テンプルム・ベルルム(聖域戦争)

ちょちょいのよったろー/羽絶 与鎮果

文字の大きさ
5 / 12

第四章 謎の男(?)

しおりを挟む
 【ガラティア】の説明を受けた【一郎太】は、次の【聖域】を目指して動き出した。
 【一郎太】は、世界地図を見て、
「【ガラティア】ちゃん。
 次はここを目指そうと思うんだけど、どう思う?
 また、空振りかな?」
 と聞いた。
 【ガラティア】は、
「はい。
 そうですね。
 ここは他の【ファーブラ(神話)】である可能性は、恐らく20パーセントくらいでしょうか?」
 と答えた。
 【一郎太】は、
「そっか……
 これまででは一番高い確率だな。
 じゃあ、行ってみるか」
 と言った。
 【一郎太】達が今まで行った【聖域】は、【第9ファーブラ(神話)】以外は、全て、【メンダックス(嘘つき)】ばかりだった。
 つまり、【聖域】として正式に認定されていないハズレばかりだ。
 そのため、【石像柱】や【石像核】はもちろん【石像】もまともに見ていない。
 偽者の【聖域】であるため、手入れが行き届いておらず、【廃墟】同然の所ばかりだった。
 【聖域】は他者の進入を基本的に認めていないため、場所は秘匿とされている。
 そのため、一般人が行くのは難しいのだ。
 数少ない情報を元に、ようやく当たりである【聖域】を見つける事が出来るのである。
 当たりを引くまでには、153万に及ぶ、ハズレ【聖域】を訪れると言うことになるのだ。
 【一郎太】は、【第9ファーブラ(神話)】以降、これまでに12カ所の【聖域】を訪れたが、全て【メンダックス(嘘つき)】ばかりだった。
 それでも、味方を増やすために、【聖域】を見つける【冒険】を繰り返すだけだった。
 移動は、【ガラティア】が作り出した【神宝のソファ】を利用している。
 【神宝のソファ】とは、【ソファ】の形をした【空中浮遊装置】である。
 この【ソファ】に座る事によって、空中に浮き、移動を開始するのだ。
 【ソファ】はイメージした通りに空中を移動するが、席を外したら、【浮遊】を止めて地面に落ちるので、そこは気をつけなければならない。
 【ソファ】は3人掛けなので、【一郎太】と【ガラティア】が腰掛ける余裕はある。
 ただし、【中央】に座った者が移動するかどうかを決める立場となる。
 2人は、【神宝のソファ】に腰掛けて移動を開始した。
 【一郎太】が真ん中に座って操作する立場だ。
 移動しながら、【一郎太】は、
「他の【神話】ってどんなんだろうね?」
 と探している他の【神話】について聞いた。
 【ガラティア】は、
「お力になれず申し訳ございません。
 私は存じません。
 どの様な【神話】なのか、何とも……」
 と答えた。
 【ガラティア】は【11女神神話】に属する【女神】であり、他の【神話】についての情報は皆無だった。
 先が全く見えない状況。
 そんな彼等に声を掛ける者が居た。
「おーい……」
 と声がした。
 下の方からだ。
 【一郎太】は、
「ん?
 誰?
 今、声がしたよね?
 誰か居るの?」
 と言った。
 【ガラティア】は、
「……どうやら、下の方で声がした様です。
 どうされますか?」
 と聞いた。
 【一郎太】は、
「下?
 あぁ、あの辺りかな?
 声がした方って……
 じゃあ、ちょっと降りてみるか……」
 と言うと、【ガラティア】は、
「お待ちください。
 旦那様。
 私が先に降りて様子を見てまいります」
 と言って、50メートルの高さから飛び降りた。
 【一郎太】は、
「あ、ちょっと……」
 と言うが、声は届かない。
 【ガラティア】は地面に着いた。
 地面にたどり着いた彼女は、
「何者です?
 姿を現しなさい」
 と言った。
 すると、
「ほぉ~う……
 美しい。
 惚れ惚れする姿だな、君は……」
 と言う声と共に、1人の男が現れた。
 男は、
「ねぇ……
 君はなんて名前だい?
 良かったら聞かせてくれないか?」
 と言った。
 【ガラティア】は、
「見ず知らずの存在に名乗る名前などありません」
 と答えた。
 男は、
「見ず知らずの【存在】ねぇ……
 見ず知らずの【人間】じゃないんだねぇ。
 普通、【人間】って言うと思うけどね。
 何だか、まるで君が【人間】じゃないと言っている様なものだねぇ」
 と言った。
「怪しいですね。
 立ち去りなさい。
 立ち去らねば敵として排除しますよ」
「ちょっと待ってくれ。
 敵のつもりは無いよ。
 少なくとも【今】はね。
 その証拠に名前を名乗ろうじゃないか。
 僕の名前は、【ミステール】だよ」
「その名前が【本名】じゃないと言い切れますか?」
「言い切れないねぇ。
 じゃあ、こんなのはどうだい?
 君らは他の【神話】について話していたろ?
 それについて、僕が知っている事を教えようじゃないか?
 それでどうだい?
 それなら君達にも利点があると思うけど?」
「……聞いていたのですか?」
「……聞こえたんだよ」
「聞こえた?
 上空50メートルの高さの会話がですか?」
「僕はね、耳が良いんだ。
 それで、君達の会話に興味を持ってね。
 ちょっと、僕も一枚かませてもらおうかなってね。
 そう、思ったんだよ」
「……それを信じろと?」
「それを判断するのは君のご主人様じゃないかい?
 君の判断で良いのかい?」
「………
 わかった。
 旦那様に聞いてくる」
「あ、ちょっと……」
「何か?」
「まだ、君の名前を聞いて無いんだけど?」
「フェスタア……」
「そう……
 【女神フェスタア】か、君は……
 【11女神神話】の……」
「何故、知っている?」
「僕は【神話】は全て知っているんだよ。
 もちろん、君達【11女神】の事もね。
 9番目に作られた【神話】だろ、君達は……ね」
「………わかった。
 この場にて待っていてもらう。
 旦那様にご判断いただく」
 と言う会話となった。
 すると、【ガラティア】は50メートルの距離をジャンプして、上空で待機していた【一郎太】が座っていた【神宝のソファ】に着地した。
 突然、現れた【ガラティア】に驚いた【一郎太】は、
「うわっ……
 びっくりした。
 なんだ、【ガラティア】ちゃんか……
 で、どうだったんだい?
 誰か居た?」
 と聞いた。
 【ガラティア】は、
「はい。
 怪しい男が1人居ました」
 と答えた。
 【一郎太】は、
「怪しい男?
 それはどういった理由で怪しかったの?」
 と聞いた。
「はい。
 旦那様と私の会話を聞いていたそうです。
 それと、私の【第9神話】を含む、全ての【神話】を知っていると申しておりました」
「え?
 そうなの?
 じゃあ、情報を得るのにうってつけの人じゃないか?
 何で怪しいと思ったの?」
「勘です」
「勘?」
「はい。
 女の勘です。
 信じるべきかどうか迷っています。
 男は一応【ミステール】と名乗りましたが【本名】かどうかまでは……
 私も咄嗟に、【ガラティア】では無く【フェスタア】と名乗りました」
「そうなのか……」
「男には下で待機してもらっています。
 私が旦那様にお会いになるか判断をいただき、その命に従うという事になっています。
 申し訳ありません。
 旦那様。
 ご判断をいただけますでしょうか?」
「う~ん。
 難しい所だねぇ。
 【ガラティア】ちゃんが怪しいと思っているのなら、会うべきでは無いとは思うんだけど、他の【神話】の事を知っているというのは魅力的な話だよね。
 このまま、闇雲に探しても外ればかりの可能性が高いし、何か探索のヒントになる情報として【神話】の話が聞けるなら、会って話をしてみるのも1つの手かな?と思うんだよね。
 会って話して見て、怪しいなと思ったら、その後、行動を共にするのをやめれば済む話だし、とりあえず会ってみようかな?と思うんだけど……
 それで良いかな?」
「旦那様がそう、おっしゃられるのであれば、私は否定いたしません。
 命に従います」
「うん。
 そうして欲しい。
 判断ミスをした場合、それは僕のミスだ。
 僕が君にそうして欲しいと言った。
 だから、失敗した時は僕のせいであり、君のせいじゃない。
 それだけは理解していて欲しい」
「そんな……
 旦那様に責任を押しつけるなど……」
「責任者は責任を取るのが仕事だよ。
 だから、僕の仕事を取らないでくれ。
 僕はこのパーティーの責任者みたいなものだろ?
 だから、これで良いんだ。
 僕の判断で会ってみる。
 つまりは、そう言う事」
「……わかりました。
 旦那様の意見に従います」
「うん。
 よろしい。
 じゃあ、会ってみよう。
 【ソファ】を下ろすよ」
「……はい」
「それと、君の事はその人の前では【フェスタア】と呼ぶことにするよ。
 じゃないと、君が嘘をついた事になるからね」
「申し訳ありません。
 余計なご苦労まで……」
「良いって、それくらい。
 至らない点はお互い助け合って行こう」
「はい」
 と話し合ったのだった。
 こうして、【一郎太】は【神宝ソファ】をゆっくりと下降させて行った。
 その下には、【ミステール】が待っていた。
 【ミステール】は、
「良かったよ。
 僕はてっきりすっぽかされるかと思ったんだけど、会ってくれたんだね。
 ありがとう」
 と言った。
 【一郎太】は、
「初めまして。
 【一郎太】です。
 お待たせして失礼しました。
 【フェスタア】ちゃんの話では、あなたはその……
 【神話】の話を知っているそうで……?」
 と言った。
 【ミステール】は、
「えぇ。
 13神話の事ですね。
 知ってますよ。
 良かったら、お教えしましょうか?」
 と言った。
 【一郎太】は、
「えぇ。
 出来れば。
 でも……」
 と言った。
「でも……なんです?」
「あ、いえ……
 あなたの狙いは何なんですか?
 それであなたにどんなメリットがあるのかな?と思いまして……」
「メリット……ですか?」
「えぇ。
 メリットです。
 何のメリットも無いのに、教えるのかな?って思ってしまって……」
「そうですね。
 確かに、何のメリットも無く情報をあなた達に教えるのは怪しいですよねぇ」
「い、いや……
 それは……」
「良いんですよ。
 確かに怪しいですもんね……
 良いでしょう。
 僕にとってのメリットをお教えしましょう。
 実は僕はね。
 【石像柱】を作った【存在】の関係者なんですよ」
「え?
 それは……?」
「詳しくはお話出来ませんがね。
 【聖域】と呼ばれる各地の【石像】や【石像柱】……
 まさか、作った者が居ないなんてことは言わないですよね?」
「そ、それは……
 確かにそうですが……
 でも、それは太古の昔の話で……」
「【聖域】の【石像】……
 太古の昔から何の手入れもしないで保存出来るとお思いですか?」
「……では、あなたは?……」
「はい。
 【石像】や【石像柱】の補修を生業としてやっております。
 なので、【神話】についても知っているのです。
 【神話】を知らない者が【石像】や【石像柱】の補修なんか出来ませんよね?」
「それは……
 そうですね……」
「それで僕のメリットですが、あなた達、今年の【聖戦】の参加者ですよね?
 その戦いに僕を見学させてくださいませんか?
 僕は【神話】は知っていますが、【聖戦】は見たことがない。
 だから、【聖戦】を近くで見てみたい。
 そう、思っています。
 それが僕のメリットです」
「僕は出来るだけ戦いを避けようと思っています。
 あなたの期待に応えられるとは……」
「あなたがそのつもりでも、相手はそう、思わないですよね?
 相手が攻撃してきたら、あなた方は応戦するしかない。
 違いますか?」
「………」
「邪魔をするつもりはありません。
 自分の身は自分で守ります。
 なので、近くに居させていただければそれで結構です。
 それでも駄目ですか?」
「それは……」
「あなたは【神話】を知れる。
 僕はあなた達の【聖戦】を見学できる。
 ウィンウィンの関係だと思いますけど、違いますか?
 僕は別に他の人についても良いんですよ。
 ですが、あなた方の人柄を見て、あなた方の側で見学をさせて欲しい。
 そう、提案しているのです」
「……わかりました。
 確かに、僕らにデメリットはあまりない様な気がしますし……
 ……良いですよ。
 わかりました」
「良かった。
 では、手付け金代わりとして、【神話】を1つお話しますよ。
 全部は勘弁してください。
 全部、話してしまうとあなた方が僕と居るメリットが消えてしまう。
 だから、小出しにして説明して行きますよ」
「わかりました。
 では話して見てください」
「それで、どの【神話】が良いですか?
 【第9神話】は必要ないですよね?
 【11女神神話】――、先ほど、お連れの女性に名前をお伺いした所、【フェスタア】さんと名乗られていましたし、それは【女神フェスタア】の事ですよね?
 それ以外の12【神話】の中でどれにしましょうか?」
「その前に、この地図を見て欲しい。
 ここは【聖域】であっているのかどうか?
 補修を担当しているのなら、わかるんじゃないのかと思っているんだけど、どうなんですか?」
「あぁ、これね。
 これはハズレですよ。
 当たりはこっち。
 ここが、【第8ファーブラ(神話)】の【聖域】ですね」
「こ、ここ?
 な、なるほど。
 じゃあ、【第8神話】の話をしてください。
 それと、ここを訪れて【第8ファーブラ(神話)】の【聖域】で合っていたら、その後のあなたの同行を認めます。
 それまでは仮認定と言うことでお願いします。
 それで良いですか?」
「良いですよ。
 それで、認めてくださるのなら。
 あなたもそれで宜しいですか、【フェスタア】さん?
 それとも【ご本名】でお呼びした方が宜しいですか?」
 と言った。
 【ガラティア】は、【フェスタア】が【本名】では無いと知ってビクッとなったが、すぐに平静さを取り戻し、
「私は旦那様のご意見に従います」
 と言った。
 【ミステール】は、
「ですって。
 じゃあ、一応契約成立って事で宜しいですね?」
 と言った。
 【一郎太】は、
「すみません。
 まだ、【仮】だと言うことをお忘れ無く……」
 と言った。
 【ミステール】は、
「そうでしたね。
 了解いたしました」
 と言ったのだった。
 それから、【ミステール】は、【一郎太】と【ガラティア】に【第8神話】の事を話始めたのだった。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。

タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。 しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。 ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。 激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。

『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』

チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。 気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。 「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」 「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」 最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク! 本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった! 「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」 そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく! 神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ! ◆ガチャ転生×最強×スローライフ! 無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!

異世界亜人熟女ハーレム製作者

†真・筋坊主 しんなるきんちゃん†
ファンタジー
異世界転生して亜人の熟女ハーレムを作る話です 【注意】この作品は全てフィクションであり実在、歴史上の人物、場所、概念とは異なります。

家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜

奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。 パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。 健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

異世界転生したおっさんが普通に生きる

カジキカジキ
ファンタジー
 第18回 ファンタジー小説大賞 読者投票93位 応援頂きありがとうございました!  異世界転生したおっさんが唯一のチートだけで生き抜く世界  主人公のゴウは異世界転生した元冒険者  引退して狩をして過ごしていたが、ある日、ギルドで雇った子どもに出会い思い出す。  知識チートで町の食と環境を改善します!! ユルくのんびり過ごしたいのに、何故にこんなに忙しい!?

【完結】異世界で魔道具チートでのんびり商売生活

シマセイ
ファンタジー
大学生・誠也は工事現場の穴に落ちて異世界へ。 物体に魔力を付与できるチートスキルを見つけ、 能力を隠しつつ魔道具を作って商業ギルドで商売開始。 のんびりスローライフを目指す毎日が幕を開ける!

おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう

お餅ミトコンドリア
ファンタジー
 パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。  だが、全くの無名。  彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。  若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。  弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。  独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。  が、ある日。 「お久しぶりです、師匠!」  絶世の美少女が家を訪れた。  彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。 「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」  精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。 「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」  これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。 (※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。 もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです! 何卒宜しくお願いいたします!)

処理中です...