死んでも言ってやらないから、

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接点と関係性

3; 知りたい

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なんで彼は、私が心から笑ってないと気づいたのだろうか。
今まで気づかれるどころか、いつも笑顔で悩みが無さそうって言われるくらいなのに…。

なんで見透かされたことに混乱しながらも、彼の笑顔を綺麗だと思っているんだろうか。

「月詠さんさ、いつもニコニコって感じで笑ってるけど楽しい?」

「は? 君になんでそんなことを言われなきゃいけないの。」

この人、私を馬鹿にしてるのか?

「勘違いしないでね、馬鹿にしてるつもりは無いから。
 たださ、君は心から笑ってないってすぐわかったんだよ。 だから、なんでだろうって気になってた。」

「心から笑ってるけど?」

今までひたすら隠してきたのに、初めて話して、顔もろくに覚えてなかった奴に見透かされるなんて…
バレたくない。
けど、彼は気づいている。  何故かそんな気がする。

「僕が休む前位にね、君が友達…いや、クラスメイトと言った方がいいかな。 その子達と話してる時の君の笑顔は全く楽しいって感じがしなかった。」

「だから気になってたんだ、なんで月詠さんは周りに合わせて笑顔を絶やさない様にしてるのかって。」

「ねぇ、それは私がそんなことないよって言っても受け入れて貰える気がしないんだけど?」

「うん、その通りだよ。 
 僕さ、中々学校に行くことも出来ないから、少ない期間で皆の事を知れる様にと思って、小さい頃から人の笑顔を良く見てたんだ。」

「そしたらさ、月詠さんを見た時に彼女はとても苦しいって感じで笑ってるって気づいた。」

小さい頃から人の笑顔を良く見てたとしても、中々気づく事なんて出来ないだろう。
でも、優しい笑顔をする彼だからこそ気づいたのか…いや、気づかれてしまったのかもしれない。

「そんなに苦しい感じで笑ってた?」

「とてもね。 だからさ、月詠さん、君がなんでそんな風に笑うのか僕は知りたい。 」

何故だろう。 
言ってしまえば嫌悪されるかもしれない。
他の人にも知られてしまうかも知れない。

そう思うのに、話してもいいかな?
聞いて欲しいな。 どうやったら君見たいに笑えるのかも知りたいと思ってしまう。

でも…
「…私が心から笑えて無いって事は全否定出来ない。
 けど、理由を話す気はないよ。」

話したら、私の中にあるつまらない、嫌だって感情が少しは楽になるかもしれない。
でも、話せるわけがないんだよ…。

「月詠さんは…。  いや、何でもない。
 僕はこれから理由を教えて貰えるように、君が楽しいと思った 笑顔が見れるようにしたい。」

「だからこれから宜しくね、月詠まひろ さん。」

そんなに優しい笑顔をしても返答は決まってる。

「嫌だ。 宜しくなんてしなくていい。」

「そう言われても関わるからね。」

柔らかい様に見えて、とても不敵という感じで彼は笑った。

あぁ、彼と今関わっている事が手遅れだったのかもしれない…。
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