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渡辺津
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通信は一人、海辺を歩いた。火照った顔を心地よい潮風が撫でる。移ろいゆく海を眺めていると、昂ぶっていた気持ちが凪いでくるのだ。波に漂う海鵜が、つっと潜り消える。水面に視線を巡らすと、不意に思いもよらないところにあらわれる。そういう景色は、いつまでも眺めていることができる。
べつに怒ったわけじゃない――さざなみを目で追いながら、通信は自問自答を繰りかえしていた。あの時、自分は義経と景時に対して無礼なことをした。それをまちがいだったとは思わない。けれど、正しい判断だったのか。そんなことでいまさら落ちこむ、ちっぽけな自分自身が悔しかった。
もっと強くなりたい。ふと、そんな思いが胸をよぎる。目の前の戦場で、戦って、戦って、斃れずにいることが、強さの証明だと思っていた。そうしていれば、いつか父のような立派な武士になれるのだろうと漠然と感じていた。
しかし実際にはどうだろうか。日の本には多くの武士がいて、それらすべてが敵ではない。時には仲間である彼らを、はたして自分は呑みこむことができるだろうか。
三島の神の大蛇のように。
自信がなかった。はじめて、ただ一人のひとである自分自身を、弱いと感じた。
潮風を吸いこむ。
あの場にいたものたちのなかで、だれよりも西海を知っているのは通信だったはずだ。にもかかわらず、義経が作戦の全貌をいち早く理解したことが無性に腹立たしかった。優れた将であるのだろう義経は、しかし武士が好きではないという。それがさらに追い打ちとなった。悔しかったのだ。いまさらになって、まざまざと世間の広さを思い知ったということか。
通信は空を見あげた。鴎の白い翼が青に溶けて滲んだ。
海が茜色に染まる頃、通信は宿に戻った。宿の前庭に面した簀子に、景時が気怠そうに座っている。通信の姿を見つけると、「おっ」という表情を浮かべ手招いた。
「梶原殿、さきほどの無礼をお許しください」
「おれがそんなこと気にすると思う?」
「え」
「こっち」
景時が飄々とした様子で、みずからの左隣の簀子を手で叩いた。隣に来いということだろう。通信は、おずおずと腰をおろした。
「聞いてよ。あれから壮絶な夫婦喧嘩を弁慶君と仲裁ですよ」
心底うんざりした様子で景時が言う。
「仲裁できたんですか」
「できるわけねぇよ。あの女、伊豆の女みてぇな気性してやんの」
「伊豆の女」
「伊豆の女は怖ぇんだよ」
景時が両腕をさする。その仕草が滑稽で、通信はおもわず笑っていた。
「あっちはもう、弁慶と判官に任せたわ。おれは知らね」
手を後ろについた景時が、露骨にため息をついた。
「梶原殿がつれてきたのに」
「そんなもん使う側で考えろってこと。いやなら他の手を使うって」
「他の手?」
「たとえば、紀伊の熊野水軍」
紀伊国を拠とする熊野水軍は、西海では一番大きな水軍勢力である。そのような大物が出てくるのであれば、戦は勝ったも同然だろう。
「でも熊野水軍は」
「平家とすぶすぶの関係だからな。とはいえ奴らも揺れてはいるみたいよ」
ゆらゆらと手を動かしながら、「まあ、熊野水軍のなかには源氏とつながりが深いものたちもいるしね」と、景時がつけくわえる。
「そういうの、どこから、どうやって」
景時が口元にひとさし指を立てた。
「梶原殿、失礼を承知でご教示願いたいのですが」
「なによ急に」
「なぜ判官殿は、理解できたのでしょう」
「どういうこと」
通信は、おのれの腹のうちを洗いざらい、ぶちまけた。
景時は、はじめは前のめりになって話を聞いていたが、しだいに適当にあいづちを打つようになった。そのうち下女に瓶子を持って来させると、勝手にちびちびと酒を舐めはじめた。そっけない景時の態度に、通信は辟易して口を閉ざそうとした。しかし話を切ろうとすると、ちらりと横目で続きをうながしてくる。気がついたときには、通信はすべてを出しきっていた。
「長ぇよ」
そう一蹴した景時が、通信に杯を押しつけた。
「話がとっちらかりすぎだ。伝えたいことだけ話せよ。あとお前の感じたこととか、気持ちとか、どうでもいい。興味ねぇ。暇じゃねぇ」
通信は、「さっきまで暇そうにしてたのに」という言葉を酒で流した。
「だが、ちとかわいそうだから、教えてやるよ」
「かわいそうって」
「要は、知ってるか、知らねぇかってだけの話だ」
景時が鼻で笑いながら、指でこめかみを叩く。
「いいか。まず喧嘩でも、碁でも、まあなんでもそうだが、合戦にだって正攻法っていうのがあるんだわ」
まあ、おれが言ってんのはあくまで大将の話だが――と、景時は前置きをした。
「で、正攻法ってのは定石の組み合わせなわけよ。だから、いかに相手に読まれないように定石を組み合わせるかっていう」
「でも、決まったやりかただけじゃ、すぐに対応されてしまいますよね」
「だから双方にとって一番犠牲の少ない方法ってことになるわな。しかし、やっかいな点もある」
通信は首を捻った。
「読みあいになったら、時がかかる?」
「そ。合戦は相手を投降させるか、大将首を獲れば終わりでしょ。さっさと引きあげたければ、裏をかいて大将の首を獲りゃあいい」
そのとおりだと通信はうなずいた。それが一番、合理的であるように思う。
「九郎判官は定石を理解しつくしていて、その隙間を見つけて壊して敵の首をとるのがお好きなのさ。でも、それは双方に負担を強いるってことでもある」
「そうでしょうか。時がかからなければ、兵糧で苦労することもなくなります」
「武士がいっぱい死んじゃうだろうが」
景時がおもむろに通信の顔をのぞきこんだ。月明かりの影になった瞳には、驚くほどの凄みがある。その深くて暗い、まるで海の底の泥のような絶望に、背筋がぞっとする。
「まあ、わかってんよ。いまの話は空論でしかない。大将のもとに集う兵たちは、敵の首とって恩賞もらってなんぼだからよ」
通信の怯えを察したのか、景時からどろりとした気配が消えた。
「ただ鎌倉殿はよ。我々東国の武士にも、源氏方の西国の武士にも、いまは平家に従っている西国の武士にも、できるだけ犠牲を出したくないとお考えなんである」
「なぜでしょう」
「鎌倉殿が日の本の侍を統べるときに、大きな恨みを残すことになる」
「ああ、そういう」
景時が腕を組む。
「これはおれの勝手な憶測でしかないが、たぶん判官殿は武士が嫌いなのよ」
通信は、その言葉を聞かなかったことにした。義経の感情を認めてしまうと、これから命を賭して闘うことが、馬鹿馬鹿しく思えてしまいそうだった。
「まあ、正直いうと、おれは判官の言ってることは間違ってねぇと思ってんのよ。ただ、どうにもあの男は根回しをしねぇから」
「根回し?」
「頭がきれて一人でなんでもこなせるし、結果として勝ちゃいいと思ってんだろう。いままでもそれで連戦連勝だ。ただな、それで振り回されるほかの連中のことも考えてみろ」
曖昧にうなずいてみせた通信を見て、景時が少し寂しそうな表情を浮かべる。
「若いからな。そのくせ真面目だろ。自分自身のことすら許せないんだろうなぁ。おれは、あの男は奥州から、いや鞍馬寺から外に出るべきではなかったと思う」
そう言って、一気に杯を煽った。どこか憐れみすら感じさせるような、その言いまわしは意外であった。
「歳をとると、いままで自分が正しいと選び取ったがために、失ってきたもう一方。その、すでになくしてしまったものですら、かけがえのないものだったということに、ある日突然、気がついちまうんだよなぁ」
手元の杯をまわしながら、景時がほろりとこぼす。
「そうして全部、分不相応だってわかっていながらも、背負うようになる。そうなると、もう自分自身を簡単には裏切れないんだわね」
「なんの話ですか」
「棄てることのできないものが多すぎる」
独り言のような景時のつぶやきに、通信は酒を口に含んだ。
波の音が、夜風に運ばれてくる。近づき、遠ざかり。まるでひとの営みのようだと通信は思った。届きそうで、届かない。見えそうで、見えない。夜の海の恐ろしさのような、海の底の寂しさのようなもの――。
「あの、ありがとうございます」
「将の立場になって俯瞰してみろ。そうすれば自分のするべき働きもわかるはずだ。それから根回しも忘れんな。おれにはこまめに連絡よこせ」
「おれ、明日、伊予に帰ります」
通信は、杯を置いて立ちあがった。
景時や景高には世話になった。短い期間ではあったが、ふと気持ちが和らぐようなものを感じられた日々でもあった。とくに景高とは親しくなったと思う。すでに朋友と言っても良いのかもしれない。
「おう、おれたちも、もう少ししたら播磨に戻るわ」
別れが惜しい。通信は、鼻の奥につんとした痛みを感じる。
「あ、そんで悪いんだけど、平次、連れて行ってくれない」
「は」
景時の提案に、通信は拍子抜けした。
「あいつに舟戦を覚えさせてぇんだわ」
「それは構いませんけど。播磨のほうは大丈夫なんですか」
「お前、だれにものを言ってるの。おれだぞ?」
通信が噴きだすのを見て、景時が鼻を鳴らす。
「平次と、それからもう一人若いのを頼む。あと、こっちから郎等も何人かつけて護衛させるから、悪い条件じゃねぇだろ」
「むしろ心強いです」
振りむいて姿勢を正すと、通信は深々と頭をさげた。
べつに怒ったわけじゃない――さざなみを目で追いながら、通信は自問自答を繰りかえしていた。あの時、自分は義経と景時に対して無礼なことをした。それをまちがいだったとは思わない。けれど、正しい判断だったのか。そんなことでいまさら落ちこむ、ちっぽけな自分自身が悔しかった。
もっと強くなりたい。ふと、そんな思いが胸をよぎる。目の前の戦場で、戦って、戦って、斃れずにいることが、強さの証明だと思っていた。そうしていれば、いつか父のような立派な武士になれるのだろうと漠然と感じていた。
しかし実際にはどうだろうか。日の本には多くの武士がいて、それらすべてが敵ではない。時には仲間である彼らを、はたして自分は呑みこむことができるだろうか。
三島の神の大蛇のように。
自信がなかった。はじめて、ただ一人のひとである自分自身を、弱いと感じた。
潮風を吸いこむ。
あの場にいたものたちのなかで、だれよりも西海を知っているのは通信だったはずだ。にもかかわらず、義経が作戦の全貌をいち早く理解したことが無性に腹立たしかった。優れた将であるのだろう義経は、しかし武士が好きではないという。それがさらに追い打ちとなった。悔しかったのだ。いまさらになって、まざまざと世間の広さを思い知ったということか。
通信は空を見あげた。鴎の白い翼が青に溶けて滲んだ。
海が茜色に染まる頃、通信は宿に戻った。宿の前庭に面した簀子に、景時が気怠そうに座っている。通信の姿を見つけると、「おっ」という表情を浮かべ手招いた。
「梶原殿、さきほどの無礼をお許しください」
「おれがそんなこと気にすると思う?」
「え」
「こっち」
景時が飄々とした様子で、みずからの左隣の簀子を手で叩いた。隣に来いということだろう。通信は、おずおずと腰をおろした。
「聞いてよ。あれから壮絶な夫婦喧嘩を弁慶君と仲裁ですよ」
心底うんざりした様子で景時が言う。
「仲裁できたんですか」
「できるわけねぇよ。あの女、伊豆の女みてぇな気性してやんの」
「伊豆の女」
「伊豆の女は怖ぇんだよ」
景時が両腕をさする。その仕草が滑稽で、通信はおもわず笑っていた。
「あっちはもう、弁慶と判官に任せたわ。おれは知らね」
手を後ろについた景時が、露骨にため息をついた。
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「他の手?」
「たとえば、紀伊の熊野水軍」
紀伊国を拠とする熊野水軍は、西海では一番大きな水軍勢力である。そのような大物が出てくるのであれば、戦は勝ったも同然だろう。
「でも熊野水軍は」
「平家とすぶすぶの関係だからな。とはいえ奴らも揺れてはいるみたいよ」
ゆらゆらと手を動かしながら、「まあ、熊野水軍のなかには源氏とつながりが深いものたちもいるしね」と、景時がつけくわえる。
「そういうの、どこから、どうやって」
景時が口元にひとさし指を立てた。
「梶原殿、失礼を承知でご教示願いたいのですが」
「なによ急に」
「なぜ判官殿は、理解できたのでしょう」
「どういうこと」
通信は、おのれの腹のうちを洗いざらい、ぶちまけた。
景時は、はじめは前のめりになって話を聞いていたが、しだいに適当にあいづちを打つようになった。そのうち下女に瓶子を持って来させると、勝手にちびちびと酒を舐めはじめた。そっけない景時の態度に、通信は辟易して口を閉ざそうとした。しかし話を切ろうとすると、ちらりと横目で続きをうながしてくる。気がついたときには、通信はすべてを出しきっていた。
「長ぇよ」
そう一蹴した景時が、通信に杯を押しつけた。
「話がとっちらかりすぎだ。伝えたいことだけ話せよ。あとお前の感じたこととか、気持ちとか、どうでもいい。興味ねぇ。暇じゃねぇ」
通信は、「さっきまで暇そうにしてたのに」という言葉を酒で流した。
「だが、ちとかわいそうだから、教えてやるよ」
「かわいそうって」
「要は、知ってるか、知らねぇかってだけの話だ」
景時が鼻で笑いながら、指でこめかみを叩く。
「いいか。まず喧嘩でも、碁でも、まあなんでもそうだが、合戦にだって正攻法っていうのがあるんだわ」
まあ、おれが言ってんのはあくまで大将の話だが――と、景時は前置きをした。
「で、正攻法ってのは定石の組み合わせなわけよ。だから、いかに相手に読まれないように定石を組み合わせるかっていう」
「でも、決まったやりかただけじゃ、すぐに対応されてしまいますよね」
「だから双方にとって一番犠牲の少ない方法ってことになるわな。しかし、やっかいな点もある」
通信は首を捻った。
「読みあいになったら、時がかかる?」
「そ。合戦は相手を投降させるか、大将首を獲れば終わりでしょ。さっさと引きあげたければ、裏をかいて大将の首を獲りゃあいい」
そのとおりだと通信はうなずいた。それが一番、合理的であるように思う。
「九郎判官は定石を理解しつくしていて、その隙間を見つけて壊して敵の首をとるのがお好きなのさ。でも、それは双方に負担を強いるってことでもある」
「そうでしょうか。時がかからなければ、兵糧で苦労することもなくなります」
「武士がいっぱい死んじゃうだろうが」
景時がおもむろに通信の顔をのぞきこんだ。月明かりの影になった瞳には、驚くほどの凄みがある。その深くて暗い、まるで海の底の泥のような絶望に、背筋がぞっとする。
「まあ、わかってんよ。いまの話は空論でしかない。大将のもとに集う兵たちは、敵の首とって恩賞もらってなんぼだからよ」
通信の怯えを察したのか、景時からどろりとした気配が消えた。
「ただ鎌倉殿はよ。我々東国の武士にも、源氏方の西国の武士にも、いまは平家に従っている西国の武士にも、できるだけ犠牲を出したくないとお考えなんである」
「なぜでしょう」
「鎌倉殿が日の本の侍を統べるときに、大きな恨みを残すことになる」
「ああ、そういう」
景時が腕を組む。
「これはおれの勝手な憶測でしかないが、たぶん判官殿は武士が嫌いなのよ」
通信は、その言葉を聞かなかったことにした。義経の感情を認めてしまうと、これから命を賭して闘うことが、馬鹿馬鹿しく思えてしまいそうだった。
「まあ、正直いうと、おれは判官の言ってることは間違ってねぇと思ってんのよ。ただ、どうにもあの男は根回しをしねぇから」
「根回し?」
「頭がきれて一人でなんでもこなせるし、結果として勝ちゃいいと思ってんだろう。いままでもそれで連戦連勝だ。ただな、それで振り回されるほかの連中のことも考えてみろ」
曖昧にうなずいてみせた通信を見て、景時が少し寂しそうな表情を浮かべる。
「若いからな。そのくせ真面目だろ。自分自身のことすら許せないんだろうなぁ。おれは、あの男は奥州から、いや鞍馬寺から外に出るべきではなかったと思う」
そう言って、一気に杯を煽った。どこか憐れみすら感じさせるような、その言いまわしは意外であった。
「歳をとると、いままで自分が正しいと選び取ったがために、失ってきたもう一方。その、すでになくしてしまったものですら、かけがえのないものだったということに、ある日突然、気がついちまうんだよなぁ」
手元の杯をまわしながら、景時がほろりとこぼす。
「そうして全部、分不相応だってわかっていながらも、背負うようになる。そうなると、もう自分自身を簡単には裏切れないんだわね」
「なんの話ですか」
「棄てることのできないものが多すぎる」
独り言のような景時のつぶやきに、通信は酒を口に含んだ。
波の音が、夜風に運ばれてくる。近づき、遠ざかり。まるでひとの営みのようだと通信は思った。届きそうで、届かない。見えそうで、見えない。夜の海の恐ろしさのような、海の底の寂しさのようなもの――。
「あの、ありがとうございます」
「将の立場になって俯瞰してみろ。そうすれば自分のするべき働きもわかるはずだ。それから根回しも忘れんな。おれにはこまめに連絡よこせ」
「おれ、明日、伊予に帰ります」
通信は、杯を置いて立ちあがった。
景時や景高には世話になった。短い期間ではあったが、ふと気持ちが和らぐようなものを感じられた日々でもあった。とくに景高とは親しくなったと思う。すでに朋友と言っても良いのかもしれない。
「おう、おれたちも、もう少ししたら播磨に戻るわ」
別れが惜しい。通信は、鼻の奥につんとした痛みを感じる。
「あ、そんで悪いんだけど、平次、連れて行ってくれない」
「は」
景時の提案に、通信は拍子抜けした。
「あいつに舟戦を覚えさせてぇんだわ」
「それは構いませんけど。播磨のほうは大丈夫なんですか」
「お前、だれにものを言ってるの。おれだぞ?」
通信が噴きだすのを見て、景時が鼻を鳴らす。
「平次と、それからもう一人若いのを頼む。あと、こっちから郎等も何人かつけて護衛させるから、悪い条件じゃねぇだろ」
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