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10章 理不尽との戦い
10-2 その先にあるものは
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「ありがとうございます、オルレア様」
にっこりと笑うソニア嬢ことリーフ王女殿下。
やつれている気がするけど、気のせいじゃない。
連日の王女教育のせいか。
彼女が俺のことをオルレアと呼ぶのは、フリント女王の従者くんがいるための配慮のようだ。
「リーフ王女殿下、ドレスでは襟元につけるのは難しいでしょうが、身を守るものですのでできる限り身につけておいてください」
彼女は二センチほどの魔法の盾を胸元のリボンにつけた。
フリント女王もそれを見てうんうん頷いている。
「はい、感謝いたします。帝国には馬車で行くのですか?」
「歩きでも良かったのですけど」
俺の言葉で、苦虫を潰したような顔をするルイジィ。
正直なところ、ルイジィは俺に空間転移の魔法を使ってほしいと思っているのだろう。
当初はその予定だったのだが気が変わった。
「オルレア様、旅のご無事を祈っております」
「こちらこそありがとうございます、リーフ王女殿下」
従者くんの何だこの茶番はっ、という顔は無視することにする。
「ところでソイファ、何で貴方がここにいるの」
ツリ目を吊り上げて、フリント女王が尋ねる。
「だって、オルレアは俺の婚約者だよ。俺が隣にいなければ始まらないでしょ」
「、、、だからといって、デント王国の王城出発時にいなくても大丈夫よ。帝国入国時からついていれば充分よ」
義理堅いなあ、設定に付き合ってくれるなんて。
確かに王太子の婚約者であるオルレアが侍女を一人も連れずに旅をしていたら、第三者は何事かと思うだろう。
ソイファ王太子殿下の気遣いが半端ない。
ま、オルレアの醜聞はソイファ王太子殿下への醜聞につながってしまう。
それが婚約者というものだ。
ニセモノであったとしても。
今は俺に女性の侍女をつける方がごく一部で問題が生じるからなあ。
「いえ、反対に帝国入国時からソイファ王太子殿下は自国にお戻りいただいた方がありがたいのですけど」
「ふっ、ルイジィ、俺も王太子、仕事が山ほどあるから、さすがにオルレアのそばにずっといられるわけでない。だが、帝国への嫌がらせは俺も付き合うぞっ」
「さすがはソイファ王太子殿下」
パチパチパチ。
さすが、俺の義兄となる人物。
わかってらっしゃる。
キラキラな笑顔が眩しいぜ。
逆に、ルイジィは胃が痛いって顔をしている。
「実のところ、俺、魔法の盾が周囲にいるようになってから魔力量が上がっているようで、以前なら遠距離の空間転移の魔法を使うとチャージする日数もほどほどに取られたが、今では苦もなく遠距離の空間転移魔法が使えるから何の心配もないっ。うちの国と帝国の距離でさえ一日に何度でも行き来できるっ」
「うんうん、魔法の盾がソイファ王太子殿下の魔力を食べて、ぷくぷくに成長しているからねえ」
「成長しているのは魔法の盾なのに、なぜ俺の魔法の腕が伸びるんだ?」
「ああ、魔法の盾が充電池みたいな役割しているから、夢幻回廊の内部での魔力を外でもかなり使えるようになっているはずだ」
「へえー、魔法の盾にはそんな効果が」
じっとソイファ王太子殿下が俺を見る。
リーフ王女にあげたのにー、俺にはくれないのー、という目だ。
目で会話しようとするな。
ソイファ王太子殿下は既存の魔法の盾に大人気である。専属ニューフェイスを作るとかなり恨まれるのだが。俺が。
実際のところ、彼が望む魔法の盾の役割はすでにいる魔法の盾で事足りる。飽和状態ですらある。
俺が無言でいるので、ソイファ王太子殿下が期待を込めた視線を送ってきた。
拒否されていない、のなら強気で行くのが外交である。
深いため息を吐く。
「おっ」
ソイファ王太子殿下が歓喜の声を上げる。
緑色した二センチほどの小さい魔法の盾がピョコっとソイファ王太子殿下の肩にのる。
ソイファ王太子殿下のイメージって、なぜか緑。
特に緑色の服や宝飾品を愛用しているとかはないのだが。
ソイ王国のイメージに引っ張られたか。緑が多い国だからな。
「この子と親睦を深めてください」
「ううっ、ありがとう」
、、、泣いたよ、この人。
そんなに欲しかったのか。
緑の魔法の盾が引いてるぞ。
大丈夫なのか、この人って。
おそらくお前の第一印象が正しい。
「もちろん、今いる五枚の魔法の盾もちゃんと責任をもって世話するから」
、、、ペットか。
世話するって言っちゃってるよ。
「別れの感動的な涙じゃないところが嫌よね。さっさとこの人を連れて出発しちゃって」
「そうですね」
「馬車は四台用意したわ。御者もいるし、適当に四人ずつに分かれて乗って」
「あれ?もしかして、それには俺が含まれてない?」
悲しそうなソイファ王太子殿下。
「貴方はこの人たちの移動や魔物討伐までつきあう気はないのでしょう」
「そ、だねー。その時間はおとなしくうちの城に戻って仕事しているよ。でも、今後の打ち合わせをしたいから、今から少し同じ馬車に乗るよ」
「あ、俺も魔剣の手入れについて聞いておきたい」
スレイも手を挙げた。
「じゃあ、頭領とギルも今後の打ち合わせ会議に参加してくれ」
「え?私は?」
ルイジィが首を傾げた。
定員四人。
プラスして少々の時間ソイファ王太子殿下一人。
大きめの馬車なので一台に六人くらいは余裕で乗れそうだが、わざわざ四台も用意してくれたのに、一台に最大限に詰めて乗ることもない。
帝国への道なのにという思いが隠せてない。
どれだけ早く帝国に着きたいんだ。
「、、、帝国の打ち合わせは帝国に入る前日でいいだろ」
「くっ、帝国への道のりが遠退いていく気がする」
悔しがるルイジィを横目に。
「オル、達者でな」
「キュジオ隊長もお元気で」
「ああ、また会おう」
いつかウィト王国に戻るキュジオ隊長に再び会う機会はあるのか。
ないと思うのが普通だろう。
それでも。
「ええ、またいつか」
キュジオ隊長の言葉に頷く。
俺がウィト王国に戻ることがないとしても。
キュジオ隊長が妹に会いに来るときがあるならば。
可能性はゼロではない。
もう少し、帝国から戻るときにも、まだキュジオ隊長がこの国にいればと願ってしまう。
これが一生の別れでないことを祈るだけだ。
「ルイジィを同じ馬車にしないでくれて助かった」
馬車が走り出し、ソイファ王太子殿下が口を開いた。
「地獄の地獄耳で聞こえている可能性はありますよ」
「それもそうか。はい、夢幻回廊」
馬車の内部をさっさと夢幻回廊にするソイファ王太子殿下。
そうすると、豪華内装の部屋に様変わり。
「うおっ?」
「はっ?」
前の席に座るスレイは沈着冷静で何の反応も返さないが、グジとギルは辺りを見回し家具を触っている。
五人が座る席がソファに変わっている。
「馬車の内部を俺の固有魔法の夢幻回廊にした。この一室のみの夢幻回廊だから、あの扉から外に出ようとすると馬車から落ちるという注意点を除けば、他に取り立てて注意をすることはない」
サクッとソイファ王太子殿下が説明する。
馬車内部が魔法で別空間になったが、今回は特に閉じ込める意図がないので扉は開閉自由らしい。
反対に、走行中の馬車だから、出られたら怖いことになるのだが。
あえて、か?
「ホントに便利な魔法だなあ」
しみじみと俺は呟く。
「それなら、一室、持っておくか」
「、、、一室?」
「そう、一室。オルレアがいたウィト王国の国境の街での屋敷に短期間夢幻回廊にしただろ。別の場所であの規模を維持するのはさすがに俺でも骨が折れたが、一室ぐらいの持ち運び用なら意外と簡単に夢幻回廊は作れる」
「おや?もしかしてウィト王国内に一室夢幻回廊があれば、ウィト王国に知られずに行き来ができてしまう?」
最初にソイファ王太子殿下の夢幻回廊に侵入したときのように。
ウィト王国やバーレイ侯爵に知られず、ウィト王国に行くことができる。
「一応、あの屋敷には我が国の使用人のための緊急避難時に使う一室がある」
「おおっ、」
「あと、前、遊びに行ったときにこっそりバーレイ侯爵家の屋敷に一室夢幻回廊作ってきたよ」
超笑顔なソイファ王太子殿下。
「おお?ソイファ王太子殿下、たまに無謀なことに挑戦しますよね」
「意外とバレないもんだねえ。まだ誰にも気づかれてないよ」
大丈夫か?
バーレイ侯爵家の警備体制。
俺の結界は内部の状態は管理してないよ。知ってるよね、その事実。
国の結界と同じ感じなんだけど。
内部に招かれた人がやらかしたことは、俺は知らない。
ソイファ王太子殿下を招いてしまったのは兄上である。なので、責任の所在地はもちろん兄上である。
にっこりと笑うソニア嬢ことリーフ王女殿下。
やつれている気がするけど、気のせいじゃない。
連日の王女教育のせいか。
彼女が俺のことをオルレアと呼ぶのは、フリント女王の従者くんがいるための配慮のようだ。
「リーフ王女殿下、ドレスでは襟元につけるのは難しいでしょうが、身を守るものですのでできる限り身につけておいてください」
彼女は二センチほどの魔法の盾を胸元のリボンにつけた。
フリント女王もそれを見てうんうん頷いている。
「はい、感謝いたします。帝国には馬車で行くのですか?」
「歩きでも良かったのですけど」
俺の言葉で、苦虫を潰したような顔をするルイジィ。
正直なところ、ルイジィは俺に空間転移の魔法を使ってほしいと思っているのだろう。
当初はその予定だったのだが気が変わった。
「オルレア様、旅のご無事を祈っております」
「こちらこそありがとうございます、リーフ王女殿下」
従者くんの何だこの茶番はっ、という顔は無視することにする。
「ところでソイファ、何で貴方がここにいるの」
ツリ目を吊り上げて、フリント女王が尋ねる。
「だって、オルレアは俺の婚約者だよ。俺が隣にいなければ始まらないでしょ」
「、、、だからといって、デント王国の王城出発時にいなくても大丈夫よ。帝国入国時からついていれば充分よ」
義理堅いなあ、設定に付き合ってくれるなんて。
確かに王太子の婚約者であるオルレアが侍女を一人も連れずに旅をしていたら、第三者は何事かと思うだろう。
ソイファ王太子殿下の気遣いが半端ない。
ま、オルレアの醜聞はソイファ王太子殿下への醜聞につながってしまう。
それが婚約者というものだ。
ニセモノであったとしても。
今は俺に女性の侍女をつける方がごく一部で問題が生じるからなあ。
「いえ、反対に帝国入国時からソイファ王太子殿下は自国にお戻りいただいた方がありがたいのですけど」
「ふっ、ルイジィ、俺も王太子、仕事が山ほどあるから、さすがにオルレアのそばにずっといられるわけでない。だが、帝国への嫌がらせは俺も付き合うぞっ」
「さすがはソイファ王太子殿下」
パチパチパチ。
さすが、俺の義兄となる人物。
わかってらっしゃる。
キラキラな笑顔が眩しいぜ。
逆に、ルイジィは胃が痛いって顔をしている。
「実のところ、俺、魔法の盾が周囲にいるようになってから魔力量が上がっているようで、以前なら遠距離の空間転移の魔法を使うとチャージする日数もほどほどに取られたが、今では苦もなく遠距離の空間転移魔法が使えるから何の心配もないっ。うちの国と帝国の距離でさえ一日に何度でも行き来できるっ」
「うんうん、魔法の盾がソイファ王太子殿下の魔力を食べて、ぷくぷくに成長しているからねえ」
「成長しているのは魔法の盾なのに、なぜ俺の魔法の腕が伸びるんだ?」
「ああ、魔法の盾が充電池みたいな役割しているから、夢幻回廊の内部での魔力を外でもかなり使えるようになっているはずだ」
「へえー、魔法の盾にはそんな効果が」
じっとソイファ王太子殿下が俺を見る。
リーフ王女にあげたのにー、俺にはくれないのー、という目だ。
目で会話しようとするな。
ソイファ王太子殿下は既存の魔法の盾に大人気である。専属ニューフェイスを作るとかなり恨まれるのだが。俺が。
実際のところ、彼が望む魔法の盾の役割はすでにいる魔法の盾で事足りる。飽和状態ですらある。
俺が無言でいるので、ソイファ王太子殿下が期待を込めた視線を送ってきた。
拒否されていない、のなら強気で行くのが外交である。
深いため息を吐く。
「おっ」
ソイファ王太子殿下が歓喜の声を上げる。
緑色した二センチほどの小さい魔法の盾がピョコっとソイファ王太子殿下の肩にのる。
ソイファ王太子殿下のイメージって、なぜか緑。
特に緑色の服や宝飾品を愛用しているとかはないのだが。
ソイ王国のイメージに引っ張られたか。緑が多い国だからな。
「この子と親睦を深めてください」
「ううっ、ありがとう」
、、、泣いたよ、この人。
そんなに欲しかったのか。
緑の魔法の盾が引いてるぞ。
大丈夫なのか、この人って。
おそらくお前の第一印象が正しい。
「もちろん、今いる五枚の魔法の盾もちゃんと責任をもって世話するから」
、、、ペットか。
世話するって言っちゃってるよ。
「別れの感動的な涙じゃないところが嫌よね。さっさとこの人を連れて出発しちゃって」
「そうですね」
「馬車は四台用意したわ。御者もいるし、適当に四人ずつに分かれて乗って」
「あれ?もしかして、それには俺が含まれてない?」
悲しそうなソイファ王太子殿下。
「貴方はこの人たちの移動や魔物討伐までつきあう気はないのでしょう」
「そ、だねー。その時間はおとなしくうちの城に戻って仕事しているよ。でも、今後の打ち合わせをしたいから、今から少し同じ馬車に乗るよ」
「あ、俺も魔剣の手入れについて聞いておきたい」
スレイも手を挙げた。
「じゃあ、頭領とギルも今後の打ち合わせ会議に参加してくれ」
「え?私は?」
ルイジィが首を傾げた。
定員四人。
プラスして少々の時間ソイファ王太子殿下一人。
大きめの馬車なので一台に六人くらいは余裕で乗れそうだが、わざわざ四台も用意してくれたのに、一台に最大限に詰めて乗ることもない。
帝国への道なのにという思いが隠せてない。
どれだけ早く帝国に着きたいんだ。
「、、、帝国の打ち合わせは帝国に入る前日でいいだろ」
「くっ、帝国への道のりが遠退いていく気がする」
悔しがるルイジィを横目に。
「オル、達者でな」
「キュジオ隊長もお元気で」
「ああ、また会おう」
いつかウィト王国に戻るキュジオ隊長に再び会う機会はあるのか。
ないと思うのが普通だろう。
それでも。
「ええ、またいつか」
キュジオ隊長の言葉に頷く。
俺がウィト王国に戻ることがないとしても。
キュジオ隊長が妹に会いに来るときがあるならば。
可能性はゼロではない。
もう少し、帝国から戻るときにも、まだキュジオ隊長がこの国にいればと願ってしまう。
これが一生の別れでないことを祈るだけだ。
「ルイジィを同じ馬車にしないでくれて助かった」
馬車が走り出し、ソイファ王太子殿下が口を開いた。
「地獄の地獄耳で聞こえている可能性はありますよ」
「それもそうか。はい、夢幻回廊」
馬車の内部をさっさと夢幻回廊にするソイファ王太子殿下。
そうすると、豪華内装の部屋に様変わり。
「うおっ?」
「はっ?」
前の席に座るスレイは沈着冷静で何の反応も返さないが、グジとギルは辺りを見回し家具を触っている。
五人が座る席がソファに変わっている。
「馬車の内部を俺の固有魔法の夢幻回廊にした。この一室のみの夢幻回廊だから、あの扉から外に出ようとすると馬車から落ちるという注意点を除けば、他に取り立てて注意をすることはない」
サクッとソイファ王太子殿下が説明する。
馬車内部が魔法で別空間になったが、今回は特に閉じ込める意図がないので扉は開閉自由らしい。
反対に、走行中の馬車だから、出られたら怖いことになるのだが。
あえて、か?
「ホントに便利な魔法だなあ」
しみじみと俺は呟く。
「それなら、一室、持っておくか」
「、、、一室?」
「そう、一室。オルレアがいたウィト王国の国境の街での屋敷に短期間夢幻回廊にしただろ。別の場所であの規模を維持するのはさすがに俺でも骨が折れたが、一室ぐらいの持ち運び用なら意外と簡単に夢幻回廊は作れる」
「おや?もしかしてウィト王国内に一室夢幻回廊があれば、ウィト王国に知られずに行き来ができてしまう?」
最初にソイファ王太子殿下の夢幻回廊に侵入したときのように。
ウィト王国やバーレイ侯爵に知られず、ウィト王国に行くことができる。
「一応、あの屋敷には我が国の使用人のための緊急避難時に使う一室がある」
「おおっ、」
「あと、前、遊びに行ったときにこっそりバーレイ侯爵家の屋敷に一室夢幻回廊作ってきたよ」
超笑顔なソイファ王太子殿下。
「おお?ソイファ王太子殿下、たまに無謀なことに挑戦しますよね」
「意外とバレないもんだねえ。まだ誰にも気づかれてないよ」
大丈夫か?
バーレイ侯爵家の警備体制。
俺の結界は内部の状態は管理してないよ。知ってるよね、その事実。
国の結界と同じ感じなんだけど。
内部に招かれた人がやらかしたことは、俺は知らない。
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