【完結】公爵令嬢に転生したので両親の決めた相手と結婚して幸せになります!

永倉伊織

文字の大きさ
54 / 67

第53話 準備

しおりを挟む
side:フィオナ


「う゛っ(泣)」

「フィオナ様、頑張って下さい。さぁ、もう一度いきますよぉー、せいっ!」

「ぐぇっ?!」

「もう少しです、、、はい、これくらいで良いでしょう。」

「はぁ、、はぁ、、、ポーラさん、こんなにガッチリ締め付ける必要があるんですか?」

「必要かどうかと問われますと、淑女の嗜みとしか言えませんね。
式当日はゆったりしたドレスで構わないとルーファウス様も仰っていますから、今日は頑張って下さい。」

「あっ、はい、頑張ります(悲)」


今日は結婚式用のドレスの試着をしているのだけど、口から胃が出そうになるくらいにコルセットを締め付ける必要は無いと思う!

私が着ているのは伝統的な婚礼用のドレスだけど、結婚記念の肖像画として残しておく為に着ているだけだ。

ポーラさんも言っていたように、結婚式当日はゆったりした別のドレスを着る予定でなければ、私は今日から結婚式当日まで本気で断食ダイエットをする所だった。

淑女の嗜みでコルセットを締め付けるとか本当になんなのよぉー(怒)


◇     ◇     ◇


「お疲れ様でした。コルセットを緩めますね。」

「ふぅーーー、なんとか無事に終わった(汗)」


肖像画の下絵が描き終わるまでどうにか耐えられたけど、疲労困憊だ。


「フィオナ様、シャーベットを冷やしておいたんですけど食べますか?」

「食べるー♪ありがとうアリスさん、今はとにかく体の中から冷やしたい気分だよ」

「今日は少し蒸しますからね。シャーベットは直ぐに持って来ますから待ってて下さい。」


はぁ~、皆の優しさに感謝しか無いよ。


「あっ、そういえば、ポーラさーんちょっといい?」

「はい、フィオナ様どうされました?」

「結婚式の事なんだけど、家族以外は招待しない質素な式で良いの?」

「ルーファウス様も派手な式は必要無いと仰ってますし、フィオナ様も見ず知らずの方々に挨拶攻めにされるのは嫌でしょう?」

「それはまぁ、、嫌ですね。ただ、質素な式にすると私の両親が文句を言うと思います。」

「結婚は貴族にとって色々とありますからね、少しくらいの文句は笑顔で聞いて差し上げて、ガス抜きする必要はあるでしょう。
まぁ文句だけで済まないようなら、こちらとしても対応する必要が出て来ますが」

「あっ、うん、大丈夫!最後の親孝行だと思って私が両親にきちんと話をしておくから、大丈夫です!」

「御手数をかけますが、よろしくお願い致します。」


ふぅー(汗)

ポーラさんはいつもと変わらない表情ではあったけど、有無を言わさぬ何かをひしひしと感じる事が出来た。

そもそもポーラさんを含めブルーム公爵家に仕える人達は、護衛をメインにしてる人だから、その人達が対応をするという事は、そういう事なんだろう。

これは本気で両親に話をしておく必要がある。


「フィオナ様お待たせしました。シャーベットを持って、、、何かありました?」

「大丈夫何も無いから!シャーベットありがとう、オレンジのシャーベット嬉しいなぁ、いただきまーす。あんっ」


シャリシャリシャリシャリ

おおっ!

今日のシャーベットはいつものより氷の粒が大きくシャリシャリして美味しい♪

結婚式の予定日は今日より暑くなるだろうから、かき氷やシャーベットを出しても良いかもしれない。

私の前世の記憶にあるような、かき氷専門店のようなオシャレなかき氷を作れれば良いんだけど、どうやら前世の私はわざわざお店に行ってまでかき氷を食べなかったらしく

見た目の記憶はあるけれど、味の記憶が全く無い。

前世の事はミニーさんに相談するしか無いけど、ミニーさんには甘味の記憶がそれほど無いらしいのよねぇ

うーむ

これはどうしたものか、、、





つづく。
しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

侯爵家の愛されない娘でしたが、前世の記憶を思い出したらお父様がバリ好みのイケメン過ぎて毎日が楽しくなりました

下菊みこと
ファンタジー
前世の記憶を思い出したらなにもかも上手くいったお話。 ご都合主義のSS。 お父様、キャラチェンジが激しくないですか。 小説家になろう様でも投稿しています。 突然ですが長編化します!ごめんなさい!ぜひ見てください!

【完結】胃袋を掴んだら溺愛されました

成実
恋愛
前世の記憶を思い出し、お菓子が食べたいと自分のために作っていた伯爵令嬢。  天候の関係で国に、収める税を領地民のために肩代わりした伯爵家、そうしたら、弟の学費がなくなりました。  学費を稼ぐためにお菓子の販売始めた私に、私が作ったお菓子が大好き過ぎてお菓子に恋した公爵令息が、作ったのが私とバレては溺愛されました。

【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます

腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった! 私が死ぬまでには完結させます。 追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。 追記2:ひとまず完結しました!

義妹の嫌がらせで、子持ち男性と結婚する羽目になりました。義理の娘に嫌われることも覚悟していましたが、本当の家族を手に入れることができました。

石河 翠
ファンタジー
義母と義妹の嫌がらせにより、子持ち男性の元に嫁ぐことになった主人公。夫になる男性は、前妻が残した一人娘を可愛がっており、新しい子どもはいらないのだという。 実家を出ても、自分は家族を持つことなどできない。そう思っていた主人公だが、娘思いの男性と素直になれないわがままな義理の娘に好感を持ち、少しずつ距離を縮めていく。 そんなある日、死んだはずの前妻が屋敷に現れ、主人公を追い出そうとしてきた。前妻いわく、血の繋がった母親の方が、継母よりも価値があるのだという。主人公が言葉に詰まったその時……。 血の繋がらない母と娘が家族になるまでのお話。 この作品は、小説家になろうおよびエブリスタにも投稿しております。 扉絵は、管澤捻さまに描いていただきました。

至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます

下菊みこと
恋愛
至って普通の女子高生でありながら事故に巻き込まれ(というか自分から首を突っ込み)転生した天宮めぐ。転生した先はよく知った大好きな恋愛小説の世界。でも主人公ではなくほぼ登場しない脇役姫に転生してしまった。姉姫は優しくて朗らかで誰からも愛されて、両親である国王、王妃に愛され貴公子達からもモテモテ。一方自分は妾の子で陰鬱で誰からも愛されておらず王位継承権もあってないに等しいお姫様になる予定。こんな待遇満足できるか!羨ましさこそあれど恨みはない姉姫さまを守りつつ、目指せ隣国の王太子ルート!小説家になろう様でも「主人公気質なわけでもなく恋愛フラグもなければ死亡フラグに満ち溢れているわけでもない至って普通のネグレクト系脇役お姫様に転生したようなので物語の主人公である姉姫さまから主役の座を奪い取りにいきます」というタイトルで掲載しています。

前世で孵した竜の卵~幼竜が竜王になって迎えに来ました~

高遠すばる
恋愛
エリナには前世の記憶がある。 先代竜王の「仮の伴侶」であり、人間貴族であった「エリスティナ」の記憶。 先代竜王に真の番が現れてからは虐げられる日々、その末に追放され、非業の死を遂げたエリスティナ。 普通の平民に生まれ変わったエリスティナ、改めエリナは強く心に決めている。 「もう二度と、竜種とかかわらないで生きていこう!」 たったひとつ、心残りは前世で捨てられていた卵から孵ったはちみつ色の髪をした竜種の雛のこと。クリスと名付け、かわいがっていたその少年のことだけが忘れられない。 そんなある日、エリナのもとへ、今代竜王の遣いがやってくる。 はちみつ色の髪をした竜王曰く。 「あなたが、僕の運命の番だからです。エリナ。愛しいひと」 番なんてもうこりごり、そんなエリナとエリナを一身に愛する竜王のラブロマンス・ファンタジー!

不倫されて離婚した社畜OLが幼女転生して聖女になりましたが、王国が揉めてて大事にしてもらえないので好きに生きます

天田れおぽん
ファンタジー
 ブラック企業に勤める社畜OL沙羅(サラ)は、結婚したものの不倫されて離婚した。スッキリした気分で明るい未来に期待を馳せるも、公園から飛び出てきた子どもを助けたことで、弱っていた心臓が止まってしまい死亡。同情した女神が、黒髪黒目中肉中背バツイチの沙羅を、銀髪碧眼3歳児の聖女として異世界へと転生させてくれた。  ところが王国内で聖女の処遇で揉めていて、転生先は草原だった。  サラは女神がくれた山盛りてんこ盛りのスキルを使い、異世界で知り合ったモフモフたちと暮らし始める―――― ※第16話 あつまれ聖獣の森 6 が抜けていましたので2025/07/30に追加しました。

【完結】アッシュフォード男爵夫人-愛されなかった令嬢は妹の代わりに辺境へ嫁ぐ-

七瀬菜々
恋愛
 ブランチェット伯爵家はずっと昔から、体の弱い末の娘ベアトリーチェを中心に回っている。   両親も使用人も、ベアトリーチェを何よりも優先する。そしてその次は跡取りの兄。中間子のアイシャは両親に気遣われることなく生きてきた。  もちろん、冷遇されていたわけではない。衣食住に困ることはなかったし、必要な教育も受けさせてもらえた。  ただずっと、両親の1番にはなれなかったというだけ。  ---愛されていないわけじゃない。  アイシャはずっと、自分にそう言い聞かせながら真面目に生きてきた。  しかし、その願いが届くことはなかった。  アイシャはある日突然、病弱なベアトリーチェの代わりに、『戦場の悪魔』の異名を持つ男爵の元へ嫁ぐことを命じられたのだ。  かの男は血も涙もない冷酷な男と噂の人物。  アイシャだってそんな男の元に嫁ぎたくないのに、両親は『ベアトリーチェがかわいそうだから』という理由だけでこの縁談をアイシャに押し付けてきた。 ーーーああ。やはり私は一番にはなれないのね。  アイシャはとうとう絶望した。どれだけ願っても、両親の一番は手に入ることなどないのだと、思い知ったから。  結局、アイシャは傷心のまま辺境へと向かった。  望まれないし、望まない結婚。アイシャはこのまま、誰かの一番になることもなく一生を終えるのだと思っていたのだが………? ※全部で3部です。話の進みはゆっくりとしていますが、最後までお付き合いくださると嬉しいです。    ※色々と、設定はふわっとしてますのでお気をつけください。 ※作者はザマァを描くのが苦手なので、ザマァ要素は薄いです。  

処理中です...