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35話 祝福10
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シエナはカーテンの隙間から入ってきた日の光に誘われて目を覚ました。
「ん……。身体が痛い」
昨日、ハリーと身体を繋げたのだ。シエナははっとして顔を赤らめた。横に寝ているハリーに抱き着こうとするが、ハリーの腕に手を回して、触れる。
眠っていたハリーが起床した。
「シエナ?」
目を覚ましたハリーはシエナを探している。
「ハリー! 私はここよ!」
シエナは呆然として、ハリーを見つめた。シエナは叫ぶが、その声はハリーには届かない。シエナは混乱していた。ラブが部屋を開けて入ってきた。シエナがいる寝台にぴょんと飛び乗った。
『シエナ、ハリーはシエナのことを愛してなかったのよ。偽りの愛を告げられたわね』
ラブの言葉にシエナの心の中は錯乱していた。ならば、何故自分のことを抱いたのだろうか。
「そんな……。私のことを愛している、可愛いって何回も言ってくれたのに」
シエナは悲痛な声を上げて、金色の瞳から涙を零した。
『ハリーは、誰かに『妖精の瞳』を解呪する方法を教えられたのよ』
ラブの静かな声がシエナの心に残酷に響いた。シエナは、金色の瞳から涙を溢れさせた。それと同時に疑問を覚える。
「ラブ、あなた解呪方法を知っているの?」
『ええ。塔主から聞いてきたわ。『妖精の瞳』を定着化させるには『真実の愛』として魔女と相手が心と身体を通じ合わせることが必要。そして、反対に解呪されるには『偽りの愛』を行うのよ。少しでも相手が魔女を疑ったりして、偽りの気持ちを伝えれば『妖精の瞳』は解呪されるわ。そして、魔女が只人に術を破られれば、魔女は魔力が弱まってしまうの』
シエナはラブの言葉に愕然とする。あの愛していると何度も囁いた言葉は嘘だったのか。
「ハリー。愛しているのに……」
両手を覆ってシエナは泣いている。ラブはシエナの足元に身体を寄せて慰めるようにすりよせる。ハリーも父親と一緒なのか。シエナを愛していたが、魔女だと判明した途端、娘を殺そうとした父親と。
「ハリー、ハリー……」
心が張り裂けそうに痛い。シエナは、ハリーに恋をした。だけど、傍にいる内に彼の不器用な優しさに触れて、愛してしまったのだ。『愛の囁き』は一生に一度しか使えない。シエナにとって、ハリーは一生に一度の相手だったのだ。もう誰も愛せない、信じられない。
『シエナ。とりあえず、塔へ戻りましょう。ハリーのことは後で考えましょう』
優しく諭すように話してくれるラブと会話して、シエナは頭が冷えて落ち着いてきた。
「そうね……。ダドリー伯爵家に張った魔法は解けてしまったし。ハリーの『妖精の瞳』を媒介に魔法を使っていたから、私がダドリー伯爵家の皆の視界に映らなくなってしまったしね」
シエナが冷静に言葉を紡ぐと、ラブが大きな声で賛成した。
「そうよ! ハリーのことは後で考えましょう!」
「ええ」
シエナは頷き、服を着てから魔法の呪文を唱えた。光の簡易結界が現れて、箒が出現する。シエナは箒に跨り、窓から空へと飛び立った。
「ラブ。行きましょう」
ダドリー伯爵家の屋敷からシエナとラブは飛び立った。だが、シエナは何かに絡まり、動けない。シエナの視界に黒い結界が網目のように張られていた。それは魔法使いを捕まえるための結界だった。
「何……。これ」
箒に跨ったままのシエナは、結界に捕まったままだ。普段のシエナならば、炎の魔法で撃退していたであろう。シエナはハリーに裏切られたショックで冷静ではなかった。
『シエナ!』
ラブが悲鳴を上げた。
「ラブ! 逃げて! この魔法は魔女を捕まえるための結界! 使い魔のあなたは大丈夫だから!」
『助けを求めてくるわ! ハリーを呼んでくる!』
ハリーの名を聞いたシエナは瞳を潤ませた。自分はハリーに裏切られたのだと今更ながらに思い知る。
「無駄よ。私はハリーに裏切られたのよ。ハリーは教会と取引したんだわ」
潤んだ金色の瞳から次から次へと涙が溢れる。
シエナの前に教会の法衣を身に着けた神父と貴族の青年が現れた。シエナは驚愕した。まさか、この二人が結界を張ったのか、と。
「あなたたちがこの結界を張ったの?」
シエナの質問に神父が笑い出した。
「ほう……。良くわかったな。この結界は、お前たちを捕まえるためにアスター公爵閣下から頂いた魔法だ。炎の魔女シエナ、捕まえたぞ。悪魔め。火炙りにしてくれるわ」
教会の法衣を身に着けた神父は、聖水を撒いて、十字を切る。シエナはそれと同時に火の力を神父に向けて放った。
「聖なる女神シェラードよ。この悪魔を……。わあ!」
神父は四大魔女であるシエナの力を侮っていた。それを陰から見ていたティムが笑いながら神父の前に立ち泡われて、哄笑した。
「全く……。アスター公爵閣下が、力を貸したのにこのざまですか。水の精霊よ。力を貸したまえ」
ティムは独特の紋様の描かれた腕輪に念じた。水が出現して、シエナの使役する炎をかき消した。シエナは青年の操る魔法を見て、驚愕した。この世界で炎の魔法ではシエナが一番強いのだ。その炎を打ち消したのだから。
「あなた、誰? その力は……」
「お前を殺す男さ」
動揺するシエナを前に、ティムは口の端を歪めて笑った。それはどこまでも不気味な微笑みだ。
「私は、殺されるわけにはいかない! ハリーが私を抱いた本当の気持ちを確認するまでは!」
シエナが結界を燃やそうと瞳を閉じて、炎を出現させようと魔法の呪文を詠唱する。だが、ティムの方が早かった。シエナの周囲に水の魔法が発生する、シエナは必死に魔法の呪文を唱えるが、水の力に阻まれた。そして、腕輪が光り、シエナはティムの腕輪の中に入ってしまった。ティムは腕輪を前に微笑む。
「アスター公爵閣下の魔法も策略もさすがだな。ラッセル男爵を唆して、炎の魔女の力が弱まった。さて、四大魔女のひとりが手に入った。あの方の笑顔が見られるな」
ティムは心から尊敬する上司の顔を思い浮かべて、破願した。
「ん……。身体が痛い」
昨日、ハリーと身体を繋げたのだ。シエナははっとして顔を赤らめた。横に寝ているハリーに抱き着こうとするが、ハリーの腕に手を回して、触れる。
眠っていたハリーが起床した。
「シエナ?」
目を覚ましたハリーはシエナを探している。
「ハリー! 私はここよ!」
シエナは呆然として、ハリーを見つめた。シエナは叫ぶが、その声はハリーには届かない。シエナは混乱していた。ラブが部屋を開けて入ってきた。シエナがいる寝台にぴょんと飛び乗った。
『シエナ、ハリーはシエナのことを愛してなかったのよ。偽りの愛を告げられたわね』
ラブの言葉にシエナの心の中は錯乱していた。ならば、何故自分のことを抱いたのだろうか。
「そんな……。私のことを愛している、可愛いって何回も言ってくれたのに」
シエナは悲痛な声を上げて、金色の瞳から涙を零した。
『ハリーは、誰かに『妖精の瞳』を解呪する方法を教えられたのよ』
ラブの静かな声がシエナの心に残酷に響いた。シエナは、金色の瞳から涙を溢れさせた。それと同時に疑問を覚える。
「ラブ、あなた解呪方法を知っているの?」
『ええ。塔主から聞いてきたわ。『妖精の瞳』を定着化させるには『真実の愛』として魔女と相手が心と身体を通じ合わせることが必要。そして、反対に解呪されるには『偽りの愛』を行うのよ。少しでも相手が魔女を疑ったりして、偽りの気持ちを伝えれば『妖精の瞳』は解呪されるわ。そして、魔女が只人に術を破られれば、魔女は魔力が弱まってしまうの』
シエナはラブの言葉に愕然とする。あの愛していると何度も囁いた言葉は嘘だったのか。
「ハリー。愛しているのに……」
両手を覆ってシエナは泣いている。ラブはシエナの足元に身体を寄せて慰めるようにすりよせる。ハリーも父親と一緒なのか。シエナを愛していたが、魔女だと判明した途端、娘を殺そうとした父親と。
「ハリー、ハリー……」
心が張り裂けそうに痛い。シエナは、ハリーに恋をした。だけど、傍にいる内に彼の不器用な優しさに触れて、愛してしまったのだ。『愛の囁き』は一生に一度しか使えない。シエナにとって、ハリーは一生に一度の相手だったのだ。もう誰も愛せない、信じられない。
『シエナ。とりあえず、塔へ戻りましょう。ハリーのことは後で考えましょう』
優しく諭すように話してくれるラブと会話して、シエナは頭が冷えて落ち着いてきた。
「そうね……。ダドリー伯爵家に張った魔法は解けてしまったし。ハリーの『妖精の瞳』を媒介に魔法を使っていたから、私がダドリー伯爵家の皆の視界に映らなくなってしまったしね」
シエナが冷静に言葉を紡ぐと、ラブが大きな声で賛成した。
「そうよ! ハリーのことは後で考えましょう!」
「ええ」
シエナは頷き、服を着てから魔法の呪文を唱えた。光の簡易結界が現れて、箒が出現する。シエナは箒に跨り、窓から空へと飛び立った。
「ラブ。行きましょう」
ダドリー伯爵家の屋敷からシエナとラブは飛び立った。だが、シエナは何かに絡まり、動けない。シエナの視界に黒い結界が網目のように張られていた。それは魔法使いを捕まえるための結界だった。
「何……。これ」
箒に跨ったままのシエナは、結界に捕まったままだ。普段のシエナならば、炎の魔法で撃退していたであろう。シエナはハリーに裏切られたショックで冷静ではなかった。
『シエナ!』
ラブが悲鳴を上げた。
「ラブ! 逃げて! この魔法は魔女を捕まえるための結界! 使い魔のあなたは大丈夫だから!」
『助けを求めてくるわ! ハリーを呼んでくる!』
ハリーの名を聞いたシエナは瞳を潤ませた。自分はハリーに裏切られたのだと今更ながらに思い知る。
「無駄よ。私はハリーに裏切られたのよ。ハリーは教会と取引したんだわ」
潤んだ金色の瞳から次から次へと涙が溢れる。
シエナの前に教会の法衣を身に着けた神父と貴族の青年が現れた。シエナは驚愕した。まさか、この二人が結界を張ったのか、と。
「あなたたちがこの結界を張ったの?」
シエナの質問に神父が笑い出した。
「ほう……。良くわかったな。この結界は、お前たちを捕まえるためにアスター公爵閣下から頂いた魔法だ。炎の魔女シエナ、捕まえたぞ。悪魔め。火炙りにしてくれるわ」
教会の法衣を身に着けた神父は、聖水を撒いて、十字を切る。シエナはそれと同時に火の力を神父に向けて放った。
「聖なる女神シェラードよ。この悪魔を……。わあ!」
神父は四大魔女であるシエナの力を侮っていた。それを陰から見ていたティムが笑いながら神父の前に立ち泡われて、哄笑した。
「全く……。アスター公爵閣下が、力を貸したのにこのざまですか。水の精霊よ。力を貸したまえ」
ティムは独特の紋様の描かれた腕輪に念じた。水が出現して、シエナの使役する炎をかき消した。シエナは青年の操る魔法を見て、驚愕した。この世界で炎の魔法ではシエナが一番強いのだ。その炎を打ち消したのだから。
「あなた、誰? その力は……」
「お前を殺す男さ」
動揺するシエナを前に、ティムは口の端を歪めて笑った。それはどこまでも不気味な微笑みだ。
「私は、殺されるわけにはいかない! ハリーが私を抱いた本当の気持ちを確認するまでは!」
シエナが結界を燃やそうと瞳を閉じて、炎を出現させようと魔法の呪文を詠唱する。だが、ティムの方が早かった。シエナの周囲に水の魔法が発生する、シエナは必死に魔法の呪文を唱えるが、水の力に阻まれた。そして、腕輪が光り、シエナはティムの腕輪の中に入ってしまった。ティムは腕輪を前に微笑む。
「アスター公爵閣下の魔法も策略もさすがだな。ラッセル男爵を唆して、炎の魔女の力が弱まった。さて、四大魔女のひとりが手に入った。あの方の笑顔が見られるな」
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