17 / 661
第1章 転生
閑話 スラム街の少女
side:スラム暮らしの少女
わたしは今日1日の稼ぎである硬いパンを抱えてスラム街にある家に帰る
家と言っても崩れた石壁と板で囲ってあるだけの粗末な物だ
数年前に両親が流行病で亡くなってから私はここで暮らしている
ここでの仕事は2つしかない。
商会の雑用か、この街に来た人を案内する仕事のどちらかだ、それ以外は森で食べれる物を探している
わたしの今日の仕事も商会での雑用だった。
その商会の会長さんはいつも私たちに仕事をくれる優しい人だけど、みんな平等になるように順番に仕事をくれるから、なかなかわたしの番にならない
でも商会の仕事は色々な話が聞けるから楽しい♪
お母さんが生きていた頃、わたしに知識はチカラなんだって、知識があればご飯を食べる事も出来るんだってよく言っていた、その時は意味が分からなかったけど
でも商会の人は色々な事を知ってる人が多い、だから知識があるのは大事な事なんだと思う
でも今のわたしにはその知識が足りないみたい、だってとても空腹だから
最近スラム街に人が増えた
また何処かの国と戦争をしているらしい、人が増えたせいで仕事が少なくなって最近は木の実しか食べていない
わたしは『身体を売る』という仕事をしてみようかと思っている、詳しく分からないけれど毎日ご飯を食べるくらいのお金は稼げるらしいから
朝から何人かに「身体を買って欲しい」と声をかけてみたけど駄目だった、服がボロボロなのがいけないのだろうか?でも服はこれしか持っていない
あきらめて帰ろうとした時、キョロキョロしながら歩いている若い男の人がいた、とても優しそうな顔をした人だ
この人なら同情してわたしを買ってくれるかもしれない
わたしが身体を買って欲しいと声をかけると、その人はとても困った顔をしていた
その顔を見てわたしは何故かとても悪い事をしたような気持ちになってしまった、そしたらその人はわたしに仕事を手伝ってくれないかと聞いてきた
突然の事で驚いたけれど報酬に肉串をくれるというので喜んで引き受ける事にした
どんな仕事をするのかと思ったら、干し芋という食べ物を無料で配る仕事だった
食べ物を無料で配るなんてどうゆう事か分からなかったけど、たくさん配ってと言われたのでわたしは頑張ってたくさん配った
配り終えて休んでいると、その人がやってきて商品が完売したととても喜んでいた、何故無料で配った商品が売れるのかわたしには意味が分からなかった
そして完売したお礼といって、肉串とパンをくれた、わたしは干し芋を配っていただけなのに
戸惑っていると明日も手伝って欲しいと言われて驚いたけど、驚き過ぎて慣れてしまった(笑)
肉串が貰えるなら断る理由も無いから喜んで引き受ける
その人と別れたわたしはすぐに肉串を食べる、久しぶりのまともな食事は凄く美味しかった、涙が出るくらいに
ーー翌日ーー
昨日干し芋を売る手伝いの報酬として貰ったパンを食べようと、手にチカラを入れてパンをちぎろうとしたらパンが潰れてしまった
え?
どうして?
だってパンといえば硬い物だから、このパンは外側はそれなりに硬いけど中は驚くほどに柔らかかった
こんなパンは初めて見る、きっとあの人が自分で食べる為のパンを間違えてわたしに渡したんだろう、きっとそうだ!
でもこの潰れたパンを返してもあの人はきっと困る
今日は昨日以上に頑張って働こうと誓い、わたしは潰れたパンを頬張るとあまりの美味しさに驚きパンがノドに詰まりそうになった
貴族やお金持ちが食べるパンは柔らかくてとても美味しいらしいから、このパンもきっとそういうパンだ
商売は上手そうなのにそそっかしい人、わたしがキチンと教えてあげないと!
だって商会の人も駄目なところはちゃんと言わないと本人の為にならないって言っていたから
あの人は他の商人さんたちと比べると凄く頼りなく感じた、だからわたしが早く教えてあげないと駄目だと思う!
ふふっ、早く約束の時間にならないかな♪
わたしは今日1日の稼ぎである硬いパンを抱えてスラム街にある家に帰る
家と言っても崩れた石壁と板で囲ってあるだけの粗末な物だ
数年前に両親が流行病で亡くなってから私はここで暮らしている
ここでの仕事は2つしかない。
商会の雑用か、この街に来た人を案内する仕事のどちらかだ、それ以外は森で食べれる物を探している
わたしの今日の仕事も商会での雑用だった。
その商会の会長さんはいつも私たちに仕事をくれる優しい人だけど、みんな平等になるように順番に仕事をくれるから、なかなかわたしの番にならない
でも商会の仕事は色々な話が聞けるから楽しい♪
お母さんが生きていた頃、わたしに知識はチカラなんだって、知識があればご飯を食べる事も出来るんだってよく言っていた、その時は意味が分からなかったけど
でも商会の人は色々な事を知ってる人が多い、だから知識があるのは大事な事なんだと思う
でも今のわたしにはその知識が足りないみたい、だってとても空腹だから
最近スラム街に人が増えた
また何処かの国と戦争をしているらしい、人が増えたせいで仕事が少なくなって最近は木の実しか食べていない
わたしは『身体を売る』という仕事をしてみようかと思っている、詳しく分からないけれど毎日ご飯を食べるくらいのお金は稼げるらしいから
朝から何人かに「身体を買って欲しい」と声をかけてみたけど駄目だった、服がボロボロなのがいけないのだろうか?でも服はこれしか持っていない
あきらめて帰ろうとした時、キョロキョロしながら歩いている若い男の人がいた、とても優しそうな顔をした人だ
この人なら同情してわたしを買ってくれるかもしれない
わたしが身体を買って欲しいと声をかけると、その人はとても困った顔をしていた
その顔を見てわたしは何故かとても悪い事をしたような気持ちになってしまった、そしたらその人はわたしに仕事を手伝ってくれないかと聞いてきた
突然の事で驚いたけれど報酬に肉串をくれるというので喜んで引き受ける事にした
どんな仕事をするのかと思ったら、干し芋という食べ物を無料で配る仕事だった
食べ物を無料で配るなんてどうゆう事か分からなかったけど、たくさん配ってと言われたのでわたしは頑張ってたくさん配った
配り終えて休んでいると、その人がやってきて商品が完売したととても喜んでいた、何故無料で配った商品が売れるのかわたしには意味が分からなかった
そして完売したお礼といって、肉串とパンをくれた、わたしは干し芋を配っていただけなのに
戸惑っていると明日も手伝って欲しいと言われて驚いたけど、驚き過ぎて慣れてしまった(笑)
肉串が貰えるなら断る理由も無いから喜んで引き受ける
その人と別れたわたしはすぐに肉串を食べる、久しぶりのまともな食事は凄く美味しかった、涙が出るくらいに
ーー翌日ーー
昨日干し芋を売る手伝いの報酬として貰ったパンを食べようと、手にチカラを入れてパンをちぎろうとしたらパンが潰れてしまった
え?
どうして?
だってパンといえば硬い物だから、このパンは外側はそれなりに硬いけど中は驚くほどに柔らかかった
こんなパンは初めて見る、きっとあの人が自分で食べる為のパンを間違えてわたしに渡したんだろう、きっとそうだ!
でもこの潰れたパンを返してもあの人はきっと困る
今日は昨日以上に頑張って働こうと誓い、わたしは潰れたパンを頬張るとあまりの美味しさに驚きパンがノドに詰まりそうになった
貴族やお金持ちが食べるパンは柔らかくてとても美味しいらしいから、このパンもきっとそういうパンだ
商売は上手そうなのにそそっかしい人、わたしがキチンと教えてあげないと!
だって商会の人も駄目なところはちゃんと言わないと本人の為にならないって言っていたから
あの人は他の商人さんたちと比べると凄く頼りなく感じた、だからわたしが早く教えてあげないと駄目だと思う!
ふふっ、早く約束の時間にならないかな♪
あなたにおすすめの小説
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
能力値カンストで異世界転生したので…のんびり生きちゃダメですか?
火産霊神
ファンタジー
私の異世界転生、思ってたのとちょっと違う…?
24歳OLの立花由芽は、ある日異世界転生し「ユメ」という名前の16歳の魔女として生きることに。その世界は魔王の脅威に怯え…ているわけでもなく、レベルアップは…能力値がカンストしているのでする必要もなく、能力を持て余した彼女はスローライフをおくることに。そう決めた矢先から何やらイベントが発生し…!?
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
神様の忘れ物
mizuno sei
ファンタジー
仕事中に急死した三十二歳の独身OLが、前世の記憶を持ったまま異世界に転生した。
わりとお気楽で、ポジティブな主人公が、異世界で懸命に生きる中で巻き起こされる、笑いあり、涙あり(?)の珍騒動記。
【☆完結☆】転生箱庭師は引き籠り人生を送りたい
寿明結未(ことぶき・あゆみ)
ファンタジー
昔やっていたゲームに、大型アップデートで追加されたソレは、小さな箱庭の様だった。
ビーチがあって、畑があって、釣り堀があって、伐採も出来れば採掘も出来る。
ビーチには人が軽く住めるくらいの広さがあって、畑は枯れず、釣りも伐採も発掘もレベルが上がれば上がる程、レアリティの高いものが取れる仕組みだった。
時折、海から流れつくアイテムは、ハズレだったり当たりだったり、クジを引いてる気分で楽しかった。
だから――。
「リディア・マルシャン様のスキルは――箱庭師です」
異世界転生したわたくし、リディアは――そんな箱庭を目指しますわ!
============
小説家になろうにも上げています。
一気に更新させて頂きました。
中国でコピーされていたので自衛です。
「天安門事件」
異世界ママ、今日も元気に無双中!
チャチャ
ファンタジー
> 地球で5人の子どもを育てていた明るく元気な主婦・春子。
ある日、建設現場の事故で命を落としたと思ったら――なんと剣と魔法の異世界に転生!?
目が覚めたら村の片隅、魔法も戦闘知識もゼロ……でも家事スキルは超一流!
「洗濯魔法? お掃除召喚? いえいえ、ただの生活の知恵です!」
おせっかい上等! お節介で世界を変える異世界ママ、今日も笑顔で大奮闘!
魔法も剣もぶっ飛ばせ♪ ほんわかテンポの“無双系ほんわかファンタジー”開幕!
インターネットで異世界無双!?
kryuaga
ファンタジー
世界アムパトリに転生した青年、南宮虹夜(ミナミヤコウヤ)は女神様にいくつものチート能力を授かった。
その中で彼の目を一番引いたのは〈電脳網接続〉というギフトだ。これを駆使し彼は、ネット通販で日本の製品を仕入れそれを売って大儲けしたり、日本の企業に建物の設計依頼を出して異世界で技術無双をしたりと、やりたい放題の異世界ライフを送るのだった。
これは剣と魔法の異世界アムパトリが、コウヤがもたらした日本文化によって徐々に浸食を受けていく変革の物語です。