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第5話 食事
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side:フィオナ
ポーラさんに案内された部屋に入ると、さっそく持って来た荷物を整理する。
荷物と言っても最低限の着替えと櫛や手鏡等の細々した物しか無いから、クローゼットに服を入れるだけだ。
改めて部屋の中を見ると、セミダブルのベッドにサイドテーブル、文几と椅子があるだけの質素な部屋だけど
部屋に置いてある物はどれも腕の良い職人が作ったであろう事が、見た瞬間に分かる程度には高級品だ。
さっそく椅子に座って座り心地を確かめる。これもシンプルな作りだけど背もたれの確度や高さ等々、体にジャストフィットしてとても良い感じだ♪
ふと顔を顔を上げると、窓ガラスの向こうに綺麗な夕陽が見えた。
コンコンコン
「はーい」
ガチャッ
「失礼致します。フィオナ様お食事の用意が出来ましたのでリビングまでお越し下さい。」
「分かりました。直ぐ行きます。」
初日から勝手に屋敷内を見て回るのもどうかと思ったので、夕陽を見てぼーっとしていたら結構な時間が経っていたらしい。
手鏡で自分の姿を見て、おかしな所が無いかを素早く確認しリビングへと向かう。
カチャ、、、カチャ、、、、、、カチャ、、、、
現在、私の目の前にはルーファウス様が座って夕食を食べている。
その御姿はとても上品且つ優雅でいつまででも見ていられる♪
ルーファウス様は食事は静かに食べるのを好むのか、時折ナイフやフォークが皿に当たった音が鳴るだけで、とても静かな時間が流れている。
この静かさは息が詰まると感じて苦手な人も居るかもしれないけれど、幸いにも私はこの静かさが心地好いと感じているので何も問題は無い
問題は無いのだけれど
ルーファウス様の食事と私の食事の内容が違うのがとても気になる!
私の食事内容は
コーンスープ、シーザーサラダ、ビーフステーキ、イチゴのムースケーキ
コース料理のように一品ずつではなく、デザートまで最初から出してくれているのはとても嬉しい♪
一品ずつゆっくり食べるのは私の性格に合わないのよね(笑)
おっと!
ナイフで切ったステーキを危うくパンに挟んで食べる所だった(汗)
こういう所は前世の記憶が残ってる影響なんだけど、無意識に行動しちゃうから気を付けないと!
ん?
なんとなくルーファウス様がこちらを見ていたような、、、気のせいよね
そんな事よりも気になるルーファウス様の食事内容は
小さめのビーフステーキ(150グラムくらい?)と、大きめのグラスに入れられた緑色の液体?だけだ。あの液体はおそらく野菜や果物をミキサーにかけた物だと思うけど
その2品しか食べないの?
他にもテーブルの上にはバゲットやバターロールが置かれているけれど、ルーファウス様が食べる様子は無い。
私が疑問に思っているとルーファウス様は食事を完食してしまった。
「明日からの予定だが、私は騎士団で仕事だから貴女は自由に過ごしてくれて構わない。」
「自由に、ですか?」
「ああ、と言っても我が家でパーティーを開かれても困る。まぁ知り合いを2~3人招いてのお茶会程度は好きにしてくれていい」
「あっ、はい、ありがとうございます。」
ルーファウス様のお気遣いはありがたいけれど、私にお茶会に招けるような知り合いは居ないのよね(悲)
私はこれでも公爵令嬢、お茶会を開けば「是非御一緒に!」と言ってくれる人はそれなりに居る
そう言ってくれる人は漏れ無く下心しか無いけれどね。
「では私は仕事が残ってるから先に失礼させて貰う。貴女はゆっくり食事を楽しんでくれ」
そう言うとルーファウス様は部屋から出て行ってしまった。
女性を残して先に席を立つのは通常なら失礼になる行為だけど、名門ブルーム公爵家の当主がそんな事を知らないはずは無い。
という事はあえて席を立った?
何故?
私が何か気にさわる事でもしたのだろうか?
とりあえず今回も部屋の隅で控えているポーラさんに助言を求めてみよう。
すると私の視線に気付いたポーラさんが直ぐに来てくれる。
「食べ終わった皿をお下げしますね。」
「あの、ルーファウス様はいつもあのような感じなのでしょうか?」
「いいえフィオナ様、坊っちゃんはいつもはあのように楽しげに食事をされる方ではありませんよ」
ええー?!
あのポーカーフェイスの何処が楽しげだったの?
でも、嬉しそうに話すポーラさんが嘘を言ってるとは思えないし
機嫌を損ねるような事はしていなかったから今日のところは良しとしよう!
つづく。
ポーラさんに案内された部屋に入ると、さっそく持って来た荷物を整理する。
荷物と言っても最低限の着替えと櫛や手鏡等の細々した物しか無いから、クローゼットに服を入れるだけだ。
改めて部屋の中を見ると、セミダブルのベッドにサイドテーブル、文几と椅子があるだけの質素な部屋だけど
部屋に置いてある物はどれも腕の良い職人が作ったであろう事が、見た瞬間に分かる程度には高級品だ。
さっそく椅子に座って座り心地を確かめる。これもシンプルな作りだけど背もたれの確度や高さ等々、体にジャストフィットしてとても良い感じだ♪
ふと顔を顔を上げると、窓ガラスの向こうに綺麗な夕陽が見えた。
コンコンコン
「はーい」
ガチャッ
「失礼致します。フィオナ様お食事の用意が出来ましたのでリビングまでお越し下さい。」
「分かりました。直ぐ行きます。」
初日から勝手に屋敷内を見て回るのもどうかと思ったので、夕陽を見てぼーっとしていたら結構な時間が経っていたらしい。
手鏡で自分の姿を見て、おかしな所が無いかを素早く確認しリビングへと向かう。
カチャ、、、カチャ、、、、、、カチャ、、、、
現在、私の目の前にはルーファウス様が座って夕食を食べている。
その御姿はとても上品且つ優雅でいつまででも見ていられる♪
ルーファウス様は食事は静かに食べるのを好むのか、時折ナイフやフォークが皿に当たった音が鳴るだけで、とても静かな時間が流れている。
この静かさは息が詰まると感じて苦手な人も居るかもしれないけれど、幸いにも私はこの静かさが心地好いと感じているので何も問題は無い
問題は無いのだけれど
ルーファウス様の食事と私の食事の内容が違うのがとても気になる!
私の食事内容は
コーンスープ、シーザーサラダ、ビーフステーキ、イチゴのムースケーキ
コース料理のように一品ずつではなく、デザートまで最初から出してくれているのはとても嬉しい♪
一品ずつゆっくり食べるのは私の性格に合わないのよね(笑)
おっと!
ナイフで切ったステーキを危うくパンに挟んで食べる所だった(汗)
こういう所は前世の記憶が残ってる影響なんだけど、無意識に行動しちゃうから気を付けないと!
ん?
なんとなくルーファウス様がこちらを見ていたような、、、気のせいよね
そんな事よりも気になるルーファウス様の食事内容は
小さめのビーフステーキ(150グラムくらい?)と、大きめのグラスに入れられた緑色の液体?だけだ。あの液体はおそらく野菜や果物をミキサーにかけた物だと思うけど
その2品しか食べないの?
他にもテーブルの上にはバゲットやバターロールが置かれているけれど、ルーファウス様が食べる様子は無い。
私が疑問に思っているとルーファウス様は食事を完食してしまった。
「明日からの予定だが、私は騎士団で仕事だから貴女は自由に過ごしてくれて構わない。」
「自由に、ですか?」
「ああ、と言っても我が家でパーティーを開かれても困る。まぁ知り合いを2~3人招いてのお茶会程度は好きにしてくれていい」
「あっ、はい、ありがとうございます。」
ルーファウス様のお気遣いはありがたいけれど、私にお茶会に招けるような知り合いは居ないのよね(悲)
私はこれでも公爵令嬢、お茶会を開けば「是非御一緒に!」と言ってくれる人はそれなりに居る
そう言ってくれる人は漏れ無く下心しか無いけれどね。
「では私は仕事が残ってるから先に失礼させて貰う。貴女はゆっくり食事を楽しんでくれ」
そう言うとルーファウス様は部屋から出て行ってしまった。
女性を残して先に席を立つのは通常なら失礼になる行為だけど、名門ブルーム公爵家の当主がそんな事を知らないはずは無い。
という事はあえて席を立った?
何故?
私が何か気にさわる事でもしたのだろうか?
とりあえず今回も部屋の隅で控えているポーラさんに助言を求めてみよう。
すると私の視線に気付いたポーラさんが直ぐに来てくれる。
「食べ終わった皿をお下げしますね。」
「あの、ルーファウス様はいつもあのような感じなのでしょうか?」
「いいえフィオナ様、坊っちゃんはいつもはあのように楽しげに食事をされる方ではありませんよ」
ええー?!
あのポーカーフェイスの何処が楽しげだったの?
でも、嬉しそうに話すポーラさんが嘘を言ってるとは思えないし
機嫌を損ねるような事はしていなかったから今日のところは良しとしよう!
つづく。
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