【完結】婚約から逃げた魔付き令嬢はエッチな人形作りを手伝う。※R18

かたたな

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ココ+ロマーゼル編

忙しい日々◆終◆※

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 タオルに包まれた私はベッドに優しく下ろされる。

 「ほら、ロマもしっかり拭かないと。」

 タオルで彼の濡れた長いくて綺麗な髪も優しく拭く。ロマは少し目を細めて拭いている私を見ていた。

 「気持ちいい?」
 「うん。」

 だけど、拭いていた手は止められて、ロマは私に覆い被さると頬にキスをしてくれる。

 「だけど、今はしたい。」
 「ぅ、うん。」

 正直、私は緊張している。
 性欲の強い私は過去何度も、一人で性欲を発散しようと試みた事があるのだけど今まで気持ちいいと思えた事がない。
 胸はいくらいじっても何も感じなかったし、あそこに指を入れると痛い。
 今しようとしてる二人は処女と多分童貞だ。
 痛くないはずがない。

 「ココ」 
 「ん?」
 「何か考えてる。」
 「あ、うん。ごめん。」

 ロマが少し不機嫌そうにこちらを見る。

 「何?」
 「大したことじゃないよ。」
 「他の男とか。」
 「違う、それはない。」
 「じゃあ、何。俺が醜いからできない?」

 あぁ・・・色々不安にさせてしまった。だめだな私。こんなにロマが好きなのに。

 「さっきも言ったでしょ、ロマは美しいよ。ただね。」
 「何?」
 「初めてだから、痛いだろうなって考えてた。」
 「あぁ。そういう事。」

 ロマはあっさり納得した。

 「痛くないように、痛くないように・・・」

 そう呟きながら、私のおへその下辺りを丸く撫でる。

 「もしかして、痛みを消す魔術とか?」
 「違う、俺が出来るのは簡単な生活魔法と人形を動かす魔術だけ。」

 ん?じゃあ今のは?と思いロマを見つめると。

 「・・・どうしたら痛みが少ないか考えてた。」

 そう言って難しい顔をした。

 「ふっはははっ!」

 突然笑った私を不思議そうに見るロマ。

 「今のおまじない?で心構え出来ちゃったかも。やろう!ロマ。」

 そう言ってニッと笑うとキョトンとした顔をしてから美しく笑って見せる。
 その笑顔が胸をぎゅっと締め付けた。
 ドキドキする。

 そういえば、仮眠室に泊まった時ロマに触られたのは気持ちよかったかも。
 彼は私にキスをすると次第にそれを深くしていった。

 ちゅっ、くちゅ、ちゅっ

 舌を絡ませ、逃げると追いかけてくる。

 「んんっ。」
 「逃げないで。もっとしよ。」

 息継ぎで離れた口がまた深く求められる。ロマの舌は口の中で絡み合うそれを楽しんでいて。さっきまで、少し涼しく感じていた濡れた肌を熱くする。

 「はぁ、はぁ」
 「はぁ、愛してる。」

 口が離れ、息苦しさと甘くむずむずする感覚から解放されたかと思うと、次は首に唇を寄せてちゅっ、と吸い付く。
 鎖骨や胸の谷間へと吸い付き離れを繰り返す動きの中で、他に感じる甘い刺激。
 太ももやお腹に彼の意図せず熱く勃つモノがグリグリと押し付けられる。その度に子宮の辺りが切なくきゅっと反応をみせ蜜で潤うのを感じる。きっと体はソレが欲しくて堪らないんだ。

 「んっ。はぅ、」
 「綺麗。」

 ゆっくりと進められ、焦らされてるみたい。
 ロマの目の前に私の胸が来た時、ぱくりと先端が咥えられる。

 「ひゃっ!ん」
 
 口の中で先端を転がされ、くちゅっと音を立てながら吸われ、もう片方の乳房を形を確かめる様に手で触れる。
 背中がゾワゾワする。
 ぬるりとした舌が這うと今までに感じた事の無いくすぐったさとムズムズする感覚。
 自分で触った時、こんな感覚無かった。こんなに違うんだ。恥ずかしいけど嫌じゃない。

 チラリとロマを見ると、チロチロと舌で乳首を舐めながらこちらの反応を伺っていた。
 美人に上目遣いで見られる破壊力。

 「意地悪」
 「意地悪なんてしない。楽しんでるだけ。」
 「もぅ。っあ!」

 ぷくりと硬さを持った先端をくにくにと指先で弄ばれる。自分がこんなに変な声が出るとは思わなかった。そうしている間も太ももの内側に彼のモノがグリッと当たる。
 その当たる感触で子宮が物欲しげにきゅっと締まり、早く入ってきて欲しくて仕方ない。
 またこの感覚。彼の存在が気になって早く早くと期待してしまう。
 
 「あう、ロマ、もぅ欲しい。」
 「何を?」

 ロマが純粋に聞いてくる。言うのは恥ずかしい、けど、早く欲しい。

 「ロマのこれ・・・」
 
 彼のソレに手を沿わせると、手の中でビクンと震えた。

 「っ、もう少し、待って。」

 ロマは私の足を開かせる。
 いざ自分がこの体制になると羞恥心でつい閉じようとしてしまうけど、それは簡単に阻止された。
 
 「俺は爪が鋭いから、こっちでさせて。」

 逃げないように腰に手を添えて、彼が迷う事無く陰核に舌を這わせた。ぴちゃぴちゃと音が耳に響き、頭がくらくらしてくる。
 そのまま割れ目をなぞり、蜜で潤うそこへ辿り着く。

 くちゅっちゅっぴちゃっ

 「ぁあ!!ロマ、そこ、やっ、んん」
 「もう少し」

 何かがせり上がってくるような初めての感覚。体がピクンッと震え、どうしたらいいかわからなくてシーツを握る。

 「あっ、んん。ロマ、変になるっ」
 「もっと見せて。」
 「ひゃっ、ああ、やぁ、見ないで。」

 とろとろと潤い、はぁはぁと必死に呼吸するしかできない。
 足をバタバタしたくなるけど、ロマに当たるのが嫌で我慢すると足がプルプルと震える。

 気持ちいい、でも恥ずかしい。

見られたくなくて、顔を手で覆い隠すとあっさり手を捕まれてベッドに縫い止められてしまった。
 だけど、その事により陰核への刺激は止める事ができた。

 「はぁ、っロマ、お願い。」

 彼の顔を見上げてお願いすると、柔らかく微笑み割れ目に彼のモノが宛がわれる。
 じっくり入り口を探る様に先端が割れ目に満遍なく強く擦りつけられると強い快感が体を駆け巡る。

 「はっあぁ、ん。ロマ、早く。」
 「煽らないで。」

 自然と腰が動いて彼を求めてしまう。
 腰をしっかり押さえられると、入り口にぴったりと宛がわれた求めていたモノの感触。
 
 「痛かったら言って。」
 「ぅん。」

 ぐっと下から押される様な、だけど優しくゆっくりと求めていた彼が入ってくる。
 無理に押し広げられる中はメリメリと痛いはずなにの不快ではなく。滑りの十分なそこはどんどん受け入れていった。

 「はっ、はっ、っ。ぅ」
 「はぁ、はいった。」
 「や、やったぁ」

 へへっと笑うと、ロマも笑ってくれる。

 「大好きだよ、ロマーゼル。」
 「っ。ココ、愛してる。」

 下からズンズンと中を押し上げる強い刺激。
 ヒリヒリとした痛みは有るけど、彼を中で感じられて痛みより喜びが上回る。
 優しく気遣う様な動きから次第に動きは激しくなりロマも余裕の無い表情で私の名前を呼ぶ。
 潤いは増し、部屋には激しく交わる音が生々しく響く。

 ぱちゅん ぱちゅん ぱちゅん

 「ココ、ココ。くっ、ぅ、」
 「んっ、ふぁ、ああ、ロマ。熱い。もぅだめっ」

 官能的な交わりの音が更に私達を欲のまま動かしてしまう。
 
 「もぅ、っ、中に・・・」
 「ロマ、お願い。来て、ぁあ!!」

 ぐちゅっ ぱちゅ ぱちゅん

 一層大きく強く中を擦りあげられ私の奥を突き上げるとジワリと広がる熱。
 
 「はぁ、はぁ。」
 「中、熱い。」

 お腹を優しく撫でると、幸せな気持ちで満たされた。

 「ロマ、私幸せ。」

 中に彼の存在が居座るまま、ロマは私の唇にキスをくれた。

 「幸せで。怖い。」
 「怖い?」
 「ココが居なくなったら生きていけない。もし失ったらと思うと怖い。」
 「危険からはロマが守ってくれるでしょ?」
 「命に変えても守る。」
 「あはは、私を守ってロマが死んだら私だって死んじゃうよ。」
 「・・・それじゃ意味ない。」
 「きっと、その失いたくない存在が増えてくよ。私達で守らなきゃね。」

 私がお腹をポンポンと優しく叩くと、ロマは照れ臭そうに笑った。


 ◆◆◆◆◆


 のんびりしたい私達だったけど、翌日から大忙しだった。

 予想を越えるグッズ人形の予約が入り、ウォルズマー様に素材の発注と、それ以外の素材集めに商会を駆けずり回って買い集めた。
 ある日、ローエンスコット商会というロマの名前と同じ商会に行った時。初老の男性にグッズ商売について協力の話があったけどロマが無視していたので知り合いでは無さそうだ。
 嫌だよね、他人の利益に気安く乗っかろうとする奴って。
 
 ロマは早速辞表を出し、私の手伝いをしてくれている。上司に引き留められたらしいけど、後の事は知らないと言っていた。
 危険な事ばかりロマにやらせてたんだ、次は上司、お前が頑張れ。

 そして舞台。

 こちらは悔しいというか嬉しいというか・・・
 【人形と竜の王国】は舞台が良いというよりは、人形が話題になったから人が来るという評価になった。
 次は人形に負けない脚本作ってやる!!

 そんな忙しない日常にロマを引き込んでしまったけど、いつも無表情だった以前より笑う事が増えたように見える。

 この変化が私はとても嬉しかった。

 ◆◆◆◆◆


 月日は流れ。


 「ロマー!!またロコが居なくなったー!!」

 ロマの作業場へ行くと人形を作るロマと私達の子供のロコが居た。

 「こら!ロコ。
 遊んだおもちゃをお片付けしてからって言ったのに。」

 だけど、静かに振り返ると何もなかった様にロマの仕事を見るロコ。
 マイペースな女の子だ。私達の共通の【醜の象徴】の少し鋭い爪を持っている。
 集中していたロマは作業を中断し、ロコの頭にポンと手を置く。

 「ロコ。」
 「うん。」

 それだけで、とてとてと私の所に歩いてくるロコ。
 私の手を握ると「お片付け」と一言ポツリと言ってお片付けに行ってしまう。

 ロマは今も舞台の演出に関わりつつ人形を作っている。だけど、残念な事にラブドールはあれ以降作っていない。
 【人形と竜の王国】で作った複製人形(ラブドール)達。それはもう大評判だった。
 だけど人気が出るとソレに類似した商品が出回るもので、明らかに卑猥なモノも出始めた。
 偽名とはいえ、そんな下世話なイメージは付けたくない。
 早々に正統派の人形職人としてブランド化をした。
 ロマの作品はどれも素晴らしく、今ではファンも多い。十分な資金を手にいれた今、ラブドールじゃなくても問題なくやれた。
 だけど根強い人気があるロマのラブドールは高価なのにまだ注文が入る。
 魔術で複製するだけだし、あくまでも精密な人形として売っているので、それだけは受ける事になっている。

 「ロコはロマが大好きね。」
 「そうだな。」
 「妬けちゃうな。絶対ロマと結婚する!とか言い出すよ?」
 「俺はココのだから。」
 「ふふふ、そう?」

 こんな言葉1つで幸せになれる。
 まだまだ好きで仕方ないと実感しながら大きなお腹をなでる。

 「次はきっと俺が妬く番だ。」
 「あはは、それは楽しみ。」

 私達家族と舞台の仲間、作品のファン。
 ロマは大勢の人に必要とされていて、その中で生きている。
 私達は失いたくない存在を共に守りながら今も忙しない日常を楽しんでいく。


 ココ&ロマーゼル編 ◆終◆
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