3 / 5
霞む私は朧月
しおりを挟む
「本当にそれでいいの?
本当にそんな目標のために全てを賭けてもいいの?」
不意に後ろから声をかけられた。
だが後ろには誰もいない。
「君はそんなに怖い人じゃなかったよね。
もっと、優しくて、静かで、人の心を読める
いい人だったよね。なのにどうして...?」
また後ろから声をかけられた。
しかし誰もいないのだ。
確実に的を射た言葉しか言ってこない。
しかし仕方がないのだ。
「努力は裏切らない」「世界は優しい」「受験すれば楽しくなる」
大人の嘘を疑いもなく真に受けて生きてきた自分が
その声の指す、「いい人」だ。
今の自分には人の心に配慮する力など残っていない。
嘘に傷つき、信頼を裏切られ、仲間は死んでいき、
心が壊れていた。壊れた残骸もなかった。
「もうやめて。失った物を取り戻そうとして
また何かを失うのは君ももうわかっているよね?」
しかし失った物を取り戻さないと自分が完成しないのだ。
心と言うパズルのパーツを過去に置いて行ってしまった。
シアワセの4文字を失うだけで一生完成しないのだ。
その欠けた心は絵心を失い、喜びの感情が色あせ、
負の感情の色に染まり切った。
大切な物一つ守れない体で、何をしていくのだろうか。
それは本人もわからなかった。
本当にそんな目標のために全てを賭けてもいいの?」
不意に後ろから声をかけられた。
だが後ろには誰もいない。
「君はそんなに怖い人じゃなかったよね。
もっと、優しくて、静かで、人の心を読める
いい人だったよね。なのにどうして...?」
また後ろから声をかけられた。
しかし誰もいないのだ。
確実に的を射た言葉しか言ってこない。
しかし仕方がないのだ。
「努力は裏切らない」「世界は優しい」「受験すれば楽しくなる」
大人の嘘を疑いもなく真に受けて生きてきた自分が
その声の指す、「いい人」だ。
今の自分には人の心に配慮する力など残っていない。
嘘に傷つき、信頼を裏切られ、仲間は死んでいき、
心が壊れていた。壊れた残骸もなかった。
「もうやめて。失った物を取り戻そうとして
また何かを失うのは君ももうわかっているよね?」
しかし失った物を取り戻さないと自分が完成しないのだ。
心と言うパズルのパーツを過去に置いて行ってしまった。
シアワセの4文字を失うだけで一生完成しないのだ。
その欠けた心は絵心を失い、喜びの感情が色あせ、
負の感情の色に染まり切った。
大切な物一つ守れない体で、何をしていくのだろうか。
それは本人もわからなかった。
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる