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10話 不思議な魔女と妖精の瞳2
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「ハリー。ごめんなさい。私、あなたのことが好きなの。それで、あなたに私のことを知ってほしくて。でも急ぎ過ぎたわ。今は逆にあなたのことを知りたいわ。教えてくれない?」
自分が出来るのは素直に気持ちを伝えることだと思案したシエナは、必死に謝った。自分が魔女だから怯えているかもしれないと手を震わせている。だが、ハリーの返してきた言葉はシエナの想像と違っていた。
「……。そのありがとう。私を好きと言ってくれて嬉しい。その君は魔女なのに、世間一般の魔女とは違うな。とても素直だ」
ハリーは、生真面目でとても優しい。魔女である自分にも向き直ろうとしてくれている。シエナの告白に顔を真っ赤にしていた。シエナは泣き出しそうなのを堪える。
「あら。そうね、私は魔女らしくないと、いつも塔の上層部やラブに叱られているわ。それでも嬉しい。ハリーに誉められて」
シエナが笑顔で、居ずまいを正して言葉を口にする。
「ほ、誉めたわけでは……。わ、私は王立大学の文学の研究者だ。専攻は児童文学だ。絵本や子どもたち向け小説の研究や、妖精や魔女の民間の説話を収集している。地方に説話を収集しに行くこともある」
だからシエナたち魔女や妖精が好きだと言ってくれたであろう。シエナは嬉しくて声を上げた。
「妖精や魔女の説話! 妖精や魔女が好きなの?」
ハリーのことをもっと知りたいと、言葉を促す。
「以前は、魔女狩りが横行していたが、あれは人間たちの恐怖心から起きた悲劇だと思っている。現に魔女狩りは終焉に近づいている。私は妖精や魔女は想像の産物だと思っていたが、その……現実にいたらいいなと思っていた。妖精や魔女は、好きだ」
ハリーの告白に、シエナは有頂天になった。
「まあ! 私たちが好き! 嬉しいわ。あなたのお仕事、素敵なお仕事よね!」
「ありがとう。父上には軟弱な仕事だと怒られていたんだ。ダドリー商会を告げと、迫られているんだ」
ハリーは、弱弱しく笑う。
「ダドリー商会?」
シエナは初めて聞いたと言葉を反芻した。
「ダドリー商会を知らないのか? 私の実家であるダドリー伯爵家はこのシェラード王国随一の商会を運営している」
「まあ! じゃあ船で荷物を運行したりしているの?」
シエナは目をキラキラさせて、ハリーの科白に聞き入っている。
「それだけじゃない、女性向けのドレスを作ったり、宝石をジュエリーにして、王家や高位貴族たちに売ってもいる。または作物を輸入して売っている。王国内の紅茶やらスパイスなどその他も輸出入を請け負っているしな」
「すごいのね……」
シエナは金色の瞳を彩る上下の睫毛を瞬かせて、ハリーの新緑の瞳を見入っている。
「ああ。父上の仕事は私の誇りだ。だが、私は小さい頃、身体が弱くてな。いつもベッドの上だった。乳母が読んでくれた絵本や童話、それに乳母が話してくれた妖精や魔女のお伽話が友達だった。だから成長して、身体は丈夫になったが、私のような子どもたちに話を届けたくて、大学の研究者になったんだ」
「ハリーのお仕事って素敵ね」
シエナはほうとため息をついた。
「素敵? 私の仕事が? はじめて言われたよ」
ハリーはシエナの返した言葉に固まっていた。まるで今まで、自分の仕事を否定されていたようだ。
「どうして?」
ハリーの反応を不思議に思ったシエナは問い返した。
「いつも両親から紹介されて会う女性には、変わったお仕事ねと言われるか、ダドリー商会を継ぐんでしょうと言われてたんだ。彼女たちはダドリー商会の名誉や富か私の外見が目当てだったから」
ハリーの言葉の内容にシエナは憤慨する。
「まあ! その方たち、あなたのことが好きではなかったの? 少なくとも私は言い方は悪いけど、あなた目当てよ? だって私は、あなたのその木漏れ日のような綺麗な瞳と何物にも囚われない自由な心が好きになったんだもの!」
「……ありがとう」
シエナの態度にハリーは頬を朱色に染め上げた。
「ハリー。あなたって知れば知る程、素敵だわ」
うっとりとハリーと見つめるシエナの台詞を受けて、彼は頬を紅潮させた。
(か、可愛すぎる!)
照れ屋なハリーに悶絶しそうだ、だが、シエナははっと我に返った。彼を死なすわけにいかない。
「ハ、ハリー。お願いがあるの」
「何?」
「その……あの女性からこんなことを言い出すのははしたないと思うの。だけど、あなたの命がかかっているから、一日に1回キスさせて欲しいの」
シエナは、視線をハリーから逸らして下へと向けた。
「……わかった」
先ほどの照れていた時とは違い、身に纏う空気が冷たく感じた。
「じゃ、じゃあ目を瞑ってくれる?」
ハリーはシエナの願い通り瞳を閉じた。
(な、なんて綺麗なの! 睫毛は長いし、肌は白くて肌理は細かいし。本当に男? うっ! ええい! 行け! 行くのよ! シエナ)
吐息が重なる位置まで近く顔を近づける。ハリーの端正な顔が近く、頬が熱くなる。願い通り目を閉じるハリーにシエナはおそるおそる唇を重ねた。ハリーの唇は少し冷たくて自分の唇より硬い。羽のような軽い口づけを交わした。なんで唇を重ねるだけなのにこんなに恥ずかしいのか。羞恥心からか耳の辺りが熱い。胸の鼓動が早くなり、この音がハリーに聞こえてない心配で仕方なかった。何度か唇を重ねて、唇を離す。息が呼吸困難で死にそうだ。心臓がバクバクいって、頬が熱を持っている。形式だけのキスなのにこんなに気持ちが揺れていた。
瞳を開けたハリーと視線が合い、二人の間に沈黙が訪れた。
「ハリー。良かったら、お茶でも」
お茶でもしようと声をかけるが、ハリーはぴしゃりと拒絶した。
「シエナ。私は仕事を始めるからこの部屋から出て行ってくれ。君が悪い人ではないのは分かるが、私は君のことを良くは思っていない。君のせいで私は厄介な体質になってしまった」
「ハリー」
「それに名前で呼ばないでくれ。ファーストネームは家族と友人にしか許していない」
今まで優しかった彼に冷たく対応されて、シエナは戸惑っていた。
「ご、ごめんなさい。で、でも諦めないからね! ラッセル男爵様!」
負けないんだからと捨て台詞を残して、シエナはハリーの部屋を出て行った。シエナは、ハリーの部屋の扉を閉めて、泣き出す。
(ハリーの態度は正しいわ。それに私やラブの存在を否定しないでいてくれたわ。だからまだ諦めない! 向こうが根を上げるまで私の存在をアピールしてみせるわ!)
金色の瞳から涙の雫が落ちるが、それをぎゅっと手で拭いながらシエナは決意した。
自分が出来るのは素直に気持ちを伝えることだと思案したシエナは、必死に謝った。自分が魔女だから怯えているかもしれないと手を震わせている。だが、ハリーの返してきた言葉はシエナの想像と違っていた。
「……。そのありがとう。私を好きと言ってくれて嬉しい。その君は魔女なのに、世間一般の魔女とは違うな。とても素直だ」
ハリーは、生真面目でとても優しい。魔女である自分にも向き直ろうとしてくれている。シエナの告白に顔を真っ赤にしていた。シエナは泣き出しそうなのを堪える。
「あら。そうね、私は魔女らしくないと、いつも塔の上層部やラブに叱られているわ。それでも嬉しい。ハリーに誉められて」
シエナが笑顔で、居ずまいを正して言葉を口にする。
「ほ、誉めたわけでは……。わ、私は王立大学の文学の研究者だ。専攻は児童文学だ。絵本や子どもたち向け小説の研究や、妖精や魔女の民間の説話を収集している。地方に説話を収集しに行くこともある」
だからシエナたち魔女や妖精が好きだと言ってくれたであろう。シエナは嬉しくて声を上げた。
「妖精や魔女の説話! 妖精や魔女が好きなの?」
ハリーのことをもっと知りたいと、言葉を促す。
「以前は、魔女狩りが横行していたが、あれは人間たちの恐怖心から起きた悲劇だと思っている。現に魔女狩りは終焉に近づいている。私は妖精や魔女は想像の産物だと思っていたが、その……現実にいたらいいなと思っていた。妖精や魔女は、好きだ」
ハリーの告白に、シエナは有頂天になった。
「まあ! 私たちが好き! 嬉しいわ。あなたのお仕事、素敵なお仕事よね!」
「ありがとう。父上には軟弱な仕事だと怒られていたんだ。ダドリー商会を告げと、迫られているんだ」
ハリーは、弱弱しく笑う。
「ダドリー商会?」
シエナは初めて聞いたと言葉を反芻した。
「ダドリー商会を知らないのか? 私の実家であるダドリー伯爵家はこのシェラード王国随一の商会を運営している」
「まあ! じゃあ船で荷物を運行したりしているの?」
シエナは目をキラキラさせて、ハリーの科白に聞き入っている。
「それだけじゃない、女性向けのドレスを作ったり、宝石をジュエリーにして、王家や高位貴族たちに売ってもいる。または作物を輸入して売っている。王国内の紅茶やらスパイスなどその他も輸出入を請け負っているしな」
「すごいのね……」
シエナは金色の瞳を彩る上下の睫毛を瞬かせて、ハリーの新緑の瞳を見入っている。
「ああ。父上の仕事は私の誇りだ。だが、私は小さい頃、身体が弱くてな。いつもベッドの上だった。乳母が読んでくれた絵本や童話、それに乳母が話してくれた妖精や魔女のお伽話が友達だった。だから成長して、身体は丈夫になったが、私のような子どもたちに話を届けたくて、大学の研究者になったんだ」
「ハリーのお仕事って素敵ね」
シエナはほうとため息をついた。
「素敵? 私の仕事が? はじめて言われたよ」
ハリーはシエナの返した言葉に固まっていた。まるで今まで、自分の仕事を否定されていたようだ。
「どうして?」
ハリーの反応を不思議に思ったシエナは問い返した。
「いつも両親から紹介されて会う女性には、変わったお仕事ねと言われるか、ダドリー商会を継ぐんでしょうと言われてたんだ。彼女たちはダドリー商会の名誉や富か私の外見が目当てだったから」
ハリーの言葉の内容にシエナは憤慨する。
「まあ! その方たち、あなたのことが好きではなかったの? 少なくとも私は言い方は悪いけど、あなた目当てよ? だって私は、あなたのその木漏れ日のような綺麗な瞳と何物にも囚われない自由な心が好きになったんだもの!」
「……ありがとう」
シエナの態度にハリーは頬を朱色に染め上げた。
「ハリー。あなたって知れば知る程、素敵だわ」
うっとりとハリーと見つめるシエナの台詞を受けて、彼は頬を紅潮させた。
(か、可愛すぎる!)
照れ屋なハリーに悶絶しそうだ、だが、シエナははっと我に返った。彼を死なすわけにいかない。
「ハ、ハリー。お願いがあるの」
「何?」
「その……あの女性からこんなことを言い出すのははしたないと思うの。だけど、あなたの命がかかっているから、一日に1回キスさせて欲しいの」
シエナは、視線をハリーから逸らして下へと向けた。
「……わかった」
先ほどの照れていた時とは違い、身に纏う空気が冷たく感じた。
「じゃ、じゃあ目を瞑ってくれる?」
ハリーはシエナの願い通り瞳を閉じた。
(な、なんて綺麗なの! 睫毛は長いし、肌は白くて肌理は細かいし。本当に男? うっ! ええい! 行け! 行くのよ! シエナ)
吐息が重なる位置まで近く顔を近づける。ハリーの端正な顔が近く、頬が熱くなる。願い通り目を閉じるハリーにシエナはおそるおそる唇を重ねた。ハリーの唇は少し冷たくて自分の唇より硬い。羽のような軽い口づけを交わした。なんで唇を重ねるだけなのにこんなに恥ずかしいのか。羞恥心からか耳の辺りが熱い。胸の鼓動が早くなり、この音がハリーに聞こえてない心配で仕方なかった。何度か唇を重ねて、唇を離す。息が呼吸困難で死にそうだ。心臓がバクバクいって、頬が熱を持っている。形式だけのキスなのにこんなに気持ちが揺れていた。
瞳を開けたハリーと視線が合い、二人の間に沈黙が訪れた。
「ハリー。良かったら、お茶でも」
お茶でもしようと声をかけるが、ハリーはぴしゃりと拒絶した。
「シエナ。私は仕事を始めるからこの部屋から出て行ってくれ。君が悪い人ではないのは分かるが、私は君のことを良くは思っていない。君のせいで私は厄介な体質になってしまった」
「ハリー」
「それに名前で呼ばないでくれ。ファーストネームは家族と友人にしか許していない」
今まで優しかった彼に冷たく対応されて、シエナは戸惑っていた。
「ご、ごめんなさい。で、でも諦めないからね! ラッセル男爵様!」
負けないんだからと捨て台詞を残して、シエナはハリーの部屋を出て行った。シエナは、ハリーの部屋の扉を閉めて、泣き出す。
(ハリーの態度は正しいわ。それに私やラブの存在を否定しないでいてくれたわ。だからまだ諦めない! 向こうが根を上げるまで私の存在をアピールしてみせるわ!)
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