【完結】公爵令嬢に転生したので両親の決めた相手と結婚して幸せになります!

永倉伊織

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第40話 スフォリアテッラ・キャラメリゼ

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はぁ

離宮で開いたお茶会も終わり私室に戻ると、思わずため息が出てしまった。

疲れている訳でも無いしお茶会の内容に不満があった訳でも、、、

少し物足りなくはあるけれどそれはいつもの事だから不満というほどでは無い。

今日はいつもと違い、素敵な出会いがあったからに他ありません。


私がお茶会を開催する目的は皆さんと『普通の会話』をする事だ。

王妃である私と普通に話をするのが難しい事は承知しているけれど、だからこそ私は時折無性に普通の会話をしたくなってしまう。

離宮で開催するお茶会に招待する方々も、私とは直接の利害関係が無く派閥争いにも消極的な者に厳選したのですけれど

それが誤解を産んでしまったのか、私がお茶会を開催するのはドレスを自慢する為だと思われてしまいました。

なのでお茶会で声をかけても、私が着ているドレスについての会話しか出来ませんでした。

ドレスを自慢したい気持ちが無いと言えば嘘になるので否定出来ないのが辛い所です。

ですがそんな招待客の中で私は見付けました。

お茶会用に私が用意したマドレーヌを、とても嬉しそうにパクパク食べる3人の女性を!

お菓子など申し訳程度にひと口食べるだけの方がほとんどのお茶会において、あんなに次から次にパクパク食べるなんて、、、

控えめに言って最高です!

せっかく用意したのですからお菓子も堪能して欲しいのです。

私はマドレーヌをパクパク食べる3人組に声をかける事にしました。

3人組はフォルティエス公爵家の二女フィオナさんと、お付きのメイドの2人でした。

ゆっくり話をする為にお茶会が終わってから離宮の応接室に来て頂いたのですけれど、、、応接室にやって来た3人は予想外に寛いで居ますね(笑)

笑っては失礼になるでしょうし、私が非公式の場だから畏まらなくても良いと言ったからですけど

フィオナさんよりお付きのメイド2人の方がリラックスしていて、フィオナさんが困っている姿を見ていると、笑いを堪えるのが辛いです(汗)


どうにか笑いを堪えて話をしていると、フィオナさんはお菓子作りが好きな事が分かりました。

しかも最近作ったのがシャーベットと言う名前の、聞いた事の無い氷菓子だと言うではありませんか

王妃である私でさえも知らないお菓子、、、是非食べたい!

無理を承知で今から作れないか聞いてみると、材料さえあれば15分程度で作れると返答されました。

え?

15分で作れるの?!

いやもう、これは絶対に氷菓子を食べたい!

必要な材料を聞いて用意させたら、本当に15分程度でイチゴミルクシャーベットという氷菓子を作ってしまった。

さっそくひと口食べると

はぁ~、美味しい♪

氷菓子だから当然だけど冷たくて一瞬で溶けてしまった。なんて儚いお菓子なのかしら(悲)

まさかこれほど美味しいお菓子が、こんなに簡単に作れるなんて、、、


「リア様もどうぞ。ウェハースはお口直しに食べても良いですけど、細かく砕いてアイスと一緒に食べるのも有りです!」

「そうなのね!ザクッザクッ、と砕いて、頂きます。あんっ、んんーふふふっ♪」


メイドのアリスさんから渡されたアイスはシャーベットとは違い、濃厚な味わいで癖になる美味しさで、更にアイスに添えられたウェハースが良い仕事をしています。

結局シャーベットとアイスを2杯ずつ食べたら、私の側付きのメイドから「食べ過ぎです!」って叱られたけれど、後悔は無い!

楽しい時間はあっという間に過ぎてしまいました。


フィオナ・フォルティエスとメイドのアリスとチュニー

楽しい時間と出会いに感謝です。

きっとまた近い内に会いましょう♪

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