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第11話 食事改善大作戦
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side:フィオナ
「「「いただきまーす」」」
「あーんっ、モグモグモグモグ、、旨っ!フィオナ様これ凄く旨いです♪」
「ふふっ、沢山あるからゆっくり食べてねスミスさん」
「挨拶が遅れましたフィオナ様。メイドのアリスです。」
「アリスさんは昨日は休みだったのよね?よろしくね」
現在の時刻は正午
私は使用人の皆と一緒にお昼ご飯を食べている。
ポテトサラダサンドもビーフポテトサンドも皆に喜んで貰えたみたいで良かった。
「ねぇフィオナ様、これジャガイモなのにどうしてこんなに滑らかなんですか?」
「それはマヨネーズを混ぜてるからね」
「マヨネーズ?」
「チュニーは知らなくて当然ね、マヨネーズは宮廷料理人くらいしか使わないから」
アリスさんの言う通り、キャラメリゼ王国ではマヨネーズは一般にはほぼ普及していない。
作り方はそれほど難しくは無いけれど、新鮮な卵が必要だし保存の問題もあるからしょうがないだろう。
魔力で動く冷蔵庫もあるらしいけど、フォルティエス公爵領では見た事が無い。
「フィオナ様は料理人を目指してるんですか?」
「美味しい料理が食べたいから趣味で作ってるだけよ。フォルティエス公爵家は凄腕の料理人を雇えるほど裕福じゃ無かったし(笑)」
「もっ、申し訳御座いませんフィオナ様(汗)」
「ううん、気にしないでチュニー、料理を作るのが好きなのは本当だし。という事で、夕食も手伝わせて貰えないかな?」
「さすがに夕食までは、、、」
「はっきり言うと、ルーファウス様と別メニューってちょっと気を使うの。今夜の夕食もそうなんでしょ?」
「そうですね、ルーファウス様とフィオナ様の食事メニューは別々の予定です。」
「ルーファウス様はどうして野菜ジュースなのかしら?栄養は充分採れるでしょうけど」
「んー、私が働き出した時は既に毎食野菜ジュースを飲んでたんで、、、アリスさんは知ってますか?」
「ルーファウス様が野菜ジュースを飲み出したのは1年と少し前からですけど、理由までは聞いていません。
肉や魚は変わらず食べておられますし、栄養に問題が無ければ私達が異を唱える事はありません。なのではっきりとした理由は分からないです。」
うーむ
明確な理由は分からないかぁ、でもこれって逆に考えれば食事メニューを変更しても問題無いんじゃない?
とりあえず野菜ジュースの量を減らして、代わりに料理を1品増やして様子を見てみよう。
何か言われても、きちんと理由を説明すれば理解は得られるはず。
「では今から『水餃子』を作りたいと思います。」
「「「スイギョーザ?」」」
ふふっ
3人が揃って不思議そうな顔をしているけれど、それも当然ね。
一般的に普及しているかはともかく、キャラメリゼ王国では様々な調味料がある。
砂糖、塩、胡椒、酢、味噌、醤油、味醂、豆板醤、ナンプラー、その他スパイス類
海辺の街に行けば乾燥させた昆布も売られている。でも昆布は出汁を取る為では無くて、スープの具として使う保存食だけどね。
とまぁ意外にも食材は豊富なので『和食・洋食・中華』、どれもそれっぽい料理を提供するお店はある。
ただ『肉まん』はあるけど『餃子』は無かったりと、色々とチグハグな所があるのは仕方ないのかなぁ。
「皆さんに水餃子を説明しますと、小麦粉で作った皮に細かく切った肉や野菜を包んで茹でた料理です。
茹でずに焼いて皮をパリっとさせても美味しいんだけど、今回は食べやすさを優先して水餃子を作ろうかなと思うんですけど、どうでょう?」
「野菜は沢山摂取出来そうですから、ルーファウス様にも喜んで頂けるかと思います。」
「俺は焼いた餃子が気になる」
「あっ、私も焼いた餃子が気になります。」
「とりあえず両方作って皆で試食しましょうか?」
「おうっ!」「やったぁー♪」
「あなた達フィオナ様の前ではしゃぎ過ぎですよ。フィオナ様がルーファウス様の婚約者という事を忘れていませんか?」
「アリスさん大丈夫だから、プライベートな時まで畏まられ過ぎると疲れるだけだし」
「まぁフィオナ様がそう仰るなら、私に否やはありませんけど」
「それじゃあ、水餃子の材料を探しに厨房へ、レッツゴー♪」
「「「おー!」」」
つづく。
「「「いただきまーす」」」
「あーんっ、モグモグモグモグ、、旨っ!フィオナ様これ凄く旨いです♪」
「ふふっ、沢山あるからゆっくり食べてねスミスさん」
「挨拶が遅れましたフィオナ様。メイドのアリスです。」
「アリスさんは昨日は休みだったのよね?よろしくね」
現在の時刻は正午
私は使用人の皆と一緒にお昼ご飯を食べている。
ポテトサラダサンドもビーフポテトサンドも皆に喜んで貰えたみたいで良かった。
「ねぇフィオナ様、これジャガイモなのにどうしてこんなに滑らかなんですか?」
「それはマヨネーズを混ぜてるからね」
「マヨネーズ?」
「チュニーは知らなくて当然ね、マヨネーズは宮廷料理人くらいしか使わないから」
アリスさんの言う通り、キャラメリゼ王国ではマヨネーズは一般にはほぼ普及していない。
作り方はそれほど難しくは無いけれど、新鮮な卵が必要だし保存の問題もあるからしょうがないだろう。
魔力で動く冷蔵庫もあるらしいけど、フォルティエス公爵領では見た事が無い。
「フィオナ様は料理人を目指してるんですか?」
「美味しい料理が食べたいから趣味で作ってるだけよ。フォルティエス公爵家は凄腕の料理人を雇えるほど裕福じゃ無かったし(笑)」
「もっ、申し訳御座いませんフィオナ様(汗)」
「ううん、気にしないでチュニー、料理を作るのが好きなのは本当だし。という事で、夕食も手伝わせて貰えないかな?」
「さすがに夕食までは、、、」
「はっきり言うと、ルーファウス様と別メニューってちょっと気を使うの。今夜の夕食もそうなんでしょ?」
「そうですね、ルーファウス様とフィオナ様の食事メニューは別々の予定です。」
「ルーファウス様はどうして野菜ジュースなのかしら?栄養は充分採れるでしょうけど」
「んー、私が働き出した時は既に毎食野菜ジュースを飲んでたんで、、、アリスさんは知ってますか?」
「ルーファウス様が野菜ジュースを飲み出したのは1年と少し前からですけど、理由までは聞いていません。
肉や魚は変わらず食べておられますし、栄養に問題が無ければ私達が異を唱える事はありません。なのではっきりとした理由は分からないです。」
うーむ
明確な理由は分からないかぁ、でもこれって逆に考えれば食事メニューを変更しても問題無いんじゃない?
とりあえず野菜ジュースの量を減らして、代わりに料理を1品増やして様子を見てみよう。
何か言われても、きちんと理由を説明すれば理解は得られるはず。
「では今から『水餃子』を作りたいと思います。」
「「「スイギョーザ?」」」
ふふっ
3人が揃って不思議そうな顔をしているけれど、それも当然ね。
一般的に普及しているかはともかく、キャラメリゼ王国では様々な調味料がある。
砂糖、塩、胡椒、酢、味噌、醤油、味醂、豆板醤、ナンプラー、その他スパイス類
海辺の街に行けば乾燥させた昆布も売られている。でも昆布は出汁を取る為では無くて、スープの具として使う保存食だけどね。
とまぁ意外にも食材は豊富なので『和食・洋食・中華』、どれもそれっぽい料理を提供するお店はある。
ただ『肉まん』はあるけど『餃子』は無かったりと、色々とチグハグな所があるのは仕方ないのかなぁ。
「皆さんに水餃子を説明しますと、小麦粉で作った皮に細かく切った肉や野菜を包んで茹でた料理です。
茹でずに焼いて皮をパリっとさせても美味しいんだけど、今回は食べやすさを優先して水餃子を作ろうかなと思うんですけど、どうでょう?」
「野菜は沢山摂取出来そうですから、ルーファウス様にも喜んで頂けるかと思います。」
「俺は焼いた餃子が気になる」
「あっ、私も焼いた餃子が気になります。」
「とりあえず両方作って皆で試食しましょうか?」
「おうっ!」「やったぁー♪」
「あなた達フィオナ様の前ではしゃぎ過ぎですよ。フィオナ様がルーファウス様の婚約者という事を忘れていませんか?」
「アリスさん大丈夫だから、プライベートな時まで畏まられ過ぎると疲れるだけだし」
「まぁフィオナ様がそう仰るなら、私に否やはありませんけど」
「それじゃあ、水餃子の材料を探しに厨房へ、レッツゴー♪」
「「「おー!」」」
つづく。
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