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前線
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1947年日本
「こちら指宿防衛前線部隊、敵機動部隊による艦砲射撃で第一歩兵部隊は壊滅、機甲科部隊も壊滅的被害、援軍を求む‼︎」
「こちら鹿児島司令本部、現在01大隊及び06航空部隊がそちらに向かっている。到着まで前線を死守せよ」
「りょっ..ドガーン‼︎」
この時、敵偵察機による強行偵察によって
生き残った前線部隊員が隠れている塹壕が
発見され彼らは集中砲火を浴びせられていた。
「こちら01大隊01中隊長、現在報告願う」
「現在大隊規模の敵海兵部隊及び戦車隊が
上陸中、前線部隊はほぼ壊滅との連絡あり。
送れ」
「了解、直ちに急行する。」
01大隊01中隊隊長坂口良悟、大東亜戦争
から生き延びている数少ない猛者とあって
昇格に昇格を重ね少尉となった。また今回
出撃している01大隊も陸上方面隊の中でも
エリート集団である。
「こちら01大隊長、敵部隊を肉眼で確認。
これより攻撃を仕掛けるにあたって野特
(野戦特化部隊)に援護射撃を要請する。」
「野特、了解。目標位置を送れ。」
現在日本国防連軍は地図をマス目状に分け
縦横共に99個のマス目に分けそのマスの中で99のマス目を作り敵位置を把握している。
「敵位置は3-65、26-78」
「了解」
遠くで轟音が響いた。
空気を切り裂くヒゥゥゥという音が真上の空でなっている。
「だんちゃーく、今‼︎」
そう無線が入った瞬間、目の前にいた敵海兵
部隊と戦車部隊が爆煙に包まれた。
「弾着確認、これより上陸した敵部隊を掃討する。各員、掃討戦に移行せよ。」
大隊長の合図を機に閃光が飛び交った。
「01中隊は右翼側より敵中央部を叩く。
迫撃砲隊は敵戦車を殲滅せよ。指揮は副隊長に任せる。」
坂口はそう命令するなり三個小隊を連れて前進を開始した。
「迫撃砲隊射撃準備、目標敵戦車。距離200
」
01中隊副隊長の水島航平は的確に指揮をとる。
「半装填よし、射撃準備整いました‼︎」
一人の隊員の合図を聞き、水島は合図する。
「射撃開始ー‼︎」
「目標前方敵1個小隊、各員撃ち方始め‼︎」
01中隊本隊も敵部隊を着実に倒していった。
しかし現実とはそううまくいくものではなかった。敵航空部隊が機銃掃射を開始した。
「各員、身を潜めろー‼︎」 と大隊長が叫んだが遅かった。敵戦闘機隊は空まで達した
爆煙の中から現れたのだ。観測員もこればっかりは確認できなかった。突然の不意打ちに
兵士たちは次々に倒れていった。
「こちら01大隊、敵戦闘機隊の攻撃により
損害多数。援軍を求む。」
「了解、そちらに海上方面隊03機動部隊を
向かわせている。到着まで30分、送れ」
「了解」
01大隊隊長佐々木宗也はそう答えたが、それまでに敵戦力を死守することは不可能だと
分かっていた。そんな時に希望の光がさした。
「こちら指宿防衛前線部隊、敵機動部隊による艦砲射撃で第一歩兵部隊は壊滅、機甲科部隊も壊滅的被害、援軍を求む‼︎」
「こちら鹿児島司令本部、現在01大隊及び06航空部隊がそちらに向かっている。到着まで前線を死守せよ」
「りょっ..ドガーン‼︎」
この時、敵偵察機による強行偵察によって
生き残った前線部隊員が隠れている塹壕が
発見され彼らは集中砲火を浴びせられていた。
「こちら01大隊01中隊長、現在報告願う」
「現在大隊規模の敵海兵部隊及び戦車隊が
上陸中、前線部隊はほぼ壊滅との連絡あり。
送れ」
「了解、直ちに急行する。」
01大隊01中隊隊長坂口良悟、大東亜戦争
から生き延びている数少ない猛者とあって
昇格に昇格を重ね少尉となった。また今回
出撃している01大隊も陸上方面隊の中でも
エリート集団である。
「こちら01大隊長、敵部隊を肉眼で確認。
これより攻撃を仕掛けるにあたって野特
(野戦特化部隊)に援護射撃を要請する。」
「野特、了解。目標位置を送れ。」
現在日本国防連軍は地図をマス目状に分け
縦横共に99個のマス目に分けそのマスの中で99のマス目を作り敵位置を把握している。
「敵位置は3-65、26-78」
「了解」
遠くで轟音が響いた。
空気を切り裂くヒゥゥゥという音が真上の空でなっている。
「だんちゃーく、今‼︎」
そう無線が入った瞬間、目の前にいた敵海兵
部隊と戦車部隊が爆煙に包まれた。
「弾着確認、これより上陸した敵部隊を掃討する。各員、掃討戦に移行せよ。」
大隊長の合図を機に閃光が飛び交った。
「01中隊は右翼側より敵中央部を叩く。
迫撃砲隊は敵戦車を殲滅せよ。指揮は副隊長に任せる。」
坂口はそう命令するなり三個小隊を連れて前進を開始した。
「迫撃砲隊射撃準備、目標敵戦車。距離200
」
01中隊副隊長の水島航平は的確に指揮をとる。
「半装填よし、射撃準備整いました‼︎」
一人の隊員の合図を聞き、水島は合図する。
「射撃開始ー‼︎」
「目標前方敵1個小隊、各員撃ち方始め‼︎」
01中隊本隊も敵部隊を着実に倒していった。
しかし現実とはそううまくいくものではなかった。敵航空部隊が機銃掃射を開始した。
「各員、身を潜めろー‼︎」 と大隊長が叫んだが遅かった。敵戦闘機隊は空まで達した
爆煙の中から現れたのだ。観測員もこればっかりは確認できなかった。突然の不意打ちに
兵士たちは次々に倒れていった。
「こちら01大隊、敵戦闘機隊の攻撃により
損害多数。援軍を求む。」
「了解、そちらに海上方面隊03機動部隊を
向かわせている。到着まで30分、送れ」
「了解」
01大隊隊長佐々木宗也はそう答えたが、それまでに敵戦力を死守することは不可能だと
分かっていた。そんな時に希望の光がさした。
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