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優しい笑顔
2; 学校案内
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学校案内って面倒だなー。
てか、何処から周ればいいの?
「さらしな君さ、学校案内だけど、何処から周りたいとか希望はある?」
「んー、教室は道也を驚かしたいから後がいいしな…。」
「じゃあ、職員室から近い美術室から回って行こうか。」
………何か話した方がいいよね。何話したらいいんだろ。
「ねぇ、月詠さん。」
「はっはい!」
びっくりして声裏返った。 恥ず…。
「ハハッ。 ごめん、驚かせるつもりは無かったんだ笑」
「全然大丈夫だよ! あっ、美術室着いた。」
こうやって話してる時もいつもみたいに、ひたすら笑顔でいなきゃいけない。
笑ってないと不機嫌だ、愛想悪いだの言われるから。
本当、なんで私が案内係なんだろ…。
「美術室久しぶりに来たよ。 僕、選択授業は音楽だからさ。」
「そうなんだ。 ピアノとか弾けるの?」
「弾けるよ。 こんな体質だからね、ずっと家に居るのも暇で良く弾くんだ。」
「そっか。 ピアノ弾けるのかっこいいね。」
「ありがとう。 月詠さんは選択授業は何?」
「私は書道だよ。 美術も音楽も苦手でさ。」
「確かに月詠さん、綺麗な字を書くよね。」
字を見せた事あったかな?
「全然、普通だよ。 次に周りたい所ある?」
「んー。 月詠さんは何処か好きな場所とかある?」
質問で返されちゃったよ。
好きな場所… 何かあったかな?
そういえばあそこ、梅雨時期だから花が綺麗に咲いてる頃だな…。
「弓道場の近くに綺麗に花が咲く場所があるの。
私はそこが1番好きかな。」
「じゃあ、そこに案内して欲しいな!」
やっぱり、彼はとても柔らかい笑顔をする。
なんで彼はあんなにも優しく笑えるんだろう。
少し羨ましいと思ってしまう。
そんなことを考えていたらあっという間に着いた。
「ここだよ。」
色とりどりの花や鮮やかな緑をした草
大きな木の間からみえる少し眩しい光
やっぱり、ここは綺麗だ。
「ここ、とても綺麗だね。 それに、月詠さんも今、とても柔らかい顔してる。」
「え?」
「月詠さんは僕のことあまり覚えてない見たいだけど、僕は知ってるよ。 君はいつもとても張り付いた様な笑顔をしてるよね。」
「…。」
彼はさっきと同じ位の柔らかい笑顔をしていたが、何もかも見透かされている様に感じた。
でも、その顔を私は綺麗だと思った。
てか、何処から周ればいいの?
「さらしな君さ、学校案内だけど、何処から周りたいとか希望はある?」
「んー、教室は道也を驚かしたいから後がいいしな…。」
「じゃあ、職員室から近い美術室から回って行こうか。」
………何か話した方がいいよね。何話したらいいんだろ。
「ねぇ、月詠さん。」
「はっはい!」
びっくりして声裏返った。 恥ず…。
「ハハッ。 ごめん、驚かせるつもりは無かったんだ笑」
「全然大丈夫だよ! あっ、美術室着いた。」
こうやって話してる時もいつもみたいに、ひたすら笑顔でいなきゃいけない。
笑ってないと不機嫌だ、愛想悪いだの言われるから。
本当、なんで私が案内係なんだろ…。
「美術室久しぶりに来たよ。 僕、選択授業は音楽だからさ。」
「そうなんだ。 ピアノとか弾けるの?」
「弾けるよ。 こんな体質だからね、ずっと家に居るのも暇で良く弾くんだ。」
「そっか。 ピアノ弾けるのかっこいいね。」
「ありがとう。 月詠さんは選択授業は何?」
「私は書道だよ。 美術も音楽も苦手でさ。」
「確かに月詠さん、綺麗な字を書くよね。」
字を見せた事あったかな?
「全然、普通だよ。 次に周りたい所ある?」
「んー。 月詠さんは何処か好きな場所とかある?」
質問で返されちゃったよ。
好きな場所… 何かあったかな?
そういえばあそこ、梅雨時期だから花が綺麗に咲いてる頃だな…。
「弓道場の近くに綺麗に花が咲く場所があるの。
私はそこが1番好きかな。」
「じゃあ、そこに案内して欲しいな!」
やっぱり、彼はとても柔らかい笑顔をする。
なんで彼はあんなにも優しく笑えるんだろう。
少し羨ましいと思ってしまう。
そんなことを考えていたらあっという間に着いた。
「ここだよ。」
色とりどりの花や鮮やかな緑をした草
大きな木の間からみえる少し眩しい光
やっぱり、ここは綺麗だ。
「ここ、とても綺麗だね。 それに、月詠さんも今、とても柔らかい顔してる。」
「え?」
「月詠さんは僕のことあまり覚えてない見たいだけど、僕は知ってるよ。 君はいつもとても張り付いた様な笑顔をしてるよね。」
「…。」
彼はさっきと同じ位の柔らかい笑顔をしていたが、何もかも見透かされている様に感じた。
でも、その顔を私は綺麗だと思った。
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