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第11章 家族の幸せの為に
閑話 母と娘
side:アルテミス
えーっと、お母様は何処に、、、居た!
ズビッ、、、ブゥーー!、、ブゥー!
シンさんの屋台から出て行ってしまったお母様を追いかけて中庭に来てみると、お母様は庭の隅でハンカチを手に、、、
豪快に鼻をかんでますね
うーん
仕方無いとはいえこの状況はとても話しかけ難い
だけどこのまま屋台に戻る訳にもいかないし、どうしよう(汗)
「あら?アルテミスじゃない、夜風にあたりに来たの?」
「ええ、まぁ、そのような感じです。お母様は大丈夫ですか?」
「勿論大丈夫よ。嬉しい気持ちがすこーしだけ外に漏れ出ちゃっただけだから。話づらいからもう少しこっちに来なさいよ」
「はい」
「アールーテーミースゥ~♪」
ガシッ!
ひいっ?!
おっ、おおおお母様が、、、お母様が私の手を掴んで笑顔になってるぅーー!!
「あの、お母様、そんなにガッチリ手を掴まれると痛いんですけど(汗)」
「ふふふっ、大丈夫よアルテミス、怪我なんてシンさんに、、、いえ、貴女の旦那様がなんとかしてくれるわよ♪」
確かにシンさんは創造神様と仲良く会話をするようなとんでもない人だから、大抵の事はなんとかしてくれるだろうけど、出来れば怪我はしないように加減をして欲しい。
でも懐かしいなぁ
まだ私が幼かった頃、ルナ叔母さんとステファニー様が、我が家に遊びに来た時に、ステファニー様がお腹が空いたと言い出したから
ルナ叔母さん、ステファニー様、私の3人で厨房に摘まみ食いに行ったのよね
まぁ直ぐにグロリアさんに見付かって追いかけ回されたんだけど
でもその後で
お母様から無言で笑顔を向けられるというお仕置きを受けて、ステファニー様とルナ叔母さんは泣き出しちゃうし
私も背筋が凍り付いてまったく動けなくなった、、、ブルッ!
いっ、今思い出しても背筋が寒くなって来た(汗)
「それで、アルテミスはいつからあんな凄い魔法を使えるようになったのかしら?」
「えっと、初めてシンさんと会って一緒にお酒を飲んだ時ですね。話の流れで私の魔法をシンさんに見せる事になって、そしたら直ぐに魔法の使い方が間違っている事に気付いたんです。」
「まぁシンさんだからねぇ(笑)でも、そんなに早くに魔法の才能があると分かっていたのなら、私にも教えなさい!」
「ごめんなさい。お父様の魔法に比べると威力も精度も全然だったから。シンさんは魔法の性質が違うから比べる意味は無いと言ってくれたんですけど、池の水を凍らせるくらいの威力になるまでは内緒にしておきたくて」
ぎゅぅぅ!
あれ?
顔が柔らかい感触の何かに覆われたと思ったら、急に目の前が暗くなって、、、綺麗な花畑が見えるぅー♪
あぁ~、でも何故か意識も遠くなってるような、、、
「ぷはぁっ!、、、はぁ、、はぁ、、、」
「はい、お帰りなさいアルテミス♪」
「え?、、、あっ、はい、ただいま、、、?」
「ふふっ、まったく馬鹿な子ね。でもそんなふうに考えてしまうくらいのプレッシャーを与えた大馬鹿なお母さんを許してちょうだい」
「私はお母さんとお父さんのどちらからも何もされて無いから、許すとかは出来ないんだけど」
「そうだとしても、もっと違うやり方はあったはず。シンさんと出会って気付かされる事が本当に多かったわ」
「ふふっ、私の旦那様は神様と楽しげにお話出来る凄い方なんですよ。お母様では太刀打ち出来ません♪」
「十二家が協力しても無理でしょうね。でも本当にシンさんと結婚して良いの?最初の結婚と違って、今度はアルテミスの意志で選べるのよ」
「私はシンさんが良いです。私の意志で選べると言うのなら、他の人は絶対に選びません!」
「あらあら、頑固な所は私に似てしまったのかしら?苦労するわよ」
「シンさんと一緒なら凄く楽しそうだから大丈夫です。ちなみに、結婚したら私の1番はシンさんになります。
シンさんの利益を損ねるような事は、たとえお母様であっても許しませんからね」
「望むところね!私の1番はピスケス領に住まう全ての領民の幸せ、その為には娘の旦那であろうと容赦無く利用するんだから!」
「ぷっ」
「ふふっ」
「「あはははははは♪」」
「ウィーンの老舗洋菓子店の『ザッハトルテ』どうぞ!」
「「「やったぁー♪」」」
「あら?屋台から随分楽しそうな声が聞こえるわね」
「シンさんの声で『ザッハトルテ』と聞こえましたけど、お母様はザッハトルテが何か知ってますか?」
「全然分からないわね」
「ええっ?!」
「シンさんが出す物の1つや2つで驚いてたら体が保たないわよ。
まぁ屋台に残っている3人が喜ぶ物と言えば甘味でしょうけどね。こうしちゃ居られないわ、戻るわよアルテミス!」
ふふっ
走って屋台に戻るお母様は楽しそうだなぁ
あっ!
ザッハトルテがどのような甘味か分からないけれど、屋台に残っている3人とお母様であれば、一瞬で完食してしまうのでは、、、
「ちょっ、ちょっと待って下さいお母様ぁー、私もザッハトルテを食べますからねぇー!」
えーっと、お母様は何処に、、、居た!
ズビッ、、、ブゥーー!、、ブゥー!
シンさんの屋台から出て行ってしまったお母様を追いかけて中庭に来てみると、お母様は庭の隅でハンカチを手に、、、
豪快に鼻をかんでますね
うーん
仕方無いとはいえこの状況はとても話しかけ難い
だけどこのまま屋台に戻る訳にもいかないし、どうしよう(汗)
「あら?アルテミスじゃない、夜風にあたりに来たの?」
「ええ、まぁ、そのような感じです。お母様は大丈夫ですか?」
「勿論大丈夫よ。嬉しい気持ちがすこーしだけ外に漏れ出ちゃっただけだから。話づらいからもう少しこっちに来なさいよ」
「はい」
「アールーテーミースゥ~♪」
ガシッ!
ひいっ?!
おっ、おおおお母様が、、、お母様が私の手を掴んで笑顔になってるぅーー!!
「あの、お母様、そんなにガッチリ手を掴まれると痛いんですけど(汗)」
「ふふふっ、大丈夫よアルテミス、怪我なんてシンさんに、、、いえ、貴女の旦那様がなんとかしてくれるわよ♪」
確かにシンさんは創造神様と仲良く会話をするようなとんでもない人だから、大抵の事はなんとかしてくれるだろうけど、出来れば怪我はしないように加減をして欲しい。
でも懐かしいなぁ
まだ私が幼かった頃、ルナ叔母さんとステファニー様が、我が家に遊びに来た時に、ステファニー様がお腹が空いたと言い出したから
ルナ叔母さん、ステファニー様、私の3人で厨房に摘まみ食いに行ったのよね
まぁ直ぐにグロリアさんに見付かって追いかけ回されたんだけど
でもその後で
お母様から無言で笑顔を向けられるというお仕置きを受けて、ステファニー様とルナ叔母さんは泣き出しちゃうし
私も背筋が凍り付いてまったく動けなくなった、、、ブルッ!
いっ、今思い出しても背筋が寒くなって来た(汗)
「それで、アルテミスはいつからあんな凄い魔法を使えるようになったのかしら?」
「えっと、初めてシンさんと会って一緒にお酒を飲んだ時ですね。話の流れで私の魔法をシンさんに見せる事になって、そしたら直ぐに魔法の使い方が間違っている事に気付いたんです。」
「まぁシンさんだからねぇ(笑)でも、そんなに早くに魔法の才能があると分かっていたのなら、私にも教えなさい!」
「ごめんなさい。お父様の魔法に比べると威力も精度も全然だったから。シンさんは魔法の性質が違うから比べる意味は無いと言ってくれたんですけど、池の水を凍らせるくらいの威力になるまでは内緒にしておきたくて」
ぎゅぅぅ!
あれ?
顔が柔らかい感触の何かに覆われたと思ったら、急に目の前が暗くなって、、、綺麗な花畑が見えるぅー♪
あぁ~、でも何故か意識も遠くなってるような、、、
「ぷはぁっ!、、、はぁ、、はぁ、、、」
「はい、お帰りなさいアルテミス♪」
「え?、、、あっ、はい、ただいま、、、?」
「ふふっ、まったく馬鹿な子ね。でもそんなふうに考えてしまうくらいのプレッシャーを与えた大馬鹿なお母さんを許してちょうだい」
「私はお母さんとお父さんのどちらからも何もされて無いから、許すとかは出来ないんだけど」
「そうだとしても、もっと違うやり方はあったはず。シンさんと出会って気付かされる事が本当に多かったわ」
「ふふっ、私の旦那様は神様と楽しげにお話出来る凄い方なんですよ。お母様では太刀打ち出来ません♪」
「十二家が協力しても無理でしょうね。でも本当にシンさんと結婚して良いの?最初の結婚と違って、今度はアルテミスの意志で選べるのよ」
「私はシンさんが良いです。私の意志で選べると言うのなら、他の人は絶対に選びません!」
「あらあら、頑固な所は私に似てしまったのかしら?苦労するわよ」
「シンさんと一緒なら凄く楽しそうだから大丈夫です。ちなみに、結婚したら私の1番はシンさんになります。
シンさんの利益を損ねるような事は、たとえお母様であっても許しませんからね」
「望むところね!私の1番はピスケス領に住まう全ての領民の幸せ、その為には娘の旦那であろうと容赦無く利用するんだから!」
「ぷっ」
「ふふっ」
「「あはははははは♪」」
「ウィーンの老舗洋菓子店の『ザッハトルテ』どうぞ!」
「「「やったぁー♪」」」
「あら?屋台から随分楽しそうな声が聞こえるわね」
「シンさんの声で『ザッハトルテ』と聞こえましたけど、お母様はザッハトルテが何か知ってますか?」
「全然分からないわね」
「ええっ?!」
「シンさんが出す物の1つや2つで驚いてたら体が保たないわよ。
まぁ屋台に残っている3人が喜ぶ物と言えば甘味でしょうけどね。こうしちゃ居られないわ、戻るわよアルテミス!」
ふふっ
走って屋台に戻るお母様は楽しそうだなぁ
あっ!
ザッハトルテがどのような甘味か分からないけれど、屋台に残っている3人とお母様であれば、一瞬で完食してしまうのでは、、、
「ちょっ、ちょっと待って下さいお母様ぁー、私もザッハトルテを食べますからねぇー!」
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