138 / 145
ローランド大戦
嘘つきは泥棒の始まり
しおりを挟む
結局俺は、彼女に本当のことを言えなかった。
言えるわけが無かった。
「なんなこと言えば、絶対に千代は反対する。」
「千代ちゃん悲しむよ。勝手に居なくなったらさ。」
伊桜里が俺の肩をツンツンする。
「お前にだけは言われたくない。」
「それより。」
「良いの。そんなこと。アイツはホラ。楽しそう。私が居たら邪魔になっちゃうかなって。」
そこで、Mから通信が入った。
[すまないな君たち。セル帝国の国境から、直接ローランド大陸を目指してもらうことになる。]
奴らを止めるためなら、直接ローランド大陸に飛べば良い。
ただ、ユグドラシルのバックドアの場所が極東にバレれば、ミシュマッシュのみんなは危ないし、牡丹は彼らに何をされるか分からない。
「「了解。」」
俺は亜星と立ち話をしている千代の手を引いた。
「ちょっ、ちょっとなに? さっきから。」
「ホラ。いくぞ。一緒に来るって言ったのはお前だろ。」
彼女は一瞬ムスッとしたが、次第にしたり顔へと表情を変えていく。
「私が、椿井さんとはなしているから? 嫉妬しているの? 女の子同士なのに? えっ、おっも。」
はっ。コイツは、自意識過剰にも程があるとは思わないだろうか。
少し、ほんの少しだけ寂しかったよ。
だって俺、極東で仕事クビになってから、全然彼女と話してなかったんだぜ。
「ああ、そうだ。だからいくぞ。」
コレで彼女と一緒にいれるのは最後かもしれない。
だからこそ、彼女の温もりをできるだけ長く感じていたかった。
俺たちは順番にバックドアから外の世界へ出ていく。
そこは、セル帝国領の荒野のど真ん中だった。
「ウッソだろ。なにも見えねーよ。どっちが南の海で、どっちがローランド大陸に繋がる北海なのか。」
斥が右手を額に添えながらキョロキョロしている。
「私についてこい。」
アスィールはマントをたなびかせると、まっすぐ歩き出した。
その後を、双薔がトコトコとついて行く。
「おい待てよ。」
見覚えのある声。
幻聴……ではない。
「槍馬、それに新潟か。なにしに来た。」
わざわざ聞くほどでもないだろう。
「慎二、ここは私たちが引き受ける。双薔さんたちと、先に。」
「いいんや、双薔は渡さん。」
めんどくさい奴がもう一人。
彼はアスィールを軽蔑した目で見下している。
「アスィールさん。なぜ貴方が、台与鬼子と行動を共にしておられるのですか? 」
彼は振り返り、フードを払いのけると、真っ直ぐ彼を見た。
「そうする必要があるからだ。側近のお前なら分かるだろう。そうする必要があるのなら、私的感情を全て無視するし、そうする必要がなければ切り捨てる。」
「それが王である私の仕事だ。王というものは、感情に縛られてしまってはいけない。国の、歴史の奴隷でなければならない。」
伊桜里が腰のナイフを抜く。
同時に俺も腰から凛月を取り出した。
「慎二…… 」
「お前は戦わなくていい。新潟とも、槍馬とも。」
「ただ、俺が危なくなったら援護してくれ。」
「チキショウ。こんなところで足止め喰らっている暇なんてねえのによ。」
「ふふふ、美しくないな。ないよ君たち。」
斥も鏡子もやる気だ。
「慎二ぃぃぃぃぃぃぃ。」
槍馬が目を赤くして俺に飛びかかってきた。
彼は本気だ本気で俺をかりに来ようとしている。
俺が鬼でなくなった今も、あの、怪異狩りの家系の血は健在というわけか。
彼の天沼矛の上段斬りの構えが見えた途端、俺は凛月のチャクラムで『それ』を受け止めた。
天沼矛と戦う時のコツ。
それは出来るだけ先を読むこと。
簡単だ。
簡単だが難しい。
---時空壊---
心臓のリミッターを外した。
荒野の砂の一粒から、奴の血管の血の流れまで鮮明に見える。
今日は調子がいいのかもしれない。
「お前は俺を怒らせた。俺は寛大な奴だぜ。俺だけじゃない。他の十三部隊のみんなもだ。」
嘘だ。
なんだって。
奴からそんな性格の悪い言葉が出てくるわけないじゃないか。
だって奴は……
「俺もお前のこと嫌いだよ。昔っからな。」
「誰にでも優しくて、気配りができて、すぐに打ち解けられて、美奈が元の記憶を取り戻した後も、変わらずアイツを支えることが出来たのも、カーミラが極東にきた時に、極東を守ったのも、村で英雄視されているのもお前だ。」
「主人公みたいだよなお前は。なんでも出来てよ。」
俺は迫り来る布津御魂の残撃と、天沼矛の斬撃を交わしながら、彼へと鍔迫り合いに持ち込んだ。
「んでもって、俺みたいなクソ野郎のことに最後まで気をかけてきてよ。」
彼は、自身の血の力を最大限にまで引き上げると、俺のチャクラムと小太刀を弾き返してきた。
「気にかけてだと…… 」
「俺は…俺は…オマエについて行くことに精一杯だったんだ。」
彼は布津御魂を空に掲げる。
残撃は彼の頭上一点に集中し、
一気に俺たちへと向けて解き放たれた。
---千本針---
避けるだけなら容易い。
だが俺の後ろには
---金剛碧---
千代が銃鬼に力を込めてトリガーを引く。
俺の目の前に、金剛のシールドが展開された。
「なぜ俺を頼ってくれなかった。一人で抱え込むばかりで。そうじゃないか? 七宝隊長が本当の仇だっていうのなら、極東に消されそうになったっていうのなら。」
「幼馴染である俺に頼れば良かったじゃないか。」
「クッ。」
千代の能力では防ぎきれない。
槍馬の力が、布津御魂を増幅させているのだ。
おそらく今まで斬った怪異たちの怨念が、全てこの残撃たちに濃縮されている。
---雷盾---
俺は凛月を両手いっぱいに広げると、電磁シールドを展開した。
コレで残撃を止められる!!
「なんで、そこの素性も分からないやつのことを信用するだけ。俺の方が信頼されるべきなのに、お前の隣にいるべきなのに。」
なにを言っているだコイツは。
俺を過大評価して。
勝手にハードル上げやがってよ。
それでいてねちっこくて鬱陶しい。
俺の元から離れろよ。
「ドゴンッ。」
向こうで新潟と対峙している斥が発動した重力操作で、地面が揺れる。
反動で、槍馬が体勢を崩し、技が上に逸れる。
ただ一人大地の精霊を身に宿しているヤテンだけが、影響を受けず、アスィールの頸に刃を通そうとしている。
俺はすかさず凛月の小太刀を投げると、ヤテンの攻撃を弾き返した。
「邪魔をするな台与鬼子!! 」
「お前の相手は俺だ!! 俺を見ろぉおぉおぉぉぉ。」
後ろで、ヤテンの対応をしながら、右目で腐れ縁の攻撃に右手で対応する。
小太刀は放り投げたので、使えない。
コイル操作で、引きつけても間に合いそうにない。
---裏斬---
右掌が怪しく光り、一筋の線になってから、紫色の雷を呼び寄せて、禍々しい裏切りの刀が呼び出される。
「なっ。」
裏斬で天沼矛を弾き返してから、布津御魂の残撃に注意しながら、チャクラムで上段斬りを放つ。
チャクラムが振り下ろされたことで、鎖に繋がれている小太刀は反動で上昇する。
それがヤテンの剣を弾き返した。
逃げる槍馬に追撃をすべく裏斬を投げ、コイルを操作し、すぐさま小太刀を自分の右手元へと呼び戻した。
左脚を大きく踏み込み、彼へと疾走する。
再び残撃と斬撃を弾き返しながら、踊るように彼へと迫る。
「槍まぁぁぁぁぁぁ。」
「慎二ぃぃぃぃぃぃ。」
内側から外側へと、両手の武器を使い、彼の二振りの武器を弾き飛ばす。
いや、彼は自分から放り投げたのだ。
俺は凛月の小太刀を奴の喉笛の前で止める。
「なんのつもりだ。」
「慎二、ごめん。」
しまっ。
俺の死角に『残撃』があった。
一つ見逃していたもの。
いや、彼が隠していたのだ。
自身の天沼矛で、
攻撃を弾くふりをして。
---無限斬---
こめかみ、人差し指第二関節、右腕、左腕、頸動脈、鎖骨下静脈、大動脈、腹部、下腹部、右太もも、左太もも………
斬撃が俺のあらゆる部位を斬り裂く。
---金剛弾---
千代の攻撃が、槍馬へとヒットし、彼がパタリと倒れるのが見えた。
それから俺は意識を失い、なにも見えなくなった。
言えるわけが無かった。
「なんなこと言えば、絶対に千代は反対する。」
「千代ちゃん悲しむよ。勝手に居なくなったらさ。」
伊桜里が俺の肩をツンツンする。
「お前にだけは言われたくない。」
「それより。」
「良いの。そんなこと。アイツはホラ。楽しそう。私が居たら邪魔になっちゃうかなって。」
そこで、Mから通信が入った。
[すまないな君たち。セル帝国の国境から、直接ローランド大陸を目指してもらうことになる。]
奴らを止めるためなら、直接ローランド大陸に飛べば良い。
ただ、ユグドラシルのバックドアの場所が極東にバレれば、ミシュマッシュのみんなは危ないし、牡丹は彼らに何をされるか分からない。
「「了解。」」
俺は亜星と立ち話をしている千代の手を引いた。
「ちょっ、ちょっとなに? さっきから。」
「ホラ。いくぞ。一緒に来るって言ったのはお前だろ。」
彼女は一瞬ムスッとしたが、次第にしたり顔へと表情を変えていく。
「私が、椿井さんとはなしているから? 嫉妬しているの? 女の子同士なのに? えっ、おっも。」
はっ。コイツは、自意識過剰にも程があるとは思わないだろうか。
少し、ほんの少しだけ寂しかったよ。
だって俺、極東で仕事クビになってから、全然彼女と話してなかったんだぜ。
「ああ、そうだ。だからいくぞ。」
コレで彼女と一緒にいれるのは最後かもしれない。
だからこそ、彼女の温もりをできるだけ長く感じていたかった。
俺たちは順番にバックドアから外の世界へ出ていく。
そこは、セル帝国領の荒野のど真ん中だった。
「ウッソだろ。なにも見えねーよ。どっちが南の海で、どっちがローランド大陸に繋がる北海なのか。」
斥が右手を額に添えながらキョロキョロしている。
「私についてこい。」
アスィールはマントをたなびかせると、まっすぐ歩き出した。
その後を、双薔がトコトコとついて行く。
「おい待てよ。」
見覚えのある声。
幻聴……ではない。
「槍馬、それに新潟か。なにしに来た。」
わざわざ聞くほどでもないだろう。
「慎二、ここは私たちが引き受ける。双薔さんたちと、先に。」
「いいんや、双薔は渡さん。」
めんどくさい奴がもう一人。
彼はアスィールを軽蔑した目で見下している。
「アスィールさん。なぜ貴方が、台与鬼子と行動を共にしておられるのですか? 」
彼は振り返り、フードを払いのけると、真っ直ぐ彼を見た。
「そうする必要があるからだ。側近のお前なら分かるだろう。そうする必要があるのなら、私的感情を全て無視するし、そうする必要がなければ切り捨てる。」
「それが王である私の仕事だ。王というものは、感情に縛られてしまってはいけない。国の、歴史の奴隷でなければならない。」
伊桜里が腰のナイフを抜く。
同時に俺も腰から凛月を取り出した。
「慎二…… 」
「お前は戦わなくていい。新潟とも、槍馬とも。」
「ただ、俺が危なくなったら援護してくれ。」
「チキショウ。こんなところで足止め喰らっている暇なんてねえのによ。」
「ふふふ、美しくないな。ないよ君たち。」
斥も鏡子もやる気だ。
「慎二ぃぃぃぃぃぃぃ。」
槍馬が目を赤くして俺に飛びかかってきた。
彼は本気だ本気で俺をかりに来ようとしている。
俺が鬼でなくなった今も、あの、怪異狩りの家系の血は健在というわけか。
彼の天沼矛の上段斬りの構えが見えた途端、俺は凛月のチャクラムで『それ』を受け止めた。
天沼矛と戦う時のコツ。
それは出来るだけ先を読むこと。
簡単だ。
簡単だが難しい。
---時空壊---
心臓のリミッターを外した。
荒野の砂の一粒から、奴の血管の血の流れまで鮮明に見える。
今日は調子がいいのかもしれない。
「お前は俺を怒らせた。俺は寛大な奴だぜ。俺だけじゃない。他の十三部隊のみんなもだ。」
嘘だ。
なんだって。
奴からそんな性格の悪い言葉が出てくるわけないじゃないか。
だって奴は……
「俺もお前のこと嫌いだよ。昔っからな。」
「誰にでも優しくて、気配りができて、すぐに打ち解けられて、美奈が元の記憶を取り戻した後も、変わらずアイツを支えることが出来たのも、カーミラが極東にきた時に、極東を守ったのも、村で英雄視されているのもお前だ。」
「主人公みたいだよなお前は。なんでも出来てよ。」
俺は迫り来る布津御魂の残撃と、天沼矛の斬撃を交わしながら、彼へと鍔迫り合いに持ち込んだ。
「んでもって、俺みたいなクソ野郎のことに最後まで気をかけてきてよ。」
彼は、自身の血の力を最大限にまで引き上げると、俺のチャクラムと小太刀を弾き返してきた。
「気にかけてだと…… 」
「俺は…俺は…オマエについて行くことに精一杯だったんだ。」
彼は布津御魂を空に掲げる。
残撃は彼の頭上一点に集中し、
一気に俺たちへと向けて解き放たれた。
---千本針---
避けるだけなら容易い。
だが俺の後ろには
---金剛碧---
千代が銃鬼に力を込めてトリガーを引く。
俺の目の前に、金剛のシールドが展開された。
「なぜ俺を頼ってくれなかった。一人で抱え込むばかりで。そうじゃないか? 七宝隊長が本当の仇だっていうのなら、極東に消されそうになったっていうのなら。」
「幼馴染である俺に頼れば良かったじゃないか。」
「クッ。」
千代の能力では防ぎきれない。
槍馬の力が、布津御魂を増幅させているのだ。
おそらく今まで斬った怪異たちの怨念が、全てこの残撃たちに濃縮されている。
---雷盾---
俺は凛月を両手いっぱいに広げると、電磁シールドを展開した。
コレで残撃を止められる!!
「なんで、そこの素性も分からないやつのことを信用するだけ。俺の方が信頼されるべきなのに、お前の隣にいるべきなのに。」
なにを言っているだコイツは。
俺を過大評価して。
勝手にハードル上げやがってよ。
それでいてねちっこくて鬱陶しい。
俺の元から離れろよ。
「ドゴンッ。」
向こうで新潟と対峙している斥が発動した重力操作で、地面が揺れる。
反動で、槍馬が体勢を崩し、技が上に逸れる。
ただ一人大地の精霊を身に宿しているヤテンだけが、影響を受けず、アスィールの頸に刃を通そうとしている。
俺はすかさず凛月の小太刀を投げると、ヤテンの攻撃を弾き返した。
「邪魔をするな台与鬼子!! 」
「お前の相手は俺だ!! 俺を見ろぉおぉおぉぉぉ。」
後ろで、ヤテンの対応をしながら、右目で腐れ縁の攻撃に右手で対応する。
小太刀は放り投げたので、使えない。
コイル操作で、引きつけても間に合いそうにない。
---裏斬---
右掌が怪しく光り、一筋の線になってから、紫色の雷を呼び寄せて、禍々しい裏切りの刀が呼び出される。
「なっ。」
裏斬で天沼矛を弾き返してから、布津御魂の残撃に注意しながら、チャクラムで上段斬りを放つ。
チャクラムが振り下ろされたことで、鎖に繋がれている小太刀は反動で上昇する。
それがヤテンの剣を弾き返した。
逃げる槍馬に追撃をすべく裏斬を投げ、コイルを操作し、すぐさま小太刀を自分の右手元へと呼び戻した。
左脚を大きく踏み込み、彼へと疾走する。
再び残撃と斬撃を弾き返しながら、踊るように彼へと迫る。
「槍まぁぁぁぁぁぁ。」
「慎二ぃぃぃぃぃぃ。」
内側から外側へと、両手の武器を使い、彼の二振りの武器を弾き飛ばす。
いや、彼は自分から放り投げたのだ。
俺は凛月の小太刀を奴の喉笛の前で止める。
「なんのつもりだ。」
「慎二、ごめん。」
しまっ。
俺の死角に『残撃』があった。
一つ見逃していたもの。
いや、彼が隠していたのだ。
自身の天沼矛で、
攻撃を弾くふりをして。
---無限斬---
こめかみ、人差し指第二関節、右腕、左腕、頸動脈、鎖骨下静脈、大動脈、腹部、下腹部、右太もも、左太もも………
斬撃が俺のあらゆる部位を斬り裂く。
---金剛弾---
千代の攻撃が、槍馬へとヒットし、彼がパタリと倒れるのが見えた。
それから俺は意識を失い、なにも見えなくなった。
0
あなたにおすすめの小説
クロワッサン物語
コダーマ
歴史・時代
1683年、城塞都市ウィーンはオスマン帝国の大軍に包囲されていた。
第二次ウィーン包囲である。
戦況厳しいウィーンからは皇帝も逃げ出し、市壁の中には守備隊の兵士と市民軍、避難できなかった市民ら一万人弱が立て籠もった。
彼らをまとめ、指揮するウィーン防衛司令官、その名をシュターレンベルクという。
敵の数は三十万。
戦況は絶望的に想えるものの、シュターレンベルクには策があった。
ドナウ河の水運に恵まれたウィーンは、ドナウ艦隊を蔵している。
内陸に位置するオーストリア唯一の海軍だ。
彼らをウィーンの切り札とするのだ。
戦闘には参加させず、外界との唯一の道として、連絡も補給も彼等に依る。
そのうち、ウィーンには厳しい冬が訪れる。
オスマン帝国軍は野営には耐えられまい。
そんなシュターレンベルクの元に届いた報は『ドナウ艦隊の全滅』であった。
もはや、市壁の中にこもって救援を待つしかないウィーンだが、敵軍のシャーヒー砲は、連日、市に降り注いだ。
戦闘、策略、裏切り、絶望──。
シュターレンベルクはウィーンを守り抜けるのか。
第二次ウィーン包囲の二か月間を描いた歴史小説です。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
200万年後 軽トラで未来にやってきた勇者たち
半道海豚
SF
本稿は、生きていくために、文明の痕跡さえない200万年後の未来に旅立ったヒトたちの奮闘を描いています。
最近は温暖化による環境の悪化が話題になっています。温暖化が進行すれば、多くの生物種が絶滅するでしょう。実際、新生代第四紀完新世(現在の地質年代)は生物の大量絶滅の真っ最中だとされています。生物の大量絶滅は地球史上何度も起きていますが、特に大規模なものが“ビッグファイブ”と呼ばれています。5番目が皆さんよくご存じの恐竜絶滅です。そして、現在が6番目で絶賛進行中。しかも理由はヒトの存在。それも産業革命以後とかではなく、何万年も前から。
本稿は、2015年に書き始めましたが、温暖化よりはスーパープルームのほうが衝撃的だろうと考えて北米でのマントル噴出を破局的環境破壊の惹起としました。
第1章と第2章は未来での生き残りをかけた挑戦、第3章以降は競争排除則(ガウゼの法則)がテーマに加わります。第6章以降は大量絶滅は収束したのかがテーマになっています。
どうぞ、お楽しみください。
【完結】使えない令嬢として一家から追放されたけど、あまりにも領民からの信頼が厚かったので逆転してざまぁしちゃいます
腕押のれん
ファンタジー
アメリスはマハス公国の八大領主の一つであるロナデシア家の三姉妹の次女として生まれるが、頭脳明晰な長女と愛想の上手い三女と比較されて母親から疎まれており、ついに追放されてしまう。しかしアメリスは取り柄のない自分にもできることをしなければならないという一心で領民たちに対し援助を熱心に行っていたので、領民からは非常に好かれていた。そのため追放された後に他国に置き去りにされてしまうものの、偶然以前助けたマハス公国出身のヨーデルと出会い助けられる。ここから彼女の逆転人生が始まっていくのであった!
私が死ぬまでには完結させます。
追記:最後まで書き終わったので、ここからはペース上げて投稿します。
追記2:ひとまず完結しました!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる