【R18】男の娘に恋した学園生活~男装は間違いではない~

かたたな

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卒業式。

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 私たちは、こうして甘い学園生活を送り無事に卒業を迎えた。

 卒業時には「誰もが認める相思相愛のバカップル」として有名になっていた。伯爵様の耳にももちろん入ることになるのだけど、私たちを見るたび嬉しそうに微笑むだけ。

 卒業パーティーも開催されたのだけど、雰囲気だけ味わうと早々に二人だけで抜け出した。私たちはパーティーそっちのけで人のほとんどいない校舎を巡る。それは今までの思い出を拾い集めるような…そんな気持ちになる。

「中庭のここ!リーシュが膝抱えてたところ。ここから始まったんだよね。」
「それを言うならあの場所はクラウが膝抱えてたところだよ?暗い校舎の肝試し。」
「あれは膝抱えてたんじゃないし!踞ってただけ!」

 他人からすれば「何がそんなに面白いの?」なんて言われるような思い出一つ一つを話して回る。
 今は静まり返った教室の扉を押し開け、中を覗き込む。

「ここは、クラウが男の子だと知って驚きすぎた2年生の教室。」
「今考えてみても気づくの遅すぎなんだけど。」
「みんなはもっと早く気がついてたの?」
「ボクが言われる前に早めに言ってたからね。」
「なんか悔しい。」

 私達は、出会った頃と同じ制服で、思い出を語りながら歩く。

 明日から、この学園の学生ではなくなるなんて信じられない気持ちだった。

「最初はどうなるかと思ったけど…ここに来て良かった。クラウに会えて最高に楽しい学園生活になった。」
「ふふっ、ボクにたくさん感謝するといーよ!」

 得意気に言うクラウは本当にいつも通りのクラウに見える。

「スカートの制服着た可愛いクラウ、やっぱり…可愛い。」
「まーね。でも、今日でこれも終わり。学園卒業と一緒に、可愛いボクも卒業するんだ。」

 可愛いクラウも卒業?その言葉が不思議でクラウをまじまじと見る。

「可愛いものは、好きなままだよ?でもさ、…ボクも変わってきたんだ。」
「?」
「不思議なんだけどさ、リーシュに「可愛い」より「格好いい」って言って貰いたいって気持ちが強いんだ。」
「今も格好いいよ?」
「もっとなの!ボクは「可愛い2割、格好いい8割」くらいがいいの!」

 私に格好いいって思って貰いたい…。それは、私がクラウに可愛いって思って貰いたい気持ちと同じなのかな。

「9割可愛いクラウも、今日で見納めなんだ。」
「そーいうこと。」

 そう思った時に、前から思ってたことをひとつお願いしてみることにした。

「ねぇ、クラウ。可愛い服を着たクラウが今日で終わりなら、ひとつやってみたいことがあるんだ。」
「なに?できることならするけど?」
「ありがとう、クラウ。それならさ。」

 クラウの制服のスカートの裾を軽く持ち、前に膝をつく。


「スカートに入ってみたい。」

「…は?」

「クラウのスカートの中に入ってみたい。」
「はぁ!?聞き間違いかと思ったんだけど!?」

「聞き間違いじゃない、真剣なの。なぜならスカートの中には夢が詰まってるから。」
「初等部男子かよぉ」

 いや、今時は初等部男子だってもっとちゃんとしてる…と、ぶつぶつと呟きながら、頰を赤らめて抵抗する。私はスカートを持ち上げようとすると、クラウの手が慌てて押さえつける。

「や、やめなさい!少年の心は卒業するんだよ!」
「今日が終わるまでが卒業式なんだもん!」

 私の必死のお願いに、はぁ、とふかーいため息をついたクラウ。スカート裾を少し持ち上げる仕草をする。

「少しだけだかんね!」
「いいの!!」

 喜びがこみ上げ、下からお邪魔しまーす!と入るとクラウの香りでいっぱいになった。

「あったかいー。」
「中で喋らないでよね。くすぐったい。」

 彼の声が上から聞こえる。
 その声は震え、足が微かに動く。私は綺麗な足に引き寄せられるように、そっと唇を寄せた。滑らかな肌の感触が、唇に甘く沈み込む。そのままキスを進め、内腿をちゅっと優しく吸い付く。上の方へ、ゆっくりと指を這わせる。

 スカートの下は、男性用の下着。その布地が、膨らみを優しく包んでいるのを確認した。

「こ、こら…だめ…だってば!」
「もう少しだけ。」

 布の隙間から手を滑り込ませると、まだふにふにのそれがある。それもまた可愛い。そのふにふにの柔らかさを堪能していると、次第に硬さを増していった。

「もう終わり!ここじゃ、だめだってばぁ…」
「誰もいないし大丈夫だよ。思い出残そう?」
「最後の思い出がこれって…。」

 話している間に、優しく撫で上げると、クラウの足がガクガクと震え、十分に硬くなったそれが仕上がる。
 余計な布は避けて、硬い先端を舌先で舐めあげるとビクンと反応を示してくれた。

「ぁっ、ふぁ」

 時折じゅっと吸い上げて、奥までそれを感じる。
 すると、外からざわざわと学生たちの声がした。

「リーシュ…やばい、外に…人いる。」
「大丈夫、私はスカートの中だし、外からならクラウの上半身しか見えないでしょ?」
「そう、だけど…ん!」
「声は我慢した方がいいかも」
「そんな、こと…言ったって」

 スカートの中では、硬く立ち上がったそれを口に含むと、ゆっくり動いた。熱い脈動が、舌に響き、クラウの膝が内側に寄る。すると、外からざわざわと学生たちの声が聞こえ、足音が近づいてくる。

「はぁ、ぁ、ぁ」
「クラウ、声我慢できないんだ。可愛い。でも、人が増えてきた…かな。」

 窓の外を歩く生徒の足音が増えた気がする。すると、外から「クラウじゃん!おーい!」とガラス越しに遠い声が聞こえる。

「はっ、やばっ」
「早く出さないとね。」
「え、そんな!?」

 口を離し、強めに指を絡ませる。上下に擦り上げるとびくびくと震えた。そして、持っていたハンカチを添えて速度を早める。体が硬直した瞬間。私のハンカチは独特の香りと液体に濡れる。

「んっ、ぁ。」

 熱い息を吐き、なんとか足に力を込める様子が可愛い。その少しの後に、ちょうど同級生が現れた。窓の外から、コンコンと優しくガラスを叩き、意識をそちらに向けた。

「クラウ、一人?」

 窓の外から何人かの顔が見えて、ガラス越しに声をかけられる。クラウは窓の鍵を開けて、私はスカートから出ると立ち上がった。

「私もいるよ。」

 そう言ってハンカチをポケットに入れた。その隣ではクラウがジトッとした眼差しでこちらを見ていた。


 ごめんね、最後のチャンスだったから。


 最後は、同級生のみんなとワイワイ話して解散していった。別れ際、みんな凄く泣いていて一生の別れかのような雰囲気を出す。

 でも、それだけ楽しく、名残惜しい学園生活だった。


 ◇ ◇ ◇
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