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高まる熱(楓)
しおりを挟むお面の下で、彼の瞳が熱く揺れているのが感じられた。
提灯の淡い光が境内の闇を照らし、木々の間を抜ける夜風が私の火照った肌をそっと撫でる。お面越しに伝わる彼の熱い吐息に、私の体が疼くように反応する。
お祭りの間、お面は外さない。誰か聞いてはいけないから、互いの名前は知らないまま。でも、言葉で心を繋ぐことは許される。
彼の手が私の腕に触れ、その温もりが着物の袖越しに伝わってきた。
「本当に…僕でいいの?」
「うん、貴方だからです。」
お面越しに彼の吐息を感じ、私は目を閉じた。
彼の指が私の腕を優しく撫で、私の胸元に滑る。着物の隙間から豊かな胸に触れると、お面の下で彼が息を呑む音が聞こえた。
「こんなに…滑らかで、柔らかいんだ…」
「んっ…」
小さく声を漏らすと彼の手がピクリと震える。お面が私の表情を隠し、彼の手が私の胸をそっと包んだ。
彼の掌が私の胸を愛撫し、面の下で唇を噛み、「あっ…」と掠れた喘ぎが溢れる。彼の指が震えながら私の胸の曲線をなぞり、その感触に体が熱くなる。
「気持ちいい…?」
「うん…すごく気持ちいい。」
恥ずかしさに震えながら答えた。全身が甘く疼き、彼の指が私の胸の頂を布越しに軽く摘むと、「んぁっ…!」と声が漏れ、初めての快感に体がビクンと跳ねた。彼の吐息が荒くなる。
「もっと…触りたい」
その初々しい欲望に、私の心がキュッと甘く締め付けられる。彼の手によって着物が乱され、白い太ももが月光に照らされる。彼の指が内側を撫でると、触れるだけで私の体が熱くなった。
「ここ…触ってもいい?」
「はい…」
彼の動きが急き、私の秘めた場所に触れる。初めての感覚に私は「ぁっ…!」と小さく叫び、彼の手が一瞬止まる。
「ごめん…痛かった?」
「ううん、もっと…触って欲しい。」
掠れた声で懇願した。彼の指が再び動き、私の内側を探るように愛撫する。熱い疼きが下腹部に広がる。
「んっ…あっ…」
「こんなに…熱い…」
体が熱く、頭がクラクラするなんて…。私の体がさらに反応し、気持ちが抑えきれなくなった。笛の音が届く度にどう触れられても気持ちよくて仕方がない。
「早く…欲しい。」
「うん…。」
私が囁くと、彼の動きが一層熱を帯びる。背に芝の柔らかさを感じたのも束の間、視界が彼でいっぱいになったことで、更に彼のことで頭がいっぱいになる。
今まで感じていた不安とか、期待とか。何も考えられない。ただ彼がそばにいてくれることが嬉しくて。離れたくない。
彼の体が私を覆い、熱を近くで感じられるだけで胸がバクバクと高鳴る。私の内側に彼の硬く熱いそれが一瞬当たるだけで、期待で更に潤いムズムズとした感覚が下腹部にやってくる。
蜜で溢れるそこに、先端が押し付けられ、彼が沈む瞬間熱い衝撃が全身を貫いた。
「あぁっ…!」
「くっ、っ」
鋭い声が漏れ、抑えられなかった。
ゆっくりと押し入ってくる彼の動きは初々しくも熱く、初めての行為に急ぐように私を求める。
笛の音がどんどん私の快楽を高めていくように後押しするように響いた。
奥に彼の熱が当たったかと思うと、我慢できないとばかりに動きが早くなる。彼の腰が私に打ち付けられるたび、熱い波が押し寄せ、初めての快楽に夢中になった。
奥に彼の熱が当たると、思わず腰が自然と動いてしまう。初めてなのに、こんなにも気持ちいいなんて…。彼の動きに合わせて、私の体が勝手に反応し、彼を求めてしまう。
「はぁっ…動いてる…可愛い…。」
彼の手が私の胸を再び掴み、豊かな膨らみを揉みしだき、頂を円を描くように刺激される。
「っ、こんなに、ん、柔らかいのに、ここ硬くて…可愛い。」
「んぁっ…っ…ぁぁっ…!」
喘ぎ声が我慢できず響く。彼の動きが深くなり、私の内側を満たすたび、もっと求めてしまう。
「もっと…もっと欲しい…」
「僕も…我慢できない」
彼の熱が私を貫き、私は…
「あぁっ…好き…」
「僕も…好きだよ。」
私たちは、今日知り合ったばかりなのに愛を囁きあう。お社の影で、月光の下、私たちの交わりは初々しくも激しく続いた。
二人は初めて知った快楽に溺れ、何度も何度も求め合った。慣れてきた彼の腰が獣のように激しく私に打ち付けられ、ぱちゅぱちゅと淫らな音が響く。私の中に子種を注ぐたび、ぎゅぅっと彼を締め付け、声が漏れる。体が震え、彼の動きに合わせて腰が自然と揺れる。
「もっと…欲しい…貴方と離れたくない。」
「…っ…!」
終ってもまた再び私を突き上げる。
熱い波が何度も押し寄せ、私の内側が彼で満たされるたび、快楽に夢中になった。
彼の掌が私の胸を強く握り、豊かな膨らみを揉みしだきながら、彼の動きがさらに激しさを増し、私を抱き寄せて獣の如く腰を打ち付ける。
お面越しに彼の荒々しい吐息が私の耳元に響き、私は「もう…だめっ…!」と叫んだ。初めての快楽が頂点に達し、全身が震え、熱い波が私を飲み込む。彼もまたその瞬間に達し、私の内側に何度も子種を注ぎ込み、お面の下で荒い吐息が漏れる。
「まだ…終わりたくない…」
「私も…はぁ…」
足に、どちらとも分からない二人の体液が伝いどろどろする。彼の熱に身を委ね、お面越しに感じる彼の激しい愛と、私の胸と肌が彼の理性を完全に溶かし尽くす。
中に入ったまま、硬さを失うかと思われたそれも、ゆるゆると出入りを続け、私の良い所を刺激しながら硬さを取り戻していく。
何度も交わり、求め合った私たちは、快楽の余韻に震えながら、月光の下で抱き合った。
笛の音が終わりを迎え、お面の下で私たちの愛が夜に刻まれた。
お祭りが終わってからも、暫く離れる事ができなくて彼の胸に頬を寄せて、帰らないでという気持ちを伝えるように甘えた。そんな私に嫌がるそぶりもなく彼も私に寄り添ってくれる。
何度も名前を聞きたい、聞いてしまおうかと思った。これで彼の家紋が現れなければ、どこの誰かも分からず終わってしまうから。
しかし、鬼様の妹としてルールを破るなんてできない。
誰か聞いてはいけないこの夜、名前を知らぬ彼との秘密の絆が、私の体に甘く、熱く、深く残った。
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