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5章
39話「決戦3」
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「ぐわああああ」
爆裂魔法の直撃を受けたギルドマスター達は身体をズタズタにされながら四方八方へ大きく吹っ飛ばされた。
ルッセルは盾で被害を低減させたものの、そのダメージは大きく、カイルもホールス・ソーラの力だけでは打ち消す事が出来ず幾何かのダメージを負ってしまった。
「ルッセル君、後はぼぉくに任せるんだなぁ」
崩された姿勢で地面を転がり漸く静止出来たルッセルに対して仔羊仮面がルッセルの肩を叩いた。
「賢神の石なんだなぁ~魔族の影響で不可解な力を出してるんだなぁ~」
仔羊仮面がぴろぴろぴろーと音をたてながら空目掛けて浮上した。
「ああっ!? カオスだぁ!? 老いぼれは引っ込んでろっつーんだよ!」
仔羊仮面の接近を認識したダストが電撃の魔法を放った。
収束された電撃が仔羊様を襲う。
「そこ、そこが良いの~君の電流、僕の肩凝りによく効いたんだなぁ」
「はぁぁぁ!? 舐めた事言ってんじゃねぇぞ!」
続いてダストは収束された爆裂魔法を仔羊仮面に放つ。
「ぬ~温かいんだなぁ」
仔羊仮面は身体をほくほくした表情でダストを凝視している。
「ちぃぃぃ! 老いぼれの分際で賢神の石よりなんで強えぇんだよ!」
ダストは氷の魔法を収束させ、放つ。
「サウナの後の冷水みたいで気持ち良いんだなぁ」
仔羊様は顔をツヤツヤさせながらうっとりとした表情をしている。
「こんちくしょうがあああああ」
賢神の石の力により魔力を引き上げたにも関わらず、仔羊様相手には一切効果が無い事を思い知らされたダストは半ばヤケを起こしている。
「おい、人間、これ以上はお前が死ぬぞ」
なにやら暴走をしそうなダストに対して魔族が静止を試みる。
「るっせぇ! だからどうしたっつーんだ!」
頭に血が上りきっているダストがその言葉を聞き入れるつもりはない。
「一度下がれ、賢神の石の力はまだ解放仕切れてない、お前の肉体の器が耐えれんぞ」
「そんな事知るかぁぁぁ!」
やはり、ダストはその言葉を聴く耳を持たない。
「ぬふふふふ、その悪魔を倒せば良いんだなぁ?」
仔羊様が転移魔法で使い魔の目の前に瞬間移動をし、風属性の魔法を放った。
「ぐっ、下がれ人間、貴様の野望を成し遂げたいなら一度体勢を立て直せ」
仔羊仮面の魔法を受けた魔族がその身を切刻まれ遥か彼方に飛ばされながらダストに告げた。
「おい! どうした!?」
ダストが使い魔の行方を調べるが、仔羊様の魔法により命を奪われてしまった様だ。
「かいるくん。賢神の石を狙うんだなぁ~」
仔羊仮面の指示を受けたカイルは、ホールス・ソーラの力、太陽と月が交わり産み出される力を剣身に集めた。
太陽の白き光と月の黄色き光を纏う美しき剣をダストの身に付ける賢神の石目掛け振り抜いた。
「こんちくしょうがああああ!」
カイルの放つ一撃が賢神の石に直撃、1筋の亀裂を生じさせることに成功した。
だが、カイルの持つホールス・ソーラも真っ二つに割れてしまった。
カイルの一撃を受けた賢神の石がダストに何かを告げる。
「うるせぇ! クソがッ!」
ダストは賢神の石の指示に不服ながらも従い、転移魔法を発動させた。
「国の上層部に流れるよりもだすと君が持っていた方がマシなんだなぁ」
「異論はありません」
ルッセルは、ダストのせいで破壊されたセザールタウンの街並みを眺めながら呟いた。
「そうなんだなぁ~面目無いんだなぁ」
仔羊様はひょこひょこ飛び回り同じくダストによる被害確認を行っている。
「いえ、仔羊仮面の力をお借りしなければダストの撃退は不可能でした」
「ぬふふふ、そう言って貰えると助かるんだなぁ~」
仔羊様は自慢気な表情を浮かべている。
「人的被害が少なかったのは幸いです」
ルッセルが言う通り、レジストを貫通する攻撃は地上に降り注がなかった。
もしも、強化された魔法が送り込まれたとしたら恐らく生存者は0に近かっただろう。
建物の崩壊はまた作る直せば済むが失った命はそうもいかない。
「暫く財政も大変なんだなぁ」
今回壊された建物、道路等の補修にはそれなりのお金が掛かるだろう。
「そうですね、しかし、冒険者に仕事が生まれると考えればそこまで悪い事ではありません」
「ぬふふ、ボォクは一度学園に戻るんだなぁ、ルッセル君もヴァイスリッターに戻るんだなぁ?」
「はい」
賢神の石が魔族の手に渡った。
これから先、魔族からの侵攻が激しくなると考えた方が無難だ。
もしそうなっても、SSSランクハンターの人達はどうするのだろうか?
やはり、お金が手に入らないと手を貸さないのだろうか?
いや、命を掛けた戦いに対してお金という対価に不満を持つなら参加しないのは間違った考えじゃない。
祖国を守ると言えど命を失ってしまっては意味が無いのだから。
本当にそうなのだろうか?
どこかダストの言葉を胸に引っかかりながら、ルッセルはヴァイス・リッターへ帰還した。
翌日
朝一ルッセルさんより、ダストの撃退に成功したものの賢神の石は魔族の手に渡ってしまった事を告げられた。
「ねぇ? カイル?」
俺の隣でルッセルさんの話を聞いていたルッカさんが怯えている。
「どうしたの?」
「これからどうなっちゃうんだろ?」
「どうなんだろう? 今すぐに魔族がセザールタウンを制圧するとは考えられないけど」
勿論、時間が経てば分からない。
賢神の石の力次第ではセザールタウンが制圧される事だって考えられる。
もし、そうなったら俺もルッカさんも生きていられるとは思えない。
でも、だからと言って俺達新人冒険者がそんな最前線に送り込まれる、という事も考え難い。
「ほんと? ほんとだよね?」
ルッカさんが俺の腕をそっと掴み哀願している。
「俺はそう思うけど、えっ!?」
そのままルッカさんが俺の胸にうずくまる形で抱きついて来た。
「お願い、私から離れないで、約束して」
ルッカさんは、涙声になりそうなのを必死に堪えながら声を振り絞っている。
一体何がどうして彼女をこうさせてるのかは俺には理解出来ない。
前向きで活動的なルッカさんがどうして、こんな事になっているんだろう?
「分かった、約束する」
けれど、俺の口からはこの言葉を出すしかないだろうな。
「嘘ついたら許さないんだからね?」
ルッカさんが俺を見上げながら小声で言った。
どうしてだろう? 何故か分からないけどこの娘だけは守らなければならない。
なんだかそんな気がして仕方ない。
「フフ、これから大変ね、ボウヤ?」
まるで俺達を茶化す様にやって来たセフィアさん。
確かにダストの関係でこれから大変な事になる気がする。
「そうですね、俺達も出来る事はやっていきたいと思います」
確か、ダストのせいで街も壊れたんだよな。
俺達新人冒険者でもそういう事に手を貸す事は出来ると思う。
「あはは、お嬢ちゃんの方が大変みたいね」
「はい、私もそう思います」
ルッカさんは少し頬を膨らませ、セフィアさんに小声で言った。
「うん? なんか言った?」
「別に何にもありません」
ルッカさんは小さく舌を出すと早足でその場を立ち去った。
「変なの、ま、いっか、早速今日から頑張らないとね」
セフィアさんが言った通り今日から大変そうだけど、出来れば俺ももっと強くなって前線に出たい所だけど今は自分が出来る事をやっていこう。
爆裂魔法の直撃を受けたギルドマスター達は身体をズタズタにされながら四方八方へ大きく吹っ飛ばされた。
ルッセルは盾で被害を低減させたものの、そのダメージは大きく、カイルもホールス・ソーラの力だけでは打ち消す事が出来ず幾何かのダメージを負ってしまった。
「ルッセル君、後はぼぉくに任せるんだなぁ」
崩された姿勢で地面を転がり漸く静止出来たルッセルに対して仔羊仮面がルッセルの肩を叩いた。
「賢神の石なんだなぁ~魔族の影響で不可解な力を出してるんだなぁ~」
仔羊仮面がぴろぴろぴろーと音をたてながら空目掛けて浮上した。
「ああっ!? カオスだぁ!? 老いぼれは引っ込んでろっつーんだよ!」
仔羊仮面の接近を認識したダストが電撃の魔法を放った。
収束された電撃が仔羊様を襲う。
「そこ、そこが良いの~君の電流、僕の肩凝りによく効いたんだなぁ」
「はぁぁぁ!? 舐めた事言ってんじゃねぇぞ!」
続いてダストは収束された爆裂魔法を仔羊仮面に放つ。
「ぬ~温かいんだなぁ」
仔羊仮面は身体をほくほくした表情でダストを凝視している。
「ちぃぃぃ! 老いぼれの分際で賢神の石よりなんで強えぇんだよ!」
ダストは氷の魔法を収束させ、放つ。
「サウナの後の冷水みたいで気持ち良いんだなぁ」
仔羊様は顔をツヤツヤさせながらうっとりとした表情をしている。
「こんちくしょうがあああああ」
賢神の石の力により魔力を引き上げたにも関わらず、仔羊様相手には一切効果が無い事を思い知らされたダストは半ばヤケを起こしている。
「おい、人間、これ以上はお前が死ぬぞ」
なにやら暴走をしそうなダストに対して魔族が静止を試みる。
「るっせぇ! だからどうしたっつーんだ!」
頭に血が上りきっているダストがその言葉を聞き入れるつもりはない。
「一度下がれ、賢神の石の力はまだ解放仕切れてない、お前の肉体の器が耐えれんぞ」
「そんな事知るかぁぁぁ!」
やはり、ダストはその言葉を聴く耳を持たない。
「ぬふふふふ、その悪魔を倒せば良いんだなぁ?」
仔羊様が転移魔法で使い魔の目の前に瞬間移動をし、風属性の魔法を放った。
「ぐっ、下がれ人間、貴様の野望を成し遂げたいなら一度体勢を立て直せ」
仔羊仮面の魔法を受けた魔族がその身を切刻まれ遥か彼方に飛ばされながらダストに告げた。
「おい! どうした!?」
ダストが使い魔の行方を調べるが、仔羊様の魔法により命を奪われてしまった様だ。
「かいるくん。賢神の石を狙うんだなぁ~」
仔羊仮面の指示を受けたカイルは、ホールス・ソーラの力、太陽と月が交わり産み出される力を剣身に集めた。
太陽の白き光と月の黄色き光を纏う美しき剣をダストの身に付ける賢神の石目掛け振り抜いた。
「こんちくしょうがああああ!」
カイルの放つ一撃が賢神の石に直撃、1筋の亀裂を生じさせることに成功した。
だが、カイルの持つホールス・ソーラも真っ二つに割れてしまった。
カイルの一撃を受けた賢神の石がダストに何かを告げる。
「うるせぇ! クソがッ!」
ダストは賢神の石の指示に不服ながらも従い、転移魔法を発動させた。
「国の上層部に流れるよりもだすと君が持っていた方がマシなんだなぁ」
「異論はありません」
ルッセルは、ダストのせいで破壊されたセザールタウンの街並みを眺めながら呟いた。
「そうなんだなぁ~面目無いんだなぁ」
仔羊様はひょこひょこ飛び回り同じくダストによる被害確認を行っている。
「いえ、仔羊仮面の力をお借りしなければダストの撃退は不可能でした」
「ぬふふふ、そう言って貰えると助かるんだなぁ~」
仔羊様は自慢気な表情を浮かべている。
「人的被害が少なかったのは幸いです」
ルッセルが言う通り、レジストを貫通する攻撃は地上に降り注がなかった。
もしも、強化された魔法が送り込まれたとしたら恐らく生存者は0に近かっただろう。
建物の崩壊はまた作る直せば済むが失った命はそうもいかない。
「暫く財政も大変なんだなぁ」
今回壊された建物、道路等の補修にはそれなりのお金が掛かるだろう。
「そうですね、しかし、冒険者に仕事が生まれると考えればそこまで悪い事ではありません」
「ぬふふ、ボォクは一度学園に戻るんだなぁ、ルッセル君もヴァイスリッターに戻るんだなぁ?」
「はい」
賢神の石が魔族の手に渡った。
これから先、魔族からの侵攻が激しくなると考えた方が無難だ。
もしそうなっても、SSSランクハンターの人達はどうするのだろうか?
やはり、お金が手に入らないと手を貸さないのだろうか?
いや、命を掛けた戦いに対してお金という対価に不満を持つなら参加しないのは間違った考えじゃない。
祖国を守ると言えど命を失ってしまっては意味が無いのだから。
本当にそうなのだろうか?
どこかダストの言葉を胸に引っかかりながら、ルッセルはヴァイス・リッターへ帰還した。
翌日
朝一ルッセルさんより、ダストの撃退に成功したものの賢神の石は魔族の手に渡ってしまった事を告げられた。
「ねぇ? カイル?」
俺の隣でルッセルさんの話を聞いていたルッカさんが怯えている。
「どうしたの?」
「これからどうなっちゃうんだろ?」
「どうなんだろう? 今すぐに魔族がセザールタウンを制圧するとは考えられないけど」
勿論、時間が経てば分からない。
賢神の石の力次第ではセザールタウンが制圧される事だって考えられる。
もし、そうなったら俺もルッカさんも生きていられるとは思えない。
でも、だからと言って俺達新人冒険者がそんな最前線に送り込まれる、という事も考え難い。
「ほんと? ほんとだよね?」
ルッカさんが俺の腕をそっと掴み哀願している。
「俺はそう思うけど、えっ!?」
そのままルッカさんが俺の胸にうずくまる形で抱きついて来た。
「お願い、私から離れないで、約束して」
ルッカさんは、涙声になりそうなのを必死に堪えながら声を振り絞っている。
一体何がどうして彼女をこうさせてるのかは俺には理解出来ない。
前向きで活動的なルッカさんがどうして、こんな事になっているんだろう?
「分かった、約束する」
けれど、俺の口からはこの言葉を出すしかないだろうな。
「嘘ついたら許さないんだからね?」
ルッカさんが俺を見上げながら小声で言った。
どうしてだろう? 何故か分からないけどこの娘だけは守らなければならない。
なんだかそんな気がして仕方ない。
「フフ、これから大変ね、ボウヤ?」
まるで俺達を茶化す様にやって来たセフィアさん。
確かにダストの関係でこれから大変な事になる気がする。
「そうですね、俺達も出来る事はやっていきたいと思います」
確か、ダストのせいで街も壊れたんだよな。
俺達新人冒険者でもそういう事に手を貸す事は出来ると思う。
「あはは、お嬢ちゃんの方が大変みたいね」
「はい、私もそう思います」
ルッカさんは少し頬を膨らませ、セフィアさんに小声で言った。
「うん? なんか言った?」
「別に何にもありません」
ルッカさんは小さく舌を出すと早足でその場を立ち去った。
「変なの、ま、いっか、早速今日から頑張らないとね」
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