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7章 王国の冬がはじまる
7-3 嘘と沈黙
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アスア王国の王城、応接室にて宰相の会話は続いていた。
「キミたちは今日のパーティに出席した後、明日からロイは英雄としての教育とギフトを使う訓練を、キミたちは今後」
「申し訳ございません、宰相。私たちは英雄の死を悼み、本日のパーティには出席しません。そして、新しい英雄の仲間として活動することはできません」
女性三人は宰相にはっきりと言った。
彼女たちは英雄が亡くなったというのにパーティを決行するという国王の神経も疑うが、国王自体にそれを意見することまではできない。
そして、英雄を殺した疑いのある人物たちと、仲間として背中を預けられるかというと否だった。
「それは残念だね。キミたちは冒険者として優秀だから、今後の仕事の依頼は冒険者ギルドを通すよ」
「ありがとうございます」
言いたいことを言うと、女性三人は退席した。
新英雄から女性三人は去っていった。
新英雄ロイに残った仲間はギザスとジニールだけになった。
ロイはこのときは単純に自分たちのように、いなくなったら女性の冒険者を補充すればいいとだけ考えていた。自分好みの女性をと。
「さて、ロイ。キミは今日のパーティでは最初は英雄の死を悼み、新しい英雄の発表、婚約者発表された後はただ黙って笑顔で頷いてくれればいい。衣装はこちらで用意する。よろしく頼むよ」
「面倒だけど仕方ない」
「それと事務連絡としてキミたちにも伝えておくよ。英雄ザット・ノーレンには血のつながった親族はおらず、公爵家と養子縁組をしているが、別に相続人を指名している。彼の財産は仲間のキミたちにはいかない」
それは仕方ない。
冒険者ギルドに所属している者で、もし遺族や指名する者がいなければ、残った財産は仲間内で分配することになっている。
英雄ザット・ノーレンの国王から支払われる報酬はかなりの金額だと聞く。
「あー、それもアンタたちの入れ知恵だろ。国庫にでも入れるのか」
ロイが不遜な態度で宰相に聞く。その金も自分の懐に入ると思っていたのだろうか。
「それは違うと言っておこう。ただ、それほどの金額ではないはずだ」
「ああ?アイツ、人には金遣いを注意しておいて、自分は」
「彼は報酬の大部分を王都の孤児院に寄付していた。英雄として非常に立派な行為だ」
ロイの言葉が聞くに堪えないと思ったのか、宰相は言葉を切る。
「けっ、アイツは聖人君子かよ。孤児に金かけたって一文にもなりゃしねえのに」
「新しい英雄として、キミからも」
「寄付なんかするわけねえじゃねえか。報酬は全額寄越せ」
今度は宰相の言葉をロイが切った。
この男は自分の金は自分の金だ。できることなら他人の金さえ湯水のように使いたいぐらいの人間だ。
「あの孤児院は英雄の寄付金だけで賄っていた。それがなくなれば、あそこにいる孤児たちは路頭に迷うことになる」
「かまうもんか。それが嫌なら国が救ってやればいい」
「残念ながら、国にはその予算がない」
宰相はロイが孤児たちの状況に一切の感情が動かされないことを知る。
英雄の器として、適さない人物が英雄のギフトを持ってしまったものだと小さくため息を吐いた。
まだキザスの方が扱いやすかったとさえ考えている。表面上は繕ってくれるだろうから。
他の事務連絡を済ませると、三人もこの応接室から去っていった。
残ったのは宰相、事務官、護衛たちである。
「どうだ?」
宰相は事務官に尋ねる。
「かなりの嘘が含まれているようです」
「そうだとは思ったけどね。国王陛下は英雄を失うことを恐れているから、どうしようもない。奪ったにしろ譲られたにしろ、ロイを英雄に仕立て上げるしかない」
「けれど、ロイが英雄ザット・ノーレンのギフトを奪ったのなら、この決定は非常に残念です」
「仕方ない。ザット・ノーレンが生きているのならともかく、トドメを刺さないほどアイツらも馬鹿じゃないだろう。剣による傷なんかあったら殺したのがバレるから、遺体を持って帰ってこれなかったというところか。あのダンジョンも閉じたのなら遺体も見つけようがないだろう。鎧等についている血の跡諸々を検査に回せ。まあ、魔物に殺されたのではなく、人間に殺されたと判明してもどうしようもないが」
「宰相、体調の方は大丈夫ですか」
事務官が宰相の顔色を心配して声をかける。
宰相は数年前に父親からその職務を受け継いだ。
まだ若き宰相である。
英雄ザット・ノーレンと話し合っていたのは父親だ。
こんな事態になってようやく知る。宰相になってから自分は英雄と会話らしい会話をしていなかったことに。
そして、あの新しい英雄には、教育係が必要だ。
相応しい人物を準備しなければならない。
頭が痛いことがいっぱいである。
今日のパーティの予定は結婚式であった。本当なら帰国した英雄ザット・ノーレンと国王の孫娘の王女との。
英雄ザット・ノーレンには内緒にしたゲリラ結婚式とでも言おうか。
そうでもしなければ、英雄は逃げてしまうということで。
国王が独断で決めてしまったことなので、どうしようもない。それを柔らかに軌道修正できる手腕はまだ若き宰相には存在しなかった。
パーティに招待した客は大勢いる。国外の要人も数多くいる。
招待客にはパーティの主旨は伏せている。けれど、なんとなく匂わせている。
英雄が亡くなったのに、パーティを中止にしないのも何なのだが、結婚式はともかく婚約式に変わった。英雄と結婚できると思っていた王女はどんな顔をするのだろう。
英雄は英雄なのだが。
王女が憧れていたのは、英雄ザット・ノーレンの方なのだ。
決して粗野な、王女にふさわしくないロイの方ではない。
「ああ、薬を飲んで誤魔化すよ。が、見事にジニールは一言も話さなかったな」
「確かに。彼が加担しているかどうかは判断がつきかねますね」
「ペラペラ嘘を騙る小物感あふれるキザスより、何も言わないジニールの方が不気味だな」
宰相はあえて新しい英雄のロイの感想は言わなかった。
言わずと知れたところであるが。
どうやって国民の英雄像を壊さずに英雄らしく振舞ってもらえるかを考えなければならない。
「あとロイには護衛と監視を山のようにつけろ。王城から一歩も外に出すな」
「英雄なのに?」
英雄ザット・ノーレンを見てきた者には英雄には護衛などいらないように見える。監視役の騎士団なんかはいつも置いていかれたくらいだ。英雄は緊急時には仲間たちでさえ置いていったことがある。
「英雄だからだ。ギフトが使えないのなら暗殺者どもに太刀打ちできないだろ」
「ああ、ロイは蒼天の館が使えないのなら、炎の剣で対応すればいいんじゃないんですか」
事務官の考えは誰もが思いつきそうな最もなことだが。
「ロイのギフトは置き換わった。炎の剣はもはや使えまい。蒼天の館を使いこなせないのなら、ただ自分のギフトを犠牲にした愚か者だ」
英雄のギフト『蒼天の館』がいかに規格外なものでも、他者に扱えるように譲れるだろうか。
もし奪ったものなら、そのギフトは使えるわけがない。
本当なら、ロイたちの悪事を暴くことが最優先だと思われる。
けれど、アスア王国の国王は英雄がいない不遇の時代が長すぎた。
英雄がいないアスア王国は周辺の各国から軽んじられる。
ザット・ノーレンが英雄になった途端、アスア王国は世界に華々しく返り咲いた。
その差を国王は痛いほど感じているのだ。
犯罪者であっても、英雄のギフトを持っているのなら縋る。
英雄は亡くなってからすぐに生まれるものではない。
運が悪ければ、何十年も英雄空白の期間が生じてしまう。
そう、先代の老いた英雄が亡くなったと同じ時期、多少差はあれど先代の国王も亡くなった。
成人後にすぐに譲位されて国王となった現国王は、そこからザット・ノーレンが現れるまで英雄不在の時期を長い間過ごさざる得なかった。
アスア王国の周辺はすべて宗教国家。
英雄の強いギフトは周辺国家を黙らせる。
ただひたすら待ち望んだ英雄が、こんなにも早く退場してしてしまうことをアスア王国の国王は許さなかった。
「キミたちは今日のパーティに出席した後、明日からロイは英雄としての教育とギフトを使う訓練を、キミたちは今後」
「申し訳ございません、宰相。私たちは英雄の死を悼み、本日のパーティには出席しません。そして、新しい英雄の仲間として活動することはできません」
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彼女たちは英雄が亡くなったというのにパーティを決行するという国王の神経も疑うが、国王自体にそれを意見することまではできない。
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「ありがとうございます」
言いたいことを言うと、女性三人は退席した。
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ロイはこのときは単純に自分たちのように、いなくなったら女性の冒険者を補充すればいいとだけ考えていた。自分好みの女性をと。
「さて、ロイ。キミは今日のパーティでは最初は英雄の死を悼み、新しい英雄の発表、婚約者発表された後はただ黙って笑顔で頷いてくれればいい。衣装はこちらで用意する。よろしく頼むよ」
「面倒だけど仕方ない」
「それと事務連絡としてキミたちにも伝えておくよ。英雄ザット・ノーレンには血のつながった親族はおらず、公爵家と養子縁組をしているが、別に相続人を指名している。彼の財産は仲間のキミたちにはいかない」
それは仕方ない。
冒険者ギルドに所属している者で、もし遺族や指名する者がいなければ、残った財産は仲間内で分配することになっている。
英雄ザット・ノーレンの国王から支払われる報酬はかなりの金額だと聞く。
「あー、それもアンタたちの入れ知恵だろ。国庫にでも入れるのか」
ロイが不遜な態度で宰相に聞く。その金も自分の懐に入ると思っていたのだろうか。
「それは違うと言っておこう。ただ、それほどの金額ではないはずだ」
「ああ?アイツ、人には金遣いを注意しておいて、自分は」
「彼は報酬の大部分を王都の孤児院に寄付していた。英雄として非常に立派な行為だ」
ロイの言葉が聞くに堪えないと思ったのか、宰相は言葉を切る。
「けっ、アイツは聖人君子かよ。孤児に金かけたって一文にもなりゃしねえのに」
「新しい英雄として、キミからも」
「寄付なんかするわけねえじゃねえか。報酬は全額寄越せ」
今度は宰相の言葉をロイが切った。
この男は自分の金は自分の金だ。できることなら他人の金さえ湯水のように使いたいぐらいの人間だ。
「あの孤児院は英雄の寄付金だけで賄っていた。それがなくなれば、あそこにいる孤児たちは路頭に迷うことになる」
「かまうもんか。それが嫌なら国が救ってやればいい」
「残念ながら、国にはその予算がない」
宰相はロイが孤児たちの状況に一切の感情が動かされないことを知る。
英雄の器として、適さない人物が英雄のギフトを持ってしまったものだと小さくため息を吐いた。
まだキザスの方が扱いやすかったとさえ考えている。表面上は繕ってくれるだろうから。
他の事務連絡を済ませると、三人もこの応接室から去っていった。
残ったのは宰相、事務官、護衛たちである。
「どうだ?」
宰相は事務官に尋ねる。
「かなりの嘘が含まれているようです」
「そうだとは思ったけどね。国王陛下は英雄を失うことを恐れているから、どうしようもない。奪ったにしろ譲られたにしろ、ロイを英雄に仕立て上げるしかない」
「けれど、ロイが英雄ザット・ノーレンのギフトを奪ったのなら、この決定は非常に残念です」
「仕方ない。ザット・ノーレンが生きているのならともかく、トドメを刺さないほどアイツらも馬鹿じゃないだろう。剣による傷なんかあったら殺したのがバレるから、遺体を持って帰ってこれなかったというところか。あのダンジョンも閉じたのなら遺体も見つけようがないだろう。鎧等についている血の跡諸々を検査に回せ。まあ、魔物に殺されたのではなく、人間に殺されたと判明してもどうしようもないが」
「宰相、体調の方は大丈夫ですか」
事務官が宰相の顔色を心配して声をかける。
宰相は数年前に父親からその職務を受け継いだ。
まだ若き宰相である。
英雄ザット・ノーレンと話し合っていたのは父親だ。
こんな事態になってようやく知る。宰相になってから自分は英雄と会話らしい会話をしていなかったことに。
そして、あの新しい英雄には、教育係が必要だ。
相応しい人物を準備しなければならない。
頭が痛いことがいっぱいである。
今日のパーティの予定は結婚式であった。本当なら帰国した英雄ザット・ノーレンと国王の孫娘の王女との。
英雄ザット・ノーレンには内緒にしたゲリラ結婚式とでも言おうか。
そうでもしなければ、英雄は逃げてしまうということで。
国王が独断で決めてしまったことなので、どうしようもない。それを柔らかに軌道修正できる手腕はまだ若き宰相には存在しなかった。
パーティに招待した客は大勢いる。国外の要人も数多くいる。
招待客にはパーティの主旨は伏せている。けれど、なんとなく匂わせている。
英雄が亡くなったのに、パーティを中止にしないのも何なのだが、結婚式はともかく婚約式に変わった。英雄と結婚できると思っていた王女はどんな顔をするのだろう。
英雄は英雄なのだが。
王女が憧れていたのは、英雄ザット・ノーレンの方なのだ。
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「ああ、薬を飲んで誤魔化すよ。が、見事にジニールは一言も話さなかったな」
「確かに。彼が加担しているかどうかは判断がつきかねますね」
「ペラペラ嘘を騙る小物感あふれるキザスより、何も言わないジニールの方が不気味だな」
宰相はあえて新しい英雄のロイの感想は言わなかった。
言わずと知れたところであるが。
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「ああ、ロイは蒼天の館が使えないのなら、炎の剣で対応すればいいんじゃないんですか」
事務官の考えは誰もが思いつきそうな最もなことだが。
「ロイのギフトは置き換わった。炎の剣はもはや使えまい。蒼天の館を使いこなせないのなら、ただ自分のギフトを犠牲にした愚か者だ」
英雄のギフト『蒼天の館』がいかに規格外なものでも、他者に扱えるように譲れるだろうか。
もし奪ったものなら、そのギフトは使えるわけがない。
本当なら、ロイたちの悪事を暴くことが最優先だと思われる。
けれど、アスア王国の国王は英雄がいない不遇の時代が長すぎた。
英雄がいないアスア王国は周辺の各国から軽んじられる。
ザット・ノーレンが英雄になった途端、アスア王国は世界に華々しく返り咲いた。
その差を国王は痛いほど感じているのだ。
犯罪者であっても、英雄のギフトを持っているのなら縋る。
英雄は亡くなってからすぐに生まれるものではない。
運が悪ければ、何十年も英雄空白の期間が生じてしまう。
そう、先代の老いた英雄が亡くなったと同じ時期、多少差はあれど先代の国王も亡くなった。
成人後にすぐに譲位されて国王となった現国王は、そこからザット・ノーレンが現れるまで英雄不在の時期を長い間過ごさざる得なかった。
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