尊敬と恋愛、時々友情。

神永明日奈

文字の大きさ
7 / 9

クラス委員

しおりを挟む
後半の授業を終えるチャイムが鳴った。
私の高校は、放課後の前に掃除をする学校でチャイムが鳴り終わると皆教科書などを片付け、椅子を机に上げ、机を後ろに下げ始めた。私は1番後ろの席なので、誰よりも急いだ。きっと皆早く帰りたかったのだろう。

掃除時間になり、私と楓と友梨と寿美は廊下の窓掃除をすることになった。
かと言って、掃除に集中こともなく、適当に窓を拭きながら、4人で語り合っていた。
するとそれを見た担任が、楓に向かって、掃除機を渡した。4人とも、えっ。という感じになり苦笑いになった。
「喋ってないで掃除しろ~。綾瀬お前、掃除機やれ。」
楓は、ブツブツ言いながらも掃除機をかけていた。私達は、その姿を見てニヤニヤしながら窓掃除をしていた。

「綾瀬、お前足短いな~」

先生流の弄りなのかもしれないが、さすがに楓は怒っていた。担任には直接怒らず、楓はひたすら文句を言っていた。

掃除の時間が終わり、自分の席に座った。放課後が開始されるまで間、少し時間がある。
その時も楓は担任に対し、凄く苛立っていた。

私は椅子ブランコをしながら、彼女の話を聞きいて、落ち着かせようとまぁまぁ。と言いながらも笑っていた。

その時、担任から私の名前が呼ばれた。
「藤野!何椅子ブランコやってるんだ!今日からお前クラス委員やれ。」と言われ、強制でクラス委員というものにされた。
私が「え!なんで!」とびっくりした声を出すと、担任が「だってお前、椅子ブランコしてたじゃないか。」と答えた。
正直コレは理不尽では、ないかと思いながらも隣を見ると、楓は私を見ながら爆笑していた。

正直心の中でやられたと思った。
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

盗み聞き

凛子
恋愛
あ、そういうこと。

自習室の机の下で。

カゲ
恋愛
とある自習室の机の下での話。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

10年前に戻れたら…

かのん
恋愛
10年前にあなたから大切な人を奪った

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

処理中です...