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第1章 無人島篇
第5話 動くぷるぷるはキモいです。
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side:桜井美智瑠
朝、目が覚めると
っ?!
びっくりしたぁ
なんとか声を出さずに耐えた私を誰か褒めて欲しい
だって目を開けたらそこには、なっちゃんの顔があったんだから
なっちゃんは規則的な寝息をたてながら気持ち良さそうに眠っている
おそらく寒くて私の腕を掴んだんだろう、そう言う私も寒い
そして、なっちゃんが私の腕をガッツリ掴んでいるせいで身動きが出来ない
どうしようか考えながらふと海を見ると、水平線がうっすら明るくなってきているから
今の時間は午前5時くらい?
昨夜はかなり早く寝たから、なっちゃんを起こしても良いとは思うんだけど
密着した今の状態で目を覚まされるのは困る、だって至近距離でなっちゃんと目が合うとか考えただけでドキドキし過ぎて
無理だぁーー(汗)
ダメダメダメダメ、すーはー、すーはー
とにかく落ち着こう!
目を閉じて、なっちゃんが起きるまで武庫川線の駅名でも頭の中で思い浮かべて気持ちを落ち着けよう
武庫川ー東鳴尾ー洲先ー武庫川団地前
・・・以上。
短っ!
あかん、武庫川線というチョイスが悪かった
次は今津線にしよう!
今津ー阪神国道ー西宮北口ー門戸厄神ー甲東園ー仁川ー小林ー逆瀬川ー宝塚南口ー宝塚
・・・以上。
こっちも短かったぁー(汗)
「みっちゃん、、、みっちゃん起きて」
はっ!
「なっ、なっちゃんどうしたん?」
「起こしてごめんな、でも寒いからたき火つけて欲しくて」
「え、あ、うん、火やね、えい!」
『ボッ』
「みっちゃんありがとう、やっぱり火があると全然違うなぁ」
「そうやね、これ以上寒くなったらちょっと辛いもんね。それで今日はどうするん?」
「あそこに見える丘の上まで行って島全体を見るのがええと思う。ついでに木の実があれば良いなぁって感じやけど、どうかな?」
なっちゃんの指差す先には丘と呼んで良いのか山と呼ぶべきなのか
直線距離で1キロほど先にこんもりと盛り上がった場所がある、歩いて1時間もあれば行けるかな?
あそこで木に登れれば島全体が見えるかもしれない
「うん、良いと思う。でもその前に食べる物を探してからにしよ」
「そうやね、朝ご飯食べて頑張ろ!」
浜辺を見ると昨夜より少し潮が引いていて砂浜が広くなっていたから
もしかしたら潮溜まりに取り残された魚が居るかもしれない
と期待して歩いてみたけど、収穫はカメノテとワカメっぽい海藻と親指くらいの大きさのカニが3匹だけだった
全部を一緒に煮込んでみたら、カニから出汁が出たのか昨日より美味しいスープが出来てとても満足出来た♪
お腹も膨れたし
いざ、、、
ん?
「なっちゃん、あれって何やと思う?」
「何って、、、あそこに見える青色のぷるぷるのやつやんな?」
「クラゲかな?」
「うーん、どうかなぁ」
いざ、出発しようとした時、砂浜に青色のぷるぷるした物体がある事に気付いた
朝食を食べていた時には何も無かったと思うんだけど、、、
『バシュッ、バシュッ』
あっ?!
私がどうしようか考えていると、なっちゃんがぷるぷるの物体に向けて指先から水を発射した
「え?!」
なっちゃんが驚くのも当然だろう、なっちゃんが発射した水はぷるぷるの物体に直撃した瞬間、吸収されてしまったからだ
しかも、ぷるぷるの物体はなんとなく喜んでいるようにも見える
何あの、、、生物?
はっきり言ってキモい(汗)
見た目はなんとなく魔物の定番、スライムみたいだけど
もしかして本当にここは本当に異世界なのだろうか?
つづく。
朝、目が覚めると
っ?!
びっくりしたぁ
なんとか声を出さずに耐えた私を誰か褒めて欲しい
だって目を開けたらそこには、なっちゃんの顔があったんだから
なっちゃんは規則的な寝息をたてながら気持ち良さそうに眠っている
おそらく寒くて私の腕を掴んだんだろう、そう言う私も寒い
そして、なっちゃんが私の腕をガッツリ掴んでいるせいで身動きが出来ない
どうしようか考えながらふと海を見ると、水平線がうっすら明るくなってきているから
今の時間は午前5時くらい?
昨夜はかなり早く寝たから、なっちゃんを起こしても良いとは思うんだけど
密着した今の状態で目を覚まされるのは困る、だって至近距離でなっちゃんと目が合うとか考えただけでドキドキし過ぎて
無理だぁーー(汗)
ダメダメダメダメ、すーはー、すーはー
とにかく落ち着こう!
目を閉じて、なっちゃんが起きるまで武庫川線の駅名でも頭の中で思い浮かべて気持ちを落ち着けよう
武庫川ー東鳴尾ー洲先ー武庫川団地前
・・・以上。
短っ!
あかん、武庫川線というチョイスが悪かった
次は今津線にしよう!
今津ー阪神国道ー西宮北口ー門戸厄神ー甲東園ー仁川ー小林ー逆瀬川ー宝塚南口ー宝塚
・・・以上。
こっちも短かったぁー(汗)
「みっちゃん、、、みっちゃん起きて」
はっ!
「なっ、なっちゃんどうしたん?」
「起こしてごめんな、でも寒いからたき火つけて欲しくて」
「え、あ、うん、火やね、えい!」
『ボッ』
「みっちゃんありがとう、やっぱり火があると全然違うなぁ」
「そうやね、これ以上寒くなったらちょっと辛いもんね。それで今日はどうするん?」
「あそこに見える丘の上まで行って島全体を見るのがええと思う。ついでに木の実があれば良いなぁって感じやけど、どうかな?」
なっちゃんの指差す先には丘と呼んで良いのか山と呼ぶべきなのか
直線距離で1キロほど先にこんもりと盛り上がった場所がある、歩いて1時間もあれば行けるかな?
あそこで木に登れれば島全体が見えるかもしれない
「うん、良いと思う。でもその前に食べる物を探してからにしよ」
「そうやね、朝ご飯食べて頑張ろ!」
浜辺を見ると昨夜より少し潮が引いていて砂浜が広くなっていたから
もしかしたら潮溜まりに取り残された魚が居るかもしれない
と期待して歩いてみたけど、収穫はカメノテとワカメっぽい海藻と親指くらいの大きさのカニが3匹だけだった
全部を一緒に煮込んでみたら、カニから出汁が出たのか昨日より美味しいスープが出来てとても満足出来た♪
お腹も膨れたし
いざ、、、
ん?
「なっちゃん、あれって何やと思う?」
「何って、、、あそこに見える青色のぷるぷるのやつやんな?」
「クラゲかな?」
「うーん、どうかなぁ」
いざ、出発しようとした時、砂浜に青色のぷるぷるした物体がある事に気付いた
朝食を食べていた時には何も無かったと思うんだけど、、、
『バシュッ、バシュッ』
あっ?!
私がどうしようか考えていると、なっちゃんがぷるぷるの物体に向けて指先から水を発射した
「え?!」
なっちゃんが驚くのも当然だろう、なっちゃんが発射した水はぷるぷるの物体に直撃した瞬間、吸収されてしまったからだ
しかも、ぷるぷるの物体はなんとなく喜んでいるようにも見える
何あの、、、生物?
はっきり言ってキモい(汗)
見た目はなんとなく魔物の定番、スライムみたいだけど
もしかして本当にここは本当に異世界なのだろうか?
つづく。
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