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59話 反撃
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8月20日0530 東かがわ防衛陣地 第2線
紀伊3尉から
衝撃的な事実を知らされる。
中国軍はロシアと連携して
攻撃を行っている。
大阪は日本の大都市だ。
日本全土を制圧するのは
中国軍も不可能だろうが
一時的にせよ占領する
事は可能だろう。
しかし、同時に
無謀ともいえる
強襲上陸だ。
つい昨日の追加の
敵の援軍が
たどり着いたばかりであり
補給線は恐らく
大ダメージを負っているはずだ。
我々の防衛線にも
目くらましの攻撃を
行い拘束し、
その上で大阪に潜ませていた
工作員と共同して
強襲を仕掛けられた。
これでは自衛隊側の
動員は難しい。
「紀伊3尉、我々は
どうすればいいのですか?
目の前に敵がいる以上
我々は大阪には向かえません」
「目の前の敵に対処するしか
できません」
「大阪はどうなりますか?」
「すでに四国からの上陸を
食い止める為に部隊から
人員を引き抜いています。」
「大阪湾は内海で
陸からの対艦兵器を持ってくるには
時間がかかるでしょう」
「当然、敵側に損害がでるでしょうが
向こうの指揮官がそれを考慮するとは
今までの戦いから思えませんね」
確かにそうだ。
数が少ない自衛隊で犠牲を顧みない
強硬突入をされると押し込まれてしまう。
「日本海側の中国海軍にも
動きがあるようですしそちらも
警戒しなければなりません」
「水際を突破されたら
厳しいかと思います」
霞2曹が口を開いた。
「今ここで大阪の事を
話しても仕方がないでしょう。
どの道今ここから我々が
大阪に向かうのは不可能
なんですから」
「それよりも
目の前の敵の対処について
話しましょう」
「……そうですね」
釈然としないが
仕方ないだろう
今の我々は目の前の敵に
対処するしかない。
紀伊3尉が
地図を開く。
我々の今の位置を
指でなぞった。
「ご覧の通り我々は
後退を余儀なくされました。
ですがこれは敵が縦に大きく
突出した形になります」
「よって我々はこの
突出した部分の敵の退路を
遮断し包囲殲滅を図ります」
紀伊3尉は指で平野部を指す。
平野部は3方向を山で囲まれ
北側は海なので地上部隊は
逃げ場がない。
「敵は部隊を展開こそしていますが
囲む形が出来ているので
不利になります。」
「包囲する敵の数は
どれくらいですかね?」
私が紀伊3尉に
尋ねる。
「およそ、6000~8000人だと
見積もられています」
「我々はこの方面だと
5000くらいですね
援護にくる部隊はいるかも
しれませんが」
「ドローンを展開されると
制空権が取りづらくなりますから
敵が防御を固める前に殲滅します」
「敵は上陸後すぐに大規模攻勢を仕掛けたので
恐らくは疲弊しています。
味方の援護があったとはいえ
3時間程で攻勢が終わっている。」
なるほど、確かにそうかもしれない。
敵も人間だ、
当然疲れる、我々の様に。
それならば休ませずすぐに
仕掛けるのはいい判断なのかも
しれない。
数的不利だ。
この懸念は国力が違う以上
ずっと付きまとう。
だから別の面で有利な部分を
作るしかなかった。
出来なければただ死ぬだけ
になってしまう
「作戦開始は0700
味方の突撃支援射撃後
防御陣地から前進を開始します」
私はグッと手を握る。
状況は悪い。
だが、戦う事しか
今の我々には許されていなかった
紀伊3尉から
衝撃的な事実を知らされる。
中国軍はロシアと連携して
攻撃を行っている。
大阪は日本の大都市だ。
日本全土を制圧するのは
中国軍も不可能だろうが
一時的にせよ占領する
事は可能だろう。
しかし、同時に
無謀ともいえる
強襲上陸だ。
つい昨日の追加の
敵の援軍が
たどり着いたばかりであり
補給線は恐らく
大ダメージを負っているはずだ。
我々の防衛線にも
目くらましの攻撃を
行い拘束し、
その上で大阪に潜ませていた
工作員と共同して
強襲を仕掛けられた。
これでは自衛隊側の
動員は難しい。
「紀伊3尉、我々は
どうすればいいのですか?
目の前に敵がいる以上
我々は大阪には向かえません」
「目の前の敵に対処するしか
できません」
「大阪はどうなりますか?」
「すでに四国からの上陸を
食い止める為に部隊から
人員を引き抜いています。」
「大阪湾は内海で
陸からの対艦兵器を持ってくるには
時間がかかるでしょう」
「当然、敵側に損害がでるでしょうが
向こうの指揮官がそれを考慮するとは
今までの戦いから思えませんね」
確かにそうだ。
数が少ない自衛隊で犠牲を顧みない
強硬突入をされると押し込まれてしまう。
「日本海側の中国海軍にも
動きがあるようですしそちらも
警戒しなければなりません」
「水際を突破されたら
厳しいかと思います」
霞2曹が口を開いた。
「今ここで大阪の事を
話しても仕方がないでしょう。
どの道今ここから我々が
大阪に向かうのは不可能
なんですから」
「それよりも
目の前の敵の対処について
話しましょう」
「……そうですね」
釈然としないが
仕方ないだろう
今の我々は目の前の敵に
対処するしかない。
紀伊3尉が
地図を開く。
我々の今の位置を
指でなぞった。
「ご覧の通り我々は
後退を余儀なくされました。
ですがこれは敵が縦に大きく
突出した形になります」
「よって我々はこの
突出した部分の敵の退路を
遮断し包囲殲滅を図ります」
紀伊3尉は指で平野部を指す。
平野部は3方向を山で囲まれ
北側は海なので地上部隊は
逃げ場がない。
「敵は部隊を展開こそしていますが
囲む形が出来ているので
不利になります。」
「包囲する敵の数は
どれくらいですかね?」
私が紀伊3尉に
尋ねる。
「およそ、6000~8000人だと
見積もられています」
「我々はこの方面だと
5000くらいですね
援護にくる部隊はいるかも
しれませんが」
「ドローンを展開されると
制空権が取りづらくなりますから
敵が防御を固める前に殲滅します」
「敵は上陸後すぐに大規模攻勢を仕掛けたので
恐らくは疲弊しています。
味方の援護があったとはいえ
3時間程で攻勢が終わっている。」
なるほど、確かにそうかもしれない。
敵も人間だ、
当然疲れる、我々の様に。
それならば休ませずすぐに
仕掛けるのはいい判断なのかも
しれない。
数的不利だ。
この懸念は国力が違う以上
ずっと付きまとう。
だから別の面で有利な部分を
作るしかなかった。
出来なければただ死ぬだけ
になってしまう
「作戦開始は0700
味方の突撃支援射撃後
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状況は悪い。
だが、戦う事しか
今の我々には許されていなかった
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