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第三章 強欲のダンジョン
第17話 嘘をついたことがない
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これから来る冒険者共に期待をふくらませながら俺はダンジョンに帰った。
ちなみに、魔石は金貨一枚と大銀貨一枚に換金された。
ギルドで換金する時に、ばっちりアピールはしたから冒険者が来るのは時間の問題だと思う。
感じたこととしては、俺がベラベラ喋っていてもそこまで信頼された風がなかったが、グリフとソフィアが事実だ、と後付けしただけでかなり盛り上がったからランクは当人の発言の信頼にも繋がるんだと思う。
「そして、なぜお前がその席にいるんだ?」
玉座になぜかスケ方が座っていた。ぶっ飛ばしてやろうか。
……いやいや。今はまだその時じゃない。
「アレスは」
スケ方がアレスのいるところを指す。
グリフとの戦闘で酷く重傷を負ったアレスは、どうやらスラちゃんの『治癒』で治してもらっているところらしい。
「スラちゃん、久しぶりです!」
そしてようやくいつもの姿に戻れた小雪は、スラちゃんを抱きしめに走る。
ギュッと抱きしめられたスラちゃんも、やあ、と小雪に挨拶をした。
『……強カッタ』
「悔しいか?」
『当タリ前ダ。……スケ方が、イナケレば、死ンデイタ』
「そうか。そういえば、トドメの寸前でスケ方が助けに入ったんだったか」
アレスの言葉に少し照れたのか、骨を鳴らして応じるスケ方。
仲が良くて結構だが、一つ気になることがある。
「……スケ方、お前の周りをフヨフヨ浮いているそれはなんだ?」
暇つぶしに俺からもらった超小型ドクロに魔力を込めたらこうなった、だって?
……結構すごい気がする。
【種族】ライフ・スカル
【ランク】E-
【名前】超小型ドクロ
【レベル】2/5
【HP】50/50
【スキル】
『暗黒魔法Lv1』
【称号】
『偽りの王のピアス』『人造生命』
ランクはE-らしい。スケ方と同じじゃないか。
そしてドクロ君はフヨフヨ近づいてきて、俺のピアスになった。俺の耳が一番落ち着くんだとか。
魔法も使えるので護身用にどうぞ、とスケ方も俺にくれる意志を見せる。やったー。
……元は俺のじゃなかったっけ?
聞いたら、気のせいだ、と言われた。人生で一回も嘘をついたことの無い、と豪語するスケ方が言うのなら間違いないだろう。
ちなみに今人生で初めて嘘をついたらしい。
あと、DPを確認しよう。
【DP550】
「……なんか増えてるのはなに?」
玉座から見下ろしてくるスケ方曰く、野良の魔物を殺して魔石があーだこーだでアレってことなんだとか。
まあ増えてるのならよし。
「じゃ、スケ方、進化する?」
猛烈にヘッドバンキング。首の骨が折れないか心配だ。
「じゃ、進化」
歩いていって、スケ方に触れる。レベルはマックスっぽいから、そこにDPをかける必要は無さそうだ。
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
【進化先】
『スケルトン・ナイト』ランク:D+
『骨太スケルトン・フェンサー』:ランクD
『ハイスケルトン・フェンサー』:ランクD-
『ダークネス・スケルトン・フェンサー』:ランクD-
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
【現在】
『スケルトン・フェンサー』:ランクE-
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
おお、一気に選択肢が増えたな。そして超絶的かつ猛烈に気になるのは『骨太スケルトン・フェンサー』の欄。
これはもう骨太になれという天命なのではないだろうか。
「はい、じゃあ魔王軍民主主義的進化先選択のお時間だ」
で、スケ方は『スケルトン・ナイト』になるか『ダークネス・スケルトン・フェンサー』になるかで迷ってるらしい。この中二病め。
「ちなみに骨太は?」
……無視された。ひでー、絶対そっちの方が強くなるのに。
俺骨粗鬆症の騎士とか見たくねえもん。
「で、骨太は?」
『……スケ方、ドウダ?』
アレスも言葉短くスケ方に骨太になることを進める。
そして、しばらく無言だったスケ方は手にポンと拳を置き、スケルトン・ナイトになる、と言った。許さん。
「仕方ないな……小雪、やれ」
「はい!」
小雪がスラちゃんを投げる。
ピュウピュウと風を切りながら飛来してくるスラちゃんを見ながら、最後にもう一度骨太にならなくていいか問う。
「スケ方。骨太にならないか」
スケ方がため息(らしき何か)をついて、否定しようと首を横に振るその瞬間、飛来したスラちゃんがスケ方の頭に引っ付き、無理矢理首を縦に降らせる。
はい! 頷いた!!
というわけで進化ァ!
ぐ、ぐああああ、と悲鳴をあげながらスケ方は進化していく。自分が強くなることに喜んでいる叫びだろう。
そして進化が完了する。
「……な、なんか余分な骨が増えてねえか」
シクシクと膝を抱えて泣き出したスケ方は、玉座に座っていて背中に違和感があるのに気づいたようだ。
そう、進化したスケ方は美しい骨と何故か背中に余分な骨がくっついていた。
おいたわしや……
「ほれ、鏡」
街で買ってきた鏡(銀貨五枚)をスケ方に投げる。
地面に落とさないかちょっとヒヤッとした。
そして自分の姿をジーッと眺めていたスケ方は、突然目を輝かせ始めた(多分)。
背中に骨の翼が生えていることに気づいたのだろう。よかったね。
バサバサーッと翼を揺らして、空を飛ぼうとするスケ方。
まあそのスカスカの翼ではもちろん飛べず、地面に無様に落ちた。かわいそう。
【スキル】
『剣術Lv5』『飛行Lv0』『受け身』
【称号】
『骸の王の小さな欠片』『レアモンスター』『身体強度上昇』『生命を与えるは死せし者』
よしよし、スキルと称号が増えてきていいね。
よく分からないのはまあよく分からないままでいいだろう。スケ方もよく分からないけどカッコいいから特に気にしてない、って言ってるし。
【侵入者を確認】
「久しぶりに聞いたな」
どうやらもう冒険者が来たらしい。
これからは俺が思い浮かべているダンジョンにできるまでDPを貯めるため、適度に冒険者を殺して、宝を与えなければならない。
……そう考えると、今の俺のダンジョンは殺すことに重きを置きすぎてるな。
肩がずっしりと重い。しばらくはそこら辺の調整で大変になるからだろう。
……と思ったらスラちゃんが肩に乗ってただけだった。やあ、久しぶり、だって。かわいいやつめ!
ちなみに、魔石は金貨一枚と大銀貨一枚に換金された。
ギルドで換金する時に、ばっちりアピールはしたから冒険者が来るのは時間の問題だと思う。
感じたこととしては、俺がベラベラ喋っていてもそこまで信頼された風がなかったが、グリフとソフィアが事実だ、と後付けしただけでかなり盛り上がったからランクは当人の発言の信頼にも繋がるんだと思う。
「そして、なぜお前がその席にいるんだ?」
玉座になぜかスケ方が座っていた。ぶっ飛ばしてやろうか。
……いやいや。今はまだその時じゃない。
「アレスは」
スケ方がアレスのいるところを指す。
グリフとの戦闘で酷く重傷を負ったアレスは、どうやらスラちゃんの『治癒』で治してもらっているところらしい。
「スラちゃん、久しぶりです!」
そしてようやくいつもの姿に戻れた小雪は、スラちゃんを抱きしめに走る。
ギュッと抱きしめられたスラちゃんも、やあ、と小雪に挨拶をした。
『……強カッタ』
「悔しいか?」
『当タリ前ダ。……スケ方が、イナケレば、死ンデイタ』
「そうか。そういえば、トドメの寸前でスケ方が助けに入ったんだったか」
アレスの言葉に少し照れたのか、骨を鳴らして応じるスケ方。
仲が良くて結構だが、一つ気になることがある。
「……スケ方、お前の周りをフヨフヨ浮いているそれはなんだ?」
暇つぶしに俺からもらった超小型ドクロに魔力を込めたらこうなった、だって?
……結構すごい気がする。
【種族】ライフ・スカル
【ランク】E-
【名前】超小型ドクロ
【レベル】2/5
【HP】50/50
【スキル】
『暗黒魔法Lv1』
【称号】
『偽りの王のピアス』『人造生命』
ランクはE-らしい。スケ方と同じじゃないか。
そしてドクロ君はフヨフヨ近づいてきて、俺のピアスになった。俺の耳が一番落ち着くんだとか。
魔法も使えるので護身用にどうぞ、とスケ方も俺にくれる意志を見せる。やったー。
……元は俺のじゃなかったっけ?
聞いたら、気のせいだ、と言われた。人生で一回も嘘をついたことの無い、と豪語するスケ方が言うのなら間違いないだろう。
ちなみに今人生で初めて嘘をついたらしい。
あと、DPを確認しよう。
【DP550】
「……なんか増えてるのはなに?」
玉座から見下ろしてくるスケ方曰く、野良の魔物を殺して魔石があーだこーだでアレってことなんだとか。
まあ増えてるのならよし。
「じゃ、スケ方、進化する?」
猛烈にヘッドバンキング。首の骨が折れないか心配だ。
「じゃ、進化」
歩いていって、スケ方に触れる。レベルはマックスっぽいから、そこにDPをかける必要は無さそうだ。
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【進化先】
『スケルトン・ナイト』ランク:D+
『骨太スケルトン・フェンサー』:ランクD
『ハイスケルトン・フェンサー』:ランクD-
『ダークネス・スケルトン・フェンサー』:ランクD-
‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐
【現在】
『スケルトン・フェンサー』:ランクE-
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おお、一気に選択肢が増えたな。そして超絶的かつ猛烈に気になるのは『骨太スケルトン・フェンサー』の欄。
これはもう骨太になれという天命なのではないだろうか。
「はい、じゃあ魔王軍民主主義的進化先選択のお時間だ」
で、スケ方は『スケルトン・ナイト』になるか『ダークネス・スケルトン・フェンサー』になるかで迷ってるらしい。この中二病め。
「ちなみに骨太は?」
……無視された。ひでー、絶対そっちの方が強くなるのに。
俺骨粗鬆症の騎士とか見たくねえもん。
「で、骨太は?」
『……スケ方、ドウダ?』
アレスも言葉短くスケ方に骨太になることを進める。
そして、しばらく無言だったスケ方は手にポンと拳を置き、スケルトン・ナイトになる、と言った。許さん。
「仕方ないな……小雪、やれ」
「はい!」
小雪がスラちゃんを投げる。
ピュウピュウと風を切りながら飛来してくるスラちゃんを見ながら、最後にもう一度骨太にならなくていいか問う。
「スケ方。骨太にならないか」
スケ方がため息(らしき何か)をついて、否定しようと首を横に振るその瞬間、飛来したスラちゃんがスケ方の頭に引っ付き、無理矢理首を縦に降らせる。
はい! 頷いた!!
というわけで進化ァ!
ぐ、ぐああああ、と悲鳴をあげながらスケ方は進化していく。自分が強くなることに喜んでいる叫びだろう。
そして進化が完了する。
「……な、なんか余分な骨が増えてねえか」
シクシクと膝を抱えて泣き出したスケ方は、玉座に座っていて背中に違和感があるのに気づいたようだ。
そう、進化したスケ方は美しい骨と何故か背中に余分な骨がくっついていた。
おいたわしや……
「ほれ、鏡」
街で買ってきた鏡(銀貨五枚)をスケ方に投げる。
地面に落とさないかちょっとヒヤッとした。
そして自分の姿をジーッと眺めていたスケ方は、突然目を輝かせ始めた(多分)。
背中に骨の翼が生えていることに気づいたのだろう。よかったね。
バサバサーッと翼を揺らして、空を飛ぼうとするスケ方。
まあそのスカスカの翼ではもちろん飛べず、地面に無様に落ちた。かわいそう。
【スキル】
『剣術Lv5』『飛行Lv0』『受け身』
【称号】
『骸の王の小さな欠片』『レアモンスター』『身体強度上昇』『生命を与えるは死せし者』
よしよし、スキルと称号が増えてきていいね。
よく分からないのはまあよく分からないままでいいだろう。スケ方もよく分からないけどカッコいいから特に気にしてない、って言ってるし。
【侵入者を確認】
「久しぶりに聞いたな」
どうやらもう冒険者が来たらしい。
これからは俺が思い浮かべているダンジョンにできるまでDPを貯めるため、適度に冒険者を殺して、宝を与えなければならない。
……そう考えると、今の俺のダンジョンは殺すことに重きを置きすぎてるな。
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