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「はぁ、で、ななみん? これからどうするのさ? まさかこのまま倒れたまま勇者サンを待つんじゃないだろうね?」
「はにゃ? 何の事ですかー?」
ポン太君が何か言ってますけどー、倒れているヒロインを助けるって物凄く大事なイベントなんですからね!
「おーい……ってもう! 僕はどうなっても知らないから!」
そう言ってポン太君は私の道具袋に潜り込みました。
えへへ、分かってくれれば良いんですよぉ☆
「おい! 大丈夫か!」
そんなワケでー、私が作戦遂行の為に地面に倒れているフリをして暫くしていると私を助けに来た勇者サマの声が聞こえて来ましたよ!
でもでも、なんだかおぢさんみたいな声をしてますねー?
あの写真ですと~もーっとかわいいお声をしてると思うんですけどぉ?
うーん、もしかしたら声だけかもしれないですし~、ちょ~っと薄目を開けて確認しちゃいましょう☆
「はにゃーーーーー!!!!」
はわわわ! ゴゴゴ、ゴリラ型のモンスターじゃないですか!
ししし、しかも、人間が装備する鎧とか身に付けちゃってますよ!
予想外なモノを見てしまった私は思わず跳ね起きてしまいました。
「む、元気そうであるな」
ええええ!? このゴリラさん人間の言葉もしゃべるんですか!
はわわわ、ななみちゃん大ピンチですっ!
むむむ……でもでも、ですよ?
この魔物さんに追われてる事にして勇者さんに助けを求めちゃえば良いじゃないですか!
「にゃああああ、か、怪物ですぅぅぅぅ! 誰か助けて下さい!」
えへへ、これだけ大声で叫べばきっと勇者サマにも聞こえますよね☆
後は走って逃げて勇者サマが駆けつけてくれるのを待つだけですね☆
「お、おい、待て、俺は」
私の思ったとーり、魔物さんが走って私を追いかけて来ました。
むー、魔物さんが走る速度考えますと、私が少し手を抜いて走ると丁度良さそうですね♪
「た、た、助けて下さぁいー!」
私は走りながらも叫び続けます。
暫く走り続ける事で魔物さんのペースが落ちてきたので、私も合わせてペースを落とします。
逃げ切ってしまってはダメですからね☆
「大丈夫ですか!」
「ぬふふ、可愛い女の子でござる」
うふふ、頑張った甲斐がありました!
私の目の前にはあの写真の通り、サラサラな、流れる様な金髪の少年が居ます!
にゃははー、見付けましたよ、私が探し求めた勇者様です!
隣に居る気味の悪いオヂサンなんてどーでも良いですからね!
「はぁ、はぁ、た、助けて下さい!」
私は、命からがら逃げて息を切らしたフリをしながら勇者様に飛びつきました。
可愛い女の子が助けを求めて飛びついてしまえば高得点間違い無しですよ☆
「わわわ、ちょ、ちょっと!?」
にゅにゅ? これは、可愛い反応ですね!
にへへへ、ななみちゃんぽいんとあっぷですからね!
「そ、それで魔物は!」
勇者様が凛とした声で言いました。
はにゅーその声、思わずもふもふしたくなっちゃいます!
けど、ここは我慢して、さっきのゴリラさんを指差します。
「あ、あっちにゴリラ型の魔物が居ます……」
ここでゴリラ型の魔物に襲われて恐怖に陥った可憐な少女を演じる為、声を震わせながら言うのが大事です!
「え? どこ……ですか?」
あれあれ? 勇者サマどーしちゃったんですかぁ?
はにゃにゃ? もしかしてあの魔物さん、姿を消してしまえるのですか!
むむむ、ななみちゃんピンチって奴ですか!
「おーい、リュッカー」
にゃにゃにゃ? あの魔物さん、勇者様の仲間ですか!
むー、これは勇者様は魔物も仲間に出来てしまうと言う事でしょうか?
「ダルシンさん! どうもこの辺りに魔物が居るらしいんだ」
「魔物か? 見なかったぞ?」
「え? でもこの娘がそう言ってるんだよ」
「この娘か? コイツ俺を見て怪物と叫びながら逃げたぞ?」
「え?」
あれあれ? 勇者サマ、ゴリラさんと会話してますしなんかキョトンとしてますよ?
はにゃにゃ? もしかしてもしかするともしかしなくても、このゴリラさんって勇者様のお仲間なんですか!?
「にゃはは☆」
な、なんか雲行きが怪しいんですけどッ! と、とりあえずここはななみちゃんスマイルで誤魔化しますっ!
「だが本当に魔物が出たら危ない」
「そうだね、でも、この娘も無事で何よりじゃないかな?」
はわわ、勇者サマはなんて素敵な事言ってくれるんですか!?
「わ、ちょ、ちょっと!?」
えっへっへ、ぎゅーっと、ぎゅーっとしちゃいますよー☆
「リュッカ殿だけずるいでござる」
にゃ! さっきのオヂサン! 私オヂサンには興味ありませんからッ!
だから、こうしちゃうんです!
「スリープ!」
ふふふ、わるーいオヂサンはこれでおねんねしてくださいなのです!
「はにゃ? 何の事ですかー?」
ポン太君が何か言ってますけどー、倒れているヒロインを助けるって物凄く大事なイベントなんですからね!
「おーい……ってもう! 僕はどうなっても知らないから!」
そう言ってポン太君は私の道具袋に潜り込みました。
えへへ、分かってくれれば良いんですよぉ☆
「おい! 大丈夫か!」
そんなワケでー、私が作戦遂行の為に地面に倒れているフリをして暫くしていると私を助けに来た勇者サマの声が聞こえて来ましたよ!
でもでも、なんだかおぢさんみたいな声をしてますねー?
あの写真ですと~もーっとかわいいお声をしてると思うんですけどぉ?
うーん、もしかしたら声だけかもしれないですし~、ちょ~っと薄目を開けて確認しちゃいましょう☆
「はにゃーーーーー!!!!」
はわわわ! ゴゴゴ、ゴリラ型のモンスターじゃないですか!
ししし、しかも、人間が装備する鎧とか身に付けちゃってますよ!
予想外なモノを見てしまった私は思わず跳ね起きてしまいました。
「む、元気そうであるな」
ええええ!? このゴリラさん人間の言葉もしゃべるんですか!
はわわわ、ななみちゃん大ピンチですっ!
むむむ……でもでも、ですよ?
この魔物さんに追われてる事にして勇者さんに助けを求めちゃえば良いじゃないですか!
「にゃああああ、か、怪物ですぅぅぅぅ! 誰か助けて下さい!」
えへへ、これだけ大声で叫べばきっと勇者サマにも聞こえますよね☆
後は走って逃げて勇者サマが駆けつけてくれるのを待つだけですね☆
「お、おい、待て、俺は」
私の思ったとーり、魔物さんが走って私を追いかけて来ました。
むー、魔物さんが走る速度考えますと、私が少し手を抜いて走ると丁度良さそうですね♪
「た、た、助けて下さぁいー!」
私は走りながらも叫び続けます。
暫く走り続ける事で魔物さんのペースが落ちてきたので、私も合わせてペースを落とします。
逃げ切ってしまってはダメですからね☆
「大丈夫ですか!」
「ぬふふ、可愛い女の子でござる」
うふふ、頑張った甲斐がありました!
私の目の前にはあの写真の通り、サラサラな、流れる様な金髪の少年が居ます!
にゃははー、見付けましたよ、私が探し求めた勇者様です!
隣に居る気味の悪いオヂサンなんてどーでも良いですからね!
「はぁ、はぁ、た、助けて下さい!」
私は、命からがら逃げて息を切らしたフリをしながら勇者様に飛びつきました。
可愛い女の子が助けを求めて飛びついてしまえば高得点間違い無しですよ☆
「わわわ、ちょ、ちょっと!?」
にゅにゅ? これは、可愛い反応ですね!
にへへへ、ななみちゃんぽいんとあっぷですからね!
「そ、それで魔物は!」
勇者様が凛とした声で言いました。
はにゅーその声、思わずもふもふしたくなっちゃいます!
けど、ここは我慢して、さっきのゴリラさんを指差します。
「あ、あっちにゴリラ型の魔物が居ます……」
ここでゴリラ型の魔物に襲われて恐怖に陥った可憐な少女を演じる為、声を震わせながら言うのが大事です!
「え? どこ……ですか?」
あれあれ? 勇者サマどーしちゃったんですかぁ?
はにゃにゃ? もしかしてあの魔物さん、姿を消してしまえるのですか!
むむむ、ななみちゃんピンチって奴ですか!
「おーい、リュッカー」
にゃにゃにゃ? あの魔物さん、勇者様の仲間ですか!
むー、これは勇者様は魔物も仲間に出来てしまうと言う事でしょうか?
「ダルシンさん! どうもこの辺りに魔物が居るらしいんだ」
「魔物か? 見なかったぞ?」
「え? でもこの娘がそう言ってるんだよ」
「この娘か? コイツ俺を見て怪物と叫びながら逃げたぞ?」
「え?」
あれあれ? 勇者サマ、ゴリラさんと会話してますしなんかキョトンとしてますよ?
はにゃにゃ? もしかしてもしかするともしかしなくても、このゴリラさんって勇者様のお仲間なんですか!?
「にゃはは☆」
な、なんか雲行きが怪しいんですけどッ! と、とりあえずここはななみちゃんスマイルで誤魔化しますっ!
「だが本当に魔物が出たら危ない」
「そうだね、でも、この娘も無事で何よりじゃないかな?」
はわわ、勇者サマはなんて素敵な事言ってくれるんですか!?
「わ、ちょ、ちょっと!?」
えっへっへ、ぎゅーっと、ぎゅーっとしちゃいますよー☆
「リュッカ殿だけずるいでござる」
にゃ! さっきのオヂサン! 私オヂサンには興味ありませんからッ!
だから、こうしちゃうんです!
「スリープ!」
ふふふ、わるーいオヂサンはこれでおねんねしてくださいなのです!
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