53 / 167
敵の存在と不幸の鬼の真実
しおりを挟む
とても昔のこと、俺は五人の英雄の一人の赤髪の子供に祓われて生肝を食いっぱぐれてしまった。
その後は自分の住処に戻り、ずぅーっと怒りで満たされ胃に穴でもあくんじゃないのかと思う程の剣幕だったそうな。
嗚呼、思い出しただけでも腹がたつ。
苛々しながら刀を研いでいるとある人物が話しかけてくる。
そう、とても鬱陶しい女が……。
「罪く~~ん」
ねっとりとした気持ち悪い声。
俺は無視を決め込むが、そんな抵抗をしてもしつこさのあまり思わず無意識に殴りかかってしまう。
だが女はいとも簡単に攻撃を避けて殴りかかった腕を掴み「腕、折ろうかな~~?」などと脅してくる。
勿論、この女に力も技術も敵う筈がない。
俺は溜め息を一つ吐いて女と目を合わせた。
「邪先輩、すいませんでした」
「わかればよろしい~~!」
邪先輩はご機嫌そうにクルクル回る。
普段は機嫌が悪いのに何故か今日は絶好調といった感じで周囲の仲間もギスギスとした一触即発の空気に包まれていない。
何かあったのだろうか?
そう疑問に思っていれば邪先輩が「あ、ごっめ~~ん!情報を回し忘れてたわ!」とウザいテンションで顔を近づけてきた。
「何で俺に情報が回らないんですか!?一応幹部ですよ!?」
「五人の英雄の子供に祓われる幹部」
「うっ……!」
馬鹿にされているが事実だから何も言えない。
仕方なく俺は下手に回り俺のもとに回らなかった情報を静かに聞くことにした。
邪先輩がにんまりと口角を上げる。
切り裂かれたかのように広がる口はまるで化け物だ。
「翠様が蘇られたの~~!!」
「なっ!それ重大なことじゃないですか!!」
「あ、蘇ったのは意識だけよ~~!それでも大収穫よね!!」
「如何やって蘇らせたんですか?」
「簡単よ~~、私の血を捧げたのよ」
邪先輩は笑う。
そういえば封印にもいろんな種類がある……強者の血を捧げれば少し弱まるタイプのだったのだろうか?
だが、封印されていた翠様は行方不明だった。
誰が探し当てたのか……?
「僕が見つけました」
か細い声が聞こえた。
声の方を向くと華奢で小柄な可憐な少女が佇んでいた。
其の少女のあまりの美しさに俺は声が奪われてしまう。
「俺も協力したんだけどなぁ」
少女の背後から大人の男が現れた。
黒いコートに身を包み栗色の髪が存在感を主張する。
そういえば少女も栗色の髪だ、顔立ちもどこかこの男に似ている……双子か?
そう考えていれば二人が自己紹介をしてくる。
「初めまして、俺は砲牙。以後よろしく」
「僕の名前は龍牙……一応だけど僕たちは貴方の上司……」
嘘だろ。
上司が増えるなんて……。
プライドがズタズタに引き裂かれる。
怒りが込み上げて顔に出かかったそのとき、更に嘲笑と煽りが周りから向けられる。
邪先輩も「そんなに苛つくなら実力を示したら~~?嗚呼、そんな実力もないの?赤髪の子供にやられた程だもんね~~」と調子に乗って煽ってきた。
俺は怒りに身を焼かれて力を発動させる。
その瞬間、幹部でもない雑魚共は焦り始めた。
あれだけ俺を煽っておいていざ攻撃準備をすりゃあそれだけで慌てふためくなんて人を馬鹿にする暇があったら強くなれっての。
「あら~~!本当は強いじゃない!それだけあれば充分すぎるわ!」
「ふむ、まだ本気を出してないようだね……。それでも周りの者が立ってられなくなる程の風の力、最高じゃないか!」
「僕でもなかなかお目にかかれない程の実力の持ち主だな……ならば何故に子供なんかに?」
龍牙が質問してくる。
それに対し俺は大声で叫んだ。
「あんたらは初対面だから知らないだろうが、邪先輩は知ってますよね!?あのとき様々な妨害術を受けていて力が出なかったって!!」
「なんかそんな話……聞いたような~~?」
「すっとぼけ!?」
俺は一旦力を抑える。
まさかここまで先輩が駄目な馬鹿女だったなんて……そんな奴が上司っていうのも腹がたつ。
「罪先輩……」
幹部の中で唯一の後輩、悪クンが俺に話しかけてくる。
疲れた顔は俺には似合わないし、それに後輩の前ではかっこよくいなければならない。
どこぞの馬鹿女上司と俺は違うんだ、後輩に苦労はかけてやらない。
可愛い子には旅をさせろではなくて、可愛い子はずっと可愛がれっていうタイプが俺だ。
「何だよ?悪クン」
「罪……強くなったな。我は誇らしいぞ」
とても懐かしい声が響いた。
ずっと聞きたかった大好きな声が響く。
「この声は翠様!?どこですか!?」
「あの、罪先輩、俺ちゃんが持ってる水晶の中に翠様が宿っているんですよ……まだ実体がないので」
「なるほどな」
一人納得しながら水晶を覗き込む。
「可愛い我が子の顔が近づいてきてるな」
水晶の中から声が出てくる、間違いなく翠様はこの中に居るんだろうな。
お体が滅ぼされるなんて……あの忌々しい女鬼め!憎い!
あの女鬼が全て悪いんだ!翠様の妹のくせに勝手に翠様の世界を略奪するなんて!
俺たちが住んでいた時代、遥か昔の時代は完全完璧が集う世界だった。
だがあの女鬼は兄である翠様を裏切って不完全という人間や神を創った。
あの女鬼は翠様に許されたのに何を思ったか、翠様をズタボロにする。
俺たちはそんな女鬼を止められなかった……。
だが翠様は封印される直前に立派なことをなさってくれた!
それはあの女鬼に罰を与えたことだ。
女鬼が創った女鬼にとって大事な世界。
それを破滅へと導く呪い。
女鬼め!ざまあみろ!
これでお前は正真正銘の不幸を呼ぶ鬼、不幸の鬼になったんだ!
でもそれだけでは許せない。
俺たちの体や翠様の体を奪い、世界を、大切なものを奪った不幸の鬼を許せない。
俺は……昔の皆が笑顔だった時代を取り戻したいんだ……!
「罪……そんなに顔を歪めるな」
「ですが翠様!」
「あの妹は少し間違えただけだ。反省はしているだろう。今度は逆襲の時間……奴等を皆殺して世界を創り直そうぞ、我が子等よ!!」
翠様はあの鬼をまだ信じている。
なんと優しいことか……。
「はい~~!奴等を殺して完全な存在しかいない世界を手に入れましょう」
「僕も……完全な存在……しかいない世界……がいい……」
「龍牙と一緒の考えでありまーす!」
「俺ちゃん頑張りまっす!」
そう、この世界は翠様が望む通り完全な存在しか要らない。
俺たちが知らないところで人間という存在を創り招き入れて『完全なんて要らない。悩み、苦しみ、間違った答えを出しても、それでも生きる存在こそ私は生きていると思う』などと馬鹿みたいな言葉を残したあの女鬼はもういないんだ。
もう、不完全な神や人間も滅ぼして完全な世界を創りあげる。
この世界には翠様と、その子供の俺たちしか要らない。
世界は翠様が再び統一するんだ。
邪魔ではあるが五人の英雄なんて一瞬で蹴散らせる。
まあ、精々足掻いてみせろって感じだな。
ところで、龍牙と砲牙は一体何者だ?
「あれも我が子だ」
翠様はそう答えた。
「我の妹の所為で生まれることが出来なかったのだ。お前の妹と弟だ、可愛がってやれ」
……言えない、あの二人が上司になったとは言えない。
取り敢えず俺は静かに頷いてその場を去った。
忙しくなるこれからに備える為に……。
その後は自分の住処に戻り、ずぅーっと怒りで満たされ胃に穴でもあくんじゃないのかと思う程の剣幕だったそうな。
嗚呼、思い出しただけでも腹がたつ。
苛々しながら刀を研いでいるとある人物が話しかけてくる。
そう、とても鬱陶しい女が……。
「罪く~~ん」
ねっとりとした気持ち悪い声。
俺は無視を決め込むが、そんな抵抗をしてもしつこさのあまり思わず無意識に殴りかかってしまう。
だが女はいとも簡単に攻撃を避けて殴りかかった腕を掴み「腕、折ろうかな~~?」などと脅してくる。
勿論、この女に力も技術も敵う筈がない。
俺は溜め息を一つ吐いて女と目を合わせた。
「邪先輩、すいませんでした」
「わかればよろしい~~!」
邪先輩はご機嫌そうにクルクル回る。
普段は機嫌が悪いのに何故か今日は絶好調といった感じで周囲の仲間もギスギスとした一触即発の空気に包まれていない。
何かあったのだろうか?
そう疑問に思っていれば邪先輩が「あ、ごっめ~~ん!情報を回し忘れてたわ!」とウザいテンションで顔を近づけてきた。
「何で俺に情報が回らないんですか!?一応幹部ですよ!?」
「五人の英雄の子供に祓われる幹部」
「うっ……!」
馬鹿にされているが事実だから何も言えない。
仕方なく俺は下手に回り俺のもとに回らなかった情報を静かに聞くことにした。
邪先輩がにんまりと口角を上げる。
切り裂かれたかのように広がる口はまるで化け物だ。
「翠様が蘇られたの~~!!」
「なっ!それ重大なことじゃないですか!!」
「あ、蘇ったのは意識だけよ~~!それでも大収穫よね!!」
「如何やって蘇らせたんですか?」
「簡単よ~~、私の血を捧げたのよ」
邪先輩は笑う。
そういえば封印にもいろんな種類がある……強者の血を捧げれば少し弱まるタイプのだったのだろうか?
だが、封印されていた翠様は行方不明だった。
誰が探し当てたのか……?
「僕が見つけました」
か細い声が聞こえた。
声の方を向くと華奢で小柄な可憐な少女が佇んでいた。
其の少女のあまりの美しさに俺は声が奪われてしまう。
「俺も協力したんだけどなぁ」
少女の背後から大人の男が現れた。
黒いコートに身を包み栗色の髪が存在感を主張する。
そういえば少女も栗色の髪だ、顔立ちもどこかこの男に似ている……双子か?
そう考えていれば二人が自己紹介をしてくる。
「初めまして、俺は砲牙。以後よろしく」
「僕の名前は龍牙……一応だけど僕たちは貴方の上司……」
嘘だろ。
上司が増えるなんて……。
プライドがズタズタに引き裂かれる。
怒りが込み上げて顔に出かかったそのとき、更に嘲笑と煽りが周りから向けられる。
邪先輩も「そんなに苛つくなら実力を示したら~~?嗚呼、そんな実力もないの?赤髪の子供にやられた程だもんね~~」と調子に乗って煽ってきた。
俺は怒りに身を焼かれて力を発動させる。
その瞬間、幹部でもない雑魚共は焦り始めた。
あれだけ俺を煽っておいていざ攻撃準備をすりゃあそれだけで慌てふためくなんて人を馬鹿にする暇があったら強くなれっての。
「あら~~!本当は強いじゃない!それだけあれば充分すぎるわ!」
「ふむ、まだ本気を出してないようだね……。それでも周りの者が立ってられなくなる程の風の力、最高じゃないか!」
「僕でもなかなかお目にかかれない程の実力の持ち主だな……ならば何故に子供なんかに?」
龍牙が質問してくる。
それに対し俺は大声で叫んだ。
「あんたらは初対面だから知らないだろうが、邪先輩は知ってますよね!?あのとき様々な妨害術を受けていて力が出なかったって!!」
「なんかそんな話……聞いたような~~?」
「すっとぼけ!?」
俺は一旦力を抑える。
まさかここまで先輩が駄目な馬鹿女だったなんて……そんな奴が上司っていうのも腹がたつ。
「罪先輩……」
幹部の中で唯一の後輩、悪クンが俺に話しかけてくる。
疲れた顔は俺には似合わないし、それに後輩の前ではかっこよくいなければならない。
どこぞの馬鹿女上司と俺は違うんだ、後輩に苦労はかけてやらない。
可愛い子には旅をさせろではなくて、可愛い子はずっと可愛がれっていうタイプが俺だ。
「何だよ?悪クン」
「罪……強くなったな。我は誇らしいぞ」
とても懐かしい声が響いた。
ずっと聞きたかった大好きな声が響く。
「この声は翠様!?どこですか!?」
「あの、罪先輩、俺ちゃんが持ってる水晶の中に翠様が宿っているんですよ……まだ実体がないので」
「なるほどな」
一人納得しながら水晶を覗き込む。
「可愛い我が子の顔が近づいてきてるな」
水晶の中から声が出てくる、間違いなく翠様はこの中に居るんだろうな。
お体が滅ぼされるなんて……あの忌々しい女鬼め!憎い!
あの女鬼が全て悪いんだ!翠様の妹のくせに勝手に翠様の世界を略奪するなんて!
俺たちが住んでいた時代、遥か昔の時代は完全完璧が集う世界だった。
だがあの女鬼は兄である翠様を裏切って不完全という人間や神を創った。
あの女鬼は翠様に許されたのに何を思ったか、翠様をズタボロにする。
俺たちはそんな女鬼を止められなかった……。
だが翠様は封印される直前に立派なことをなさってくれた!
それはあの女鬼に罰を与えたことだ。
女鬼が創った女鬼にとって大事な世界。
それを破滅へと導く呪い。
女鬼め!ざまあみろ!
これでお前は正真正銘の不幸を呼ぶ鬼、不幸の鬼になったんだ!
でもそれだけでは許せない。
俺たちの体や翠様の体を奪い、世界を、大切なものを奪った不幸の鬼を許せない。
俺は……昔の皆が笑顔だった時代を取り戻したいんだ……!
「罪……そんなに顔を歪めるな」
「ですが翠様!」
「あの妹は少し間違えただけだ。反省はしているだろう。今度は逆襲の時間……奴等を皆殺して世界を創り直そうぞ、我が子等よ!!」
翠様はあの鬼をまだ信じている。
なんと優しいことか……。
「はい~~!奴等を殺して完全な存在しかいない世界を手に入れましょう」
「僕も……完全な存在……しかいない世界……がいい……」
「龍牙と一緒の考えでありまーす!」
「俺ちゃん頑張りまっす!」
そう、この世界は翠様が望む通り完全な存在しか要らない。
俺たちが知らないところで人間という存在を創り招き入れて『完全なんて要らない。悩み、苦しみ、間違った答えを出しても、それでも生きる存在こそ私は生きていると思う』などと馬鹿みたいな言葉を残したあの女鬼はもういないんだ。
もう、不完全な神や人間も滅ぼして完全な世界を創りあげる。
この世界には翠様と、その子供の俺たちしか要らない。
世界は翠様が再び統一するんだ。
邪魔ではあるが五人の英雄なんて一瞬で蹴散らせる。
まあ、精々足掻いてみせろって感じだな。
ところで、龍牙と砲牙は一体何者だ?
「あれも我が子だ」
翠様はそう答えた。
「我の妹の所為で生まれることが出来なかったのだ。お前の妹と弟だ、可愛がってやれ」
……言えない、あの二人が上司になったとは言えない。
取り敢えず俺は静かに頷いてその場を去った。
忙しくなるこれからに備える為に……。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
扱いの悪い勇者パーティを啖呵切って離脱した俺、辺境で美女たちと国を作ったらいつの間にか国もハーレムも大陸最強になっていた。
みにぶた🐽
ファンタジー
いいねありがとうございます!反応あるも励みになります。
勇者パーティから“手柄横取り”でパーティ離脱した俺に残ったのは、地球の本を召喚し、読み終えた物語を魔法として再現できるチートスキル《幻想書庫》だけ。
辺境の獣人少女を助けた俺は、物語魔法で水を引き、結界を張り、知恵と技術で開拓村を発展させていく。やがてエルフや元貴族も加わり、村は多種族共和国へ――そして、旧王国と勇者が再び迫る。
だが俺には『三国志』も『孫子』も『トロイの木馬』もある。折伏し、仲間に変える――物語で世界をひっくり返す成り上がり建国譚、開幕!
春の雨はあたたかいー家出JKがオッサンの嫁になって女子大生になるまでのお話
登夢
恋愛
春の雨の夜に出会った訳あり家出JKと真面目な独身サラリーマンの1年間の同居生活を綴ったラブストーリーです。私は家出JKで春の雨の日の夜に駅前にいたところオッサンに拾われて家に連れ帰ってもらった。家出の訳を聞いたオッサンは、自分と同じに境遇に同情して私を同居させてくれた。同居の代わりに私は家事を引き受けることにしたが、真面目なオッサンは私を抱こうとしなかった。18歳になったときオッサンにプロポーズされる。
三十年後に届いた白い手紙
RyuChoukan
ファンタジー
三十年前、帝国は一人の少年を裏切り者として処刑した。
彼は最後まで、何も語らなかった。
その罪の真相を知る者は、ただ一人の女性だけだった。
戴冠舞踏会の夜。
公爵令嬢は、一通の白い手紙を手に、皇帝の前に立つ。
それは復讐でも、告発でもない。
三十年間、辺境の郵便局で待ち続けられていた、
「渡されなかった約束」のための手紙だった。
沈黙のまま命を捨てた男と、
三十年、ただ待ち続けた女。
そして、すべてを知った上で扉を開く、次の世代。
これは、
遅れて届いた手紙が、
人生と運命を静かに書き換えていく物語。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる