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13.結婚指輪
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しおりを挟む「そんな嬉しいこと聞いちゃったら、元旦那と会った理由とか、聞きにくいな」
「えっ!? あ、修平さんと会ったのは――」
「――後で聞くよ」
彼女の肩を掴んで抱き起し、シャツを脱がせる。インナーの裾を持ち上げると、楽は自ら手を上げた。ブラジャーも剥ぎ取って、柔らかな胸に顔を埋めると、楽の手が俺のニット掴んだ。
「悠久も脱いで?」
楽から言われたのは初めてで、俺は黙って身を任せた。
少し恥ずかしそうに、ニットとインナーを持ち上げ、首と腕を抜く。
それからどうするのかと、少し意地悪な気持ちで待っていると、楽は身体を寄せ、鎖骨ら辺にキスをした。
「こうしてくっついてるの、安心する……」
彼女の腕が俺の腰を抱く。
ぴったりと身体がくっつく。
首や顎にキスを受けて顎を引くと、楽が首を伸ばして唇を重ねた。
下唇を食まれ、舐められ、吸われる。
楽が、楽の方から求めてくれていると思うと、嬉しい。
じれったいキスを繰り返しながら、彼女の手が背中や脇腹を撫でる。
たまらない。
「楽……」
今の俺は、みっともないほど物欲しそうな顔をしているだろう。
実際、欲しくて堪らない。
彼女を組み敷いて、身体中にキスをして、指で、舌で絶頂へと導きたい。悶えさせて、乱れさせて、早く挿れてと懇願させたい。
考えれば考えるほどに身体が熱く、鼓動が早くなる。
楽の指で乳首を弾かれると、腰が揺れた。
「楽――っ!」
彼女の唇が、俺の唇を離れて、顎へ首へと下りていく。
軽く触れて、舌を這わせ、尖った乳首に吸い付かれたら、それだけでイキそうになった。
下腹部に力を入れて、耐える。
まさかとは思うが、楽は俺の反応を楽しむように、唇で乳首を愛撫しながら、手は腹から太腿に移り、スウェットの上からさわさわと撫でる。
早く触って欲しいと、強く握って欲しいと思えば思うほど、彼女の舌や手の動きに敏感になり、我慢の限界に着々と近づいていく。
「楽、もう……っ」
見下ろすと、楽の舌先が俺の乳首を突く様が目に入った。閉じていた楽の瞼が上がり、目が合う。その瞬間、彼女がちゅうっと吸い付いた。
懇願するのは俺の方だった。
「ごめん! もう――」
俺は妄想通りに、楽の肩を掴んでベッドに押し付けた。
彼女の胸の先端にしゃぶりつきながら、スカートの裾を乱暴にめくり上げる。性急にショーツの中に手を突っ込み、茂みの奥の膨らみに指を擦りつけた。
「あっ――!」
楽の、その短い声だけで、はち切れそうになる。
「楽……。楽っ……!」
どうしてこんなに焦がれるのか。
青春の甘酸っぱい恋が唐突に終わり、胸につかえていたからか。
名前も顔も変わって現れた彼女に、同情したからか。
献身的に支えてくれたことで、絆されたのか。
きっと、どれも正しい。
けれど、それだけじゃない。
理屈じゃない、本能が楽を求めている。
きっと、手を重ねたあの瞬間から――。
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