異世界転移したのにチートスキルついてないので現代兵器でチートをしてみる

栗林柴乃

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第9話 貴族の息子

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 目の前に立っているのは昨日私のよこで倒れていた冒険者
 その辺のチンピラからと思いきや大違い
 この町の領主の息子だったそうだ・・・

 「え?ならなんであんな格好であんな態度してたの?」
 「それは・・・自分が領主の息子だと知られたくなかったからさ」
 「それで?貴族の息子さんが私に何の用?」
 「簡単なことだよ、礼がしたかった。あの時の自分は頭がおかしかった、なんであの場面であん な 無茶をしたのか今では考えれないことしてたと本当に思ってる」
 「それはよかった、今度はあんな無茶やめてよね、私が居なかったらあんた今頃死んでたわよ」
 「確かにね、死んでたかもしれない。だけど僕にはやる事ができた」
 「へぇーよかったじゃん。まぁ頑張ってね、私はまだ色々とやることがあるから失礼するよ?」
 「あぁ・・・うん、そうした方がいい、君にはきみのやることがあるのだから。俺は俺にしか出 来ないことを頑張る」
  私はそれを聞くとギルドを後にした
  今からは町の市場に繰り出して、食料や日用品などの買い物をしないといけない

  まだギルドの中にいる貴族の息子は彼女がギルドを出ていく後ろ姿を見ながらボソッと口にきた
 「俺のやる事はきみに告白する事だ、でも今の強さではダメ。もっと修行しないと」
  彼はそう言うとギルドのクエストカウンターでクエストを受けてからギルドを後にした

  私は彼の心などに気づくはずはなく
  町の市場でお買い物を楽しんでいた
  向こうの世界にはない物もあって色々と知るいい機会になった

  食料に関しては現世と同じような物が多かったが、米はなかった
  この世界の主食はパンのようで小麦の生産がメインらいし
  その為か小麦粉がやすく、一般家庭でも自家製のパンを焼くらしい

  私は家にかまどがあった事を思い出したので小麦粉と野菜を買い家に帰ることにした

 ただちょっと思ったことがあった

 この世界の常識とかどうやってしればいいのだろうか?
  これに至っては本などを読んでも無理なので、どうするか迷っていた

 丁度そこに奴隷館と言うお店があった・・・
 この世界では奴隷がいるのが当たり前であり、その商売も確立されている
 
 今から学校に行って学ぶということも考えてもいいが
 この世界に教育機関が少ないところを考えるとまず無理
 聞き込みをしても出てくるのは「魔法学校」「軍事学校」とかの専門部署のみ
 大衆ぬけの学校は存在しないのだ
 ならば現地人に聞いたほうが早いが、その辺の人に聞くのは気まずいので
 奴隷ということを思い出した

 私は半ばの罪悪感と半ばの期待を胸に込めて店の中に入った
 
 
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