2 / 9
優しい笑顔
2; 学校案内
しおりを挟む
学校案内って面倒だなー。
てか、何処から周ればいいの?
「さらしな君さ、学校案内だけど、何処から周りたいとか希望はある?」
「んー、教室は道也を驚かしたいから後がいいしな…。」
「じゃあ、職員室から近い美術室から回って行こうか。」
………何か話した方がいいよね。何話したらいいんだろ。
「ねぇ、月詠さん。」
「はっはい!」
びっくりして声裏返った。 恥ず…。
「ハハッ。 ごめん、驚かせるつもりは無かったんだ笑」
「全然大丈夫だよ! あっ、美術室着いた。」
こうやって話してる時もいつもみたいに、ひたすら笑顔でいなきゃいけない。
笑ってないと不機嫌だ、愛想悪いだの言われるから。
本当、なんで私が案内係なんだろ…。
「美術室久しぶりに来たよ。 僕、選択授業は音楽だからさ。」
「そうなんだ。 ピアノとか弾けるの?」
「弾けるよ。 こんな体質だからね、ずっと家に居るのも暇で良く弾くんだ。」
「そっか。 ピアノ弾けるのかっこいいね。」
「ありがとう。 月詠さんは選択授業は何?」
「私は書道だよ。 美術も音楽も苦手でさ。」
「確かに月詠さん、綺麗な字を書くよね。」
字を見せた事あったかな?
「全然、普通だよ。 次に周りたい所ある?」
「んー。 月詠さんは何処か好きな場所とかある?」
質問で返されちゃったよ。
好きな場所… 何かあったかな?
そういえばあそこ、梅雨時期だから花が綺麗に咲いてる頃だな…。
「弓道場の近くに綺麗に花が咲く場所があるの。
私はそこが1番好きかな。」
「じゃあ、そこに案内して欲しいな!」
やっぱり、彼はとても柔らかい笑顔をする。
なんで彼はあんなにも優しく笑えるんだろう。
少し羨ましいと思ってしまう。
そんなことを考えていたらあっという間に着いた。
「ここだよ。」
色とりどりの花や鮮やかな緑をした草
大きな木の間からみえる少し眩しい光
やっぱり、ここは綺麗だ。
「ここ、とても綺麗だね。 それに、月詠さんも今、とても柔らかい顔してる。」
「え?」
「月詠さんは僕のことあまり覚えてない見たいだけど、僕は知ってるよ。 君はいつもとても張り付いた様な笑顔をしてるよね。」
「…。」
彼はさっきと同じ位の柔らかい笑顔をしていたが、何もかも見透かされている様に感じた。
でも、その顔を私は綺麗だと思った。
てか、何処から周ればいいの?
「さらしな君さ、学校案内だけど、何処から周りたいとか希望はある?」
「んー、教室は道也を驚かしたいから後がいいしな…。」
「じゃあ、職員室から近い美術室から回って行こうか。」
………何か話した方がいいよね。何話したらいいんだろ。
「ねぇ、月詠さん。」
「はっはい!」
びっくりして声裏返った。 恥ず…。
「ハハッ。 ごめん、驚かせるつもりは無かったんだ笑」
「全然大丈夫だよ! あっ、美術室着いた。」
こうやって話してる時もいつもみたいに、ひたすら笑顔でいなきゃいけない。
笑ってないと不機嫌だ、愛想悪いだの言われるから。
本当、なんで私が案内係なんだろ…。
「美術室久しぶりに来たよ。 僕、選択授業は音楽だからさ。」
「そうなんだ。 ピアノとか弾けるの?」
「弾けるよ。 こんな体質だからね、ずっと家に居るのも暇で良く弾くんだ。」
「そっか。 ピアノ弾けるのかっこいいね。」
「ありがとう。 月詠さんは選択授業は何?」
「私は書道だよ。 美術も音楽も苦手でさ。」
「確かに月詠さん、綺麗な字を書くよね。」
字を見せた事あったかな?
「全然、普通だよ。 次に周りたい所ある?」
「んー。 月詠さんは何処か好きな場所とかある?」
質問で返されちゃったよ。
好きな場所… 何かあったかな?
そういえばあそこ、梅雨時期だから花が綺麗に咲いてる頃だな…。
「弓道場の近くに綺麗に花が咲く場所があるの。
私はそこが1番好きかな。」
「じゃあ、そこに案内して欲しいな!」
やっぱり、彼はとても柔らかい笑顔をする。
なんで彼はあんなにも優しく笑えるんだろう。
少し羨ましいと思ってしまう。
そんなことを考えていたらあっという間に着いた。
「ここだよ。」
色とりどりの花や鮮やかな緑をした草
大きな木の間からみえる少し眩しい光
やっぱり、ここは綺麗だ。
「ここ、とても綺麗だね。 それに、月詠さんも今、とても柔らかい顔してる。」
「え?」
「月詠さんは僕のことあまり覚えてない見たいだけど、僕は知ってるよ。 君はいつもとても張り付いた様な笑顔をしてるよね。」
「…。」
彼はさっきと同じ位の柔らかい笑顔をしていたが、何もかも見透かされている様に感じた。
でも、その顔を私は綺麗だと思った。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
つまらない妃と呼ばれた日
柴田はつみ
恋愛
公爵令嬢リーシャは政略結婚で王妃に迎えられる。だが国王レオニスの隣には、幼馴染のセレスが“当然”のように立っていた。祝宴の夜、リーシャは国王が「つまらない妃だ」と語る声を聞いてしまい、心を閉ざす。
舞踏会で差し出された手を取らず、王弟アドリアンの助けで踊ったことで、噂は一気に燃え上がる――「王妃は王弟と」「国王の本命は幼馴染」と。
さらに宰相は儀礼と世論を操り、王妃を孤立させる策略を進める。監視の影、届かない贈り物、すり替えられた言葉、そして“白薔薇の香”が事件現場に残る冤罪の罠。
リーシャは微笑を鎧に「今日から、王の隣に立たない」と決めるが、距離を取るほど誤解は確定し、王宮は二人を引き裂いていく。
――つまらない妃とは、いったい誰が作ったのか。真実が露わになった時、失われた“隣”は戻るのか。
夫は私を愛してくれない
はくまいキャベツ
恋愛
「今までお世話になりました」
「…ああ。ご苦労様」
彼はまるで長年勤めて退職する部下を労うかのように、妻である私にそう言った。いや、妻で“あった”私に。
二十数年間すれ違い続けた夫婦が別れを決めて、もう一度向き合う話。
平手打ちされたので、婚約破棄宣言に拳でお答えしました
Megumi
恋愛
婚約破棄を告げられ、婚約者に平手打ちされた——その瞬間。
伯爵令嬢イヴの拳が炸裂した。
理不尽に耐える淑女の時代は、もう終わり。
これは“我慢しない令嬢”が、これまでの常識を覆す話。
王子様への置き手紙
あおき華
恋愛
フィオナは王太子ジェラルドの婚約者。王宮で暮らしながら王太子妃教育を受けていた。そんなある日、ジェラルドと侯爵家令嬢のマデリーンがキスをする所を目撃してしまう。ショックを受けたフィオナは自ら修道院に行くことを決意し、護衛騎士のエルマーとともに王宮を逃げ出した。置き手紙を読んだ皇太子が追いかけてくるとは思いもせずに⋯⋯
小説家になろうにも掲載しています。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
職業『お飾りの妻』は自由に過ごしたい
LinK.
恋愛
勝手に決められた婚約者との初めての顔合わせ。
相手に契約だと言われ、もう後がないサマンサは愛のない形だけの契約結婚に同意した。
何事にも従順に従って生きてきたサマンサ。
相手の求める通りに動く彼女は、都合のいいお飾りの妻だった。
契約中は立派な妻を演じましょう。必要ない時は自由に過ごしても良いですよね?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる