転性少女~異世界に逝っちゃった~

木元うずき

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9人組(?)

メイとラン

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ここはランがちょっと荒らした後のギルド内。元々はどこの貴族の部屋?ってぐらい綺麗な部屋だったがランが放った矢やメイの血が飛び散っていたりと盗賊が来たけどすぐ帰った後みたいな感じだった
ルリル「メイ、大丈夫?」
メイ「うん・・・。とりあえず話した方がいいよね?」
ルリルは矢が刺さっていた右目を気遣った。でもメイはそれよりもランが起きる前に話切らないと次は大惨事になると思い話す事にした
スリン「そうね・・・、まずダークエルフとエルフについて説明頼める?」
メイ「うん」
メイは未だに血が出ている右目を右手で覆いながら話し出した
メイ「まず、エルフとダークエルフの違いはランが言ったように悪に手を染めたかどうかだけなの」
エスラ「なら、何か1回でも盗みに働いたらダークエルフなの?」
メイ「う~ん。盗みはその人の悪意により1回でなる事もあるけど大抵1回ではならないかな。」
ルリル「じゃ、どうしてメイは1回しかやっていないのに?もしかして・・・?」
メイ「ううん!違うよ!悪意はないよ!でも・・・」
メイは何か言いたげなのか口がもごもごしていた。それを感じとったのかリンがこの話を切り上げようとしたが
ルリル「いいよ。メイを信じているから」
ルリルが優しい声でメイに話しかけた。その時メイの目には自然に涙が溢れていた
ルリル「どうしたの!?やっぱり右目が痛いの?」
メイ「ううん。やっぱりルリル達はダークエルフとエルフの違いをあまり知らないから優しくできるのね?いいのよ・・・私なんかに優しくしなくて・・・。蔑んだ目で見たり罵ったり、侮蔑したりしていいのよ?私はそういう存在なんだから・・・・・・今は」
そこでやっとルリル達はエルフとダークエルフの違いを確認出来た。まだちゃんとした事は分からないけどエルフにとっては一族のはぐれ者だから何をしてもいい。それだけがわかった。でもルリルは腑に落ちない事があり、頭を傾けていた
メイ「どうしたの?ルリル。頭何か傾けて」
ルリル「う~ん。侮蔑したりするのはわかっけど何でランはメイを殺そうとしたのかなって」
メイ「それは・・・私達の親は去年ダークエルフによって殺されたの」
その言葉に周りの皆は絶句した。言葉を発しようとしても声が出ないほどの驚きがあった。辺りが静かになって風の音が部屋に入ってきた
リン「もしかして・・・ランは復讐しようと?」
エスラ「でも、それならメイじゃないのはわかっているのに何で?」
リンがメイに質問をしたけどそれに対しての質問が出てきた。(未だに声を発していない5人はその場に置いていかれていた)
リン「そうか・・・。とりあえずこの話は置いとくか?」
メイ「ううん。最後の質問だけ答えさして」
リン「わかった」
メイは涙を拭いながら深呼吸をした。そして泣いていて声を振り絞って言った
メイ「私とランは親が殺されたからこの世からダークエルフがいない世界を作るために旅に出たの。もう誰もあんな悲しい事が起きないようにと・・・。だから、ランは私を殺そうとした。詳しい話は今は出来ないけど・・・ごめんね・・・」
ルリル「いつでも待っているよ。メイ自身から話してくれるのを。私達はいつまでもね」
リン「勝手に言わないでくれるか?ルリル」
ルリル「え?だめなの?」
リン「いいけどそう言うのは承諾が必要だぞ」
エスラ「だね。まぁ、私には要らないけどね」
メイ「ありがとう・・・。そしてごめん・・・・・・ごめんさなさい・・・!」
メイは皆の優しさについ涙を流しながら謝った。その後メイが泣き止むまで数時間かかったと。
数時間後メイは泣き疲れたのか今は眠っていた。目は真っ赤に腫らしてルリルの膝の上で眠っていた。
その頃ランは自分の部屋で目を覚ましたのであった。危険判断をされたランはリンに気絶させられ気を失っている間に部屋に運ばれたようだった。裁縫道具などがある自分の部屋で。ランは何が起きたのか分からず辺りを見渡した。そこには作りかけの人形などが置いてあった
ラン「あれ?確か・・・私は・・・メイを?」
ランは状況整理するためにもう1度辺りを見渡していると作りかけの人形を見つけた。
それはもうすぐ誕生日のメイに贈るために密かに作っていた人形であった。
その時ランの気持ちは一気に崩れだした。ダークエルフを憎む気持ちとメイを殺しそなった罪悪感がランの心に一気に押し寄せてきたのであった。メイがダークエルフになっていたのを見て怒りのあまりその場で攻撃をしてしまったランだったが今落ち着いて考えると大変な事してしまったと思ったの。メイはランが怒った理由わかっていたから怒ったりはしないけどその事はランは知らず、必死に謝る言葉を探していた
ラン「えっと・・・。普通にごめんでいいかな・・・。それとも謝礼とか用意して全身全霊で謝った方がいいかな・・・。その前に赦してくれるかな・・・あんな酷いことした私を・・・グス」
ランはメイに向かって矢を放ちメイの右目に直撃した事は覚えていた。ランは許してもらおうと都合のいい事は考えていなかった。だけど唯一の姉妹だからせめてちょっとでもいい方にと思っていたランは布団に包まり泣き出した。その声が聞こえたのか扉が開く音が聞こえた
リン「ラン、今話せるか?」
ラン「リン・・・」
リンは赤く腫れ上がった瞼を見て驚いた
リン「ラン、泣いていたのか?」
ラン「うん・・・。だって、唯一の姉妹に向かって矢を放ったんだから・・・。許してもらえるとは思わないけどせめて仲直りはしたいって思ってたけどやっぱり無理と思うと・・・」
ランはリンに話しているとどんどん涙が溢れてきてまた泣き出してしまった
リン「ランはメイと仲直りしたいのか?」
ラン「できるとは思っていないけどしたい・・・。また前みたいに楽しく同じ時間を過ごしたい。同じご飯を食べてつまらないことで笑いあってルリルを犯したりしたい・・・」
リン「最後のは置いといてそれは本心なのか?」
ラン「うん・・・。今では何であんな事したんだろって後悔している・・・。でも、やっぱりダークエルフだから許せない気持ちもある・・・。でも、そうなる前に私が気付いていれば止められたはずだから文句は言えない・・・。私はどうすればいいのか分からないの。もう、何してもだめな感じがするの・・・」
リン「そう。なら、やめたら?」
ラン「え?」
ランはリンが言っている事が飲み込めず誰がどう観てもアホヅラになっていた
リン「だめな気がするんだろ?ならやめればいいじゃん。メイの事はそんだけしか思っていないって言うことだから」
ラン「違う!私はメイと仲直りできるなら何でもする!それぐらい仲直りはしたいの!」
リン「本当に何でもか?」
ラン「うん!唯一の姉妹だから!」
リン「だってよ。メイ。許すか?」
ラン「え?」
リンが扉の方を見たらそこには眼帯をしているメイとルリルがいた。ランは何が何だかわからず固まってしまった
メイ「ん~どうしようかな~」
メイはからかう様に言った。元々許す気だが、調子乗った口調でも怒らないか試しているのも含めてランをからかいたかった私情もあった
ラン「お願い!メイ!何でもするから!」
メイ「本当に~?」
メイは誰から見ても分かるほど悪い顔をしていた
ラン「うん!慰謝料も出すし奴隷にもなる!だから・・・だから!お願・・・」
メイ「いいよ」
その時ランは驚きのあまりもう一度聞き直した
ラン「え?今何て?」
メイ「いいよって言ったのよ。馬鹿だね、ランは。私が許さないと思った?理由知っているし立場が逆なら私も同じ事していると思うしね」
ラン「メイ・・・!」
ランは思わずメイに抱きついて泣き出した。許してもらうなんて都合のいい事は考えていなかったのに許してもらえて。それと、大事なメイと仲直りできて。
ラン「ごめんなさい!ごめんなさい!」
メイ「いいのよ、ラン。私達の絆は誰にも壊せないから。例え種族の壁でもね」
この後もランは泣きながら謝り倒していた。
その頃ルリルとリンは
ルリル「仲直りできてよかったね」
リン「そうだな。私もスリンやツリンと仲良くしないとな」
ルリル「私ももっと仲良くすれば良かったな~」
リン「ん?誰とだ?」
ルリル「秘密。ひ・み・つ!」
リン「記憶が戻ったって事でいいのか?」
ルリル「えっ?あ、そうそう。でも、まだ少しだけだけどね。大切な人との思い出」
ルリルは自分が記憶が無くなっている設定を忘れていてリンに言われて思い出したから曖昧な返事になってしまった
リン「そうか。これから少しずつでもいいから思い出していこうな」
ルリル「うん・・・そうだね」
ルリルは全部覚えている。この世界の住人では無いことも。お兄ちゃんとピーをしていて死んだ事も。全部・・・
ルリル「いつかは話すね」
ルリルは笑顔で言った。しかしその笑顔の中には少し悲しみが混じっているようにも見えたりして・・・
ルリル「思い出は消えない・・・か。一掃の事全部忘れて気楽に生きたいな」
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