだろう。
男を悦ばせるためだけに存在する女・・・。
腹の奥に何か黒いものが湧き出そうになるのを、彼のものをディープスロートすることで誤魔化しているような気がする。
「おう・・・ええな・・・すごいで・・・瀬良ちゃん」
瀬良ちゃん言うな。彼の亀頭が私の口の中でプクリと膨れる感触があった。それを感じ、ひときわぐいっと喉奥まで彼のものを押し入れる。私の両の目からは、喉奥を突かれた事による生理反射で涙が溢れていた。
びゅる、びゅる、びゅる・・・
大きく三回、彼が私の中に精を吐き出す。それは喉の奥にあたり、胃の腑に落ちてくる。彼の匂いが身体中に沁み込んでいく。離さない・・・絶対に・・・離さないから・・・。
今日、桔梗の中で私は幾度も彼を感じた。
『瀬良を・・・わいの女、どないした?』
『ふっざけんなあ!瀬良を返せ!』
必死で追いかけてきてくれた。それがたとえ主人と使用人という関係であっても、私のためにあんなに感情的になってくれた。私のために怒ってくれた。
嬉しくて・・・嬉しくて・・・勘違いしそうだった。
だから、今夜は特別。私のこの愛おしい気持ちを『お勤め』というオブラートに包んで、全部全部吐き出す。
ジュボッと彼のモノを引き抜き、更にそこに残った精液までキレイに舐め取る。口には出さないが、『あなたの精液を私は悦んで味わっていますよ』という顔で美味しそうに、舐め取り、舌で転がし、飲み込んで見せる。
あなたの全てが愛おしい。
ぺろりと唇の端についた精液まで舐め取り、そのまま彼の唇を奪う。筋肉質な胸板に思いっきり胸を押し付ける。熱い心臓の鼓動が感じられる。
そのまま首筋に、鎖骨に、乳首にキス。左手の指先でカリカリと右乳首を弄びながら、わざと大きく舌を出して、左の乳首を舌先でツンツンと転がす。
好き・・・本当に、大好き。
お願い。言葉にしないから、わがまま言わないから、今だけ、この、ほんの今だけ。
私をあなたの女にして。
彼のペニスに手を添える。それを私の陰裂に押し当て、仰向けになったままの彼の上に腰を落としていく。彼の熱くて太くて長い屹立が、私の中にメリメリと押し入ってくる。膣壁をグイグイと広げ入り込んでくるこの感触は、私を虜にして離さない。
膣内のいいところを全部擦り上げてくるあなたのそれを、私のオマンコが優しく締め付けていく。腰が落ちきると、子宮口にピッタリとあなたの亀頭がはまり込んだようにすら感じる。
まるで、生まれる前から、こうして一つになるように設計されていたのではないかと思うほど、私のオマンコはあなたのペニスの形にぴったりだった。
じゅうううっと密着していく肉と肉の感触。キュンキュンと腟内が勝手に蠢いて、彼から精を搾り取ろうとしている。子宮の口が降りてきて、私のオマンコの奥の奥の一番感じる部分にあなたのおちんちんのぬるりとした丸い先がくりくりと当たって擦り上げてくる。
こうして、腰を落としているだけで、じわりじわりと快感が立ち上り、幸福感でお腹の中がいっぱいになる。
腰を前後、左右にグラインドさせ、膣内のいいところをあなたのペニスで擦り上げていく。うねる私のオマンコがあなたのそれを気持ちよくしていると信じている。
どう?私のベチョベチョのオマンコ、あなたのせいでこんなによだれまみれになっている私のいやらしい性器。感じてくれている?
「ああ!おちんちん、好き・・・すごい・・・気持ちいい・・・ああ!ああん♡」
素直な言葉が口から漏れる。そのまま覆いかぶさるように彼にキス。舌を入れ、彼の舌を吸い出し、転がし、貪る。その間も腰がグイグイと止まらない。
いい・・・これいいよお・・・
「ちんぽならだれんでもええの?」
囁くように言う、意地悪。私はいやいやをするように首をふる。
そんわけない・・・そんなわけない・・・知ってるくせに、知ってるくせに・・・!
「あなたの・・・土御門様のおちんぽだけ・・・このおちんぽだけ大好き・・・これ以外はいらない・・・このおちんぽが私を幸せにするの・・・これじゃなきゃ気持ちよくないのぉ!!」
にやりと彼が笑ったかと思うと、ズン!と下から突き上げられる。彼が腰を打ち付けてきたのだ。こうされるともう私は形無しである。
「はああん!」
まるでロデオのようだ。彼が腰を振り、突き上げるたびに面白いように私の身体は跳ね、軽イキを繰り返し、ゾクゾクと背筋を震えが立ち上り、喘ぎ、のけぞる。
「イッてや!瀬良!」
「はい!イキます・・・イキます!!!・・・ああああ!ああぁあ!!」
ビクンとひときわ大きく身体が跳ねた。太ももが痙攣し、足先まで釣りそうなほどの痙攣が走る。
あがあああ。ぐううう・・・ああ!
ズルリと彼が私からペニスを引き抜き、私をうつ伏せに倒す。そのままぐったりした私の腰を持ち上げ、バックから一気に挿入してきた。
ずぶううううう。
「うううああああああぁ!!」
さっきと違うところを擦り上げられ、一気に膣奥に衝撃を受けて私はのけぞる。イッた・・・一回で、一突きでイッたよぉ・・・。
そのまま彼は腰をパン、パンと打ち付けてくる。ただ乱暴に打ち付けてくるのではなく、膣の奥の一番いいところをソフトにトントン刺激するようにされる、この腰つき・・・私をあっという間にダメにするやつだとわかって彼はやっている。
「んん!」
腰を掴んでいた彼の右手がお尻の方に降りてきて、親指がアナルに当たる。トントンと疲れるリズムはそのままに、アナルの入口を親指でキュウキュウ押してくる。こうされると、私の膣は自動的に彼の太いペニスを締め付けることになる。
「あん♡・・・ダメ・・・お尻・・・いや、・・・しゅごい・・・あん、そんな・・・身体、きゅうって、ダメになる・・・とんとん・・ダメえ!お尻・・・あああん♡」
頭がぐちゃぐちゃになる。あんあん鳴かされ、ベッドに頭を擦り付けて哀願しながらイキ狂う。
お願い・・・お願い・・・もう、私!
「ああ!ください・・・精液・・・精子ください・・・中に・・・あああ!夕香の中にいい!!!」
じゅぶううと一気に奥にペニスをねじ込まれ、腰を回され膣奥をこねられる。私のオマンコもそれに応えて彼のモノを絞り上げるようにうねり、締め付けた。
「イクで・・・!」
「あああ♡来て・・・来てください♡・・・お願い・・・全部・・・全部愛してぇ!!」
じゅわわわわ・・・・と膣奥に温かい感じが広がる。それを受けて、私の子宮が、オマンコが、ビクビクと震え悦ぶ。
「ふわあ・・・あぐうああう!」
あまり可愛くない声を上げて絶頂してしまう。深い、深い、そして、長い絶頂が私の身体にほとばしった。
ビクン、と跳ね。「あああ!」と声が上がる。そのまま自分の体を支えられなくなり、くたりとベッドにうつ伏せた。
彼が背中にキスの雨を降らせる。
ああ・・・ああ・・・なんて、なんて幸せ。
そのまま覆いかぶさり、しばらくじっとしていてくれる。
お願い・・・そのまま、離れないで。
私のそばにいて。一緒に生きて。
絶頂の余韻冷めやらぬ中、力を振り絞って私は自分の体を返した。どうしても、抱きしめてほしかったからだ。
彼も意図を察してくれたのか、そのままぎゅっと私を抱きしめてくれる。
「珍しいな・・・イッた後もこうして抱っこっせてくれるなんて」
言わないでよ・・・。そんなこと言われたら、いつも通りに突き放さなきゃいけないくなる。お願い、今日は、このまま・・・。
「わいは、嬉しいけどな」
チュッと額にキスをくれた。そんな些細な行為が、簡単に私を幸せにしてしまう。
今なら・・・言っていいだろうか?
「今日は・・・その・・・ありがとうございました」
言って、恥ずかしくなって、私は顔を伏せた。そして、照れ隠しに、彼の背中に回した手に力を込め爪を立てた。
「いっつ!今日?・・・ああ・・・桔梗のことか?」
コクリと頷く。目が見れない。そして、きっと何を感謝されているか、彼は正確にわからないだろう。
ぽん、と頭に彼の大きな手が乗る。
「よお、頑張ったな。」
ほら、勘違い。そこじゃない。
やっぱりわかってない。
「それに・・・いなくなったら、どうしようかと思たで?」
気を抜いたところに、言われたものだから、びくん、と身体が素直に反応してしまった。伝わってないことを祈るばかり。平気な振り、なんでもない振り。
「今日、私、頑張りましたので・・・」
わざと、そっちに乗ってみる。ぎゅっと腕に力を入れる。
「だから・・・ご褒美ください。・・・もう一回・・・抱いてください」
クリクリと頭を彼の胸板に押し付ける。
お願い・・・。今夜だけでもいいから、勘違いさせて。
私を・・・あなたの女にして・・・。
ぴりりりりり♪
だけど、その私の願いは、無情で無粋なスマートフォンの呼び出し音のため、叶うことはなかった。
電話に出た土御門様の表情が仕事モードに切り替わる。
「ああ、分かった・・・すぐ行く」
私は自分の体を引き離す。今、彼の方から身体を引き離されたらきっとショックだからだ。
だったら、自分から離れる。
「何か、ありましたか?」
努めて事務的に。うまく、できたかな?
「品々物之比礼が・・・強奪された」
土御門様は、厳しい表情でそう言った。
【季布一諾】一度した約束や承諾は必ず守ることのたとえ。
昔の人や妖怪や神様は約束絶対守るんだぞ、みたいな。
♡ーーーーー♡
あいつ、どこいきよってん?
俺は周囲を見渡した。あの木霊め、俺の瀬良の肉体に憑いたまま、うろちょろと・・・。きつく言ってやらにゃあならん。
「どうしたの?お兄ちゃん?」
綾音のところの清香がとことことと寄ってくる。さっきバトっていた時は、芝三郎狸に言って、離れておいてもらったのだが、どうやら終わったと判断したのだろう、二人でこっちにやってきた。
「嬢ちゃんな?瀬良の姉ちゃんが桔梗につれてかれてもーてん。探すの手伝ってくれるか?」
気持ち的には、ここで待っとれと言って、さっさとひとりで探しに行きたいが、まさか、この子達を置いていくわけには行かない。納得させて、ついてきてもらわなければいけない。それでも、この幼子を連れて歩くだけで結構なタイムロスだ。
「なあ、芝三郎・・・お前、匂いとかで瀬良の場所わからんの?」
「失礼な!拙者は犬ではござらん。狸にござる」
俺の認識ではそのへんほぼ同じなんだけどなあ。しゃあない。疲れっけどやるか。
俺は背負っていた小さいデイバックから和紙を数枚取り出す。和紙の中央には土御門の家紋である五芒星が墨で描かれている。五芒星は五行を象徴し、陰陽術の発動の媒介になる重要なシンボルだった。
和紙を二つ折りにして口に咥え、右手で刀印を左手で掌印を結ぶ。
口に和紙を咥えているので言いにくいことこの上ないが、このまま呪言を奏上した。
「前五 青竜 木神 家在 寅主銭財 慶賀吉将」
ぼうと和紙が青く輝き、薄青い煙のようになって中空に消える。それなりの力のある術者が見れば、青い龍が天に立ち上る姿が視えるだろう。土御門家の当主に引き継がれる十二天将のひとつ『青龍』だ。これは木気を宿し、幅広い行動範囲を持つ。木の精霊である木霊を見つけるのにはうってつけだろう。
「行けや・・・」
目を閉じると青龍の視覚を共有できる。上空から町を見つめる。今は通常の人間の視覚にチューニングしているが、これを少し霊的なものを検出しやすいものに変える。赤外線スコープのようなイメージ。灰色に景色が沈み、その代わり霊的なものが光り輝いて視える。
町とは言え、そこここに霊的なものは潜んでいる。地縛霊、とるに足らない雑霊や動物霊、古い物に宿る付喪神、そして、あの桔梗のごとく古い命に宿る霊も浮き上がって視える。
なんや・・・?
俺の視覚がひとつのモノを捕らえた。うずくまり、震え、くすんでいる。
普段なら雑霊として、見過ごすほどのものだったが、妙に気になった。
いや、今はそれどころやない。
視覚をより広範囲に広げる。あの桔梗はかなり高位の木霊だ、いかに瀬良に憑依しようとも、その気配を消そうとしても・・・完全に隠れきる、ことは不可能だ。
それを見つけて、俺はにやりと笑う。
「おった」
青龍に、それを見張るように告げ、目を開く。
「嬢ちゃん、瀬良の姉ちゃんおったで。一緒に来てくれるか?」
優しく言うと、コクリと頷く。ええ子やな。そして、今見つけた瀬良・・・いや、桔梗のいる場所へと俺達は急いだ。
☆☆☆
ざわりと空気が震えた。
木霊は風と親しい。風の震えは木の葉を揺らし、『私』達に世界の変化を伝えてくれる。今もそうだ。空気が揺れて、何かがきたことを教えた。
そして、その何かは『私』を見つけて、悦んだ。
あの、術者?
お腹の中がまたびくんとする。今、あの術者に邪魔されたくはない。
「玉置さん・・・早く行かねばなりません。お願いします。」
手を伸ばす。その手におずおずと玉置が自分の手を伸ばしてきた。
「あんた・・・一体・・・?」
そうか、理解、できないか。一番、彼女が納得するのはどういう言い方だろうか?
「同族・・・?いや、同じもの?・・・と言えばいいでしょうか?来てほしいです。『彼』はあなたを待っています。」
さあ、と手を伸ばすと、玉置はその手を取った。やや震えている気がするのは気のせいだろうか?
私はその手を引いて家を出る。中空を見ると、そこには体長1メートルほどの見慣れぬ龍が舞っていた。
あれか・・・。
周囲を見回す。今は冬が近い。眷属の力は望めない。
では・・・。
『はやちかぜ吹越して舞えもみじ葉よ』
ふうっと種になる空気の渦を唇から吐き出すと、その渦はたちまち風龍となって垂直に立ち上がる。いわゆる竜巻というやつだ。小さく作ったので、人の子の家には当たらぬはずだ。
「な!?」
手を繋いだ先の玉置が声を上げる。ああ・・・龍は見えずとも、風は感じるか?
すまない。びっくりさせたか?
風の龍が青い龍を取り巻き、絡め取り、中空で弄ぶ。
もう一度、ふうと息を吐き、さらにもう一体。
二匹の風の龍にもみくちゃにされ、青龍はあらぬ方向へと流されていった。
今の内だ・・・。
「あんた?もしかして・・・本当に、『神様』かい?」
そうかも知れない。人の子は私に祈りを捧げる。宮を作る。その先にいるものを等しく『神』と呼ぶなら、『私』は神だろう。
私は玉置の手を引いて奔った。足にも風をまとっているので、通常以上の速さが出る。多分、術者は青龍のいる場所にくるはず。その青龍を翻弄している隙に・・・。
疾風の如き速度で、『私』達は広場についた。そこには、あの木があった。
はあ、と玉置がため息をつく。無理をさせてしまったかもしれない。
「なんでここに?」
彼女はキョロキョロとあたりを見回した。
玉置には、こいつの姿が視えないのか?
なんだ、お前、姿を見せようとしていないのか?
『私』には『彼』が視えていた。
玉置が『市民の木』と呼んでいる、彼女とともに来た木の根本にいる木霊。ボロボロの姿。髪の毛はごっそり抜け、左の頬はこけ、右の目と頬は腐り落ちている。それに続く、右の腕は黒く変色し、ジュクジュクと腐敗臭を放っていた。
「姿を見せてやれ」
お前を守るために、この女は果敢に戦った。
そして、お前は、この女との約束を守るため、ギリギリまで生きようとしたのだろう?
「姿を見せてやれ」
もう一度言った。だが、『彼』はゆっくり首を振った。
「見られたく・・・ない」
ぎゅっと、膝を抱える。唇を噛み締めて、全身を蝕む病の痛みに耐えていた。
そう・・・この樹は病んでいるのだ。
玉置のところに来ていた男は医師だ。樹の医師。そして、この樹の寿命を知った。
枝が折れたのは偶然ではない。もう、子供を支える力がないのだ。
それでも、『彼』は生を手放さない。生きようとする。
それは・・・
『じゃあ、約束ね。私とここでずっと遊ぼうね!』
幼い玉置と交わした約束。『彼』はずっと、彼女を見ていた。
小学生のとき、いじめられて悲しそうにしていたときも、
中学生のとき、初めて失恋したときも、
高校生のとき、成績が振るわず、親に怒られていたときも、
社会人になって、さっそうと通勤する姿は微笑ましく嬉しかった。
子を宿し、大きなお腹を抱えて広場で優しく微笑んでいた。
幼子に歌を聞かせて、本を読んで、遊んでいるところを目を細めて眺めていた。
年老いても、美しかった。
凛として、何者にも負けない強い意思を持っていた。
母親としての強さ、人としての強さ。
そんな風に成長していったのを、嬉しく思った。
でも、『彼』の中にいつもいたのは、あの日、『ずっと遊ぼう』と言った、幼い玉置だった。
「もしかして・・・そこにいるのかい?」
玉置が言った。彼女の目に『彼』は映らない。私達は、見せようとした人間にしかその姿を見せることはない。『彼』は今、誰の目にも映らないようにしている。
そのはずなのに、不思議なことに、彼女の目はまっすぐ『彼』に向いていた。
「ずっと・・・いたのかい?」
彼女の目から涙が溢れる。
「会いたいよ」
手を伸ばす。その手が、『彼』の頭に触れようとする。
玉置の目は、優しい少女のそれだった。愛おしむように、まるで、恋人に向けるように。
でも・・・。
「あなたは選ばなければならない」
『私』は言った。言うべきだと思ったからだ。
「この者は、もうすぐ『死ぬ』。死ねば、二度と会えない。
だから、お前が望み続ける限り、この者は苦しみながら最期まで生きようとする。
どうする?
契を結び続け、この者を苦しみのまま限界まで生かすか?
契を解き放ち、この者の苦しみを終わらせるか?」
そう、約束に縛られて、この者は枯れることも出来ず、内部から朽ちている。
その痛みは想像を絶する。それでも、この者はそれを選んでいるのだ。
お前は、どうする?
玉置
「私が・・・苦しめているのか?」
『私』はうなずいた。
お前が鍵だ。お前が契の主だからだ。
死ねば会えなくなる。だから、ひと目なりとも、と思って連れてきたが、この者はそれを拒んだ。
「あなたが苦しむのは嫌だよ・・・嫌だよ」
玉置は泣いた。膝を落として、空を仰いで、泣いた。
その姿は、まるで子どものようだと、『私』は思った。
「結婚しても、子供が出来ても、忘れたことなんかなかったよ。
いつも、支えてくれた、いてくれた・・・。嬉しかったよぉ。
ちゃんと、言わなきゃってずっと思っていたんだ」
だから・・・
「もう・・・苦しまないで・・・・」
ゆっくりと玉置が頭を下げた。
「本当に・・・ありがとう・・・。」
ざああああっと風が吹き抜けた。市民の木の枝を揺らす。
根本にうずくまる木霊が、『彼』が、ふわっと笑った。
そして、その姿は徐々に中空に溶けていった。
「いって・・・しまったよ」
泣き崩れる玉置に、『私』は目の前のありのまま、そう言った。
☆☆☆
「ままー!!ぱぱー!!!」
東京駅の新幹線改札を抜けると、元気のいい、そして、やたら懐かしく聞こえる声がした。清香ちゃんが、ぴょこんぴょこんと手を振りながら跳ねている。その横には芝三郎、そして、瀬良と土御門もいる。
ああしていると、まるで親子のようだな。
一緒に降りてきた宝生前が瀬良と土御門に軽く手を振るような挨拶をした。
清香ちゃんがパタパタ走ってきて、ぴょんと飛びついてきたので、私はよろけてしまわないようしっかりとキャッチした。
ああ・・・あったかいなあ。
ぎゅぎゅっと抱きしめると、いい匂いがした。帰ってきた、という実感がじわっと湧いてくる。
「綾音殿!ダリ殿!お・・・お土産は?」
芝三郎はすでによだれを垂らしかねないような顔をしている。もちろん、あるよ。お土産。
「家に帰ってからね」
適当に芝三郎をいなし、私は土御門たちの方に向かった。
「清香ちゃん達、連れてきてくれて、ありがとう。」
はい、とお土産を渡す。岡山といえば、きびだんご。きびだんご20個入りだった。
「ありがとうございます」
瀬良が受取り、丁寧に頭を下げてくる。この人はやっぱり美人さんで、仕事できる風で、いいなあ。
「まあ、めっちゃ苦労してんねんけどな」
苦労?ああ、小さい子を連れて来るの大変だったのかも。
「清香ちゃん、大変でした?」
「いや、そっちやない・・・桔梗や」
クイッと親指で瀬良を指差した。そして、土御門が簡単に経緯を説明してくれる。
「じゃあ・・・桔梗は、そのおばあちゃんを『木霊』にあわせようとして?」
「それならそうと、それならそうと言うてくれればええのに。町中でいらんバトルしてもーた。なあ、瀬良ちゃん」
言われて、瀬良が頷くが、なにやら顔が赤い・・・気がする。なんで?
「最終的には、わいらはずっとあの広場におってんな」
そう、土御門は青龍のいるところには向かわなかったのだ。それは、土御門自身も青龍の視覚で例の『木霊』の姿を見ていたから、だった。
「なんとなく、ここに来るんやないかな、って思ってん。それに・・・瀬良ちゃんの匂いしたし」
「匂いって!!私そんなに臭くないです!」
瀬良が顔を真っ赤にして怒る。
「臭いなんて言うてへん。ええ匂いやで」
「そういう問題じゃないです!!」
なんか、この二人、すっごく仲良さそうでいいなあと毎回思ってしまう。
まあ、とにかく、土御門は桔梗が玉置を『木霊』に会わせている所、病んだ『木霊』を天に返すところを見ていたと言う。
「ほんまはそのまま襲いかかって、瀬良ちゃんの身体取り戻さな、思ったんやけどな。こいつらが・・・」
そこで、清香ちゃんと芝三郎が止めたのだという。
『桔梗さんは、悪いことしないから!』
その言葉で踏みとどまった、ということらしい。
「結果として、玉置は納得し、病んだ『木霊』は回向されたっちゅーことで、大団円だ。と、言うわけで、この子の中にいる、桔梗、受け取ってくれへん?」
瀬良がお腹をさすっている。そうか・・・まだ彼女の中に桔梗がいるのか。
瀬良が手を差し伸べてくるので、その手を取る。触れ合ったところから、何かが流れ込んでくるような不思議な感じがした。
しゅるん、とお腹の下辺りにそれが収まるのを感じる。
以前、憑依を経験したときと同じだ。私の中に桔梗がいる。
『ただいま、桔梗』
私は心の中で言ってみた。じわりとお腹の中で何かが動いた感じがした。
☆☆☆
数日後の地方紙にこんなニュースが載っていた。
●ーーーーーーーーー●
〇〇線△△駅前の広場にある『市民の木』が病気による内部の空洞化及び腐敗等が進んだため伐採が決まったが、これに反対する一部地域住民と市役所職員との交渉が難航していた。話し合いの末、住民側が譲歩する形で、伐採が行われ、無事に終了した。▼今後、伐採跡地には地域の有志及び市役所側が資金を持ち寄り、記念碑を建てる計画がある他、伐採反対派の代表だった玉置由美子さん(75歳)には、『市民の木』を最後まで見守ったとして、樹木医からこの樹から挿し木で増やした苗木が贈られました。
●ーーーーーーーーー●
「玉置さん、良かったね」
リビングで新聞を広げ、記事を見つけた私はダリに言った。清香ちゃんはソファでうたた寝、芝三郎はテレビを見ていた。
「桔梗も喜ぶかもな」
ダリが言う。そうだ、桔梗さんにも知らせてあげよう。新聞を持って、桔梗のいる和室に行く。相変わらず、桔梗は和室の中央で目を閉じてふわりふわりと浮いていた。一瞬、新聞をそのままお供えしておこうかとも思ったが、桔梗がちゃんと読めるかどうか分からない。
やっぱり直接言ったほうがいいかな?と思って声をかけた。
ぱちっと桔梗の目が開く。
「綾音・・・」
「桔梗、この間の玉置さんのこと・・・」
私は桔梗に新聞記事のことを話した。挿し木がプレゼントされた、ということは、あの樹の命はつながったということだろうと思ったのだが、桔梗は別の反応をした。
「もう、あの『木霊』はおりませぬ。死んだ、わけではないのですが、会えないのです。」
そのとき、桔梗が見せた表情から私が感じたのは、『悲しみ』と『後悔』だった。
「私は、うまく出来ませんでした。
死んだら、会えなくなるのに、抱きしめることも出来ないのに。」
ああ、そうか・・・桔梗は、自分と重ねたのだなと、このとき初めて理解した。
好きあった人間と木霊に、自分と誠一を重ねたのだ。だから、最後に姿を見せることが出来なかったこと、抱きしめることが出来なかったことを、『失敗』と考えたのだ。
「桔梗・・・大丈夫だよ。抱きしめなくても、姿を見なくても、玉置さんはちゃんと、彼に会えたし、お礼も言えた・・・土御門が言ってたよ。
玉置さん、すごくいい笑顔だったって。だから・・・」
あなたは、全力で、彼らに良いことをしたんだよ、と伝えたかった。
☆☆☆
少し時を遡り、綾音たちが東京駅についた日の夜。
ここは、東京にある土御門家の別邸。別邸にも当然、交歓の間が用意されている。
「んんあ!瀬良ちゃん・・・今日は・・・一段と情熱・・・的やな・・・」
ジュボジュボとわざと音を立てて私は土御門様のものを口で扱き上げる。たっぷりと口に唾液を含ませて、舌を絡める。そうすると、口の端からよだれがダラダラと流れてしまうのだが、その方がエロティックであなたは好きでしょ?
フェラの技術も例に漏れず、幼い頃から仕込まれている。ぐいっと喉奥まで屹立を飲み込み、舌と喉の筋肉でそれを締め上げる。最初はこれも苦しくて、えづいてしまってしょうがなかったが、今ではスムーズに行うことができる。むしろ、口の中ですら快感を得ているくらいだ。
きっと、綾音はこんなことはないだろう。
男を悦ばせるためだけに存在する女・・・。
腹の奥に何か黒いものが湧き出そうになるのを、彼のものをディープスロートすることで誤魔化しているような気がする。
「おう・・・ええな・・・すごいで・・・瀬良ちゃん」
瀬良ちゃん言うな。彼の亀頭が私の口の中でプクリと膨れる感触があった。それを感じ、ひときわぐいっと喉奥まで彼のものを押し入れる。私の両の目からは、喉奥を突かれた事による生理反射で涙が溢れていた。
びゅる、びゅる、びゅる・・・
大きく三回、彼が私の中に精を吐き出す。それは喉の奥にあたり、胃の腑に落ちてくる。彼の匂いが身体中に沁み込んでいく。離さない・・・絶対に・・・離さないから・・・。
今日、桔梗の中で私は幾度も彼を感じた。
『瀬良を・・・わいの女、どないした?』
『ふっざけんなあ!瀬良を返せ!』
必死で追いかけてきてくれた。それがたとえ主人と使用人という関係であっても、私のためにあんなに感情的になってくれた。私のために怒ってくれた。
嬉しくて・・・嬉しくて・・・勘違いしそうだった。
だから、今夜は特別。私のこの愛おしい気持ちを『お勤め』というオブラートに包んで、全部全部吐き出す。
ジュボッと彼のモノを引き抜き、更にそこに残った精液までキレイに舐め取る。口には出さないが、『あなたの精液を私は悦んで味わっていますよ』という顔で美味しそうに、舐め取り、舌で転がし、飲み込んで見せる。
あなたの全てが愛おしい。
ぺろりと唇の端についた精液まで舐め取り、そのまま彼の唇を奪う。筋肉質な胸板に思いっきり胸を押し付ける。熱い心臓の鼓動が感じられる。
そのまま首筋に、鎖骨に、乳首にキス。左手の指先でカリカリと右乳首を弄びながら、わざと大きく舌を出して、左の乳首を舌先でツンツンと転がす。
好き・・・本当に、大好き。
お願い。言葉にしないから、わがまま言わないから、今だけ、この、ほんの今だけ。
私をあなたの女にして。
彼のペニスに手を添える。それを私の陰裂に押し当て、仰向けになったままの彼の上に腰を落としていく。彼の熱くて太くて長い屹立が、私の中にメリメリと押し入ってくる。膣壁をグイグイと広げ入り込んでくるこの感触は、私を虜にして離さない。
膣内のいいところを全部擦り上げてくるあなたのそれを、私のオマンコが優しく締め付けていく。腰が落ちきると、子宮口にピッタリとあなたの亀頭がはまり込んだようにすら感じる。
まるで、生まれる前から、こうして一つになるように設計されていたのではないかと思うほど、私のオマンコはあなたのペニスの形にぴったりだった。
じゅうううっと密着していく肉と肉の感触。キュンキュンと腟内が勝手に蠢いて、彼から精を搾り取ろうとしている。子宮の口が降りてきて、私のオマンコの奥の奥の一番感じる部分にあなたのおちんちんのぬるりとした丸い先がくりくりと当たって擦り上げてくる。
こうして、腰を落としているだけで、じわりじわりと快感が立ち上り、幸福感でお腹の中がいっぱいになる。
腰を前後、左右にグラインドさせ、膣内のいいところをあなたのペニスで擦り上げていく。うねる私のオマンコがあなたのそれを気持ちよくしていると信じている。
どう?私のベチョベチョのオマンコ、あなたのせいでこんなによだれまみれになっている私のいやらしい性器。感じてくれている?
「ああ!おちんちん、好き・・・すごい・・・気持ちいい・・・ああ!ああん♡」
素直な言葉が口から漏れる。そのまま覆いかぶさるように彼にキス。舌を入れ、彼の舌を吸い出し、転がし、貪る。その間も腰がグイグイと止まらない。
いい・・・これいいよお・・・
「ちんぽならだれんでもええの?」
囁くように言う、意地悪。私はいやいやをするように首をふる。
そんわけない・・・そんなわけない・・・知ってるくせに、知ってるくせに・・・!
「あなたの・・・土御門様のおちんぽだけ・・・このおちんぽだけ大好き・・・これ以外はいらない・・・このおちんぽが私を幸せにするの・・・これじゃなきゃ気持ちよくないのぉ!!」
にやりと彼が笑ったかと思うと、ズン!と下から突き上げられる。彼が腰を打ち付けてきたのだ。こうされるともう私は形無しである。
「はああん!」
まるでロデオのようだ。彼が腰を振り、突き上げるたびに面白いように私の身体は跳ね、軽イキを繰り返し、ゾクゾクと背筋を震えが立ち上り、喘ぎ、のけぞる。
「イッてや!瀬良!」
「はい!イキます・・・イキます!!!・・・ああああ!ああぁあ!!」
ビクンとひときわ大きく身体が跳ねた。太ももが痙攣し、足先まで釣りそうなほどの痙攣が走る。
あがあああ。ぐううう・・・ああ!
ズルリと彼が私からペニスを引き抜き、私をうつ伏せに倒す。そのままぐったりした私の腰を持ち上げ、バックから一気に挿入してきた。
ずぶううううう。
「うううああああああぁ!!」
さっきと違うところを擦り上げられ、一気に膣奥に衝撃を受けて私はのけぞる。イッた・・・一回で、一突きでイッたよぉ・・・。
そのまま彼は腰をパン、パンと打ち付けてくる。ただ乱暴に打ち付けてくるのではなく、膣の奥の一番いいところをソフトにトントン刺激するようにされる、この腰つき・・・私をあっという間にダメにするやつだとわかって彼はやっている。
「んん!」
腰を掴んでいた彼の右手がお尻の方に降りてきて、親指がアナルに当たる。トントンと疲れるリズムはそのままに、アナルの入口を親指でキュウキュウ押してくる。こうされると、私の膣は自動的に彼の太いペニスを締め付けることになる。
「あん♡・・・ダメ・・・お尻・・・いや、・・・しゅごい・・・あん、そんな・・・身体、きゅうって、ダメになる・・・とんとん・・ダメえ!お尻・・・あああん♡」
頭がぐちゃぐちゃになる。あんあん鳴かされ、ベッドに頭を擦り付けて哀願しながらイキ狂う。
お願い・・・お願い・・・もう、私!
「ああ!ください・・・精液・・・精子ください・・・中に・・・あああ!夕香の中にいい!!!」
じゅぶううと一気に奥にペニスをねじ込まれ、腰を回され膣奥をこねられる。私のオマンコもそれに応えて彼のモノを絞り上げるようにうねり、締め付けた。
「イクで・・・!」
「あああ♡来て・・・来てください♡・・・お願い・・・全部・・・全部愛してぇ!!」
じゅわわわわ・・・・と膣奥に温かい感じが広がる。それを受けて、私の子宮が、オマンコが、ビクビクと震え悦ぶ。
「ふわあ・・・あぐうああう!」
あまり可愛くない声を上げて絶頂してしまう。深い、深い、そして、長い絶頂が私の身体にほとばしった。
ビクン、と跳ね。「あああ!」と声が上がる。そのまま自分の体を支えられなくなり、くたりとベッドにうつ伏せた。
彼が背中にキスの雨を降らせる。
ああ・・・ああ・・・なんて、なんて幸せ。
そのまま覆いかぶさり、しばらくじっとしていてくれる。
お願い・・・そのまま、離れないで。
私のそばにいて。一緒に生きて。
絶頂の余韻冷めやらぬ中、力を振り絞って私は自分の体を返した。どうしても、抱きしめてほしかったからだ。
彼も意図を察してくれたのか、そのままぎゅっと私を抱きしめてくれる。
「珍しいな・・・イッた後もこうして抱っこっせてくれるなんて」
言わないでよ・・・。そんなこと言われたら、いつも通りに突き放さなきゃいけないくなる。お願い、今日は、このまま・・・。
「わいは、嬉しいけどな」
チュッと額にキスをくれた。そんな些細な行為が、簡単に私を幸せにしてしまう。
今なら・・・言っていいだろうか?
「今日は・・・その・・・ありがとうございました」
言って、恥ずかしくなって、私は顔を伏せた。そして、照れ隠しに、彼の背中に回した手に力を込め爪を立てた。
「いっつ!今日?・・・ああ・・・桔梗のことか?」
コクリと頷く。目が見れない。そして、きっと何を感謝されているか、彼は正確にわからないだろう。
ぽん、と頭に彼の大きな手が乗る。
「よお、頑張ったな。」
ほら、勘違い。そこじゃない。
やっぱりわかってない。
「それに・・・いなくなったら、どうしようかと思たで?」
気を抜いたところに、言われたものだから、びくん、と身体が素直に反応してしまった。伝わってないことを祈るばかり。平気な振り、なんでもない振り。
「今日、私、頑張りましたので・・・」
わざと、そっちに乗ってみる。ぎゅっと腕に力を入れる。
「だから・・・ご褒美ください。・・・もう一回・・・抱いてください」
クリクリと頭を彼の胸板に押し付ける。
お願い・・・。今夜だけでもいいから、勘違いさせて。
私を・・・あなたの女にして・・・。
ぴりりりりり♪
だけど、その私の願いは、無情で無粋なスマートフォンの呼び出し音のため、叶うことはなかった。
電話に出た土御門様の表情が仕事モードに切り替わる。
「ああ、分かった・・・すぐ行く」
私は自分の体を引き離す。今、彼の方から身体を引き離されたらきっとショックだからだ。
だったら、自分から離れる。
「何か、ありましたか?」
努めて事務的に。うまく、できたかな?
「品々物之比礼が・・・強奪された」
土御門様は、厳しい表情でそう言った。
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