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2章 帝国の呪い
2-68 縁を結ぶという意味
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「クロウは黒ワンコたちには名前を付けないのに、ね?」
クーリミオン姿のクリムゾンの言葉に、部屋長の動きが湯呑を持ったまま停止した。
人外相手には注意が必要だ。
名前を教えてはならないし、名前を聞いてはならない。
それは人外と縁を結んでしまう行為である。
それに加えて、人外に名前を付けてしまうのは、更なる。。。
どちらにしろ人外とは袖振り合わない方が正解である。
接触自体が人間には危険なのだから。
弱いと思われる人外でも、人には脅威なのだから。いつのまにか利用され、使い果たされ捨てられる。
「、、、やっちまったーーーーっっっ」
部屋長が立ち上がって叫んだ。
珍しい。
感情を露わにする部屋長。
いや、感情はいろいろと表に吐露しているんだけれども、このように失敗で叫ぶ姿を俺は見たことない。
「トータに言わせるんだった。何で俺はあのとき自分の口で色の名前を言ってしまったんだっ」
部屋長が大後悔している様子だ。
トータなら喜んで名付けただろうけど、さっさと名前を図鑑から見つけないのが悪い。
色を見慣れない者には酷な話だが。
日の光やらで明暗が変化してトータにはあの赤の判断がつかなかったのだから。
クリムゾンが納得しなかったのだから仕方ない。
アジュールは部屋長を避ける行動をしておきながら、部屋長の味方なのかな?と今さら勘繰ってしまう。
トータにわざわざ色図鑑を渡していたくらいだし。
「トータなら良いんですか?」
「特に問題なし」
「ファンもアジュールと名前を付けてますけど?」
「それも問題なし」
明快に答えが出るなあ。さすがは部屋長。
「なら、部屋長がクリムゾンと名付けても問題はないのでは?」
「大問題だっ」
拳を握って力説された。
二人が何の問題もないのに、部屋長なら大問題になる理由を是非とも教えてほしいところなのだが。
普通に考えると、人外相手なら二人も問題となるはず。
「そうそう、僕がこのクーリミオン・アッシェンの姿になったのは、クロウが提案してしまったからだよ。もちろん、キミも聞いていたよね?」
、、、あ、はい、聞いてました。
あのときですよね。
しっかりと。
シエルド様がクリムゾンに豪華絢爛なお菓子を貢いだのは、部屋長が余計なことを言ってしまったからだ。
けれど、その場にいなかったクリムゾンがなぜ知っているのか、と疑問に思ったところで意味がないのだろう。クリムゾンは人外だからである。
基本、人外は理不尽なのである。話も行動も何もかも。
アジュールがああだから失念するが。
ファンにとっては無害だから。
、、、ああ、だから、部屋長も失念しちゃっていたのかな?
アジュールいいなあ、ファン羨ましいなあと呟いていたくらいだし。
「ぐっ」
呻く部屋長。
部屋長の悔しそうな顔って本当に珍しい。
見習に見せる顔でもないだろうし。
今回はあまりにも例外的なことが起こってしまったから。
シエルド様も紅茶を片手に面白そうに見物している。まあ、コレ、相手が本物のクーリミオン氏じゃないからな。
「まあまあ、そこまで警戒されるのも悲しいかな。僕だってアジュールと同じことはできるんだ。対となる存在だからね」
アジュールとクリムゾンの彫刻姿は目やフチの色以外、形は同じ。
対となる存在と言われれば普通に納得する。
アジュールを気に入っているのなら、同等のクリムゾンでも良い気がするのだが?
クリムゾンは部屋長ににじり寄っている。セリムさんの反対側から。セリムさんの方から行くと、完全に止められちゃうからね。
「慰めにならない」
「アジュールは稀に違う名になっていたけど、毎回名前がついていた。長い人生一、二回しか僕に名前がついたことはなかったんだよ。今回は、それもクロウがつけてくれたなんて、楽しいな」
「なら、俺はこんな超落ち度を何で今回に限ってしてしまったんだっ。人外に名前を聞く程度ならまだしも、つけてしまうなんて」
「、、、けど、部屋長の方がお強いんでしょ?」
俺は質問する。
アジュールの顔も割るぐらいだし、同等ならクリムゾンよりも部屋長の方が強いという認識になるんだけど。
それでも、大問題になるのだろうか?
部屋長の方が普通に支配権を持ちそうな気がするのに。
「ギノ、後学のために講義をしてやる」
俺を見る目が死んでるー。
「休憩時間終わりますけど?」
ここ、魔法教室じゃないので、一応伝えておきます。
教えてくれるのならありがたいのですけど。
シエルド様がニヤニヤ見守っているので、仕事に戻れとは言わなさそうだな。
「くっ、俺のこの失敗を糧にして、ギノは強く生きてくれ。反面教師にして、こんなバカな失敗は絶対に仕出かさないでくれ」
「ということは、俺が人外に名前を付けるのは問題だということですか?」
「当たり前だろ。魔導士が人外と縁付いたら利用される危険性の方が高い」
ああ、そういうことなのか。
人外が魔導士を利用して魔法でできる幅が広がるということは、被害も広がるか。
ファンもトータも一般人で魔力量も少ない。薬の知識はあっても、まだ見習。今のところ権力も持っていないとすれば、特に利用されても問題はないのか。
アジュールはファンを利用するというより、囲うことが目的だし。そのための懐柔策。
「では、魔導士にとって人外が危険だいうことの理解を深めるために講義する」
ドドンっ。
いきなりホワイトボードが現れた。
部屋長、どれだけの収納空間を持っているのだろう。
薬作りの説明のときに出したら良かったんじゃないですかね?こんな便利な物持っているなら。
仕事で私物を出したくないのですかね?
部屋長は立ち上がって、教鞭を持った。
「この大教会には人外も多いし、薬師見習たちも生贄として狙われるかもしれないから、心して聞いておくように」
「はいっ」
皆、良い返事だ。
部屋長の言う生贄は、人外に即座に食われてしまう存在である。
「あははー」
楽しそうに笑うクリムゾンは近くのイスに座って、背もたれにこれでもかと背を預けて、もらった揚げドーナツを食べている。
だるーんとしている態度はクーリミオン氏そっくりだ。
「くそっ」
それを見て、さらに悔しがる部屋長。
「あ、まさか」
「そのまさか、だ。ギノ」
口から漏れてしまったまさかを、部屋長に頷かれてしまった。
シエルド様のニヤニヤ顔がおさまらないので、シエルド様も気づいてしまったのだろう。
「俺が作ったお菓子は、俺の魔力が含まれてしまっている」
ですよねー。
クリムゾンが欲しがるわけですよねー。
良質な魔力ですからねー。
魔力が必要なだけなら、部屋長が作った薬でも良い気がするんですけどねー。ん?苦いのは嫌だって?
「僕が甘いお菓子が好きなのは本当だよ。あの三時のオヤツの約束でクロウの手作りお菓子をもらえるとは思ってなかったけど、胃袋つかまれた上に、名前を付けたんだから、責任を取ってね」
責任を取ってね、で超甘えた顔がエロい。
何で男がこんなに色気を駄々洩れするんだ?量産するんだ?
元祖クーリミオン氏に色気があるのか?
部屋長がさらに嫌そうな顔になったじゃないか。
「セリムがあの顔するなら見てみたいが、クーリミオン看守のあの顔見て喜ぶのシエルド様だけだっ」
、、、その通りですね。
部屋長も願望駄々漏れですね。
セリムさんがちょっと困ってますよ。もう護衛状態の立ち位置に戻ってますけど。
「というわけで話を戻すが、名前を知った、もしくはつけた上で、餌を与えてしまったら、他の飼い主が見つかるまで面倒をみなければならない」
それ、人外の話ですよね。犬猫ペットの話じゃないですよね。飼い主って言ってしまっているけど。
通常運行の部屋長の口調に戻った。
目はまだ死んでいるが。
「人と縁付いてしまった時点で、人外は人に興味を持つ。適切に管理しなければ、二次被害をもたらす」
「だから、クロウは黒ワンコたちを適切に管理しているんだよね。名前は付けてないけど」
部屋長が濁った目で、発言したクリムゾンに視線をやってる。
「クロウ様が管理しているなら、黒ワンコ、私にも売ってー。高価買取するからー」
黒ワンコの話をするからシエルド様が参戦しちゃったじゃないか。
「、、、大昔の大教会がこの地下で人ならざるものの研究をして、今年の春、帝都にその化け物どもが出現して精鋭部隊が苦戦していたことがあったよなあ」
「ああ、あのときはポシュが欠けたから、精鋭部隊でも苦労したな」
メーデさんが呟いた。
確かアレはこの薬部屋ができる少し前の事件だった。
帝国の上空が炎で覆われ、地震後に帝都は襲われた。
精鋭部隊のおかげでそこまでの被害はもたらされなかったが。
英雄ポシュが魔法を使えなくなってしまったあの騒動はまだまだ昔の話にするには早すぎる。
「さて、人外の話だが」
「え?黒ワンコと帝都の化け物のつながりは?」
「さて、他の者はなんとなーく察したと思うが、」
そうですね。
黒ワンコは可愛いんですけどね。可愛いだけじゃないのは察してましたが。人外ですから。
「、、、察してほしければ、鑑定魔法で情報を見せてほしいのに。クロウ様は必要な情報だけは強固に洩らさないからなあ」
シエルド様対策は万全なんですね、部屋長。
クーリミオン姿のクリムゾンの言葉に、部屋長の動きが湯呑を持ったまま停止した。
人外相手には注意が必要だ。
名前を教えてはならないし、名前を聞いてはならない。
それは人外と縁を結んでしまう行為である。
それに加えて、人外に名前を付けてしまうのは、更なる。。。
どちらにしろ人外とは袖振り合わない方が正解である。
接触自体が人間には危険なのだから。
弱いと思われる人外でも、人には脅威なのだから。いつのまにか利用され、使い果たされ捨てられる。
「、、、やっちまったーーーーっっっ」
部屋長が立ち上がって叫んだ。
珍しい。
感情を露わにする部屋長。
いや、感情はいろいろと表に吐露しているんだけれども、このように失敗で叫ぶ姿を俺は見たことない。
「トータに言わせるんだった。何で俺はあのとき自分の口で色の名前を言ってしまったんだっ」
部屋長が大後悔している様子だ。
トータなら喜んで名付けただろうけど、さっさと名前を図鑑から見つけないのが悪い。
色を見慣れない者には酷な話だが。
日の光やらで明暗が変化してトータにはあの赤の判断がつかなかったのだから。
クリムゾンが納得しなかったのだから仕方ない。
アジュールは部屋長を避ける行動をしておきながら、部屋長の味方なのかな?と今さら勘繰ってしまう。
トータにわざわざ色図鑑を渡していたくらいだし。
「トータなら良いんですか?」
「特に問題なし」
「ファンもアジュールと名前を付けてますけど?」
「それも問題なし」
明快に答えが出るなあ。さすがは部屋長。
「なら、部屋長がクリムゾンと名付けても問題はないのでは?」
「大問題だっ」
拳を握って力説された。
二人が何の問題もないのに、部屋長なら大問題になる理由を是非とも教えてほしいところなのだが。
普通に考えると、人外相手なら二人も問題となるはず。
「そうそう、僕がこのクーリミオン・アッシェンの姿になったのは、クロウが提案してしまったからだよ。もちろん、キミも聞いていたよね?」
、、、あ、はい、聞いてました。
あのときですよね。
しっかりと。
シエルド様がクリムゾンに豪華絢爛なお菓子を貢いだのは、部屋長が余計なことを言ってしまったからだ。
けれど、その場にいなかったクリムゾンがなぜ知っているのか、と疑問に思ったところで意味がないのだろう。クリムゾンは人外だからである。
基本、人外は理不尽なのである。話も行動も何もかも。
アジュールがああだから失念するが。
ファンにとっては無害だから。
、、、ああ、だから、部屋長も失念しちゃっていたのかな?
アジュールいいなあ、ファン羨ましいなあと呟いていたくらいだし。
「ぐっ」
呻く部屋長。
部屋長の悔しそうな顔って本当に珍しい。
見習に見せる顔でもないだろうし。
今回はあまりにも例外的なことが起こってしまったから。
シエルド様も紅茶を片手に面白そうに見物している。まあ、コレ、相手が本物のクーリミオン氏じゃないからな。
「まあまあ、そこまで警戒されるのも悲しいかな。僕だってアジュールと同じことはできるんだ。対となる存在だからね」
アジュールとクリムゾンの彫刻姿は目やフチの色以外、形は同じ。
対となる存在と言われれば普通に納得する。
アジュールを気に入っているのなら、同等のクリムゾンでも良い気がするのだが?
クリムゾンは部屋長ににじり寄っている。セリムさんの反対側から。セリムさんの方から行くと、完全に止められちゃうからね。
「慰めにならない」
「アジュールは稀に違う名になっていたけど、毎回名前がついていた。長い人生一、二回しか僕に名前がついたことはなかったんだよ。今回は、それもクロウがつけてくれたなんて、楽しいな」
「なら、俺はこんな超落ち度を何で今回に限ってしてしまったんだっ。人外に名前を聞く程度ならまだしも、つけてしまうなんて」
「、、、けど、部屋長の方がお強いんでしょ?」
俺は質問する。
アジュールの顔も割るぐらいだし、同等ならクリムゾンよりも部屋長の方が強いという認識になるんだけど。
それでも、大問題になるのだろうか?
部屋長の方が普通に支配権を持ちそうな気がするのに。
「ギノ、後学のために講義をしてやる」
俺を見る目が死んでるー。
「休憩時間終わりますけど?」
ここ、魔法教室じゃないので、一応伝えておきます。
教えてくれるのならありがたいのですけど。
シエルド様がニヤニヤ見守っているので、仕事に戻れとは言わなさそうだな。
「くっ、俺のこの失敗を糧にして、ギノは強く生きてくれ。反面教師にして、こんなバカな失敗は絶対に仕出かさないでくれ」
「ということは、俺が人外に名前を付けるのは問題だということですか?」
「当たり前だろ。魔導士が人外と縁付いたら利用される危険性の方が高い」
ああ、そういうことなのか。
人外が魔導士を利用して魔法でできる幅が広がるということは、被害も広がるか。
ファンもトータも一般人で魔力量も少ない。薬の知識はあっても、まだ見習。今のところ権力も持っていないとすれば、特に利用されても問題はないのか。
アジュールはファンを利用するというより、囲うことが目的だし。そのための懐柔策。
「では、魔導士にとって人外が危険だいうことの理解を深めるために講義する」
ドドンっ。
いきなりホワイトボードが現れた。
部屋長、どれだけの収納空間を持っているのだろう。
薬作りの説明のときに出したら良かったんじゃないですかね?こんな便利な物持っているなら。
仕事で私物を出したくないのですかね?
部屋長は立ち上がって、教鞭を持った。
「この大教会には人外も多いし、薬師見習たちも生贄として狙われるかもしれないから、心して聞いておくように」
「はいっ」
皆、良い返事だ。
部屋長の言う生贄は、人外に即座に食われてしまう存在である。
「あははー」
楽しそうに笑うクリムゾンは近くのイスに座って、背もたれにこれでもかと背を預けて、もらった揚げドーナツを食べている。
だるーんとしている態度はクーリミオン氏そっくりだ。
「くそっ」
それを見て、さらに悔しがる部屋長。
「あ、まさか」
「そのまさか、だ。ギノ」
口から漏れてしまったまさかを、部屋長に頷かれてしまった。
シエルド様のニヤニヤ顔がおさまらないので、シエルド様も気づいてしまったのだろう。
「俺が作ったお菓子は、俺の魔力が含まれてしまっている」
ですよねー。
クリムゾンが欲しがるわけですよねー。
良質な魔力ですからねー。
魔力が必要なだけなら、部屋長が作った薬でも良い気がするんですけどねー。ん?苦いのは嫌だって?
「僕が甘いお菓子が好きなのは本当だよ。あの三時のオヤツの約束でクロウの手作りお菓子をもらえるとは思ってなかったけど、胃袋つかまれた上に、名前を付けたんだから、責任を取ってね」
責任を取ってね、で超甘えた顔がエロい。
何で男がこんなに色気を駄々洩れするんだ?量産するんだ?
元祖クーリミオン氏に色気があるのか?
部屋長がさらに嫌そうな顔になったじゃないか。
「セリムがあの顔するなら見てみたいが、クーリミオン看守のあの顔見て喜ぶのシエルド様だけだっ」
、、、その通りですね。
部屋長も願望駄々漏れですね。
セリムさんがちょっと困ってますよ。もう護衛状態の立ち位置に戻ってますけど。
「というわけで話を戻すが、名前を知った、もしくはつけた上で、餌を与えてしまったら、他の飼い主が見つかるまで面倒をみなければならない」
それ、人外の話ですよね。犬猫ペットの話じゃないですよね。飼い主って言ってしまっているけど。
通常運行の部屋長の口調に戻った。
目はまだ死んでいるが。
「人と縁付いてしまった時点で、人外は人に興味を持つ。適切に管理しなければ、二次被害をもたらす」
「だから、クロウは黒ワンコたちを適切に管理しているんだよね。名前は付けてないけど」
部屋長が濁った目で、発言したクリムゾンに視線をやってる。
「クロウ様が管理しているなら、黒ワンコ、私にも売ってー。高価買取するからー」
黒ワンコの話をするからシエルド様が参戦しちゃったじゃないか。
「、、、大昔の大教会がこの地下で人ならざるものの研究をして、今年の春、帝都にその化け物どもが出現して精鋭部隊が苦戦していたことがあったよなあ」
「ああ、あのときはポシュが欠けたから、精鋭部隊でも苦労したな」
メーデさんが呟いた。
確かアレはこの薬部屋ができる少し前の事件だった。
帝国の上空が炎で覆われ、地震後に帝都は襲われた。
精鋭部隊のおかげでそこまでの被害はもたらされなかったが。
英雄ポシュが魔法を使えなくなってしまったあの騒動はまだまだ昔の話にするには早すぎる。
「さて、人外の話だが」
「え?黒ワンコと帝都の化け物のつながりは?」
「さて、他の者はなんとなーく察したと思うが、」
そうですね。
黒ワンコは可愛いんですけどね。可愛いだけじゃないのは察してましたが。人外ですから。
「、、、察してほしければ、鑑定魔法で情報を見せてほしいのに。クロウ様は必要な情報だけは強固に洩らさないからなあ」
シエルド様対策は万全なんですね、部屋長。
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