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2章 帝国の呪い
2-67 名付けに餌付け
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シエルド様が赤い瞳の彫刻クリムゾンのために、豪華なお菓子を用意した。
運び終えた従者たちは一人を残して薬部屋を去っていく。
シエルド様のいつもの従者エトノアが紅茶をいれている。
「シエルドのヤツ、頭でも打ったのか?」
後ろでポシュがメーデさんと話している。
事情を知らなければ異常である。
「クリムゾンは状態保存の魔法を使えるのか?生菓子は腐りが早いんだぞ」
部屋長、問題はそこじゃない。
で、お菓子を貢がれた、当の彫刻様は。
黒ワンコの上で、瞳をキラキラさせている。
ここまで輝けるのかというくらい超鮮やかーな赤になった。
ものすごい嬉しいらしい。
そりゃ、大きいテーブル一面に並ぶここまでのお菓子はどこかの王様でもなければお目にかかれないと思うほど豪華絢爛、品ぞろえ豊富だ。
シエルド様、昨夜から作らせていたのかな?
パティシエさんたちお疲れ様。
どれだけの菓子職人を動かしたのだろうか。財力人脈ともにあるからできる力技。帝都の有名どころのお菓子屋が本日は臨時休業している気がする。
「どうぞ、こちらへ。好きなだけご賞味ください。もちろん食べ切れないものはお持ち帰りいただいても大丈夫ですよ」
こんなキラキラなシエルド様も今まで見たことない。
どれだけの下心を隠しているんだ。
クリムゾンもこれらを受け取ったら最後、シエルド様につきまとわれるに違いない。
キラキラおめめが一瞬だけいつもの色に戻った。
「シエルド、お前の望みはコレで良いのか」
「うわっ、クーリミオン?」
その声を上げたのはポシュ。
笑顔で迎えたのはシエルド様。
「はい、今のところは」
あー。
シエルド様の双子の弟、クーリミオン。
軍服姿を忠実に再現している。
違いはというと、瞳の色だけである。
アジュールも瞳の色はセリムさんに似ていてもそのままだし、それだけは仕方ないのか?
シエルド様が下心を口にしていないのに、その願望を叶えてしまうとは。
まあ、その下心には際限がないのだろうけど。
なんとなーく部屋長や彼らの会話から察してしまう。無自覚なのか自覚しているのかはよくわからんが、シエルド様はお菓子を用意するくらいだから自覚しているのか?
「三時の十五分休憩が休憩どころじゃなくなっているなあ。場所を移してお茶するか。コイツら邪魔だし」
、、、それを部屋長が言うんですか?
コレ、見届けなくていいんですか?
放置ですか?
あまりにも豪華過ぎて、このお菓子の山にすらまったく興味を示してないのが部屋長。
まったくブレない。
「くっ、大量のお菓子でクリムゾンを釣るとは。さすがはシエルド様。さすがはお金持ち。庶民には絶対に真似できないっ」
トータもその感想で良いのか?他にないのか?
クリムゾンはクーリミオン姿でドカッとイスに座り、フォークを手にすると近場にあるホールケーキをそのまま食べ始める。心配しなくても食べ切れちゃうんだろうな。きっと、これ全部。そんな目をしている。
大量にあるからといって粗雑に食べることなく、しっかり一口一口味わって食べている。
クーリミオン姿だからなのか、少々気怠い感じに見えてしまうのは不思議だ。
あの人、看守のはずなのに、この薬部屋でダラけていったことがあるからなあ。あのときの怠惰なイメージが強く印象に残っている。
「へ、部屋長、こっちのテーブルで良いんじゃないですか?部屋移動すると時間かかっちゃうし」
俺は別のテーブルの上にあった箱を床に置き、誘導する。
このままこの二人を放置していくと危険な香りがする。
「それもそっかー」
部屋長が冷えた薬草茶とお菓子をそのテーブルに置いた。
ボレールがグラスを人数分用意する。
「俺、ああいうのよりもこっちのお菓子の方が好きー。豪華菓子が並んでいるのを見ると帝城での小煩いマナーを思い出す。ゾッとする」
本日のオヤツの揚げドーナツを嬉しそうに美味しそうに頬張るポシュ。
それを嬉しそうに微笑ましく眺めているメーデさん。
この二人は皇帝陛下直属の精鋭部隊にいるのだから、ああいう豪華なお菓子は見慣れているのだろう。
ああいうお菓子にはもれなく食べるマナーもついてくる。
帝城でのお茶会。
恐ろしいほどマナーが煩そうだ。ゾッとするとまで言われたら想像に難くない。
三時の休憩時間、最初は本当に軽いものがお茶と一緒に出されていたのだが、見習は全員育ち盛りである。
その願望が表情から伝わってしまったのか、しばらくすると部屋長はわりとカロリーの高いものを用意するようになってしまった。
非常にありがたいし、実際、腹持ちが良いものが俺たちには嬉しい。
厚意に甘えている形になっているが、護衛で壁際からほぼ動かないセリムさんもこの休憩時間だけは一緒に喜んで食べているし、たまにリーウセンさんたちも休憩に来る。
、、、セリムさんが喜んで食べている?
そういえば、いつもそうだよな。
セリムさんが嬉しそうにするのって部屋長絡みしかないよな。
「あのう部屋長、このドーナツ、どこで買ってきたものですか」
「うん?これ、俺が作ったものだよ」
やっぱり。
あ、食べ終わってから聞いた方が良かったかな。
ポシュとファンが自分たちの食いかけの揚げドーナツをガン見した。あわあわと口が言っている。もっと大事に食べれば良かったって?
そういや、薬草再利用の薬草茶も佃煮、漬物も部屋長特製だった。
「えっと、じゃあ、今までのオヤツも?」
クッキーとかマフィンとか饅頭とか今までいろいろありましたよね。
「うん、状態保存の魔法を使っているから安全だよー。だから、まとめて作っているけど安心してねー。元気よく食べてくれる人がいると作り甲斐があるよね」
「部屋長はお菓子作りもうまいですよね」
揚げドーナツもおいしい。
隣の豪華そうなお菓子にも興味はあるけど、俺にはその対価を支払うことができない。
いつか、自分の力で手に入れられるようになったら、そのときこそはと思う。
あのホールケーキひとつで庶民が手に入れるのを躊躇うほどのバカ高い値段がついているはずだが、いつかは。
「ありがとう。よく、息子に作っていたからねー」
「息子っ?」
驚きの声を上げたのはファン一人。
ポシュは知っていたのだろう。そっかーという頷きだけ。
息子がいるなら、もちろん。
それに思い当たり、あわあわしているのはファンだけだが。
わりと知られている事実だったのかも。
「クロウ、」
そんななか部屋長を呼んだのは。
「僕にもひとつ」
「ああ、うん、ほら」
部屋長の手から揚げドーナツを咥える。
あの豪華な貢ぎ菓子があっても、対価はきちんと受け取りに来るんだなあという表情の部屋長。
ん?
俺は作業用の大きいテーブルを見る。
あの大量のお菓子が消えてなくなっているっ?
揚げドーナツの会話していた隙にっ?
どうやってあの短時間に胃袋におさめたの?それとも、収納魔法?
エトノア氏が後片付けを始めている。。。
シエルド様は紅茶を優雅に飲んでいるが。
「うん、おいしい」
お口をモグモグさせている。
お菓子を頬張る姿が可愛らしいのはやはり小さい彫刻姿だったからか。
クーリミオン姿では可愛らしさは微塵もない。シエルド様はこの感想に反論しそうだが。
「そうか?ありがとう。クリムゾンは俺の名前を呼ぶんだな」
「アジュールは、、、まあ、仕方ない」
説明が面倒になってませんか?
そのお姿のせいですかね?
ちっこい彫刻姿だと可愛いマイペースだと思えるのだが。
図体がデカイと視界に入っているだけでも邪魔に映るものなのか?
セリムさんが苦悩の表情を浮かべている。
本物のクーリミオン氏じゃないし、人でもないから殺気をどうしようかと?
銀ワンコが槍を出しましょうかという顔でセリムさんを見てたが、部屋長に指でおでこをグリグリされていた。
それを見てふふっと笑うクーリミオン姿のクリムゾンは色気が出てないか?
「今回は名付けてもらったし、餌付けもしてもらっているから、僕はクロウの名を呼ぶよ」
この場に、ほんのりと不穏な空気が漂うことになった。
運び終えた従者たちは一人を残して薬部屋を去っていく。
シエルド様のいつもの従者エトノアが紅茶をいれている。
「シエルドのヤツ、頭でも打ったのか?」
後ろでポシュがメーデさんと話している。
事情を知らなければ異常である。
「クリムゾンは状態保存の魔法を使えるのか?生菓子は腐りが早いんだぞ」
部屋長、問題はそこじゃない。
で、お菓子を貢がれた、当の彫刻様は。
黒ワンコの上で、瞳をキラキラさせている。
ここまで輝けるのかというくらい超鮮やかーな赤になった。
ものすごい嬉しいらしい。
そりゃ、大きいテーブル一面に並ぶここまでのお菓子はどこかの王様でもなければお目にかかれないと思うほど豪華絢爛、品ぞろえ豊富だ。
シエルド様、昨夜から作らせていたのかな?
パティシエさんたちお疲れ様。
どれだけの菓子職人を動かしたのだろうか。財力人脈ともにあるからできる力技。帝都の有名どころのお菓子屋が本日は臨時休業している気がする。
「どうぞ、こちらへ。好きなだけご賞味ください。もちろん食べ切れないものはお持ち帰りいただいても大丈夫ですよ」
こんなキラキラなシエルド様も今まで見たことない。
どれだけの下心を隠しているんだ。
クリムゾンもこれらを受け取ったら最後、シエルド様につきまとわれるに違いない。
キラキラおめめが一瞬だけいつもの色に戻った。
「シエルド、お前の望みはコレで良いのか」
「うわっ、クーリミオン?」
その声を上げたのはポシュ。
笑顔で迎えたのはシエルド様。
「はい、今のところは」
あー。
シエルド様の双子の弟、クーリミオン。
軍服姿を忠実に再現している。
違いはというと、瞳の色だけである。
アジュールも瞳の色はセリムさんに似ていてもそのままだし、それだけは仕方ないのか?
シエルド様が下心を口にしていないのに、その願望を叶えてしまうとは。
まあ、その下心には際限がないのだろうけど。
なんとなーく部屋長や彼らの会話から察してしまう。無自覚なのか自覚しているのかはよくわからんが、シエルド様はお菓子を用意するくらいだから自覚しているのか?
「三時の十五分休憩が休憩どころじゃなくなっているなあ。場所を移してお茶するか。コイツら邪魔だし」
、、、それを部屋長が言うんですか?
コレ、見届けなくていいんですか?
放置ですか?
あまりにも豪華過ぎて、このお菓子の山にすらまったく興味を示してないのが部屋長。
まったくブレない。
「くっ、大量のお菓子でクリムゾンを釣るとは。さすがはシエルド様。さすがはお金持ち。庶民には絶対に真似できないっ」
トータもその感想で良いのか?他にないのか?
クリムゾンはクーリミオン姿でドカッとイスに座り、フォークを手にすると近場にあるホールケーキをそのまま食べ始める。心配しなくても食べ切れちゃうんだろうな。きっと、これ全部。そんな目をしている。
大量にあるからといって粗雑に食べることなく、しっかり一口一口味わって食べている。
クーリミオン姿だからなのか、少々気怠い感じに見えてしまうのは不思議だ。
あの人、看守のはずなのに、この薬部屋でダラけていったことがあるからなあ。あのときの怠惰なイメージが強く印象に残っている。
「へ、部屋長、こっちのテーブルで良いんじゃないですか?部屋移動すると時間かかっちゃうし」
俺は別のテーブルの上にあった箱を床に置き、誘導する。
このままこの二人を放置していくと危険な香りがする。
「それもそっかー」
部屋長が冷えた薬草茶とお菓子をそのテーブルに置いた。
ボレールがグラスを人数分用意する。
「俺、ああいうのよりもこっちのお菓子の方が好きー。豪華菓子が並んでいるのを見ると帝城での小煩いマナーを思い出す。ゾッとする」
本日のオヤツの揚げドーナツを嬉しそうに美味しそうに頬張るポシュ。
それを嬉しそうに微笑ましく眺めているメーデさん。
この二人は皇帝陛下直属の精鋭部隊にいるのだから、ああいう豪華なお菓子は見慣れているのだろう。
ああいうお菓子にはもれなく食べるマナーもついてくる。
帝城でのお茶会。
恐ろしいほどマナーが煩そうだ。ゾッとするとまで言われたら想像に難くない。
三時の休憩時間、最初は本当に軽いものがお茶と一緒に出されていたのだが、見習は全員育ち盛りである。
その願望が表情から伝わってしまったのか、しばらくすると部屋長はわりとカロリーの高いものを用意するようになってしまった。
非常にありがたいし、実際、腹持ちが良いものが俺たちには嬉しい。
厚意に甘えている形になっているが、護衛で壁際からほぼ動かないセリムさんもこの休憩時間だけは一緒に喜んで食べているし、たまにリーウセンさんたちも休憩に来る。
、、、セリムさんが喜んで食べている?
そういえば、いつもそうだよな。
セリムさんが嬉しそうにするのって部屋長絡みしかないよな。
「あのう部屋長、このドーナツ、どこで買ってきたものですか」
「うん?これ、俺が作ったものだよ」
やっぱり。
あ、食べ終わってから聞いた方が良かったかな。
ポシュとファンが自分たちの食いかけの揚げドーナツをガン見した。あわあわと口が言っている。もっと大事に食べれば良かったって?
そういや、薬草再利用の薬草茶も佃煮、漬物も部屋長特製だった。
「えっと、じゃあ、今までのオヤツも?」
クッキーとかマフィンとか饅頭とか今までいろいろありましたよね。
「うん、状態保存の魔法を使っているから安全だよー。だから、まとめて作っているけど安心してねー。元気よく食べてくれる人がいると作り甲斐があるよね」
「部屋長はお菓子作りもうまいですよね」
揚げドーナツもおいしい。
隣の豪華そうなお菓子にも興味はあるけど、俺にはその対価を支払うことができない。
いつか、自分の力で手に入れられるようになったら、そのときこそはと思う。
あのホールケーキひとつで庶民が手に入れるのを躊躇うほどのバカ高い値段がついているはずだが、いつかは。
「ありがとう。よく、息子に作っていたからねー」
「息子っ?」
驚きの声を上げたのはファン一人。
ポシュは知っていたのだろう。そっかーという頷きだけ。
息子がいるなら、もちろん。
それに思い当たり、あわあわしているのはファンだけだが。
わりと知られている事実だったのかも。
「クロウ、」
そんななか部屋長を呼んだのは。
「僕にもひとつ」
「ああ、うん、ほら」
部屋長の手から揚げドーナツを咥える。
あの豪華な貢ぎ菓子があっても、対価はきちんと受け取りに来るんだなあという表情の部屋長。
ん?
俺は作業用の大きいテーブルを見る。
あの大量のお菓子が消えてなくなっているっ?
揚げドーナツの会話していた隙にっ?
どうやってあの短時間に胃袋におさめたの?それとも、収納魔法?
エトノア氏が後片付けを始めている。。。
シエルド様は紅茶を優雅に飲んでいるが。
「うん、おいしい」
お口をモグモグさせている。
お菓子を頬張る姿が可愛らしいのはやはり小さい彫刻姿だったからか。
クーリミオン姿では可愛らしさは微塵もない。シエルド様はこの感想に反論しそうだが。
「そうか?ありがとう。クリムゾンは俺の名前を呼ぶんだな」
「アジュールは、、、まあ、仕方ない」
説明が面倒になってませんか?
そのお姿のせいですかね?
ちっこい彫刻姿だと可愛いマイペースだと思えるのだが。
図体がデカイと視界に入っているだけでも邪魔に映るものなのか?
セリムさんが苦悩の表情を浮かべている。
本物のクーリミオン氏じゃないし、人でもないから殺気をどうしようかと?
銀ワンコが槍を出しましょうかという顔でセリムさんを見てたが、部屋長に指でおでこをグリグリされていた。
それを見てふふっと笑うクーリミオン姿のクリムゾンは色気が出てないか?
「今回は名付けてもらったし、餌付けもしてもらっているから、僕はクロウの名を呼ぶよ」
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