【完結】『続・聖パラダイス病院』(作品260123)

菊池昭仁

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入院18日目

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 翌日もまた、妙は日勤だった。

 「血圧と体温を計らせていただきます」 
 「やってみたか?」 
 「やるわけないでしょ、そんなインチキ魔術」
 「そうか、少し目が腫れてるな?」

 妙は私を睨みつけてすぐにバイタルのチェックを始めた。

 「痛たたた、締め付け過ぎたぞ」
 「あらごめんなさい、タヌキが逃げないように罠を締め付けただけよ」
 「わざとだな?」
 「知らないーい、さあ体温計もお願い」

 そして妙はカーテンを閉じると病室を出て行った。


 「久しぶりに下の売店にでも行ってみるか?」

 私はベッドを降りて靴を履いた。



 売店はコンビニになっていた。

 「アニマルマート。言っていた通りだな?」

 車椅子のババアがニワトリのレジ係に言った。

 「アニチキをひとつおくれ」

 するとニワトリ店員は鋭い嘴でババアを突っついた。


 「おいババア、この軍鶏のシャモ鳥山に向かってアニマルチキンをくれだと⁈ お前をラーメンスープにしてやろうか!」
 「ひえ~っ」


 シロクマ店長が慌ててやって来た。


 「バカヤロー! アニチキはうちの看板商品だぞ!
 どうもすみません、アニチキですね? 1枚はお詫びとしてサービスさせていただきます」 
 「そう? わるいわねえ」
 「どうぞどうぞ、明日も元気にお待ちしておりまーす!」


 スタッフはみんな動物たちだった。
 店内を歩いているとキリンにライオンがビールを売り、ウサギとウナギがパイを売っていた。
 
 ここはまるでサファリパークのようだった。
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