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第1章 私異世界転生しました
第3話 私両親と喧嘩します
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私が目を覚ましてから何日過ぎたのかはわからないけど、私は平凡に暮らしていた。
その間いろいろ情報を集めたけど、なかなかほしい情報は手に入らなかった。わかったことは私は下級貴族の次女で長女がいることくらいだった、あとはお金のことと王都のことだったり。世界の伝説だったりとそこまで多くないし、重要なものはあまり含まれていなかった。
だけど私からすればまぁまぁいい情報だった、一番はこの家系は長女のアリサが受け継ぐらしいので私は気楽に生活できることくらいだった。なので自由にいろいろなことができる。
あとは魔法についてだけど、これに関してはどうしようか迷った。平民なら使ってもそこまで問題にならないと思うけど、貴族となると使えるだけで政治結婚に使われそうなのでやめておくことにした。
両親はそこまで私を大事にしていなさそうなので、まぁ姉のほうに集中してくれているのでこれはこれでいい状況だと思った、何せ私に目がいかないのであればやりたい放題できるわけだから。
そこで私は学園に行きたいと両親に提案、両親もすぐに承諾。
姉一人に集中できるのでちょうどいいなと思ったのだろう。
だけど私にはまだほかの考えも残っている・・・。
この世界の親子関係の消し方ってなんだろう・・・。
ただ単に今後のことを考えると、下級貴族という物はすこし邪魔になってくる、ならはずなさいといけないけど・・・。
この家に生まれてしまってはしょうがないことかもと思った、だけど下級貴族が世界に影響を与えるのは難しいと思うし、影響が大きいのはやっぱり平民だと思うのでここは何としておきたい。
うーん、両親が簡単に納得するには両親側にも何か利益が出ないといけない、そこで私は領地について調べ、特産品とかがあるかとかを調べてみることにした。
1週間かけて荒探しした結果ようやく見つけた、この領地で取れてなおかつ特産品にできるものが。
私はまた3日間キッチンに籠って作業をした、その結果上出来なものができたのであとは両親に売り込むだけになった。
次の日私は両親を部屋に呼んで、完成したものを見せる。
「それでなんだね、私たちを呼び出す用とは」
「これを食べてもらいたくてお呼びいたしました」
私が取り出したのはチョコレートだった、この世界にはなく、新しいお菓子を作ったのだ。
「なんだこの茶色いものは、まさか毒ではないだろうな?」
「実の親に毒を盛る子供がいますか?」
私がそういっても食べようとしないのでどうしようかなと思った、私が食べても意味はないので・・・。
そこに姉が走ってやってきた、というか姉事態私がキッチンで作っているときに何度か覗き込んできていた。
「ねぇねぇそれ食べてもいいの!?」
「うっうんいいけど・・・」
「やったー!」
姉はそういうと私が持っていたチョコレートをとって速攻で口に放り込んだ、
「アリサやめなさい!そんな得体のしれないもの!」
「早く吐出しなさい!」
両親はアリサにそう言ったが当の本人はそれどころではなかった。得体のしれないものを食べてすごい満足そうな顔をしていた。
「甘ーーい!!なにこれ!すごく美味しい」
アリサはそう言って食べることをやめなかった、それをみた両親は毒がないことには確認したみたいなので恐る恐る口にしたとたん、アリサと同じように満足笑みな顔をした。
あとは両親に作り方と販売方法を教えればいいかな。
「こんなに甘いの初めて食べたぞ」
「これはなんなの一体!」
虜にすることはできたみたいなのであとはもう簡単かな。
そう確信してゆっくりと説明を始める。
「これはチョコレートというお菓子でカカオ豆から作られています」
「なに!カカオ豆だと・・・あの苦い豆でか」
予想的中、確かに領内にカカオ豆はあったけど、そこまで収穫が頻発じゃないところをみて栽培はしてないと確信してたけど、
一応食べたことはあるんだ。
「それに別の素材を組み合わせるとこのようなお菓子ができるのです」
「なっなるほど・・・」
「それで両親にお願いがあるんですがいいですか?」
「なんだ・・・」
「私学園に行きたいのですが、その際にこの家系との縁を切らしてほしんです」
すると両親の固まり、もちろん姉も固まった。
「その代わり、このお菓子についての製造の仕方、販売方法をすべてあなた方にお教えします、どうですか?あなたならこのお菓子が売れることくらいわかるはずですよ?」
さすがの父親も考え込んでいた、大きな利権を手に入れる代わりに娘を手放すのだから・・・。
だがこの利権は大きなものだった。うまく国王の口に入れば、ベール家は安定化するし貴族のランクも上がることが期待できた。
つまり使い方次第ではこれでとれる利権は大きなものになるのである。
「さぁどうしますか?」
両親は迷っていた・・・、利権と娘をどっちをとるかで。
だが姉は違った。
「それは嫌です!ならこんなものいりません!!」
私は姉はそう来るだろうと考えていたので対抗策をもう考えてあった。
本当にごめんね、姉さん私中身あなたよりか本当は歳上なんだ。
「ではこれはどうでしょう。縁を切らなくてもいいですが。私との関りを減らせてください」
「・・・なるほど、お前は何かにまとわりつくのが嫌なんだな」
「はい、やっぱり自分の人生は自分で決めたいので」
父親はとうとうあきらめたのか、ため息をつきながらいった。
「わかった・・・認めよう、お前の学園入学と関りを減らせばいいんだな」
「はい、ご理解感謝します。父上」
「・・・お前は本当に12歳なのか?私は今のお前を見ると疑いぜざる得ないぞ?」
「そこはご両親が一番詳しいはずですよ?私を生んでから何年たちましたか?」
「・・・・くっ。食えないやつめ」
「では私は入学の準備がありますので、失礼させていただきます」
私は3人に一礼すると部屋を出ようとする、すると父親から声がかけられた。
「・・・お前は世界を変えたいのか?それともこの世界に革命でももたらす気か!この悪魔!!」
「ちょっとあなた!そこまでは言い過ぎよ・・・」
私は振り返って父親に向けて言い放った。
思いっきり両手を広げて、まさに悪魔のような微笑みをしながら・・・。
「悪魔・・いいですよね。私もそんなものになれたらなりたいです、ですが人間には無理です。なら何が必要か?この停滞した世界に何が必要か?刺激が必要だと思いませんか?私はそれを持っています、できる力もある。なら行動を起こすまでですよ」
両親は本当の悪魔でも見ているかのように震えていた、姉は姉で完全に膠着していた。
私はもとから用意してあった鞄をとる、そうあの神からもらったのと同じ鞄を。
中には入学証明書、少しのお金に銃が入っている。私はそのかばんともう一つ、下着などをいれたもうひとつのカバンを持って家を飛び出した。
使用人とかは何事かを私を止めようとしたが、後ろから父親の怒鳴り声がする。
「あんな悪魔行かしてしまえ!」
少し歩くともう今まで住んでいた家は遠くなっていた、最後に私は一言その場に残した。
「今までありがとう」
その間いろいろ情報を集めたけど、なかなかほしい情報は手に入らなかった。わかったことは私は下級貴族の次女で長女がいることくらいだった、あとはお金のことと王都のことだったり。世界の伝説だったりとそこまで多くないし、重要なものはあまり含まれていなかった。
だけど私からすればまぁまぁいい情報だった、一番はこの家系は長女のアリサが受け継ぐらしいので私は気楽に生活できることくらいだった。なので自由にいろいろなことができる。
あとは魔法についてだけど、これに関してはどうしようか迷った。平民なら使ってもそこまで問題にならないと思うけど、貴族となると使えるだけで政治結婚に使われそうなのでやめておくことにした。
両親はそこまで私を大事にしていなさそうなので、まぁ姉のほうに集中してくれているのでこれはこれでいい状況だと思った、何せ私に目がいかないのであればやりたい放題できるわけだから。
そこで私は学園に行きたいと両親に提案、両親もすぐに承諾。
姉一人に集中できるのでちょうどいいなと思ったのだろう。
だけど私にはまだほかの考えも残っている・・・。
この世界の親子関係の消し方ってなんだろう・・・。
ただ単に今後のことを考えると、下級貴族という物はすこし邪魔になってくる、ならはずなさいといけないけど・・・。
この家に生まれてしまってはしょうがないことかもと思った、だけど下級貴族が世界に影響を与えるのは難しいと思うし、影響が大きいのはやっぱり平民だと思うのでここは何としておきたい。
うーん、両親が簡単に納得するには両親側にも何か利益が出ないといけない、そこで私は領地について調べ、特産品とかがあるかとかを調べてみることにした。
1週間かけて荒探しした結果ようやく見つけた、この領地で取れてなおかつ特産品にできるものが。
私はまた3日間キッチンに籠って作業をした、その結果上出来なものができたのであとは両親に売り込むだけになった。
次の日私は両親を部屋に呼んで、完成したものを見せる。
「それでなんだね、私たちを呼び出す用とは」
「これを食べてもらいたくてお呼びいたしました」
私が取り出したのはチョコレートだった、この世界にはなく、新しいお菓子を作ったのだ。
「なんだこの茶色いものは、まさか毒ではないだろうな?」
「実の親に毒を盛る子供がいますか?」
私がそういっても食べようとしないのでどうしようかなと思った、私が食べても意味はないので・・・。
そこに姉が走ってやってきた、というか姉事態私がキッチンで作っているときに何度か覗き込んできていた。
「ねぇねぇそれ食べてもいいの!?」
「うっうんいいけど・・・」
「やったー!」
姉はそういうと私が持っていたチョコレートをとって速攻で口に放り込んだ、
「アリサやめなさい!そんな得体のしれないもの!」
「早く吐出しなさい!」
両親はアリサにそう言ったが当の本人はそれどころではなかった。得体のしれないものを食べてすごい満足そうな顔をしていた。
「甘ーーい!!なにこれ!すごく美味しい」
アリサはそう言って食べることをやめなかった、それをみた両親は毒がないことには確認したみたいなので恐る恐る口にしたとたん、アリサと同じように満足笑みな顔をした。
あとは両親に作り方と販売方法を教えればいいかな。
「こんなに甘いの初めて食べたぞ」
「これはなんなの一体!」
虜にすることはできたみたいなのであとはもう簡単かな。
そう確信してゆっくりと説明を始める。
「これはチョコレートというお菓子でカカオ豆から作られています」
「なに!カカオ豆だと・・・あの苦い豆でか」
予想的中、確かに領内にカカオ豆はあったけど、そこまで収穫が頻発じゃないところをみて栽培はしてないと確信してたけど、
一応食べたことはあるんだ。
「それに別の素材を組み合わせるとこのようなお菓子ができるのです」
「なっなるほど・・・」
「それで両親にお願いがあるんですがいいですか?」
「なんだ・・・」
「私学園に行きたいのですが、その際にこの家系との縁を切らしてほしんです」
すると両親の固まり、もちろん姉も固まった。
「その代わり、このお菓子についての製造の仕方、販売方法をすべてあなた方にお教えします、どうですか?あなたならこのお菓子が売れることくらいわかるはずですよ?」
さすがの父親も考え込んでいた、大きな利権を手に入れる代わりに娘を手放すのだから・・・。
だがこの利権は大きなものだった。うまく国王の口に入れば、ベール家は安定化するし貴族のランクも上がることが期待できた。
つまり使い方次第ではこれでとれる利権は大きなものになるのである。
「さぁどうしますか?」
両親は迷っていた・・・、利権と娘をどっちをとるかで。
だが姉は違った。
「それは嫌です!ならこんなものいりません!!」
私は姉はそう来るだろうと考えていたので対抗策をもう考えてあった。
本当にごめんね、姉さん私中身あなたよりか本当は歳上なんだ。
「ではこれはどうでしょう。縁を切らなくてもいいですが。私との関りを減らせてください」
「・・・なるほど、お前は何かにまとわりつくのが嫌なんだな」
「はい、やっぱり自分の人生は自分で決めたいので」
父親はとうとうあきらめたのか、ため息をつきながらいった。
「わかった・・・認めよう、お前の学園入学と関りを減らせばいいんだな」
「はい、ご理解感謝します。父上」
「・・・お前は本当に12歳なのか?私は今のお前を見ると疑いぜざる得ないぞ?」
「そこはご両親が一番詳しいはずですよ?私を生んでから何年たちましたか?」
「・・・・くっ。食えないやつめ」
「では私は入学の準備がありますので、失礼させていただきます」
私は3人に一礼すると部屋を出ようとする、すると父親から声がかけられた。
「・・・お前は世界を変えたいのか?それともこの世界に革命でももたらす気か!この悪魔!!」
「ちょっとあなた!そこまでは言い過ぎよ・・・」
私は振り返って父親に向けて言い放った。
思いっきり両手を広げて、まさに悪魔のような微笑みをしながら・・・。
「悪魔・・いいですよね。私もそんなものになれたらなりたいです、ですが人間には無理です。なら何が必要か?この停滞した世界に何が必要か?刺激が必要だと思いませんか?私はそれを持っています、できる力もある。なら行動を起こすまでですよ」
両親は本当の悪魔でも見ているかのように震えていた、姉は姉で完全に膠着していた。
私はもとから用意してあった鞄をとる、そうあの神からもらったのと同じ鞄を。
中には入学証明書、少しのお金に銃が入っている。私はそのかばんともう一つ、下着などをいれたもうひとつのカバンを持って家を飛び出した。
使用人とかは何事かを私を止めようとしたが、後ろから父親の怒鳴り声がする。
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少し歩くともう今まで住んでいた家は遠くなっていた、最後に私は一言その場に残した。
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