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第三章 家族と出会い
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【吟撫】は、下校した。
途中で帰りが一緒になった義姉である【琴花】と一緒になった。
【琴花】は、
「あら、【吟撫】。
今、帰り?
一緒に帰らない?」
と言った。
【吟撫】は、
「【琴花】姉……
そうね。
帰りましょう」
と言った。
【葦永】三姉妹。
血はつながっていないが全員、美少女だった。
そんな三姉妹に憧れ、告白する男は山ほどいたが全員、撃沈。
みんなフラれていた。
高嶺の花。
3人共、そう表現するのがふさわしい外見だった。
【琴花】は、
「聞いたわよ。
今日も告られたんだって?
何人目?
玉砕したのって?」
と聞いた。
【吟撫】は、
「え~……
数えてないよ、そんなの……
どれも一緒にしか見えないし……
みんなつまんない。
そんな印象しかないよ」
と答えた。
【琴花】は、
「良いなぁ~と思える子とか居ないの?
彼氏とか作るとかさ……」
と聞いた。
【吟撫】は、
「それを言うなら、【琴花】姉の方が先に作るべきなんじゃない?
私より一つ年上なんだし……」
と言った。
「良いのが居ないのよ、これが……
悲しいことにね」
「それは私も一緒。
ろくなのが居ないわ。
あんな連中と付き合うくらいなら、【モンスター】と付き合った方がましね」
「同感……」
「異論無し……」
「じゃあ、あんた、まだ、あれ【夢】見てるの?」
「あれって?」
「冒険の話よ。
あんた、幼い頃、冒険に出たいって聞かなかったじゃない」
「あぁ……
それね。
どうかな……?
偉業を達成しても評価されないしね……
女だからとか、
女なのにとか……
そんなに女が偉業を達成するのがおかしいのか?って感じよ。
だから、バカバカしくなっちゃってさ……」
「人に評価されたいから、やるの?」
「え?
それは……」
「人がどう評価しようとどうでも良いじゃない。
あんたは、【冒険者】になりたいんでしょ?
だったら、評価は二の次じゃないの?
正しい評価も出来ない様な立場だけ立派なポンコツなんてどうでも良いと思うけどな。
私はね」
「【琴花】姉……」
「あんたが、冒険に出るっていうなら、私も付き合いたいな……
なぁんて思ってるのよ、私はね。
あ、それと【瞳良】もね。
あの子もあんたの冒険の話に乗りたいと考えているのよ。
今まで育ててくれているお父さんとお母さんには悪いけど、私達はこんなちっぽけな町でくすぶっているつもりはないわ。
いつか大きな事をやり遂げて、私達三姉妹の名前を天下にとどろかせたい。
そう、思っているわ。
それも、あんたの気持ち次第よ。
私達はあんたについていく。
そのために【あれ】の【力】を得たんだから。
そのつもりで居て欲しいわね」
「………
わかったわ」
と話し合って下校するのだった。
家の近くの公園を通りかかると、
「せいっ、
せいっ、
せいっ……」
とのかけ声が。
【吟撫】が、
「……何かしら?」
と言った。
【琴花】は、
「あぁ、あれ……
あんたは初めてかも知れないわね。
よくやってんのよ。
近所の人達にはバカにされているんだけどね。
迷惑だから、他でやれって追い出されて。
今はここでやっているみたいね」
と言った。
【吟撫】が、
「ふぅ~ん……
それはどういう事?」
と聞いた。
【琴花】は、
「彼の名前は、確か【叶羽 勇至狼(かなう ゆうしろう)】って言ったかな?
弱いのに、正義感はあるんだけど、この前も不良生徒達に絡まれた男子を助けようとして、不良生徒達に一人で挑んで、袋叩きにあっていたわね。
弱いんだからよせば良いのに。
自分の中の正義が許せないとか何とか言ったりしてね。
結局、助けられた男子は逃げちゃって、あの人だけが、やられ損って感じだったわね。
そうならない様に日々、鍛えているみたいなんだけどね。
鍛え方がなってないっていうか、センスが無いって言うか。
いっこうに強くならないのよね。
可哀想だけど才能が無いって言うの?
そんな感じなのよね。
あれだけの頑張りをするんだから、他の道に進めばまだ可能性があるとは思うんだけど、強くなるんだって聞かなくてね。
自分を曲げないって言うかね……
そんな人かな?
なぁに、あんた、興味あるの?
あの人に?」
と言った。
【吟撫】は、
「うん……
ちょっとね……」
と言った。
「あんたと違って全然才能ない人だよ。
そんなのに興味あるの?」
「彼が私の力で認められたら、世間の人も私を認めてくれるかな?」
「なぁにそれ?
まさか、育てるつもり?」
「うん。
そのまさか。
彼を鍛えて一緒に冒険に出てさ。
成果を上げたらって思って……」
「本気?
本気で言ってんの?」
「出来るでしょ。
私達の【力】と【あれ】の【力】があれば。
可能なはずよ。
あの【力】を使えば……ね」
「あれって……
あの【力】は私達だけの秘密でしょ?
今はまだ使う時じゃないって……」
「今、使わずに何時、使うのよ。
そのために私はあの【力】を手に入れた。
使わないんだったらいらないわよ、あの【力】なんてね」
「そりゃそうだけど……
下手すりゃ、この生活は無くなるのかも知れないのよ。
まずは、【瞳良】も含めて三人で相談して……」
「わかってる。
だから、今回は声を掛けない。
だけど、私はピンと来た。
彼に賭けたい。
だから、私は意見を曲げないわ」
「【吟撫】……」
と言う話になったのだった。
途中で帰りが一緒になった義姉である【琴花】と一緒になった。
【琴花】は、
「あら、【吟撫】。
今、帰り?
一緒に帰らない?」
と言った。
【吟撫】は、
「【琴花】姉……
そうね。
帰りましょう」
と言った。
【葦永】三姉妹。
血はつながっていないが全員、美少女だった。
そんな三姉妹に憧れ、告白する男は山ほどいたが全員、撃沈。
みんなフラれていた。
高嶺の花。
3人共、そう表現するのがふさわしい外見だった。
【琴花】は、
「聞いたわよ。
今日も告られたんだって?
何人目?
玉砕したのって?」
と聞いた。
【吟撫】は、
「え~……
数えてないよ、そんなの……
どれも一緒にしか見えないし……
みんなつまんない。
そんな印象しかないよ」
と答えた。
【琴花】は、
「良いなぁ~と思える子とか居ないの?
彼氏とか作るとかさ……」
と聞いた。
【吟撫】は、
「それを言うなら、【琴花】姉の方が先に作るべきなんじゃない?
私より一つ年上なんだし……」
と言った。
「良いのが居ないのよ、これが……
悲しいことにね」
「それは私も一緒。
ろくなのが居ないわ。
あんな連中と付き合うくらいなら、【モンスター】と付き合った方がましね」
「同感……」
「異論無し……」
「じゃあ、あんた、まだ、あれ【夢】見てるの?」
「あれって?」
「冒険の話よ。
あんた、幼い頃、冒険に出たいって聞かなかったじゃない」
「あぁ……
それね。
どうかな……?
偉業を達成しても評価されないしね……
女だからとか、
女なのにとか……
そんなに女が偉業を達成するのがおかしいのか?って感じよ。
だから、バカバカしくなっちゃってさ……」
「人に評価されたいから、やるの?」
「え?
それは……」
「人がどう評価しようとどうでも良いじゃない。
あんたは、【冒険者】になりたいんでしょ?
だったら、評価は二の次じゃないの?
正しい評価も出来ない様な立場だけ立派なポンコツなんてどうでも良いと思うけどな。
私はね」
「【琴花】姉……」
「あんたが、冒険に出るっていうなら、私も付き合いたいな……
なぁんて思ってるのよ、私はね。
あ、それと【瞳良】もね。
あの子もあんたの冒険の話に乗りたいと考えているのよ。
今まで育ててくれているお父さんとお母さんには悪いけど、私達はこんなちっぽけな町でくすぶっているつもりはないわ。
いつか大きな事をやり遂げて、私達三姉妹の名前を天下にとどろかせたい。
そう、思っているわ。
それも、あんたの気持ち次第よ。
私達はあんたについていく。
そのために【あれ】の【力】を得たんだから。
そのつもりで居て欲しいわね」
「………
わかったわ」
と話し合って下校するのだった。
家の近くの公園を通りかかると、
「せいっ、
せいっ、
せいっ……」
とのかけ声が。
【吟撫】が、
「……何かしら?」
と言った。
【琴花】は、
「あぁ、あれ……
あんたは初めてかも知れないわね。
よくやってんのよ。
近所の人達にはバカにされているんだけどね。
迷惑だから、他でやれって追い出されて。
今はここでやっているみたいね」
と言った。
【吟撫】が、
「ふぅ~ん……
それはどういう事?」
と聞いた。
【琴花】は、
「彼の名前は、確か【叶羽 勇至狼(かなう ゆうしろう)】って言ったかな?
弱いのに、正義感はあるんだけど、この前も不良生徒達に絡まれた男子を助けようとして、不良生徒達に一人で挑んで、袋叩きにあっていたわね。
弱いんだからよせば良いのに。
自分の中の正義が許せないとか何とか言ったりしてね。
結局、助けられた男子は逃げちゃって、あの人だけが、やられ損って感じだったわね。
そうならない様に日々、鍛えているみたいなんだけどね。
鍛え方がなってないっていうか、センスが無いって言うか。
いっこうに強くならないのよね。
可哀想だけど才能が無いって言うの?
そんな感じなのよね。
あれだけの頑張りをするんだから、他の道に進めばまだ可能性があるとは思うんだけど、強くなるんだって聞かなくてね。
自分を曲げないって言うかね……
そんな人かな?
なぁに、あんた、興味あるの?
あの人に?」
と言った。
【吟撫】は、
「うん……
ちょっとね……」
と言った。
「あんたと違って全然才能ない人だよ。
そんなのに興味あるの?」
「彼が私の力で認められたら、世間の人も私を認めてくれるかな?」
「なぁにそれ?
まさか、育てるつもり?」
「うん。
そのまさか。
彼を鍛えて一緒に冒険に出てさ。
成果を上げたらって思って……」
「本気?
本気で言ってんの?」
「出来るでしょ。
私達の【力】と【あれ】の【力】があれば。
可能なはずよ。
あの【力】を使えば……ね」
「あれって……
あの【力】は私達だけの秘密でしょ?
今はまだ使う時じゃないって……」
「今、使わずに何時、使うのよ。
そのために私はあの【力】を手に入れた。
使わないんだったらいらないわよ、あの【力】なんてね」
「そりゃそうだけど……
下手すりゃ、この生活は無くなるのかも知れないのよ。
まずは、【瞳良】も含めて三人で相談して……」
「わかってる。
だから、今回は声を掛けない。
だけど、私はピンと来た。
彼に賭けたい。
だから、私は意見を曲げないわ」
「【吟撫】……」
と言う話になったのだった。
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