私は異世界で平凡な生活がしたい

栗林柴乃

文字の大きさ
10 / 10
第1章 私異世界転生しました

第10話 アイカの気持ち

しおりを挟む
 私はアイカの隣に座って会食をすることになった、ギルドに対しては倒れていたので市長が保護したということにしておくことにした。
 私は少し口をつけると市長とアイカに向けて話始めた。

「アイカ・・・なんで一体どういうことなの?」

 アイカは食事をやめて、私と市長のほうを見た。その顔はまさに嫌そうな顔ではあったが。
「わかりました・・・。お話ししますので、どうか信じてください」

 私と市長はうなずいた、それを確認したアイカはゆっくりと話し始めた。
 自分の過去についてだ。

「私は確かに王族の娘ですが、私は王族になんてなりたくないのです。そこで私の専属の使用人2人と姿を消しました、これが今から5年ほど前のことです。
 この町に来たのは4年くらい前で、今では使用人の2人が町で仕事をしています。でも私自身彼らに養われるだけでは嫌だったのです、だから私はハンターになってお金を稼ごうと決意しました」

 そこに市長が質問をした。

「ですが、ハンターランクが上がれば名前は広まります。そうなればあなたの存在は公にでることにある」

「はいそれもわかっていました。なのでずっとこの町でハンターとして暮らすならその可能性が少ないと考えたのです」
 次は私が横から前を見たまま言った。

「でも市長は王女の顔を知っていた、それで見つかってしまった」

「はい、その通りです。そこで市長にお願いがあります。」
 すると市長はそのままの顔でアイカを見つめた・
「はい、なんでしょう」

「私を死んだことにしてくれませんか?」

「「はぁ?」」

 私と市長は同時に答えてしまった、それも驚きを隠せない顔で。

「それはいったいどういうことですかな?」
 するとアイカは立ち上がり町を見ながら話した。

「私の父はまだ私が生きていると思っています、そこで市長には随分前に遺体で発見されて埋葬されていることにしてほしんです」
 さすがの市長は戸惑っていて、口が開いたままになっていたが、私が代わりに返した。

「でも・・・どうしてですか?王族なら未来は安泰でしょう」
「確かにそうかもしれませんが、私はあんな生活はしたくありません。それにここの町に来て4年です・・・この町に愛着を感じ始めているのです・・・」

 それを聞いた市長と私はその言葉を聞いて覚悟を決めた、そう彼女を保護する・・・たとえ王国と戦争になっても・・・。
 市長はもう悟ったのかあきらめた表情でアイカのほうを見た。

「わかりました、わが町での安全は私が保証します。あと先ほどのあなたの要求ですが・・・わかりました」
 私は市長に向かって立ち上がって言った。
「それでは!あなたはどうなるんですか!」

「わかりません、最悪責任を取ることになるかもしれません」
 それは当たり前だった、なにせ管理下の町で王女が死んだことにするのだから・・・・

 市長はそういうと席を立った、そのまま私を見た。その眼は覚悟を決めた目だった。

「・・・市長。本気なんですね」
「えぇ、・・・ニアさん。アイカ王女を頼みます」
「・・・わかりました。ですが・・・必ず帰ってきてください」

 市長は軽くうなずくと部屋を後にした。いまから王都に向かうのであろう。
 私の横でアイカは泣いていた、私は彼女の頭を撫でるこちしかできなかった。
 アイカはその泣いた目でこっちを見てきた、その眼には覚悟を決めた目だとも思えた。

「私・・・絶対に市長さんを殺させません!」
 私はその言葉を聞き。もう一度アイカに聞き返した。

「本当に戦うの?王家と・・・」
「はい・・・」
「だけど今なら市長を呼び戻せばいい・・・」

 と私が行ったその時だった。

バン!!

 急に勢いよく扉が開いた。
 扉の前に立っていたのは王家の剣士たちだと思う6人だった・・・

「王女様、迎えに参りました。われらと一緒に王都に帰りましょう」
 一番偉そうな剣士が一礼をしてこっちを見てきた。

 その瞬間私はとあることが背筋を凍らした、
 ・・・市長はどこにいった?
 私はそれを思うと怒りがこみ上げてきた。
「あなた・・・市長はどうしたんですか?」

 アイカが剣士に向かって聞いた。そのアイカの目はまさに怒りで満ちていた。

「あの男でしたら、先ほど国家反逆罪の罪でその場で処刑しました」

「・・・・・お前らぁ!!!」

 私の怒りは頂点に達した、腰かけた剣を私は抜いた。

「ほほぅ・・たががハンターのあなたが私に勝てますか?」
「・・・剣を使うと誰が言った?」

 私は剣を下げて片手を彼らに向けた。

「剣を下げてどうするんですか?今なら降伏しても命だけは助けてあげますよ」

 ただ私の後ろにいたアイカだけは私の近くにいたからかもしれないけど。私の怒りを感じとっていた。
「・・・ニアさん」

 すると一人の剣士が近づいてきた。

「へへ、こんなお嬢ちゃん自分一人で十分ですよ」
 そういいながら距離を詰めてきた。もう相手が切りかかるには十分な距離になっる。

「お嬢ちゃんいつまで下げてるのさ、それだと戦いにならないよ」
 剣士はそう言って剣を構える。

「ニアさん・・・」

 アイカは後ろで心配そうに見ている。
 というかなんでこんな面倒なことに巻き込まれているのだろう・・・。
 私はこの世界で平凡に生活したいだけだったのに・・・、すべての予定がパァだよ・・・。
 
 その時だった剣士が剣を振り下ろす。
「あばよ」
「ニアさん!!」

「・・・爆破」

ドン!!!  
 ものすごい音とともに私の目の前で爆発が起きる、それと同時に私の目の前で剣を振りかざそうとしていた剣士は壁まで飛ばされいた。
 もちろん生きているはずがなく即死だった。

「きっきさま!」

 それを見た剣士たちは一斉に剣を抜いた。
 それを見た私は一言。

「もうお前らに勝ち目はないんだよ・・・」
「なんだと!切り殺してやる!!」

 剣士が5人私に向かってくるが、その瞬間に私は剣を持っていた手から剣を離した、カバンの中に入っているとある武器を取り出す。
 その武器はこの世界ではまだ配備も進んでいなく、またここまで小型化はしていなかった、またそれが単発ではなく、連発であることも・・・。

バン!バン!

 私が持った武器から音がした瞬間に剣士2人は崩れ落ちた、それをみたほかの剣士は動きをとめた。
 すると隊長の剣士が私をみて驚きを隠せない声で言った。

「なっ・・・なんでお前が銃を持っている!!それもなんだその形は!!」
 私はにこやかに微笑んだまま彼らに銃を向けた。

「すごいでしょ?これ私の世界じゃマイナーな武器なんですよ」

 それを聞いた剣士たちは固まった。そんな銃はまだ開発されていないし、それにこの世界でまだマイナーではないからだ。

「それじゃ、皆さんまたどこかで会えたら会いましょう」
 私はそういうと残りの3人に向けて発砲した。

バン!バン!バン!

 目の前にいた剣士は全員しんだ。
 私は膠着しているアイカの手を握って叫んだ。

「ここから逃げるよ!走って!!」

「はっはい!!」
しおりを挟む
感想 0

この作品の感想を投稿する

あなたにおすすめの小説

腹違いの妹にすべてを奪われた薄幸の令嬢が、義理の母に殴られた瞬間、前世のインテリヤクザなおっさんがぶちギレた場合。

灯乃
ファンタジー
十二歳のときに母が病で亡くなった途端、父は後妻と一歳年下の妹を新たな『家族』として迎え入れた。 彼らの築く『家族』の輪から弾き出されたアニエスは、ある日義母の私室に呼び出され――。 タイトル通りのおっさんコメディーです。

転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです

NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

幼子家精霊ノアの献身〜転生者と過ごした記憶を頼りに、家スキルで快適生活を送りたい〜

犬社護
ファンタジー
むか〜しむかし、とある山頂付近に、冤罪により断罪で断種された元王子様と、同じく断罪で国外追放された元公爵令嬢が住んでいました。2人は異世界[日本]の記憶を持っていながらも、味方からの裏切りに遭ったことで人間不信となってしまい、およそ50年間自給自足生活を続けてきましたが、ある日元王子様は寿命を迎えることとなりました。彼を深く愛していた元公爵令嬢は《自分も彼と共に天へ》と真摯に祈ったことで、神様はその願いを叶えるため、2人の住んでいた家に命を吹き込み、家精霊ノアとして誕生させました。ノアは、2人の願いを叶え丁重に葬りましたが、同時に孤独となってしまいます。家精霊の性質上、1人で生き抜くことは厳しい。そこで、ノアは下山することを決意します。 これは転生者たちと過ごした記憶と知識を糧に、家スキルを巧みに操りながら人々に善行を施し、仲間たちと共に世界に大きな変革をもたす精霊の物語。

大根令嬢の雑学無双、王弟殿下を添えて。~ 前世を思い出したので、許婚をほったらかして人助けしまくります!!

古森真朝
恋愛
気弱な伯爵令嬢のカレンは、自分勝手な婚約者レナートに振り回されていた。耐え続けていたある日、舞踏会で何者かに突き飛ばされ、階段から落ちてしまう。 その傷が元で儚く……なるかと思いきや。衝撃で前世を思い出したカレンは一転、かの『ド根性大根』みたいな超・ポジティブ人間になっていた。 『モラハラ婚約者の思惑なんぞ知るか!! 今度こそ好きなことやって、目いっぱい幸せに長生きするんだから!!!』 昔ひたすら読書に耽って身に着けた『雑学』を武器に、うっかり採れ過ぎた作物や、開墾しようとすると不幸に見舞われる土地、不治の病にかかった王族、等々の問題をどんどん解決。 領地の内外で心強い友人が出来たり、いつの間にかものすごく有名になっていたり、何かと協力してくれる王弟ヴィクトルから好意を寄せられたり(注:気付いてない)する中、温かい家族と共に仕事に励んでいく。 一方、前世から因縁のある人々もまた、こちらに転生していて――

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

断腸の思いで王家に差し出した孫娘が婚約破棄されて帰ってきた

兎屋亀吉
恋愛
ある日王家主催のパーティに行くといって出かけた孫娘のエリカが泣きながら帰ってきた。買ったばかりのドレスは真っ赤なワインで汚され、左頬は腫れていた。話を聞くと王子に婚約を破棄され、取り巻きたちに酷いことをされたという。許せん。戦じゃ。この命燃え尽きようとも、必ずや王家を滅ぼしてみせようぞ。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

処理中です...