PROTECT DEAD 20XX年【国民保護に関する情報】

ヤガミ

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私達は、これから仲間だ。

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 そこには、俺が幼い頃亡くなった母さんの名前があったのだ。

 なんで…こんなところに…?

 

 隊員「この状況に頭が追いつかないのは、分かります」  

 俺「な、なんでここに母さんの名前が、あるんですか…?」


 とにかく知りたかった。

 なんで母さんの名前が個々にあるのかを…


 隊員「メグル様のお母様はとても立派で勇敢で何よりも、仲間に信頼されていました」

 俺「どういうことです…?」 


 仲間?信頼…?

 何がなんだかわからない…

 

 隊員「あなたのお母様は、自衛隊の対偽人部隊に所属されていた隊員です」 

 隊員「不幸なことに、レイナ隊長は任務中に、偽人と戦闘になり、命を落とされました…。」


 なんだよ…

 俺、何も知らなかったよ…

 ここには、俺の知らない母がいた…

 なんだろう、胸の奥にあるモヤモヤは…


 隊員「では、行きましょう…皆さんも待っています」

 俺「皆さん…?」

 隊員「はい、招集された方々です。」 

 

 俺はその隊員について行き、大きな扉を開いて、くぐった。

 そこには、200人ほどの人がいて、皆用意された椅子に座り、不安そうな表情を浮かべていた。

 そして俺は隊員の後ろをついて行き、一つの空いた椅子の前で止まる。


 隊員「この席にお座りください」

 俺 「は、はい…」

 隊員「では、私はここまでです。」

 俺 「あ、あの…貴方の名前は?」

 隊員「佐々木です」


 そう名乗って、佐々木さんは、大きな扉から出ていった。

 

 ??「メグル?」

 俺 「は、はい?」

 

 小声でまた聞き馴染みのある声がした。

 俺は横を向いて、驚いた。

 そこには…


 俺「サ、サナ?!なんでこんなところに…?」

 サナ「こっちだって聞きたいわよ」

 サナ「自衛隊の覆面隊員に招集命令とかで連れてこられたのよ」

 俺「あぁ、俺もだ…」


 この状況は理解するのには、とても無理だった。


 サナ「おじいちゃんとおばあちゃんが心配でしかたないわ…」

 俺 「大丈夫だよ…きっと避難している」


 長机に手をついて俺は、大きいため息をついた。

 そのとき、舞台側のドアが開いて、軍服を着た女性と男性が入ってきた

 

 皆は、息を呑んだ。

 その男性の手は、ギブスで固定されており、

 顔には出来立ての傷がついていた。


 皆「…………………………」


 そして、軍服男性は前に出て口を開いた。


 軍服男性「私は対偽人部隊 最高隊長」

 軍服男性「シン大佐である」

 シン「こちらは、対偽人特殊部隊になった 最高隊長」

 シン「アリス大佐である」


 そう言われて、軍服女性は頭を下げた。


 になった…?

 特殊部隊と部隊、何が違うんだ…?

 そもそも偽人ってなんだ…?

 その時後ろにいた女性は、前に出て口を開く

 慣れない口で…


 アリス「総勢、私をいれて250名は、今日から対偽人特殊部隊の隊員になる、な、仲間達だ!!!」


 と、明るく言うのだが…

 周りは、湧き上がることもなく、批判の嵐に… 


 皆「ふざけるな!説明をしろ!」

 皆「勝手に隊員にしてるんじゃねぇよ!!」


 バン!!!!!

 アリス大佐は、演台に強く手を置いた

 その瞬間周りは、一気に静まる…


 そして口を開く…


 「では、説明しよう…」

 

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