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2章 帝国の呪い
2-69 良き隣人
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人外というのは危険、というのが終始一貫している話。
部屋長もその認識であっているようだが、黒ワンコも大量支配しているし、たまに誰もいないところに話しかけていることがあるので、人外相手に話していると見て良いだろう。
何もないところに、何かしらの違和感が存在しているので、おそらく間違いない。
黒ワンコ以外にもこの大教会には大量に人外がいるということだし、目に見えている人外だけではないと考えるのが妥当なところだ。
部屋長という大魔導士がいるから、この大教会の大修繕工事は軽傷者がたまに出るが、そこまでの大事故に至らないのである。
歴史あるものには人外が宿りやすい。
人の祈り以外の恨み辛み妬み嫉みその他の負の感情も一緒に持ってこられやすい教会は、特にその温床となるに違いない。
ゆえに、歴史的建造物を主に扱う修繕工はその危険を熟知している。その彼らから部屋長が大変ありがたがられるのはそれだけの危険を抑えているからである。
力のある大魔導士だから間接的な抑止力にもなるが、人外化した彫刻たちを直接的な力技で大人しくさせているのは部屋長である。
あえて、この大教会に部屋長に対抗しようとする気概のある人外はいるのだろうか。
いたら、すでに叩きのめされた後だと考えるのは早計か。
そもそも、人外を簡単に叩きのめせる人間ってそうそう多くはないのである。
「というわけで、人外を見たら気づかぬフリして放置一択してください」
放置一択しなかった当人が何を言っているのか。
シエルド様もクリムゾンもそんな表情で部屋長を見ている。
セリムさんの表情では、彼の考えている感情を読み解くことはできない。
人外でも人でも部屋長に近づくものは悪、と考えているフシはあるが。
まあ、この人は部屋長のやりたいことをとめることはしない。部屋長に対する多少の抑止力にはなるが。
「ふふふ、じゃあ、クロウ、放置一択できなかった場合はどうするの?」
誰もが湧き出る疑問だ。
クリムゾン、良い質問をしてくれた。他の皆はたぶん怖くて部屋長には聞けないからな。
「アジュールならやりたいようにしてもらっても実害はないんじゃないかな。囲われても快適ニート生活を送れるだけだし」
監禁生活と同義の囲うを、快適ニート生活と言えるのは部屋長だけだ。
アジュールとファンだけに当てはまる言葉だと思えるが。
「じゃあ、僕は?」
とクリムゾンからにこやかに問われて、考え始める部屋長。
次の飼い主を見つけるっ、と即座に宣言しないところをみると、クリムゾンに情が湧いたのだろうか。
「ギノ、情が湧いたわけじゃなく、、、こう説明すればいいか?帝国全土を探しても、クリムゾンを抑えられる飼い主は見つからない」
うっ?
それは。。。
まあ、部屋長は世界最高クラスの魔導士ですからね。シエルド様が言ってましたからね。
この大陸全土で抑えられる飼い主が見つかれば良い方だということでしょう。
「小さい彫刻だから、見た目が可愛いからといって、その本質は人外でも最高レベルの力を持っている。対になっているものは片方が欠ければ力も半減以下に落ちるとも思われているが、逆の場合もある」
「逆というと、」
「対になっていることで、お互いに力を抑え合っているということだ。アジュールはあの性格だから、ファンさえいればどうにでもなるが、クリムゾンはなあ」
「、、、シエルド様は候補になりえないのですか」
純粋に疑問なので聞いてみる。
力だけではおそらく無理だろうが、シエルド様ならお菓子の力でどうにでもできそうな気がする。
クリムゾンのクーリミオン姿も気に入っているし。
「うーん、悪くはないけど、難しいだろうねえ」
答えたのはクリムゾンだった。
「そうだねー。魔導士としての力もほどほどにあるし、財力もあるし、悪くはないんだけどねー」
部屋長の評価も、悪くはない。
悪くはないけど任せられないと言っている。
「では、怠惰な僕が珍しく説明してあげよう」
怠惰って自分で言っちゃうんだ。
常々そうだと思っていたけど。黒ワンコに運ばれないと動かないところなんて、彫刻だからではないだろうなと思っていたけど。餌が餌なだけにトータをかまったのか。
「シエルドは基本的に損得勘定ですべてを判断する癖がある。このクーリミオン以外は肉親でも誰でも何でも。それがどういうことかわかるかな?」
「、、、もしかして、人外に悪影響を及ぼすとか?」
「それを悪影響と評価するのが正しいかは人間に譲るとして、僕たちは人とつながると、人から強い影響を受ける。とすると、僕は損得勘定でこのシエルドを評価してしまうことになる。長年、それが積もり積もると、」
「その結果は?」
「殺しちゃうだろうね、きっと」
部屋長以外の全員の表情が固まる。
シエルド様でも得にならないどころか、いつかは時間の無駄で大損だったと評価されてしまうのか。ならば、他の人はさらに無理なのではないか。
それは人外にとっての評価であって、人がシエルド様にする評価ではない。
そこが人外と人との違いか。
「人外というのがわかりやすく見えながら、理不尽なのはそういうところなんだよ。利用する者は利用される。対価を用意する者には相応の働きが返される。単純な仕組みだ。ただ、簡単にそう単純にならないのは、僕たちにも長年の積み重ねがあって人外となっているからね。人外を利用しようとしない者に支配されるのが、人に対しては一番問題が出にくいんだよ」
「人外を利用しようとしない者って、、、あの、部屋長しかいないんじゃ?」
率直な意見ですが。
部屋長以外の誰かが人外を手に入れてしまうと利用しようとする気がする。利用しようと思って人外を手に入れるのが普通な気がする。そして、利用されてしまうのだが。
部屋長が苦い顔をしている。
「正義や信仰のために利用するのもNGだからね。まあ、それらも人間が勝手に作った定義だから仕方ないけど、理由はどうあれ利用は利用」
「正義のために、という輩ほど信じられないものはないですけど」
「、、、この帝国なら、正義のためにと叫ぶより、皇帝のためにと言った方が賛同を得やすい」
部屋長が少々呆れたように言うが、それは常識ですね。
「ふふっ、だから、人は人外にとって良き隣人になりえないんだよ。ファンはアジュールにとって唯一無二の存在だから死んでも寄り添い続けられるが、普通はそうじゃない」
「俺もセリムとは死んでも寄り添い続けるけど」
「それも今はまったく関係ないから、横に置いておく」
まったく関係ないんですかー。
、、、すでに部屋長の影響を受けてませんか、クリムゾンさん?
部屋長が悲しそうな顔をしている。
「ギノもただ挨拶を交わすだけの、ただ偶然家がお隣同士になってしまった、お隣の人間を利用しようとは普通思わないだろう?」
「ああ、まあ、困ったときに持ちつ持たれつって感じですかね」
俺が弟子になってから、師匠が師匠なだけに苦情という争いごとを持って来る隣人っていなかった。多少の手を貸したことはあったけど、それらは応じて返してくれる。けれど、そこから先はそこまで親しくなったり、ご近所付き合いを深くするわけでもない。
昔ながらの隣同士でもない限り、そこまでの人間関係を築くことは都会では難しいのかもしれない。隣人とは一切かかわらない人たちも今では多い。
「それと同じで世界が崩壊でもしない限り、時間とともに朽ち果てたとしても放っておかれる方が良いんだ、僕たちは」
、、、それは修繕さえしてもらいたくないということなんでしょうか。
それは少し寂しいことだと思ってしまうのは俺だけなのだろうか。
確かに隣人の家が壊れかけているとしても、平時だと何かするほどのお節介を焼くことはない。修繕でも取り壊しでもお金の問題があるし、口出しもしづらい話だし、家族や親族で対処するべき話だ。災害時や戦時だと事情は異なるが。
ここの彫刻は修繕を拒む行動をするものが多い気がする。
部屋長にその意志をことごとく潰されているけど。本当に潰されてしまったものも多いと聞く。
クリムゾンが俺に微笑った。
「だからね、隣人としてはクロウがちょうど良いんだよ」
彫刻にとって修繕や修復というのは自分の意志を尊重しない、ただ延命を強制される行為なのだろうか。
部屋長には修繕工事を滞りなく、円滑に進めるための仕事だけど。
「えー、私はクリムゾンにお菓子を貢ぎたいけどなあ」
シエルド様ー、今、その発言ですかー。
下心がある者は下心を持たれますよー。
「ふふっ、そのお菓子に応じた働きはしてあげるよ?」
クリムゾンのその笑みは。
、、、おそらく、相当フっかけられている気がしますけどね。
部屋長もその認識であっているようだが、黒ワンコも大量支配しているし、たまに誰もいないところに話しかけていることがあるので、人外相手に話していると見て良いだろう。
何もないところに、何かしらの違和感が存在しているので、おそらく間違いない。
黒ワンコ以外にもこの大教会には大量に人外がいるということだし、目に見えている人外だけではないと考えるのが妥当なところだ。
部屋長という大魔導士がいるから、この大教会の大修繕工事は軽傷者がたまに出るが、そこまでの大事故に至らないのである。
歴史あるものには人外が宿りやすい。
人の祈り以外の恨み辛み妬み嫉みその他の負の感情も一緒に持ってこられやすい教会は、特にその温床となるに違いない。
ゆえに、歴史的建造物を主に扱う修繕工はその危険を熟知している。その彼らから部屋長が大変ありがたがられるのはそれだけの危険を抑えているからである。
力のある大魔導士だから間接的な抑止力にもなるが、人外化した彫刻たちを直接的な力技で大人しくさせているのは部屋長である。
あえて、この大教会に部屋長に対抗しようとする気概のある人外はいるのだろうか。
いたら、すでに叩きのめされた後だと考えるのは早計か。
そもそも、人外を簡単に叩きのめせる人間ってそうそう多くはないのである。
「というわけで、人外を見たら気づかぬフリして放置一択してください」
放置一択しなかった当人が何を言っているのか。
シエルド様もクリムゾンもそんな表情で部屋長を見ている。
セリムさんの表情では、彼の考えている感情を読み解くことはできない。
人外でも人でも部屋長に近づくものは悪、と考えているフシはあるが。
まあ、この人は部屋長のやりたいことをとめることはしない。部屋長に対する多少の抑止力にはなるが。
「ふふふ、じゃあ、クロウ、放置一択できなかった場合はどうするの?」
誰もが湧き出る疑問だ。
クリムゾン、良い質問をしてくれた。他の皆はたぶん怖くて部屋長には聞けないからな。
「アジュールならやりたいようにしてもらっても実害はないんじゃないかな。囲われても快適ニート生活を送れるだけだし」
監禁生活と同義の囲うを、快適ニート生活と言えるのは部屋長だけだ。
アジュールとファンだけに当てはまる言葉だと思えるが。
「じゃあ、僕は?」
とクリムゾンからにこやかに問われて、考え始める部屋長。
次の飼い主を見つけるっ、と即座に宣言しないところをみると、クリムゾンに情が湧いたのだろうか。
「ギノ、情が湧いたわけじゃなく、、、こう説明すればいいか?帝国全土を探しても、クリムゾンを抑えられる飼い主は見つからない」
うっ?
それは。。。
まあ、部屋長は世界最高クラスの魔導士ですからね。シエルド様が言ってましたからね。
この大陸全土で抑えられる飼い主が見つかれば良い方だということでしょう。
「小さい彫刻だから、見た目が可愛いからといって、その本質は人外でも最高レベルの力を持っている。対になっているものは片方が欠ければ力も半減以下に落ちるとも思われているが、逆の場合もある」
「逆というと、」
「対になっていることで、お互いに力を抑え合っているということだ。アジュールはあの性格だから、ファンさえいればどうにでもなるが、クリムゾンはなあ」
「、、、シエルド様は候補になりえないのですか」
純粋に疑問なので聞いてみる。
力だけではおそらく無理だろうが、シエルド様ならお菓子の力でどうにでもできそうな気がする。
クリムゾンのクーリミオン姿も気に入っているし。
「うーん、悪くはないけど、難しいだろうねえ」
答えたのはクリムゾンだった。
「そうだねー。魔導士としての力もほどほどにあるし、財力もあるし、悪くはないんだけどねー」
部屋長の評価も、悪くはない。
悪くはないけど任せられないと言っている。
「では、怠惰な僕が珍しく説明してあげよう」
怠惰って自分で言っちゃうんだ。
常々そうだと思っていたけど。黒ワンコに運ばれないと動かないところなんて、彫刻だからではないだろうなと思っていたけど。餌が餌なだけにトータをかまったのか。
「シエルドは基本的に損得勘定ですべてを判断する癖がある。このクーリミオン以外は肉親でも誰でも何でも。それがどういうことかわかるかな?」
「、、、もしかして、人外に悪影響を及ぼすとか?」
「それを悪影響と評価するのが正しいかは人間に譲るとして、僕たちは人とつながると、人から強い影響を受ける。とすると、僕は損得勘定でこのシエルドを評価してしまうことになる。長年、それが積もり積もると、」
「その結果は?」
「殺しちゃうだろうね、きっと」
部屋長以外の全員の表情が固まる。
シエルド様でも得にならないどころか、いつかは時間の無駄で大損だったと評価されてしまうのか。ならば、他の人はさらに無理なのではないか。
それは人外にとっての評価であって、人がシエルド様にする評価ではない。
そこが人外と人との違いか。
「人外というのがわかりやすく見えながら、理不尽なのはそういうところなんだよ。利用する者は利用される。対価を用意する者には相応の働きが返される。単純な仕組みだ。ただ、簡単にそう単純にならないのは、僕たちにも長年の積み重ねがあって人外となっているからね。人外を利用しようとしない者に支配されるのが、人に対しては一番問題が出にくいんだよ」
「人外を利用しようとしない者って、、、あの、部屋長しかいないんじゃ?」
率直な意見ですが。
部屋長以外の誰かが人外を手に入れてしまうと利用しようとする気がする。利用しようと思って人外を手に入れるのが普通な気がする。そして、利用されてしまうのだが。
部屋長が苦い顔をしている。
「正義や信仰のために利用するのもNGだからね。まあ、それらも人間が勝手に作った定義だから仕方ないけど、理由はどうあれ利用は利用」
「正義のために、という輩ほど信じられないものはないですけど」
「、、、この帝国なら、正義のためにと叫ぶより、皇帝のためにと言った方が賛同を得やすい」
部屋長が少々呆れたように言うが、それは常識ですね。
「ふふっ、だから、人は人外にとって良き隣人になりえないんだよ。ファンはアジュールにとって唯一無二の存在だから死んでも寄り添い続けられるが、普通はそうじゃない」
「俺もセリムとは死んでも寄り添い続けるけど」
「それも今はまったく関係ないから、横に置いておく」
まったく関係ないんですかー。
、、、すでに部屋長の影響を受けてませんか、クリムゾンさん?
部屋長が悲しそうな顔をしている。
「ギノもただ挨拶を交わすだけの、ただ偶然家がお隣同士になってしまった、お隣の人間を利用しようとは普通思わないだろう?」
「ああ、まあ、困ったときに持ちつ持たれつって感じですかね」
俺が弟子になってから、師匠が師匠なだけに苦情という争いごとを持って来る隣人っていなかった。多少の手を貸したことはあったけど、それらは応じて返してくれる。けれど、そこから先はそこまで親しくなったり、ご近所付き合いを深くするわけでもない。
昔ながらの隣同士でもない限り、そこまでの人間関係を築くことは都会では難しいのかもしれない。隣人とは一切かかわらない人たちも今では多い。
「それと同じで世界が崩壊でもしない限り、時間とともに朽ち果てたとしても放っておかれる方が良いんだ、僕たちは」
、、、それは修繕さえしてもらいたくないということなんでしょうか。
それは少し寂しいことだと思ってしまうのは俺だけなのだろうか。
確かに隣人の家が壊れかけているとしても、平時だと何かするほどのお節介を焼くことはない。修繕でも取り壊しでもお金の問題があるし、口出しもしづらい話だし、家族や親族で対処するべき話だ。災害時や戦時だと事情は異なるが。
ここの彫刻は修繕を拒む行動をするものが多い気がする。
部屋長にその意志をことごとく潰されているけど。本当に潰されてしまったものも多いと聞く。
クリムゾンが俺に微笑った。
「だからね、隣人としてはクロウがちょうど良いんだよ」
彫刻にとって修繕や修復というのは自分の意志を尊重しない、ただ延命を強制される行為なのだろうか。
部屋長には修繕工事を滞りなく、円滑に進めるための仕事だけど。
「えー、私はクリムゾンにお菓子を貢ぎたいけどなあ」
シエルド様ー、今、その発言ですかー。
下心がある者は下心を持たれますよー。
「ふふっ、そのお菓子に応じた働きはしてあげるよ?」
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、、、おそらく、相当フっかけられている気がしますけどね。
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