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魔術師アッシュ編
第11話 (2/3)
しおりを挟む実際に脱いでるところを見たことはない。だが、戦闘中の身のこなしを見れば分かる。
剣士である俺やロイが全力で前線に出てる中、イリアの補助魔法なしでも遅れずについてくるって、相当だ。
魔術師ってのは基本、補助を受けて後方から攻撃に専念するもんだ。それなのに、あいつは自力で立ち回って、タイミングも完璧に合わせてくる。瞬発力もあるし、バランス感覚も異常に良い。
(見た目ヒョロそうに見えて、あのレベルの身体能力……完全に締まってる系だな)
そして、最大の根拠は――ちんぽの“存在感”だ。
敵の攻撃を回避する際の腰の動き、脚の開き方、ふいにローブがめくれかけたときの“膨らみのシルエット”。
間違いない。あれは……でかい。
(サイズはロイと同等か……? いや、あれは――形で勝負するタイプのチンポだな)
テクに関しても、女遊びの手練れっぷりを見れば想像がつく。下半身の使い方を熟知しているヤリチン系。気配りもできるタイプ。つまり、チャラくて雑そうに見えて、実は“尽くし系ちんぽ”。
(あ~~~1回でいいから味見してぇ……)
そんな欲望が、ふつふつと湧き上がってきていた。
けど、問題がある。
(絶ッッッ対、男とはヤらないタイプなんだよなあ……)
アッシュに仕掛けるのを尻込みしているのは、これが原因だ――そう、尻だけに。
いや冗談言ってる場合じゃなくて、ほんとこれ、マジで死活問題なんだよ。
女装なしでも誘われることはあるとはいえ、頻度はかなり少ない。逆に女装してても、途中で男だと分かった瞬間に萎える奴も多い。
まあ、中には「寧ろそれがいい!」って狂喜乱舞するヤベー奴もいるにはいるが、稀だ。
(そう、男とセックスしようとする奴って、やっぱそこまでいない。なのに……)
ロイのほうにちらりと視線を送ると、彼は穏やかな表情でイリアと小声で会話していた。清らかな笑顔。罪のない目。何度も俺の中で爆ぜていた獣など、最初からいなかったかのように。
(本当、お前のチョロさはどうなってんだよ……)
あれから何度もロイを押し倒してハメてもらっているが、なぜだか失敗したことはない。特別な手を使ってるつもりは無いんだけどなあ。
毎回、最初は戸惑ってるのに――結局ノリノリで凶悪ちんぽぶち込んでくるし、記憶なくてもピストン精度上がってるし。聖騎士の名が聞いて呆れるぜ。
……ただ、アッシュはどうだろう。
無類の女好きであることは、火を見るより明らかだが――もしかしたら、ワンチャン両刀かもしれない。あれだけ女慣れしてるなら、酔った勢いで男もイケる可能性はある。
今も、例のウェイトレスと軽口を交わしながら、上機嫌にグラスを傾けていた。
女の子の笑い声が響き、アッシュの口元もゆるんでいる。頬にはうっすら赤みが差し、目元も少しとろんとしてきた。酒がだいぶ回ってる。
しばらくして、ウェイトレスが注文を取りに離れていく。
その瞬間、ふとアッシュが視線を上げた。俺がじっと見ていたことに気づいたらしい。軽く眉をひそめながら、ぼそりと口を開く。
「……なんだよ」
目を逸らすわけでもなく、少しだけ警戒したような声。
「いや、よく飲んでるな~と思って」
そう返すと、アッシュは鼻で笑って、顎で空になったボトルを示した。
「お前が全然飲まねぇからだろ」
「だから、俺ワイン苦手だって言っただろ……」
「まだまだクソガキの勇者サマには、早ぇんだろうなぁ」
にやりと口の端を吊り上げながら、アッシュは再びグラスを傾けた。
彼の頬は僅かに紅潮し、言葉の端々が滑らかになっていた。油断――狩る側にとって、これほど甘い瞬間はない。
俺は笑いながら、心の中でひとつ決めた。
(酔いが回った頃が、狙い目だな。……今日の宿で、ちょっと仕掛けてみるか)
俺の尻は、今夜のメニューを選び始めていた。
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